猫と一緒に暮らしていると、「うちの子、一日中寝てばかりいるけど、これって普通なのかな?」と心配になることがありますよね。
猫は本来、よく眠る動物ですが、その姿を見て「もしかしてどこか具合が悪いのかな?」と不安に思う飼い主さんは少なくありません。
この記事では、猫がなぜ長時間眠るのか、その理由をひも解きながら、寝てばかりいる場合に考えられる病気のサインや、見分けるためのチェックポイントを分かりやすく解説します。
愛猫の睡眠が健康なものか、それとも注意が必要なサインなのかを判断できるようになり、安心して猫との毎日を過ごせるようになります。
この記事の結論
- 猫は本来、多くの睡眠を必要とするが、その時間や質は成長段階によって異なるもの
- 寝てばかりいるのは病気のサインである可能性があり、貧血や腎臓病、関節炎が疑われることがある
- 猫の様子がおかしいと感じた際は、食欲や排泄物、睡眠時の姿勢などを観察すべき
- 環境の変化によるストレスが原因で活動量が減り、寝ている時間が増える場合がある
猫の睡眠時間はどれくらい?ずっと寝ているのは普通?

猫が一日中寝ている姿を見ると、まるで一日が睡眠で終わっているかのように感じることがありますよね。
猫は本来、非常に睡眠時間の長い動物です。野生の猫は獲物を捕らえるために多くのエネルギーを消費するため、そのエネルギーを温存するために長時間眠る習性があります。これは、狩りの成功率を上げるための本能的な行動といえます。
家猫になった今も、その習性は変わらず、一日の大半を睡眠に費やします。猫にとって寝ている時間は、体を休めるだけでなく、心身の健康を保つために非常に重要な時間なのです。
子猫、成猫、高齢猫で異なる平均睡眠時間
猫の平均睡眠時間は、その成長段階によって異なります。年齢を重ねるにつれて睡眠時間が増えていく傾向があるため、愛猫の年齢に合わせた睡眠時間を確認しておきましょう。
| 成長段階 | 平均睡眠時間 |
|---|---|
| 子猫 | 約20時間 |
| 成猫 | 約14~16時間 |
| 高齢猫 | 約18時間以上 |
このように、子猫や高齢猫は成猫よりも多くの睡眠時間を必要とします。子猫は成長のために、高齢猫は体力の衰えを補うために、それぞれ長時間眠る傾向にあります。
もし愛猫が「最近よく寝ているな」と感じたら、まずは年齢による自然な変化ではないか考えてみましょう。
猫の睡眠の質|ノンレム睡眠とレム睡眠
人間の睡眠に「浅い眠り」と「深い眠り」があるように、猫の睡眠にもノンレム睡眠とレム睡眠が存在します。
猫の睡眠時間の約7割は、いつでもすぐに動けるよう体を休めているだけの浅いノンレム睡眠です。このとき、猫はうとうとしながらも周囲の音や気配に敏感な状態にあります。
一方、残りの3割は、全身の筋肉が緩んで完全にリラックスした深いレム睡眠です。このときには、夢を見ているかのようにひげや手足がピクピクと動くことがあります。
猫が寝てばかりいるように見えても、実は熟睡している時間は意外に少ないのです。
なぜ猫は寝てばかりいるの?
猫が寝てばかりいるのには、いくつかの理由があります。
ひとつは、狩りの本能です。獲物を追いかけるためのエネルギーを温存するため、無駄な動きをしないようにしています。また、猫の睡眠は、体を休めるだけでなく、精神的な安定にもつながっています。
安心できる場所で眠ることは、ストレスを軽減し、心身をリフレッシュさせる効果があります。
ただし、寝る場所や寝相、睡眠時間には猫の個性や体調が表れるため、飼い主さんは日頃から愛猫の様子を観察しておくことが大切です。
もしかして病気?猫が寝てばかりな時に疑うべきこと

