はいどうみゃくべんきょうさく
肺動脈弁狭窄
概要
肺動脈弁狭窄とは、肺動脈弁の開口部が狭くなり、右心室から肺動脈に向かう血流が妨げられる病気のこと。
症状
軽度~中程度の場合にはほとんど無症状のことが多く、重度になってくると運動を嫌がったり、疲れやすいという症状が見られるようになる。
呼吸困難や失神などが見られることもある一方で、重度でも明確な症状が見られないこともある。
検査・診断
心雑音を見つけることが重要になるため、聴診による身体検査が必要になる。
その他、胸部レントゲン検査や、心エコー検査などを行う。
治療法
軽度であれば特別な治療を必要とせず、健康的な子と同様の生活が可能で、狭窄による心臓の負担を軽減するための投薬が行われる程度。
肺動脈弁自体が狭くなっている場合には、バルーンカテーテルを入れて弁を広げる方法や、人工心肺を使って狭くなった肺動脈を広げる方法もある。