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ハムスターの値段相場は?特徴・飼い方・お迎え前の注意点

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小動物でダントツ人気のペットと言えば、ハムスター。1990年代後半~2000年頃に小学生だった方は、一度は飼った経験や飼いたいと思ったことがあるのでは?

1997年に小学館の「小学二年生」に漫画「とっとこハム太郎」が掲載されて大人気になり、2000年からはテレビでアニメ放映もされて大ブームに。

今でも人気は衰えず、飼いたいペットランキングの上位に必ず登場します。ところで、ハムスターって本当に子どもでも飼育しやすいのでしょうか?

この記事の結論

  • ハムスターの生体価格は1匹あたり400円~4,000円だが、種類によって値段は異なる
  • 第一種動物取扱業者として登録済みのブリーダーやペットショップから購入する
  • ハムスターは人間によく懐くが、臆病で警戒心が強く、夜行性で単独行動を好む
  • 初期費用は15,000円~20,000円程度で、月々の経費は1,500円~2,500円程度
  • ハムスターは皮膚病や結膜炎、低体温症などになりやすく、寿命は2年~3年

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ハムスターの値段相場は400円~4,000円

ハムスターの生体価格は最低額が400円ぐらいと、確かにお子さんのお小遣いでも購入可能な金額です。

ただし、平均的な相場は1匹1,000円~3,000円程度で、種類によっても以下のように異なります。

種類平均価格
ゴールデンハムスター700円~1,500円
ジャンガリアンハムスター400円~3,000円
ロボロフスキーハムスター1,000円~4,000円
キャンベルハムスター2,000円~4,000円
チャイニーズハムスター3,000円~4,000円
キンクマハムスター1,000円~2,500円

ペットショップでよく見かけるのがゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターで、人に懐きやすく、比較的飼いやすいとされています。

このほかにも日本では入手困難な希少種が存在し、中でもレアなクロハラハムスター(別名・ヨーロッパハムスター)は数万円の値がつくこともあります。

ハムスターのお迎え場所

2021年6月1日から「第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める 省令(基準省令)」が施行されました。

