たまに出会えることのある「かぎしっぽ」を持つ猫は、実は幸運の証として知られています。
その理由はただ珍しいと言うだけではなく、世界各国でさまざまな言い伝えがあるからです。
遺伝として生まれることもあれば、事故や怪我などが原因となり、変形してしまうこともあるかぎしっぽ。
その全てが幸運というものでもありませんので、かぎしっぽを持つ猫の特徴や飼い方についてご紹介します。
この記事の結論
- かぎしっぽとは、しっぽの途中から折れ曲がっていたり、特徴的な形状をしている
- 遺伝や突然変異によって生まれることが多く、その一方で事故などによる可能性もある
- 「幸運を引っかけてくる」という意味合いを持ち、縁起の良い猫として知られている
- かぎしっぽの猫は愛されてきたため、性格面では愛情深い子がとても多い
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目次 [開く]
猫の「かぎしっぽ」ってどんなもの?

「かぎしっぽ」とは、猫のしっぽの先が曲がったり、途中で折れ曲がったりしている特徴的な形状を指します。
日本では「鍵のような形をしている」とされることからこの名前が付けられました。
英語では「crooked tail」や「kinked tail」と呼ばれることもあります。
かぎしっぽの猫は、日本だけでなく世界各地に存在し、特に東南アジアの国々やヨーロッパの一部でも多く見られます。
日本では「幸運を引っかけてくる」として縁起の良い猫とされることもあります。
かぎしっぽの特徴と見た目の違い
かぎしっぽの猫のしっぽは、通常のまっすぐな形とは異なり、先端が曲がっていたり、途中で折れたように見えたりするのが特徴です。
曲がり方には個体差があり、軽くカーブしているものから、くるっと巻いているもの、途中で「コブ」のようになっているものまでさまざまです。
しっぽの長さも個体によって異なり、長いものもあれば、短く丸まっているものもあります。
また、触ると関節が曲がっているような感触があることも。
これらの特徴は生まれつきのものであり、生活にはほとんど影響を与えません。
かぎしっぽの猫が生まれるのは遺伝や突然変異が要因
かぎしっぽは、主に遺伝によって生まれるとされています。
特定の遺伝子が影響し、親がかぎしっぽの場合、子猫もかぎしっぽになる確率が高くなります。
特に東南アジアや日本では、この特徴を持つ猫が多いことから、地域的な遺伝の影響があると考えられています。
また、突然変異によって偶然かぎしっぽになるケースもあり、これは胎児の成長過程で骨の形成に変化が起こることで発生します。
さらに、出産時や成長過程での外的要因(事故や怪我)が原因でしっぽが曲がることもありますが、生まれつきのかぎしっぽとは異なります。
かぎしっぽの猫の性格と行動の特徴

かぎしっぽの猫は、その見た目のユニークさだけでなく、性格や行動にも特有の傾向があるといわれることがあります。
ただし、科学的に「かぎしっぽだからこういう性格になる」と証明されているわけではなく、あくまで多くの飼い主の経験に基づいた傾向です。
日本では「幸運を引っかけてくる」と言われることから、かぎしっぽの猫は縁起が良く、特別な存在として大切にされてきました。
このため、人に対して親しみやすく、愛される性格を持つと考えられることが多いです。
かぎしっぽの猫は愛嬌のある性格が多い
かぎしっぽの猫は、一般的に愛嬌があり、人懐っこい性格を持つことが多いと言われています。
好奇心が強く、飼い主や家族に対して積極的に関わろうとする傾向があります。
甘えん坊な性格の個体も多く、膝の上に乗ったり、後をついて回ったりすることがあります。
また、少しやんちゃで遊び好きな一面を持つことも多く、おもちゃや動くものに興味を示し、活発に遊ぶことが好きです。
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、個々の猫の性格には個体差があります。
育った環境や遺伝的な要素によっても性格は大きく異なります。
他の猫と比べたときの行動の違いは遊び好きであること
行動面では、かぎしっぽの猫は比較的活発で、遊び好きな個体が多いとされています。
好奇心が強く、狭い場所に入り込んだり、高いところに登ることが好きな猫が多い傾向にあります。
また、飼い主とのコミュニケーションを積極的に取ろうとする猫が多く、呼ぶと返事をしたり、すり寄ってきたりすることもあります。
かぎしっぽの猫は、縁起の良い存在として可愛がられてきました。
そのため、人との関係が深くなることで、より甘えん坊な行動をとることが多いのだと想像できます。
一方で、個体によっては警戒心が強い場合もあり、慣れるまで時間がかかる猫もいます。
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猫のかぎしっぽは縁起がいい?世界各国の言い伝え

