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にゅうびきょう

乳び胸

概要

乳び胸とは、胸腔内に腸から吸収された脂肪をたくさん含んだリンパ液(乳び)が溜まってしまう病気のこと。

症状

初期は無症状のケースも多く、進行すると「元気消失、食欲不振、呼吸数の増加、開口呼吸、咳」などが見られる。

検査・診断

レントゲン検査で乳び胸水貯留の確認を行い、胸水の生化学的検査と細胞学的検査などから診断する。

治療法

呼吸が苦しく緊急性がある場合には、胸腔に針を刺して乳び胸水を抜去する。

内科治療も行った上で改善が見られない場合は、外科手術も検討されるが、治癒率は40%程度だと言われている。

この情報の監修者

監修者情報

西岡 優子

西岡 優子

ライター、獣医師

北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。

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