第一種動物取扱業者は営利を目的とする者、第二種動物取扱業者は営利性はないが、動物の譲渡、保管、貸出し、訓練、展示を業として行う者です。

ハムスターの販売を行えば第一種動物取扱業者の対象となり、登録しない業者は動物愛護管理法違反として100万円以下の罰金といった罰則も科せられます。

第一種動物取扱業の登録業者は、都道府県や政令指定都市の動物愛護センター等で一覧を公開していますので、確認の上、登録業者から購入しましょう。

大型ペットショップ

大型ペットショップや、近頃ではホームセンター内のペットコーナーでもハムスターを取り扱うようになりました。

しかし、すべての大型ペットショップやホームセンターで必ずしもハムスターに会えるとは限りませんので、あらかじめ電話などで確認してから来店しましょう。

また、最近ではハムスターを通販する店舗も増えてきましたが、第一種動物取扱業者には対面説明が必要な18項目が定められています。

お迎えするときは必ず実物と対面して、ご自身の目で健康状態を確かめながら説明を受けましょう。

なお、ハムスターは夜行性なので、活発に活動する17時以降に来店されることをおすすめします。

エキゾチックアニマル専門店

エキゾチック(exotic)とは英語で「異国的な」という意味で、コンパニオンアニマルとしてなじみのある犬・猫・小鳥以外のペットを総称してこう呼びます。

エキゾチックアニマル専門店は爬虫類が得意だったり鳥類に特化していたりと、種類が異なることもありますので、あらかじめ電話等で確認しましょう。

また、ハムスターはペットとしての歴史が比較的長いこともあり、専門ブリーダーや専門ショップも全国に存在します。

たいていホームページを持っていますから、ネットで検索してあらかじめ確認してから来店すると良いでしょう。

レプタイルズイベント

レプタイルズとは爬虫類のことを指しますが、こういった展示即売会でエキゾチックアニマルが紹介されることもあります。

ゴールデンハムスターやカンガルーハムスターといった、日本では希少とされる種類のハムちゃんと出会ってお迎えした飼い主さんもいらっしゃいます。

「レプタイルズショー」「レプタイルズワールド」「レプタイルズマーケット」といったイベントだと、出会える確率が高いかもしれません。

レプタイルズイベントでは、ハムスターのほかにもモルモットやフクロモモンガなども近年人気を博しています。

お迎え前に知りたいハムスターの基本情報

純血種の犬や猫に比べると、生体価格が比較的リーズナブルで、お迎えするための飼育グッズ等を購入する初期費用の目安も15,000円~20,000円程度。

また、ご飯代等を含めた月々の飼育費用も1,500円~2,500円程度と、費用の点ではとても飼いやすそうなハムスターです。

ところで、お世話の手間はかかるのでしょうか?性格や運動量、しつけは?お迎えする前に知っておきたいハムスターの特徴についてご紹介します。

ハムスターの性格

ハムスターは生物分類学上、キヌゲネズミ科キヌゲネズミ亜科に属し、同じげっ歯類であるネズミの仲間です。

自然界では捕食ヒエラルキーの最下層にいるため、警戒心が強く、非常に臆病な生き物ですが、愛玩用のハムスターは人間によく懐きます。

ハムスターがリラックスしているときに手をそっと差し出すと、手のひらや指を舐めてくれるのは懐いた証拠。

飼い主さんの匂いと声で存在を認識し、名前を呼びながらご飯やおやつを手からあげると自分の名前を認識するようになります。

個体差はありますが、男の子は好奇心旺盛な反面、縄張り意識が強く、変化に敏感で神経質、女の子のほうが気が強く、ストレスにも強いと言われます。

ハムスターの体長・体重

種類によっても異なりますが、ハムスターの平均的な体長と体重の目安は以下の通り。

体長7cm~20cm
体重20g~150g

ペットとして家庭で飼われるハムスターの中でも比較的大きくなるのがゴールデンハムスターで、体長16cm~20cm、体重85g~150gくらいまで成長します。

逆にロボロフスキーハムスターは世界最小と言われていて、 体長は約7cm~10cm、体重は20g~25gほどにしか成長しません。

ハムスターの体臭

ハムスターには汗腺がないため、汗をかかないので体臭はほとんどありません。

ただし、男の子にも女の子にも臭腺があります。縄張りを主張してマーキングしたり、威嚇したり、異性へ求愛する際などに分泌します。

臭腺位置は種類で異なり、ゴールデンハムスターは腰両側、ジャンガリアンハムスター、キャンベルハムスター、ロボロフスキーハムスターはお腹にあります。

男の子のほうが強い臭気を放つとされ、女の子は発情期になると膣からも分泌物を出すとされます。

ですが、臭腺の匂いは人間にとってあまり気になるものではなく、ハムスターは濃いオシッコをするので、むしろ気になるのは尿臭のほうでしょう。

ハムスターの鳴き声

普段、ハムスターがあまり鳴くことはないので、集合住宅でも鳴き声が近所迷惑になる心配はほとんどありません。

けれど、小さな鳴き声ながら喜怒哀楽の感情表現が異なり、体調不良のサインの場合もありますので、飼い主さんなら聞き分けられるようになりたいものです。

鳴き声感情表現や体調
キュキュキュキュ、プププうれしい
ジージー、ジッジッ、ジジッジジッ怒り、嫌悪、威嚇
キーキー興奮状態
キュッ、キャッ、ジジッビックリ
キューキュー、キュッキュ、プスップスッ、プップッ息苦しい(風邪などで鼻詰まりしている可能性あり)
クックッ、プスプス寝息、いびき

鳴き声を聞き分けられるようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、動きと鳴き声をあわせて確認してみるとより精度が高まるでしょう。

