犬に大根を与えてもいいのか、葉や大根おろしはどうなのか、疑問に思う飼い主さんもいるでしょう。この記事を読めば、犬に大根を与える際の安全性について詳しく分かります。
大根の栄養やメリット、根・葉・皮など部位別の与え方、適量や注意点、アレルギーの可能性、さらには簡単な手作りレシピまで網羅的にご紹介。
結論として、大根は基本的に犬に与えても安全な食材ですが、与え方や量には注意が必要です。愛犬の健康のために、正しい知識を身につけましょう。
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目次
結論 犬は大根を食べても大丈夫?

愛犬に人間と同じ食べ物を与える際、それが安全かどうかは飼い主さんにとって非常に気になる点でしょう。
「犬に大根を与えても良いのだろうか?」という疑問は、多くの飼い主さんが抱くものです。
ここでは、まず結論として犬に大根を与えることの安全性と、特に注意が必要なケースについて解説します。
基本的に犬への大根は安全
結論から言うと、大根は犬にとって中毒を引き起こすような成分は含まれておらず、基本的には与えても安全な野菜です。
水分が豊富で低カロリーなため、おやつや食事のトッピングとして少量を取り入れることができます。
少量与える分には特に問題ありませんが、大根自体は辛味のあるものなので、進んで食べたがる子はいないでしょう。
ただし、これは健康な成犬の場合であり、与え方や量には注意が必要です。どんな食べ物でも、初めて与える際は少量から様子を見ることが大切です。
注意が必要な犬について
大根は多くの犬にとって安全ですが、以下のような特定の健康状態にある犬や、老齢の犬に与える際には特に注意が必要です。
与える前にかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
注意が必要な犬のタイプ | 主な理由と注意点 |
---|---|
消化器系が弱い犬(下痢や嘔吐をしやすい犬) | 大根には食物繊維が含まれています。 適量であれば便通改善に役立つこともありますが、消化能力が低い犬や、一度にたくさん食べると消化不良を起こしがち。 下痢や嘔吐の原因となる可能性があります。 |
甲状腺疾患のある犬(特に甲状腺機能低下症) | 大根を含むアブラナ科の野菜には、「ゴイトロゲン」という物質が含まれています。 ゴイトロゲンは、大量に摂取すると甲状腺ホルモンの生成を阻害する可能性があると言われています。 甲状腺に疾患を持つ犬に与える場合は、必ず事前に獣医師に相談してください。 なお、ゴイトロゲンは加熱によってその作用が弱まるとされています。 |
アレルギー体質の犬 | 大根に対するアレルギーを持つ犬は稀ですが、可能性はゼロではありません。 他の食物アレルギーを持っている犬や、アレルギー体質の犬に初めて大根を与える際は、ごく少量から始めましょう。 皮膚のかゆみ、発疹、下痢、嘔吐などのアレルギー症状が出ないか注意深く観察してください。 |
子犬や老犬 | 子犬は消化器官がまだ十分に発達しておらず、老犬は消化機能が衰えている場合があります。 これらの犬に大根を与える際は、消化しやすいように加熱し、細かく刻むなどして、ごく少量から与えるようにしましょう。 |
上記に当てはまらない健康な犬であっても、個体差によって大根が体に合わない可能性はあります。
愛犬の体調や便の状態をよく観察し、異変が見られた場合はすぐに与えるのを中止し、必要であれば獣医師の診察を受けましょう。
犬に大根を与えるメリット

シャキシャキとした食感が楽しめる大根は、犬にとっても嬉しいメリットがたくさんある野菜です。
普段の食事やおやつに取り入れることで、愛犬の健康維持に役立つ効果が期待できます。
大根に含まれる栄養素と犬への効果
大根には、犬の体にとって有益な栄養素がいくつか含まれています。それぞれの栄養素がどのような働きをするのか見ていきましょう。
栄養素 | 犬への主な効果 |
---|---|
ジアスターゼ・アミラーゼなどの消化酵素 | でんぷんなどの炭水化物の消化を助け、胃腸への負担を和らげる働きがあります。 特に、消化機能が未熟な子犬や衰えがちなシニア犬のサポートに繋がります。 |
ビタミンC | 体のサビつきを防ぐ抗酸化作用を持ち、免疫力の維持や皮膚・粘膜の健康維持をサポートします。 ストレス軽減にも役立つと言われています。 |