猫がずっと寝ているのが「単なる休息」なのか、それとも「体調不良のサイン」なのか、見分けるのは難しいものです。
普段より明らかに活動量が減り、食欲や排泄にも変化が見られる場合は、何らかの病気が隠れている可能性も考慮する必要があります。
猫は体調不良を隠すのが得意なため、寝てばかりいる以外に目立った症状がない場合でも、注意深く観察することが重要です。
寝てばかりいるのは病気のサインかも?
猫が寝てばかりいる場合、以下のような病気のサインである可能性があります。これらの病気は早期発見・早期治療が重要です。
貧血
貧血は、赤血球が減少し、全身に酸素を運ぶ機能が低下することで起こります。貧血の猫は、酸素不足からだるさを感じ、元気がなくなり、寝て過ごす時間が増えることがあります。
貧血が進行すると、歯茎や舌が白っぽくなる、食欲がない、呼吸が速いといった症状が見られます。
腎臓病
猫に多い腎臓病も、寝てばかりいる原因のひとつです。腎臓の機能が低下すると、体内の老廃物が排出できず、慢性的な倦怠感や吐き気をもたらします。
寝て過ごす時間が増えるほか、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲がないといった症状が併発します。
関節炎
高齢の猫に多く見られる関節炎は、関節の痛みやこわばりによって動きが億劫になり、寝ている時間が増えることがあります。
ジャンプをしなくなったり、歩き方が不自然になったりといった行動の変化も伴います。これらの症状は、老化によるものと見過ごされがちですが、痛みを和らげる治療を行うことで、生活の質を改善できます。
動物病院に行くべき状態の見極め方
愛猫が寝てばかりいるときに動物病院に行くべきか判断に迷うこともあるでしょう。以下の項目に当てはまる場合は、できるだけ早く獣医師に相談することをおすすめします。
- 39.5℃以上の発熱がある
- 呼吸が荒く、苦しそうにしている
- 水を飲まない、あるいは極端にたくさん飲む
- 何日もごはんを食べない
- ふらつき、痙攣、体の震えが見られる
これらの症状が一つでも見られた場合は、自己判断せずに獣医師に相談しましょう。
日頃から愛猫の睡眠時間や様子を観察し、少しでも「いつもと違う」と感じたときは、早めに専門家の意見を仰ぐことが大切です。
愛猫の様子がおかしいと感じたときに飼い主ができること

猫がずっと寝ているのが「いつもと違う」と感じたとき、飼い主さんがまずできることは、愛猫の様子を注意深く観察することです。
猫は不調を隠すのが非常に上手なため、寝てばかりいる以外のサインを見逃さないことが早期発見につながります。ここでは、自宅でできる簡単なチェックポイントをご紹介します。
睡眠時の姿勢やいびきをチェック
猫の睡眠時の姿勢やいびきは、体調を知るための重要な手がかりになります。
例えば、いつもと違う場所で丸まって寝ていたり、苦しそうに体を丸めている場合は、どこかに痛みや不調を抱えている可能性があります。
いびき
軽い鼻づまりや寝相によることもありますが、普段いびきをかかない猫がいびきをかいたり、いびきの音が大きかったりする場合は、呼吸器系の問題や肥満のサインかもしれません。
寝相
腹部を隠すように体を丸めて寝ているのは、不調や痛みがあるサインかもしれません。また、体を伸ばしてリラックスして寝ているか、緊張しているような寝相かどうかも確認しましょう。
これらの変化に気づいたら、猫の体に触れて熱がないか、痛みを感じる場所がないかを確認してみてください。
ごはんの量や排泄物の変化を確認
猫の健康状態を判断する上で、ごはんの量や排泄物の変化は最も分かりやすい指標の一つです。
猫が寝てばかりいると同時に、これらの変化が見られる場合は、病気の可能性を強く疑うべきです。
- 食欲の変化: いつもは食欲旺盛な猫がごはんをほとんど食べない、または逆に食べ過ぎている。
- 排泄物の変化: トイレに行く回数が減った、増えた、おしっこの量が変わった。下痢や軟便、血尿などがないか。
これらの変化は、腎臓病や糖尿病など、さまざまな病気の初期症状である可能性があります。日々の変化を記録しておくと、獣医師に相談する際に役立ちます。
元気がないのはストレスが原因?
病気ではないのに寝てばかりいる場合、精神的なストレスが原因である可能性も考えられます。猫は環境の変化に非常に敏感な動物です。
ストレスのサイン
隠れる時間が増える、グルーミングの回数が増える(毛が薄くなるほど舐める)、攻撃的になる、食欲不振になる、鳴き声が変わる。
ストレスの原因
- 引っ越しや模様替えなど、生活環境の変化
- 新しいペットや家族が増えたこと
- 飼い主とのコミュニケーション不足
猫のストレスを軽減するためには、安心して過ごせる場所を確保し、静かで落ち着いた環境を整えてあげることが大切です。
また、飼い主さんが積極的に遊びの時間を設け、スキンシップをとることもストレス解消につながります。
まとめ|寝てばかりな猫の健康をしっかり見守ろう
猫が一日中寝ているのは、必ずしも異常ではありません。それは猫本来の習性であり、休息やエネルギーを温存するための大切な時間です。
しかし、その「寝てばかりいる」という状態が、病気やストレスによるサインである可能性も十分にあります。
愛猫の健康を守るためには、日頃から睡眠時間や寝相、食欲、排泄物といった日々の変化を注意深く観察し、少しでも「いつもと違う」と感じたら、早めに獣医師に相談することが重要です。
愛猫の小さな変化に気づき、寄り添ってあげることで、彼らは安心して健やかな毎日を送ることができます。
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。