ハムスターの平均寿命

ハムスターの平均寿命は2年~3年。犬や猫に比べるとぐっと短く感じられますね。

ギネス記録に登録されている最高齢は、イギリスで飼われていたハムスターの4歳6か月だそうです。

ハムスターの1歳は人間の年齢に換算するとおよそ36歳、1歳8か月で56歳、2歳は76歳に相当するそうです。

ハムスターも高齢になると食欲低下や体重減少があり、足腰が弱って動きも鈍くなり、転んだりつまずいたりすることが増えます。

ハムスターの病気

ペット保険のアニコム損保を傘下に抱えるアニコムグループ「家庭どうぶつ白書 2023」によると、ハムスターの請求割合が最多の疾患は皮膚疾患(10.7%)。

ハムスターは皮膚病にかかりやすく、ヒゼンダニやニキビダニなどの寄生虫、食材などのアレルギー、細菌、ストレス、ビタミンなどの欠乏が主な原因です。

請求割合が多かった第2位は全身性の疾患(9.9%)で、内臓や皮膚などの部位に腫瘍が生じると、食欲不振や呼吸困難などの症状が現れます。

第3位は眼の疾患で、目をこする習性のあるハムスターは結膜炎になりやすく、他の眼疾患や全身性の病気の兆候の可能性もあります。

また、成長し続ける歯を持っているため、伸びてしまった歯が口腔内を傷つけてしまう不正咬合にも気を付けなければいけません。

小さな体のため自らの体温を一定に保つことが難しく、寒冷な環境に置かれると低体温症になって、最悪の場合には命を落とすこともあります。

ハムスターの飼育難易度

ハムスターの毎日のお世話は、ご飯をあげること、飲み水を取り替えること、トイレのお掃除の3つ。しかも、給餌は1日1回でOK。

ですから、親御さんがきちんとフォローしてあげられれば、小学生ぐらいのお子さんでもお世話できます。

生後3か月以上の健康なハムスターなら、温度管理や脱走・危険防止をしっかりして、ご飯や飲料水が用意できれば1泊2日くらいはお留守番できます。

また、実は夜行性で昼間の明るい時間はほとんど寝ているので、通勤や通学で日中外出しがちなひとり暮らしの方にもハムスターは飼いやすいでしょう。

ハムスターの飼育で必要なもの

ペット初心者にも飼いやすいハムスターですが、命ある生き物ですから、もちろん心構えと準備が必要です。

およそ2年~3年という短いハムスター生を充実して過ごしてもらうために、快適な環境を整えてあげましょう。

ハムスターをお迎えするにあたって、以下の8点は最低限でも用意しておくことをおすすめします。

ケージ

ゴールデンハムスターやキンクマハムスターなど、ボディサイズが大きめの子なら、ケージの面積は60cm×45cm以上、高さは30cm以上が目安。

ジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなど、小さめな種類の子には、床面積約45cm×30cm、高さ25cm程度の広さのものを用意しましょう。

