赤と白の美しい毛並み、垂れた大きな耳、そして何より人懐っこく明るい性格が魅力的なウェルシュ・スプリンガー・スパニエル。
しかし、その愛らしい見た目とは裏腹に、元々は鳥猟犬として活躍してきた歴史を持ち、非常に高い運動能力と賢さを兼ね備えています。
「ウェルシュを迎えたいけど、どんな性格の子が多いの?」
「初めて犬を飼うけど、飼いやすい犬種かな?」
この記事では、そんな疑問を持つ方のために、ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの性格や特徴、正しい飼い方、しつけのポイント、そして注意すべき病気まで、幅広く解説します。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルとの暮らしをより豊かにするためのヒントがきっと見つかるはずです。
この記事の結論
- ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、賢く穏やかでしつけがしやすい犬種
- 元猟犬のため、毎日の十分な運動と知的な遊びが必須
- 垂れ耳や被毛の多さから、外耳炎や皮膚のケアが特に重要
- 遺伝的にかかりやすい病気を理解し、早期発見と予防を心がけるべき
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの基本情報
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、その美しい赤と白の毛並みと愛らしい表情で、多くの人々を魅了する犬種です。
しかし、その魅力は見た目だけにとどまりません。彼らは、人間と共に働くことを喜び、深い愛情を注いでくれる素晴らしいパートナーでもあります。
この犬種を家族に迎えるにあたり、まずはその歴史や身体的な特徴といった基本的な情報を知っておくことが大切です。
彼らが持つルーツを理解することで、その性格や行動の理由がより深く理解できるようになり、より良い関係を築くための第一歩となるでしょう。
陽気で活動的
家族への愛情が深い
吠えることがある
作業犬らしく運動量が豊富
その他情報
| 原産地 | イギリス |
| 犬種グループ | 8G:7グループ以外の鳥猟犬 |
| 大きさ | 中型 |
| 平均寿命 | 12歳~15歳 |
| なりやすい病気 | 股関節形成不全,肘関節形成不全,甲状腺機能低下症 |
| 参考価格 | 20万円~30万円 |
被毛
| 抜け毛 | 平均的 |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | レッド&ホワイト |
原産国と歴史
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、その名の通り、イギリスのウェールズ地方を原産とする犬種です。
彼らの歴史は非常に古く、14世紀から16世紀にかけて、鳥猟犬として活躍していました。特に、茂みの中に隠れている獲物を驚かせて飛び立たせる(スプリングアップさせる)役割を担っていたことから、「スプリンガー」という名前がつけられました。
19世紀後半には、イギリスのケネルクラブに公認され、愛玩犬としても人気を博すようになります。しかし、その忠実さと運動能力は、今もなお彼らの遺伝子の中にしっかりと受け継がれています。
平均的な体高・体重・寿命
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、中型犬に分類されます。筋肉質でがっしりとした体格を持ち、スタミナ豊富で運動が得意です。
| 項目 | 男の子 | 女の子 |
|---|---|---|
| 体高 | 約48cm | 約46cm |
| 体重 | 約18kg~25kg | 約16kg~23kg |
| 寿命 | 12~15歳 | 12~15歳 |
他の犬種と比較して、寿命は比較的長い傾向にあります。しかし、個体差や飼育環境、日々の健康管理によって大きく変わります。
健康で長生きしてもらうためには、子犬の頃から適切な食事管理と十分な運動、定期的な健康チェックを欠かさないことが重要です。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの性格と特徴

