愛犬や愛猫を飼っている人は旅行を計画するとき、一緒に連れて行くのか、どこかに預けるべきなのか迷うこともあるでしょう。
そこで今回は、愛犬・愛猫をお世話している方に対し、旅行に関するアンケート調査を行いました。
旅行に連れて行く・行かない理由をはじめ、預けるときの預け先、旅行の移動手段や宿泊先で重視することなどをまとめました。
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目次
愛犬・愛猫を旅行に連れて行く・行かない人の割合
旅行に愛犬・愛猫を連れていくのか調査したところ、全体の33.6%が「連れて行かない」、22.3%が「旅行に行かない」という結果になりました。
今ではペットと一緒に宿泊できる場所が多く存在するものの、約55.0%の方が愛犬・愛猫と一緒に旅行はしないということがわかります。
一方で、「毎回、一緒に連れて行く」という方は18.8%、「たまに連れて行く」という方は25.4%ほど。
約44.0%の飼い主さんが、愛犬・愛猫を連れて行く前提で旅行を計画していることがうかがえます。
男女・未既婚で大きな差はない
性別で見ると男女共に愛犬・愛猫を「連れて行かない」割合が最も高いです。
次いで男性は27.5%が「たまに連れて行く」、女性は25.4%が「旅行に行かない」となっています。
未既婚では各回答の割合に大きな差はないものの、既婚者の「連れて行かない」は35.8%と目立つ結果になりました。
50代以上は連れて行かない割合が突出
年代別の「毎回・たまに連れて行く」と回答した割合は、若年層から高齢層になるにつれて、約20.0%~約15.0%と減少傾向に。
「旅行に行かない」と回答した割合は、若年層から高齢層になるにつれて、約15.0%~約30.0%と増加傾向となっています。
また、「連れて行かない」と回答した割合は50歳~60歳以上で急激に増加し、40.0%を超える結果となりました。
愛犬・愛猫のストレスを懸念して旅行に連れて行かない人が大多数
愛犬・愛猫を旅行に「連れて行かない」と回答した方に、その理由が何なのかを調査しました。
もっとも多かったのが「ペットへのストレスが心配」で全体の31.8%を占めています。
数時間以上の移動や違う環境で過ごすことによって、愛犬・愛猫にかかるストレスを心配する飼い主さんが多いことがわかります。
続いて2位が「行動が制限されるため」27.1%となりました。
宿泊先がペット同伴可でも、観光する場所がペット不可であるといった背景が考えられるでしょう。
男女別で大きな差があり
愛犬・愛猫を旅行に連れて行かない理由を男女別で見た結果です。
男性は「ペットへのストレスが心配」、「行動が制限されるため」、「旅行先にペットが泊まれる施設がない」の3つがそれぞれ約25.0%ほどとなっています。
男性の場合は愛犬・愛猫のストレスを気にすると同時に、旅先で一緒に快適に過ごせるかプランニングする傾向にあることから回答比率が分散しているのかもしれません。
一方で女性は「ペットへのストレスが心配」が突出し、39.1%を占めています。
全体で見ると大きな差はありませんが、女性の方がより愛犬・愛猫へのストレスを気にしていることがわかります。
20代~50代はペットのストレス、60代以上は行動の制限
年代別で見てみると、20代~50代は「ペットへのストレスが心配」と回答した人が30%~35%ほどと多くを占めています。
全体の結果では「ペットへのストレス」、「行動制限」の順に割合が高いですが、30代と50代では「旅行先にペットが泊まれる施設がない」の回答が30.0%近くあり2位となっています。
60代以上は若年・中年層と異なり、回答が多い順に「行動制限」、「ペットへのストレス」という結果に。
愛犬・愛猫を旅行に連れて行かない理由は人それぞれ異なりますが、総合的に見るとペット同伴の旅行は敷居が高いと感じている飼い主さんが多い印象を受けました。
愛犬・愛猫を旅行に連れて行かないときの預け先トップは家族や友人
愛犬・愛猫を旅行に「連れて行かない」と回答した方を対象に、その場合の預け先について調査しました。
もっとも多かった預け先が34.1%の「家族・友人」。飼い主さんとの関係が近く、安心感があってお願いもしやすいため比率が多いのは当然でしょう。