カリウム | 体内のナトリウム(塩分)とのバランスを保ち、余分な塩分を排出するのを助けます。 細胞の浸透圧を調整したり、神経や筋肉の正常な機能を保ったりする役割も担っています。 |
食物繊維 | 腸の動きを活発にし、便通を整える働きがあります。 腸内環境を良好に保つことは、全身の健康維持に不可欠です。 |
水分 | 大根は約95%が水分で構成されています。 そのため、食事やおやつから手軽に水分を補給することができます。 |
これらの栄養素が複合的に働くことで、愛犬の健康を多方面からサポートしてくれます。
ただし、消化酵素やビタミンCは熱に弱い性質があるため、生のまま与えるか、加熱しすぎないように調理方法を工夫することが大切です。
大根で犬の健康に期待できること
大根を食事に取り入れることで、具体的に以下のような健康効果が期待できます。
まず、消化酵素の働きにより、食べ物の消化吸収がスムーズになり、胃腸の負担軽減に繋がります。食欲が落ちているときや、胃腸がデリケートな犬にとって、消化を助ける食材として役立つでしょう。
次に、豊富な水分含有量により、水分補給のサポートが期待できます。特に、あまり水を飲みたがらない犬や、夏場など脱水が心配な時期に、おやつとして少量与えることで水分摂取量を増やす助けになります。
また、食物繊維が腸内環境を整え、便秘の予防や改善に役立ちます。お腹の調子を整えることは、免疫力の維持にも繋がる大切な要素です。
さらに、大根は非常に低カロリーな野菜です。そのため、体重管理が必要な犬やダイエット中の犬でも、罪悪感なく与えられるおやつになります。カロリーを抑えながら満足感を与えたい場合に適しています。
部位別 犬への大根の与え方

大根は部位によって含まれる栄養素や食感、辛味などが異なります。愛犬に与える際は、それぞれの部位の特徴を理解し、適切な方法で与えることが大切です。
ここでは、大根の根、葉、大根おろし、皮の与え方と注意点、そして与えてはいけない加工品について解説します。
大根の根 白い部分の与え方
一般的に「大根」として私たちがよく食べる白い根の部分は、犬に与えても基本的には問題ありません。
水分が豊富で、消化を助ける酵素も含まれています。ただし、与え方にはいくつかのポイントがあります。
生で与える場合の犬への注意点
生のまま大根を与えることには、加熱によって失われやすい酵素を摂取できるというメリットがあります。しかし、注意点もいくつかあります。
まず、大根には「イソチオシアネート」という辛味成分が含まれています。特に先端部分に多く含まれるため、犬によっては刺激を感じたり、胃腸の負担になったりすることがあります。初めて生で与える際は、辛味の少ない葉に近い部分を選び、ごく少量から試してみましょう。
また、生のままだと硬さがあり、消化しにくい場合があります。特に子犬や老犬、消化器官が弱い犬には注意が必要です。与える際は、細かく刻んだり、すりおろしたりして、消化しやすい形状にしてあげると良いでしょう。
加熱する場合の犬への注意点
大根を加熱すると、辛味成分が和らぎ、食感も柔らかくなるため、犬にとって食べやすく、消化しやすくなります。消化器官への負担を考えると、加熱して与えるのがより安全な方法と言えるでしょう。
加熱方法としては、茹でるか蒸すのがおすすめです。油を使った調理は犬にとって脂肪分の摂りすぎになる可能性があるため避けましょう。もちろん、人間用の味付けは一切不要です。塩、醤油、だしなども犬にとっては過剰な塩分や不要な成分となるため、味付けはせず、素材そのものの味で与えてください。
加熱後は、犬が火傷をしないように、必ず人肌程度に冷ましてから与えましょう。大きさは、喉に詰まらせないように、愛犬の体格に合わせて小さくカットしてあげてください。
犬に大根の葉は与えても良いか
大根の葉には、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれており、栄養価が高い部分です。犬に与えても良い食材ですが、与える際には注意が必要です。
大根の葉には「シュウ酸」が含まれています。シュウ酸は、大量に摂取すると尿路結石の原因になる可能性があると言われています。そのため、与える際は必ず茹でてアク抜き(シュウ酸を減らす)を行ってください。茹でた後、水気をしっかり絞り、細かく刻んでから与えましょう。