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、明るく陽気で人懐っこい性格で知られています。
その愛らしい見た目と穏やかな性格から、家庭犬として非常に人気があります。しかし、元々は狩猟犬だったため、高い知性と運動能力を併せ持っています。
彼らの性格や特徴を理解することは、一緒に暮らしていく上で非常に重要です。ここでは、ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの性格について、詳しく掘り下げていきましょう。
従順でしつけしやすい?
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、非常に賢く、飼い主に従順な性格を持っています。
これは、もともと人間と協力して狩りをしてきた歴史に由来するものです。そのため、しつけは比較的しやすく、初めて犬を飼う方にもおすすめです。
しかし、賢いがゆえに、一貫性のないしつけをされると混乱し、問題行動につながることがあります。子犬の頃から、褒めて伸ばすことを基本としたポジティブ・トレーニングを継続して行うことが大切です。
また、飽きっぽい一面もあるため、知的好奇心を刺激するような遊びを取り入れながら、楽しくしつけを進めていくと良いでしょう。
人懐っこく穏やかな性格
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、家族に対して非常に愛情深く、穏やかな性格をしています。
子どもや他のペットとも仲良くできる社交性も持ち合わせており、家庭犬として理想的なパートナーと言えます。
しかし、寂しがり屋な一面もあり、長時間一人にされることを嫌う傾向があります。もし留守番が長くなる場合は、知育玩具を与えたり、退屈しないような工夫をしてあげましょう。
他の犬や猫との相性
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、基本的に他の犬や猫とも仲良くできる社交的な性格を持っています。
しかし、元々が鳥猟犬だったため、小さな動物を追いかける本能が残っている場合があります。
特に、子猫や小動物を飼っている家庭では、トラブルにならないよう、子犬の頃からしっかりと社会化トレーニングを行い、他の動物に慣れさせておくことが重要です。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルに最適な飼い方

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、賢く穏やかな性格でしつけもしやすい反面、元来の運動能力や知的好奇心を満たしてあげる必要があります。
この特性を理解し、彼らに合った飼い方をすることで、問題行動を防ぎ、心身ともに健康な状態で過ごしてもらうことができます。
十分な運動量が必須!
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、運動をすることが大好きで、非常に豊富な運動量を必要とします。
1日2回、それぞれ1時間程度の散歩が目安です。ただ歩くだけでなく、広い公園で思い切り走らせたり、フリスビーやボール遊びを取り入れたりすると良いでしょう。
運動不足は、ストレスや肥満、問題行動の原因となりますので、天候が悪い日でも室内でボール遊びをするなど、体を動かす工夫をしてあげましょう。
知的な を取り入れたい
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、賢く、頭を使う遊びも大好きです。単調な散歩だけでは飽きてしまうことがあるため、知的好奇心を満たしてあげることが重要です。
- 宝探しゲーム:おやつやおもちゃを隠し、探させる遊びです。嗅覚を使い、頭も使うため、満足感を得られます。
- 知育おもちゃ:おやつを入れられる知育玩具は、一人で遊ぶ時間にも最適です。
- 新しい芸を教える:「お手」「お座り」だけでなく、少し難易度の高い芸を教えることで、脳への良い刺激になります。
これらの遊びは、運動能力だけでなく知性も満たし、彼らのストレスを軽減するのに役立ちます。
子犬期からしっかり社会化トレーニングを
賢く穏やかな性格ですが、子犬期に十分な社会化トレーニングを行わないと、臆病になったり、知らない人や犬に対して吠えたりすることがあります。
子犬期は、さまざまな物や音、人、犬に慣れさせるのに最適な時期です。
- 子犬教室への参加:他の子犬や飼い主さんと交流できる場に参加してみましょう。
- さまざまな場所に慣れさせる:人通りの多い場所、車が通る道、公園など、色々な環境に少しずつ慣れさせます。
- いろいろな音を聞かせる:掃除機やドライヤーの音、雷や花火の音など、日常生活で発生する音に慣れさせておきましょう。
早期に社会化トレーニングを行うことで、将来的に穏やかで社交的な犬に育ち、一緒に暮らす上でさまざまなトラブルを避けることができます。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルが注意すべき病気