ケージの価格はだいたい3,000円~10,000円くらいです。

フード

ハムスターに必要な栄養素をバランスよく配合し、繊維質も豊富に含む専用のペレットが市販されています。

ペレットとは、ハムスターに適した食材を粉状にして固形化したカリカリフードのことです。

ハムスターの給餌量は体重の約5%~10%が目安で、これを1日1回、18時~20時頃に与えましょう。

必ず新鮮な水と共に与えますが、ハムスターの飲水量の目安は1日に体重の10%程度です。

フードの価格はピンキリですが、だいたい1kgあたり500円~3,500円で購入できます。

食器

食べ物を手に持って食べる食事スタイルも、ハムスターの可愛らしい魅力のひとつ。

また、食料が乏しくなる季節を冬眠せずに越す自然界で生き抜いてきたDNAから、食べ物を頬袋に入れて巣穴へ持ち帰る貯蔵行動が見られることもあります。

こうしたハムスターの食習慣を考慮すると、器はフードが手に取りやすい高さで、ひっくり返すことがないある程度の重さがあるものを選ぶと良いでしょう。

価格は200円~6,000円台まで幅広くありますが、最近では100均でも手頃なフードボウルを見つけられることがあります。

給水器

最近では、ハムスター専用の多彩なウォーターサーバーが市販されています。

ケージに取り付けられるタイプ、安定感のある陶器製、低い位置で水を飲めるタイプなどさまざま。

ハムちゃんが飲みやすい形状であることはもちろん、新鮮な飲み水をあげられるようお手入れしやすいこともポイントです。

値段は300円台~4,000円弱まであり、こちらもピンからキリまで幅広い価格帯となっています。

ハウス

捕食者から身を守るため、巣穴を掘って暮らす自然界での習性から、ハウス(巣箱)はハムスターにとって必須アイテム。

リラックスしてくつろぎ、落ち着いて眠れるベッドとしてケージに設置して、中にはふかふか毛布やタオル、布製品、藁製のカゴなどを入れてあげましょう。

サイズはハムスターが3匹並んでも入れるくらいの広さで、後ろ足2本で立ったときに頭がぶつからないくらいの高さがあれば理想的です。

形状や材質も多種多様で、価格も400円ぐらい~10,000円以上するものまでバラエティに富んでいます。

回し車

ハムスターホイールとも呼ばれる回し車は、その名の通りハムスターのアスレチック。

肥満防止になるだけでなく、餌探しのため夜通し走り回るのはハムスターにとって本能的な行為なので、走らないと体内時計のリズムが乱れてしまいます。

夜中にひたすら走って回すことが多いので、音の静かなサイレントホイールを選びましょう。

サイズは、ゴールデンハムスターなどの体が大きな種類なら直径21cm前後、ドワーフハムスターなどの小さい種類なら直径15cm前後が目安です。

価格は300円台~10,000円近くするものまで、いろいろあります。

床材

ケージに敷く床材は、広葉樹の木材をフレーク状にしたウッドチップが代表的。ペーパーチップやとうもろこしの芯や粒を砕いたコーンチップもあります。

もともとハムスターは地面に穴を掘って暮らす習性があったため、ハムスターの体が隠れる深さがあるくらい床材をケージに敷き詰めてあげましょう。

床材があることで保温効果や吸湿効果が得られ、クッション材としてハムスターの足を保護する役割もあります。

価格は1kgあたり1,000円前後のものが多いようです。

トイレ

ハムスターは隅っこでオシッコをする習性があるので、ケージの角にトイレを設置すると良いでしょう。

ただし、排尿は決まった場所でしてくれますが、排便はところかまわずしてしまう習性があるので、ウンチをしつけるのは難しいかもしれません。

トイレはプラスチック製が一般的ですが、ひっくり返しにくい陶器製もあり、コーナー型やフルフードカバー付きなど形状もさまざまです。

トイレ砂も、掃除のしやすい固まるタイプ、砂を食べる癖のある子には固まらない無添加タイプ、低アレルギー素材の木製タイプ…と、種類が豊富。

トイレは安価なものなら300円台からあり、高価なものでも5,000円前後、トイレ砂は650gで150円前後からあります。

ハムスターと一緒に暮らすための飼育ポイント

毎日の基本的なお世話は、1日1回のご飯&水の用意とトイレ掃除ぐらい。

手間がかからず、ビギナーの飼い主さんも一緒に暮らしやすいハムスターですが、もちろん注意点もあります。

「思ったのと違う」ということにならないように、お迎えする前にハムスターの習性やお世話のポイントを押さえておきましょう。

ハムスターは夜行性

野生のハムスターは昼間は巣穴の中で眠り、捕食者のいない夜に餌を求めて活動します。ひと晩中10km~20kmもの距離を移動するのだとか。

そのため、飼い主さんが眠っている夜中に元気よく活動したり、回し車で走り続けたりします。

中には、薄明薄暮性で、真夜中ではなく明け方や夕方に活発に動き出す子もいます。

トイレ掃除は毎日行う

ハムスターの排尿頻度は数時間に1回程度ですが、尿は濃く、強い臭気があります。

また、糞便はあまり匂いませんが、便意を催したときにその場で排便する習性があり、ケージの至るところに1日に50個~100個のウンチをします。