また、葉物野菜は農薬が残りやすいとも言われます。与える前には、流水でしっかりと洗いましょう。無農薬や減農薬のものを選ぶとより安心です。
犬に大根おろしは大丈夫か
大根おろしも犬に与えることができます。すりおろすことで消化酵素(ジアスターゼなど)が働きやすくなり、消化を助ける効果が期待できます。食欲がないときや、消化不良気味のときに少量与えてみるのも良いかもしれません。
ただし、大根おろしは辛味成分が強く感じられることがあります。特に大根の先端部分を使うと辛味が強くなります。与える場合は、辛味の少ない葉に近い部分を使うか、少量から試して愛犬の様子をよく観察しましょう。
辛味が気になる場合は、少し水にさらして辛味を和らげる方法もあります。
また、大根おろしは水分量が多いため、与えすぎると下痢の原因になることもあります。少量にとどめ、与えすぎには注意してください。
犬に大根の皮は与えても良いか
大根の皮のすぐ内側にはビタミンCなどが含まれていると言われています。しかし、皮自体は硬く、犬にとっては消化しにくい部分です。また、農薬が残留している可能性も考えられます。
もし与える場合は、無農薬栽培の大根を選び、皮をよく洗うことが前提となります。そして、そのまま与えるのではなく、細かく刻んだり、加熱して柔らかくしたりするなどの工夫が必要です。
消化への負担を考えると、無理に皮を与える必要はないでしょう。基本的には、皮をむいて与える方が安心です。
与えてはいけない大根加工品 たくあんなど
人間用に加工された大根製品は、犬に与えてはいけません。代表的なものとして、以下のようなものが挙げられます。
- たくあん:塩分や糖分、着色料などの添加物が多く含まれており、犬の健康を害する可能性があります。
- 切り干し大根(味付けされたもの):人間用に味付けされた煮物などは、塩分や糖分が過剰です。
- 漬物全般(べったら漬け、千枚漬けなど):塩分や酢、糖分、香辛料などが使われており、犬には適しません。
これらの加工品は、犬にとって塩分過多や肥満、その他の健康問題を引き起こすリスクがあります。
犬には味付けされていない、新鮮な大根そのものを適切な方法で与えるようにしましょう。
犬に大根を与える際の注意点

犬にとって大根は基本的に安全な食材ですが、与える際にはいくつかの注意点があります。
愛犬の健康を守るために、以下のポイントをしっかり確認しましょう。
犬の大きさ別 大根の適量
犬に大根を与える場合、その量は犬の体重や体格に合わせて調整する必要があります。
大根は水分が多く、カロリーは低いですが、与えすぎは消化不良や栄養バランスの偏りを招く可能性があります。おやつやトッピングとして与える場合、1日の総摂取カロリーの10%程度に留めるのが理想的です。
以下は、犬の体重別の1日に与える大根の目安量です。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個々の犬の年齢、運動量、健康状態、消化能力によって適切な量は異なります。
犬の大きさ(体重目安) | 1日に与える大根の目安量 |
---|---|
超小型犬(~4kg) | 小さじ1杯程度まで |
小型犬(~10kg) | 小さじ2杯程度まで |
中型犬(~25kg) | 大さじ1~2杯程度まで |
大型犬(25kg~) | 大さじ2~3杯程度まで |
上記は加熱した大根の場合の目安です。生のまま与える場合は、消化への負担を考慮し、さらに少量から試してください。
初めて与える際や、消化器系の弱い子、持病のある子については、さらに少量にするか、事前に獣医師に相談することをおすすめします。
大根の与えすぎによる犬へのリスク
体に良いとされる大根も、与えすぎてしまうと犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には以下のようなリスクが考えられます。
消化器系の不調
大根には水分と食物繊維が豊富に含まれています。適量であれば便通改善に役立ちますが、過剰に摂取すると消化不良を起こし、下痢や嘔吐、腹痛の原因となることがあります。
特に生のまま大量に与えると、消化管への負担が大きくなります。
栄養バランスの偏り
