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どうちくせきかんしょうがい

銅蓄積肝障害

概要

銅蓄積肝障害(銅起因性肝炎)とは、何らかの原因により体から銅が排出されず、蓄積しやすくなる病気のこと。

症状

症状としては「体重減少、食欲不振、下痢、嘔吐、多飲多尿」などが見られる。

重症化すると、「黄疸、腹水、肝性脳症」といった症状を起こす場合もある。

検査・診断

診断には血液検査による肝酵素や肝機能の確認、超音波検査による肝臓の大きさや胆管の確認が行われる。

治療法

肝臓から銅を排除するためにはキレート剤の内服や、銅の吸収を阻害する亜鉛製剤を用いる、といった治療が行われる。

早期発見ができれば長生きすることも可能で、早期診断と早期治療が重要となる。

この情報の監修者

監修者情報

西岡 優子

西岡 優子

ライター、獣医師

北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。

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