じゅうしょうきんむりょくしょう
重症筋無力症
概要
重症筋無力症とは、神経から筋肉へと信号がうまく伝わらず、力が入らなくなったり動けなくなる病気のこと。
症状
症状は状態から3つに分けられる。
全身型 | 四肢の筋肉に力が入らなくなり、歩くのをやめてしまう |
局所型 | 顔周りやのどなどの虚弱により、巨大食道症などを発症 |
劇症型 | 四肢の虚弱、呼吸筋の麻痺などから呼吸困難などへ繋がる |
検査・診断
病歴や触診、神経学的検査などに始まり、「血液検査、レントゲン検査、超音波検査、テンシロンテスト、抗AChR(アセチルコリン受容体)抗体測定、筋電図、筋生検」などから診断。
治療法
抗コリンエステラーゼ阻害剤であるピリドスチグミンという薬を用いることが多く、後天性の重症筋無力症においてはステロイド剤の投与も考えられる。
この情報の監修者
ライター/獣医師
北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。