大根ばかりをたくさん食べてしまうと、主食であるドッグフードを食べる量が減り、犬に必要なタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足してしまう可能性があります。
おやつやトッピングは、あくまで食事全体のバランスを考えて与えることが大切です。
甲状腺機能への影響の可能性
大根などのアブラナ科の野菜には、「ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)」と呼ばれる成分が含まれています。
この成分は、ヨウ素の吸収を阻害し、甲状腺ホルモンの生成に影響を与える可能性があります。健康な犬が通常の量の大根を食べる分には問題ないとされていますが、甲状腺疾患を持つ犬や、極端に大量の大根を長期間与え続けることは避けた方が良いでしょう。
心配な場合は獣医師に相談してください。
シュウ酸による結石のリスク
特に大根の葉には「シュウ酸」が多く含まれています。シュウ酸を過剰に摂取すると、体内でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウム結石の原因となる可能性があります。
結石の既往歴がある犬や、尿路系のトラブルを起こしやすい犬には、葉の部分を与えるのは控えめにし、根の部分を与える際も与えすぎないように注意が必要です。
犬の大根アレルギーの可能性
犬にも人間と同じように食物アレルギーが存在します。大根に対するアレルギーは比較的稀であると考えられていますが、可能性が全くないわけではありません。
アレルギー体質の犬や、特定の食べ物でアレルギー反応を起こしたことがある犬に初めて大根を与える際は、特に注意が必要です。
大根を食べた後に、以下のような症状が見られた場合は、アレルギー反応の可能性があります。
- 皮膚のかゆみ、赤み、発疹、脱毛
- 下痢や嘔吐
- 目の充血、目やに
- 口の周りや顔の腫れ
- 元気がない、食欲不振
- くしゃみや咳
もし、これらの症状が見られた場合は、すぐに大根を与えるのを中止し、動物病院を受診してください。
どの食材が原因かを特定するためにも、初めて与える際は少量にし、他の新しい食材と同時に与えないようにすることが重要です。
獣医師には、いつ、何を、どのくらいの量与えたか、そしてどのような症状が出たかを詳しく伝えましょう。
初めて犬に大根を与える際のポイント
愛犬に初めて大根を与える際には、以下の点に注意して、安全に進めましょう。
少量から試す
まずは、アレルギー反応や消化不良が起きないかを確認するため、ごく少量(指先に乗る程度や、小さじ半分以下など)から与え始めます。
体調の良いときに与える
下痢や嘔吐をしている時など、犬の体調が優れないときには、新しい食材を与えるのは避けましょう。
消化機能が正常で、元気な時に試すのが基本です。
加熱したものを細かくする
生のままでも与えられますが、消化への負担を考えると、最初は加熱したものを与える方が安心です。
柔らかく茹でたり蒸したりした大根を、喉に詰まらせないように細かく刻むか、すりつぶして与えましょう。
加工されていないものを選ぶ
味付けされた漬物(たくあんなど)や、人間用に調理された大根料理は、塩分や糖分、香辛料などが犬にとって過剰であり、健康を害する可能性があるため絶対に与えないでください。
与えるのは、味付けをしていないプレーンな大根のみです。
食後の様子を観察する
与えた後、数時間から1日程度は、愛犬の様子を注意深く観察しましょう。
特に、前述したアレルギー症状(皮膚のかゆみ、下痢、嘔吐など)が出ていないかを確認してください。
他の新しい食材と混ぜない
万が一、アレルギー反応や体調不良が起きた場合に、原因を特定しやすくするため、初めて大根を与える日は、他の新しい食材を同時に与えないようにしましょう。
これらのポイントを守り、愛犬の体調を最優先に考えながら、少しずつ大根に慣らしていくことが大切です。何か心配なことがあれば、自己判断せず、かかりつけの獣医師に相談するようにしましょう。
犬が喜ぶ 大根を使った手作りレシピ

大根は犬にとって安全な食材であり、手作り食やおやつの材料としても活用できます。ここでは、愛犬が喜んでくれるような、大根を使った簡単で栄養価の高いレシピを2つご紹介します。