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、比較的丈夫な犬種ですが、遺伝的にかかりやすい病気や、身体的な特徴から注意すべき病気がいくつか存在します。
これらの病気を事前に知っておくことは、早期発見と予防につながり、愛犬が健康で長生きするために非常に重要です。
ここでは、特に注意すべき代表的な病気について解説します。少しでも愛犬の様子がおかしいと感じたら、すぐに動物病院を受診するようにしてください。
股関節形成不全
股関節形成不全は、股関節の骨がうまくかみ合わずに、炎症や痛みを引き起こす遺伝性の疾患です。大型犬によく見られますが、ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルのような中型犬でも発症することがあります。
- 立ち上がるのを嫌がる
- 散歩中に座り込む
- 階段の昇り降りを嫌がる
- 後ろ足を引きずるように歩く
これらの症状が見られた場合は、病気が進行している可能性があります。子犬の頃から適切な栄養管理を行い、激しい運動を避けることで、発症リスクを抑えることができます。
てんかん
てんかんは、脳の電気信号の異常によって、発作が繰り返し起こる病気です。遺伝性のてんかんは、生後6ヶ月から6歳までの間に発症することが多いと言われています。
- けいれんや意識の喪失
- 泡を吹く、手足をバタつかせる
- 全身が硬直する
- 失禁する
発作が起こった際には、まずは落ち着いて、周りの危険なものを片付け、犬が怪我をしないように見守ってあげてください。発作の頻度や時間を記録し、かかりつけの獣医師に相談することが重要です。
外耳炎
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、垂れ耳で通気性が悪いため、外耳炎にかかりやすい犬種です。耳の中に湿気がこもりやすく、細菌や真菌が繁殖しやすい環境になっています。
- 耳を頻繁にかく
- 頭をブルブル振る
- 耳から異臭がする
- 耳垢が増える、赤く腫れている
日々の耳の掃除を怠ると外耳炎を発症しやすくなります。耳の中を清潔に保つことが、予防の最大のポイントです。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの日常ケア

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルを健康に保つためには、日々の適切なケアが欠かせません。
特に、被毛と耳のケアは、彼らの身体的な特徴から非常に重要になります。ここでは、ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルに特化した日常ケアの方法をご紹介します。
豊かな被毛のブラッシング

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの豊かな被毛は、週に2~3回、丁寧にブラッシングをしてあげることが理想的です。
特に、耳や胸、四肢の飾り毛は毛が絡まりやすいため、念入りに行ってください。
- 毛玉やもつれを防ぐ
- 血行を促進し、皮膚の健康を保つ
- 抜け毛を取り除く
- 飼い主さんとのコミュニケーションの時間になる
また、ブラッシングはノミやダニ、皮膚の異常を早期に発見する良い機会にもなります。
垂れ耳の掃除方法

ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの垂れ耳は、通気性が悪く、耳の中が蒸れやすいため、定期的な掃除が必要です。
- 用意するもの:
- ペット用のイヤークリーナー
- コットンや脱脂綿
- 正しい掃除方法:
- イヤークリーナーを耳の中に数滴垂らす。
- 耳の付け根を優しくマッサージし、耳垢を浮かせる。
- コットンや脱脂綿で、見える範囲の耳垢を優しく拭き取る。
耳の奥まで無理に掃除しようとすると、かえって耳を傷つける原因になりますので、見える範囲を優しく拭き取る程度に留めましょう。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルに関するQ&A
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルの抜け毛は多い?
抜け毛は比較的多い犬種です。特に換毛期にはたくさんの毛が抜けるため、毎日のブラッシングが欠かせません。
定期的なトリミングも被毛の健康を保つために有効です。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルのしつけが難しいのは本当?
賢く従順なため、しつけは比較的しやすい犬種です。しかし、十分な運動量や知的な刺激が足りないと、ストレスから問題行動につながることがあります。
子犬期からの一貫したしつけと、毎日の適切な運動が重要です。
まとめ
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルは、その美しい姿と温厚で賢い性格から、素晴らしい家庭犬となる犬種です。
彼らが持つ運動能力や知的な好奇心を満たしてあげること、そして遺伝的にかかりやすい病気や、身体的な特徴に合わせたケアを日々の生活に取り入れることで、愛犬は心身ともに健やかで幸せな日々を送ることができるでしょう。
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエルを家族に迎える際は、この記事を参考に、彼らの特性を理解し、愛情を注いでください。
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。









