さいへるにあ
臍ヘルニア
概要
臍ヘルニアとは、本来閉じるべき臍(おへそ)が開いた状態になっており、腹腔内の脂肪や腸が飛び出てしまう症状のこと。いわゆる出べそという状態。
症状
通常、出べその状態でも押せば元に戻ることが多い。
その一方で、腸の一部が挟まり込んで押しても戻らないと、嵌頓(かんとん)といって痛みが出たり、吐き気や嘔吐に繋がることがある。
検査・診断
押して戻る場合には触診で終わることも多い。
押して戻らない場合には手術が必要になるケースもあるため、超音波検査やレントゲン検査などが行われる。
治療法
押して戻る場合には様子を見ることが多いものの、時間が経つにつれてヘルニア孔が大きくなるケースもあるため注意が必要。
押しても戻らない嵌頓(かんとん)の状態においては、ヘルニア孔を塞ぐための手術が行われる。