手作り食は、愛犬の健康状態や好みに合わせて調整できる点が魅力ですが、与える量や頻度には注意が必要です。
簡単 加熱大根スティック
おやつやトレーニングのご褒美にぴったりな、シンプルな大根スティックです。
加熱することで大根特有の辛みが和らぎ、消化しやすくなるため、犬にも安心して与えられます。
材料
材料名 | 分量 | 備考 |
---|---|---|
大根 | 愛犬の大きさに合わせた適量(例:小型犬なら1-2cm角を数個) | 白い根の部分を使用します。 |
水 | 大根が浸る程度 | 茹でる、または蒸すために使用します。 |
作り方
① 大根の皮を厚めにむき、愛犬が喉に詰まらせない程度の大きさのスティック状、またはサイコロ状に切ります。特に小型犬や老犬には、小さめにカットしてあげると良いでしょう。
② 鍋に大根と水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして、大根が柔らかくなるまで10分~15分ほど茹でます。または、蒸し器で同様に柔らかくなるまで蒸しても構いません。
③ 茹で上がったら(または蒸し上がったら)、ザルにあげて水気を切り、必ず人肌以下に冷ましてから与えてください。熱いまま与えると、犬がやけどをしてしまう危険があります。
与える際のポイント
味付けは一切不要です。犬にとっては素材本来の味で、十分美味しく感じられます。
初めて与える場合は、ごく少量から試してみて、便の状態や体調に変化がないか観察しましょう。
おやつとして与える場合、1日の摂取カロリーの10%程度に留めるのが理想的です。
栄養満点 大根入り犬用ごはん
普段のドッグフードへのトッピングや、手作りごはんの具材として活用できるレシピです。大根だけでなく、他の野菜やタンパク質源と組み合わせることで、栄養バランスの取れた一品になります。
材料
材料名 | 分量(目安) | 備考 |
---|---|---|
大根 | 10g~30g程度 | 白い根の部分を使用。細かく刻むか、すりおろす。 |
鶏ささみ | 20g~50g程度 | 脂肪の少ない部位を選びます。皮は取り除きましょう。 他の肉(鶏むね肉、豚ヒレ肉など)や魚でも代用可能です。 |
にんじん | 5g~15g程度 | β-カロテンが豊富。細かく刻む。 |
ブロッコリー | 5g~10g程度 | ビタミン豊富。細かく刻む。 他の緑黄色野菜(かぼちゃ、小松菜など)でも良いでしょう。 |
水 | 材料がひたひたになる程度 | 煮込み用。 |
作り方
① 大根、にんじん、ブロッコリーは皮をむき、消化しやすいように細かくみじん切りにします。鶏ささみも筋を取り除き、小さくカットします。
② 鍋に全ての材料と水を入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にし、蓋をして野菜と肉が柔らかくなるまで15分~20分ほど煮込みます。
③ 具材が十分に柔らかくなったら火を止め、煮汁ごと冷まします。人肌以下の温度になったことを確認してから与えてください。
与える際のポイント
このレシピはあくまで一例です。愛犬の好みやアレルギーの有無に合わせて、食材の種類や量を調整してください。初めて使う食材がある場合は、少量から試すことが大切です。
普段与えているドッグフードにトッピングする場合は、フードの量を少し減らすなどして、カロリーオーバーにならないように配慮しましょう。
手作り食を主食とする場合は、栄養バランスが偏らないよう、動物栄養学の知識を持つ獣医師に相談することをおすすめします。
まとめ
犬に大根を与えることは、基本的に安全です。大根に含まれる消化酵素ジアスターゼやビタミンCは、愛犬の消化を助けたり、健康維持に役立つ可能性があります。
ただし、与える部位や調理法には注意が必要です。根の部分は生よりも加熱した方が消化しやすく、葉や皮を与える場合は細かく刻みましょう。
大根おろしも少量なら問題ありませんが、辛味の少ない中心部分を使うと良いでしょう。たくあんなどの加工品は塩分や添加物が多いため、絶対に与えないでください。与える際は少量から始め、愛犬の体調に変化がないかよく観察することが大切です。
この記事の執筆者
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