ねこめんえきふぜんういるすかんせんしょう
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)
概要
猫免疫不全ウイルス感染症とは、猫免疫不全ウイルス(Feline Immunodeficiency virus:FIV)の感染により、免疫が正常に働かなくなる病気のこと。別名「猫エイズ」とも呼ばれている。
症状
初期では以下のような症状が見られるようになる。
- 発熱
- 下痢
- リンパ節の腫れ
- 食欲不振
数年程度をかけて症状が進行していくと、以下のような症状が見られるようになる。
- 貧血
- 口内炎
- 鼻炎
- 腫瘍
- 体重減少
さらに症状が進行し、余命数か月となると以下のような症状が見られるようになる。
- 著しい体重減少
- 日和見感染
原因
猫免疫不全ウイルスに感染している猫との接触(ケンカ、噛む)によって感染する。
治療法
現在のところ有効な治療法はまだ確立されていないため、症状を緩和させる対症療法が主流となる。