続いて22.2%の「ペットホテル」。施設によってサービス内容は異なるものの、預かり専門業者で利便性も高まっていることから一定の利用者がいると予想できます。
一方で信頼度が高そうな動物病院の割合が17.9%とやや低い結果に。預かりサービスがない(ペットホテル併設ではない)動物病院も多々あるためでしょう。
また、ペットのお世話を代行してくれるペットシッターは7.0%と非常に少なく、知らない人を自宅に入れることに抵抗があるのが主な理由だと考えられます。
性別によって預け先の割合に差があり
男性は「家族・友人」がもっとも多く、続いて「ペットホテル」と「動物病院」が同じ割合に。
女性でもっとも多かったのは「家族・友人」で、続いて「ペットホテル」、「動物病院」という順番になっています。
男女で大きく差が出たのが「家族・友人」で、男性が29.2%なのに対し女性は42.4%と抜きん出ており、13.2%の開きがあります。
また「動物病院」と回答した女性は11.8%と少なく、ペットの預け先として動物病院をあまり視野に入れていないことがわかりました。
年代別ではペットホテルの割合も高め
20代、50代は「家族・友人」と「ペットホテル」の割合が共に約20.0%~30.0%という結果に。
それに対し30代、40代、60代では「家族・友人」が大多数を占めており、約30.0%~40.0%の割合を占めています。
続いて「動物病院」が約15.0%~20.0%となっており、年代が上がるごとに利用率が高くなっていることがわかりました。
愛犬・愛猫を連れて旅行に行く平均回数は年1~2回
愛犬・愛猫を「毎回、一緒に連れて行く」、「たまに連れて行く」と回答した方を対象に、年に何回ぐらい旅行に行くのか調査しました。
年に「1回」が38.1%、年に「2回」が33.2%で、合計すると約70.0%を占めていることがわかっています。
年平均の回数なので、必ず毎年2回行くというわけではなく、多くても年に2回といった方も多くいるでしょう。
ペットと一緒に旅行をすることは、それなりにハードルが高いため、頻繁に旅行をするのは難しいと考えている方が一定数いると考えられます。
旅行に「5回以上」行くと回答した方は、わずか6.9%でした。
性別で大きな差はなし
愛犬・愛猫と同伴の旅行回数は、男女別で見るとほとんど差がありません。
年に「1回」、「2回」が約30.0%~40.0%と大半を占めています。
差があったのは「3回」の回答。男性が22.4%、女性が14.0%と約10.0%の差がありました。
20代は2回、50代は1回が多数
年齢別では20代の「2回」が44.4%、50代の「1回」が55.9%と突出した結果に。
「2回」、「3回」は年齢層が上がるにつれて減少傾向に、「1回」は年齢層が上がるにつれて増加傾向にあるのがわかります。
20代においては「4回」と回答した方はいませんでしたが、「5回以上」と回答した方が11.1%もおり、年代別では最多となっています。
長期休みがある大学生の方などが含まれていることが考えられるでしょう。
愛犬・愛猫を連れて旅行に行く理由はトップは家族と考えているから
愛犬・愛猫を連れて旅行に行く理由の調査結果では、「ペットは家族だから」が33.9%、続いて「ペットとの思い出を作りたい」が28.9%という結果になりました。
全体の約60.0%の方が、旅行は自分(飼い主さん)だけではなく愛犬・愛猫と一緒に楽しむべき、と考えていることが伝わってきます。
男女別で見るとほぼ同じ結果に
男女共に「ペットは家族だから」、「ペットとの思い出を作りたい」の2つが大部分を占めています。
どの理由においてもほとんど差がなく、大きくても1.6%の差となっています。
20代は思い出作り、60代以上は家族だから
どの年代においても、「ペットは家族だから」の割合がおよそ30.0%~40.0%と多くを占めており、最多は60代以上です。
「ペットとの思い出を作りたい」は若年層ほど割合が大きく20代が37.9%で、60代以上の17.7%と比べると20.2%もの差があります。
対して「留守番や預けるのは可哀そうだから」は高齢層に行くほど割合が多くなり、60代以上では27.4%に。
20代の10.4%と比較すると17%もの差があり、自分(飼い主さん)と愛犬・愛猫が離れてしまうことに抵抗を感じることがうかがえます。