かぎしっぽの猫は、その独特な尾の形状から「幸運を引っかけてくる」として縁起の良いものと考えられることが多く、世界各地でさまざまな言い伝えが残っています。
特に、日本をはじめとするアジアやヨーロッパの国々では、かぎしっぽの猫が富や幸福をもたらすと信じられています。
一方で、地域によっては神秘的な力を持つ存在として見られることもあり、良い意味だけでなく、魔除けや霊的な存在としての解釈もあります。
こうした言い伝えは、各国の文化や歴史に根ざしており、現在でも多くの猫好きにとって特別な存在として認識されています。
日本でのかぎしっぽの猫の意味と幸運の象徴
日本では、かぎしっぽの猫は「幸運を引っかけてくる」とされ、縁起の良い猫として昔から親しまれています。
特に、漁師の家では「魚を引っかけてくる」と考えられ、豊漁を願う存在として大切にされることがありました。
また、商売繁盛をもたらすとも言われ、かぎしっぽの猫を飼うことで家や店に幸運が訪れると信じられています。
さらに、かぎしっぽの猫は魔除けの力を持つとも考えられており、家を悪霊や厄災から守る存在としても扱われてきました。
こうした言い伝えが広まった背景には、日本人の猫に対する信仰や、江戸時代から続く招き猫の文化が関係している可能性もあります。
海外でのかぎしっぽの猫にまつわる言い伝え
海外でも、かぎしっぽの猫は幸運をもたらす存在として知られています。
例えば、マレーシアやインドネシアでは、かぎしっぽの猫は特別な力を持つとされ、家に幸運をもたらすと信じられています。
特に、マレーシアでは「王族の猫」と呼ばれることもあり、かぎしっぽの猫を飼うことが高貴な行いとされていました。
ヨーロッパでは、かぎしっぽの猫は魔女と関係があるとされることもあり、スコットランドでは「魔法の力を持つ猫」として語られることがありました。
一方で、アメリカの一部の地域では、かぎしっぽの猫が「迷子になりにくい」という言い伝えがあり、道に迷わない幸運の象徴とされることもあります。
このように、世界各国でさまざまな解釈がなされており、かぎしっぽの猫は神秘的で特別な存在として扱われてきました。
かぎしっぽの猫の健康管理と注意点

かぎしっぽの猫は、一般的な猫と同じように健康を管理する必要がありますが、特有のしっぽの形状に関してはいくつか注意点があります。
特に、かぎしっぽが遺伝的な要因によるものであれば、骨の形成に異常がある可能性も考えられます。
また、しっぽが曲がっていることで神経に影響を及ぼすことはほとんどありませんが、まれに痛みを伴うケースもあります。
そのため、日常的にしっぽの状態を観察し、異常がないかをチェックすることが重要です。
かぎしっぽに異常がある場合は注意が必要
かぎしっぽそのものが病気を引き起こすことはほとんどありませんが、遺伝的な要因によって骨の形成に異常がある場合は注意が必要です。
たとえば、しっぽの骨が通常よりも短くなっていたり、関節が曲がっていたりすると、成長過程で影響が出ることがあります。
ただし、ほとんどのかぎしっぽの猫は健康に問題なく生活できるため、過度な心配は不要です。
また、しっぽを強く引っ張ったり、無理に伸ばしたりすると痛みを感じる場合があるため、過度な刺激を与えないようにしましょう。
加えて、しっぽをぶつけたり挟んだりする事故には注意が必要です。
猫はしっぽを使ってバランスを取るため、しっぽに負担がかかると動きに影響が出ることがあります。
かぎしっぽの猫を飼うときのケアのポイント
かぎしっぽの猫を飼う際には、基本的な健康管理に加えて、しっぽの扱いに注意することが重要です。
まず、しっぽを無理に触られることを嫌がる猫もいるため、無理に持ち上げたりしないようにしましょう。
特に小さな子どもがいる家庭では、猫のしっぽを強く引っ張らないように注意が必要です。
また、定期的にしっぽの状態をチェックし、痛みや腫れがないかを確認することが大切です。
その他の健康管理は、通常の猫と同様に、バランスの取れた食事や適度な運動、定期的な健康診断を心がけることが大切です。
特に、運動不足になると肥満になりやすいため、遊びの時間をしっかり確保してあげることがポイントです。
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かぎしっぽの猫を迎えたい!里親募集やブリーダー情報

かぎしっぽの猫を迎えたい場合、ペットショップやブリーダーから探す方法だけでなく、里親募集を利用する方法もあります。
かぎしっぽは特定の猫種ではなく、自然に発生する特徴のため、特定のブリーダーが繁殖を行っているケースは少なく、里親募集や保護猫の中から出会うことが多いです。
そのため、保護猫団体や動物愛護センターの情報をチェックするのもひとつの方法です。
迎え入れる際は、猫の健康状態や性格をしっかり確認し、最後まで責任を持って世話ができるかを考えることが大切です。
かぎしっぽの猫を探す方法と里親募集のポイント
かぎしっぽの猫を探す場合、まずは里親募集サイトや保護猫カフェ、動物愛護センターをチェックすると良いでしょう。
かぎしっぽは遺伝や突然変異によって生まれるため、特定の猫種として流通することは少なく、一般的な雑種の猫の中で見つけることが多いです。
里親募集では、猫の性格や健康状態をよく確認し、譲渡条件(完全室内飼い、定期的な健康診断、ワクチン接種の義務など)を守れるかどうかを慎重に検討しましょう。
また、里親として迎える際には、猫が新しい環境に慣れるまでゆっくりと距離を詰めていき、ストレスなく暮らせる環境を整えてあげてください。
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ペットショップやブリーダーでの探し方と注意点
ペットショップやブリーダーでかぎしっぽの猫を探す、というのは現実的にはとても難しいです。
というのも、かぎしっぽの猫は特定の猫種ではないため、純血種を専門に扱うブリーダーではあまり見かけることがありません。
そのため、ペットショップで偶然かぎしっぽの猫がいることもありますが、ブリーダーによる計画的な繁殖ではないことがほとんどです。
ペットショップでお迎えする場合は、猫の健康状態や飼育環境をしっかり確認し、信頼できる店舗を選ぶことが重要。
可能であれば、保護猫の里親募集を利用する方が、かぎしっぽの猫と出会える可能性が高く、命を救うことにもつながります。
まとめ|かぎしっぽの猫の魅力と暮らし方
猫のかぎしっぽは正常な状態とは言えないものの、古くから世界各国で親しまれてきました。
良い言い伝えが多いこともあり、また病気などの異常が多いということもないため、健康的な子も多いです。
身体的には特徴的な部分ではあるものの、特に心配しなければいけないということもありません。
お迎え時には注意したいポイントのひとつですが、適切なケアによってきっと長生きしてくれることでしょう。
この記事の執筆者
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