そのため、トイレ掃除は最低でも1日に1回はしましょう。トイレ砂や床材の汚れた部分を交換し、トイレやケージの汚れた部分を拭き取れば完了です。

フードや水の交換も毎日行う

ご飯は1日1回、18時~20時の間を目安に与えればOKですが、同時に飲み水も新鮮なものに交換しましょう。

食べ残しのペレットは雑菌が繁殖しやすいので放置せず、3時間~4時間経ったものは廃棄し、食器もきれいに洗います。

水を交換する際、ウォーターサーバーもカビなどが発生しないよう洗浄しましょう。

ハウス内の貯蔵食料も2日~3日に1回は回収を。ハムスターがハウスから出ている隙に行うか、おやつなどでおびき出してから回収&掃除しましょう。

ケージ全体も月に1回行う

ハムスターは縄張り意識が強いので、ケージを掃除する際に床材全部を交換すると自分の匂いがなくなり、かえって不安を感じてストレスになります。

ハムスターは皮膚病になりやすいので、清潔を保つためにも月1回はケージの大掃除を行いたいものですが、床材は汚れている部分だけを交換すること。

いったんすべての床材を出して、ケージの拭き掃除をしてよく乾かしたら、ハムスターの匂いのついた汚れていない床材と新しい床材を混ぜて戻します。

ハムスターが覚醒している夕方にするのがおすすめ。別のキャリーケースなどに作っておいた砂場に退避させて行うと良いでしょう。

室温は20℃~25℃を保つ

ハムスターは室温が10℃を下回ると、疑似冬眠といって仮死状態に陥り、放っておくと本当に命を落としてしまう危険性があります。

また、ハムスターも風邪やインフルエンザに罹患します。大学の研究室の実験で、新型コロナウイルスが人間同様の肺炎を引き起こすことも判明しました。

ハムスターが快適に過ごせる目安は気温20℃~25℃、湿度は40%~60%です。

ケージにエアコンの風や暖房器具の熱が直接当たらないように注意し、温度や湿度を一定に保つよう心がけましょう。

ハムスターを迎える前の注意点

飼い主さんはたとえ小学生であっても、ハムスターにとっては親同様ですから、生きていくため頼りとする最も大切な存在です。

人間の子どもはやがて成長して大人になればひとり立ちしますが、ハムスターは一生飼い主さんのお世話がなければ生きていけません。

たとえ2年~3年という短い期間であっても、愛情を持ってハムスターに接し、心を込めてお世話しましょう。

そして、可愛いハムスターをお迎えする前に、以下のチェックポイントをお忘れなく。

ケンカをするので多頭飼いはしない

本来、ハムスターは単独で行動する動物で、多頭飼いには向きません。特に男の子同士は縄張り意識が強いので、激しいケンカになることがあります。

多頭飼育するなら、別々のケージを用意することをおすすめします。初めてハムスターをお迎えする飼い主さんなら単独飼いが良いでしょう。

また、ハムスターは非常に繁殖力があり、妊娠期間は数10日間で10匹ほどを産みます。つがいでお迎えすると、あっという間に多頭崩壊になりかねません。

避妊・去勢手術が命を危うくすることもあるため、つがいの場合も別々のケージにして、繁殖を望まないなら交尾しないよう注意が必要です。

すぐに行ける動物病院を把握しておく

お迎えする前に、お住まいの近くにハムスターを診れる動物病院があるかどうか調べておきましょう。

ハムスターは体の不調を隠す習性があり、病気などの発見が遅れて突然死するリスクも高いと言われます。

愛するペットにできるだけ長生きしてもらうには、早期発見・早期治療が肝要です。

1か月~3か月に1回は定期検診するために、かかりつけ医へ連れて行くという飼い主さんもいらっしゃいます。

ストレスを与えないよう、構いすぎない

ハムスターは人間に懐きやすく、愛嬌のある仕草や行動が可愛くて、ついつい構いたくなってしまいます。

ですが、本来は単独行動を好む動物なので、構いすぎはハムスターにとってストレスです。

ハムスターはストレスに弱く、なんと、1歳以下のハムスターの死因は構いすぎによるものという報告もあります。

小さなハムスターから見れば、人間は超ビッグな肉食動物ですから、恐怖を感じないわけがありません。

特にお迎えしたての1週間は、フード&お水の交換、トイレ掃除に徹し、構いすぎないよう注意。ハムちゃんのほうから懐いてくれるのを待ちましょう。

与えてはいけないものを把握しておく

ハムスターは飼い主さんのことを信頼すると、飼い主さんが与えてくれるものは何でも喜んで食べてしまいます。

菜食寄りの雑食ですが、野菜や果物ならすべてハムスターが食べてもOKというわけではありません。

与えてはいけないもの

  • ネギ類、にんにく、ニラ
  • アボカド
  • 水分が多めの野菜(レタス、ほうれん草、キュウリなど)の過剰摂取
  • 香辛料、調味料
  • 果物の種
  • チョコレート、コーヒー、飴、ガム、スナック、クッキー、ケーキ
  • ユリ科の植物、アサガオ、チューリップ など

特に中毒症状を起こしやすい上記の食材はNGです。

命を危うくすることもあるので、絶対に食べさせたり誤飲誤食することがないよう気をつけましょう。

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