愛犬・愛猫との旅行での移動手段は半数が自家用車
旅行といえば県外であることがほとんど。それなりに長時間、長距離の移動になります。
愛犬・愛猫との旅行での移動手段を調査したところ、群を抜いてトップになったのは「自家用車」で、約50%と大半を占める結果に。
続いて多いのが「レンタカー」の15.6%。事前予約などいくつかの条件はあるものの、ペット可のレンタカーは多数あります。
軽自動車で24時間あたり5,000円~7,000円と、リーズナブルな価格で借りられることもあって一定数の利用者がいるのでしょう。
そのほかの移動手段はわずか10.0%前後。
「飛行機」や「フェリー」は、手続きだけでなく飼い主さん自身の移動もやや大変であるため、利用者が少ないと考えられます。
20代~30代はレンタカーの利用率も高い
どの年代でもやはり「自家用車」が非常に多いことがわかります。
しかし20代と30代は、レンタカーの割合も約20.0%とやや多めです。
レンタカーの手続きや借りに行くことは、意外と手間に感じておっくうになるものですが、20代・30代はそれほど腰が重くないのかもしれません。
20代と30代はタクシーや電車が13%程度と、公共交通機関の利用者も一定数いることがわかります。
50代以上は自家用車が圧倒的
50代以上は圧倒的な割合で「自家用車」で80.0%越しという結果に。
対してそのほかの移動手段はすべて10.0%を切っています。
レンタカーも公共交通機関も、使用する人は非常に少ないということがわかりました。
宿泊先で重要視するのは宿泊先の愛犬・愛猫の行動制限がないこと
最後に「愛犬・愛猫との旅行の宿泊先で、もっとも重視すること」をアンケート調査した結果をお伝えします。
最多は「客室内でペットの行動制限がないこと」の32.0%です。
次に「館内でペットの行動制限がないこと」の18.6%、「ペットサービスの充実(食事、動物病院、ドッグラン、温泉など)」が14.6%です。
宿泊施設によって、客室内・館内共に愛犬・愛猫の行動範囲やルール(条件)、ペットサービスは大きく異なります。
これら上位の回答から、自分(飼い主さん)よりもペットが楽しく過ごせることを意識して宿泊先を選んでいることがわかります。
20代では館内のペットの行動制限
年代別に見ると、全体での割合とは違った結果になっています。
20代は「館内でペットの行動制限がないこと」が38.9%と、非常に大きな割合を占めていることがわかります。
続いて「人間の食事内容」も27.8%と、こちらも年代別でトップの割合に。
40代は「館内でペットの行動制限がないこと」が35.9%、50代では「館内でペットの行動制限がないこと」と「ペットサービスの充実」が共に26.5%。
年代によって、宿泊先で重要視する内容が大きく異なることがわかりました。
60代以上は客室内のペットの行動制限
60代以上は「館内でペットの行動制限がないこと」が、断トツのトップで45.7%の割合に。
次位が「ペットサービスの充実」で17.1%となっています。
「館内でペットの行動制限がないこと」は8.6%と非常に少ないことから、客室内でゆっくり愛犬・愛猫と過ごしたいと考える方が多いのだろうと想像できます。
まとめ
旅行には、愛犬・愛猫を一緒に連れて行く方もいれば、連れて行かない方もいることがわかりました。
やはり愛犬・愛猫にとって知らない環境に行くことは、大きな負担や不安を与える可能性が高いです。
そのため、本当は一緒に旅行に行きたいけど断念している、という方も多くいる印象を受けました。
ペット同伴で宿泊できる施設は増加傾向にあるものの、さまざまな事情や生活環境を考えると、なかなか実行に移すのは難しいかもしれません。
旅行に行く場合は、事前に移動時間や宿泊先の情報などをしっかりと調べ、愛犬・愛猫の負担を軽減することを第一に計画してあげてくださいね。
調査概要
調査手法 | インターネットでのアンケート |
調査対象 | 犬・猫を飼っている全国の男女 年齢25歳以上 |
調査期間 | 2023年12月1日~2023年12月5日 |
集計対象人数 | 560人 |
この記事の執筆者
nademo編集部
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