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キャットタワーのおすすめ8選!愛猫の運動スペースとして必要?

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キャットタワーのおすすめ!愛猫の運動スペースとして必要?

なくてはならないアイテムではないものの、あればきっと愛猫が喜んでくれるであろうキャットタワー。

とても広い家ならまだしも、一般的なスペースでは猫にとって運動スペースが足りません。

また、自分のスペースはしっかり守りたい、監視しておきたいという意思の強い猫にとって、キャットタワーは絶好のスペースです。

そもそもキャットタワーが必要なのか、選ぶとしたら何を基準にすべきか、詳しく解説します。

この記事の結論

  • キャットタワーはなくても困らないが、あれば猫にとって嬉しいアイテムになる
  • 上下運動ができるアイテムはキャットタワーやキャットウォークで、キャットウォークより導入が簡単
  • 外敵の侵入を監視したい猫にとって、キャットタワーは絶好のスペースになる
  • 設置位置は日当たりが良く、外を監視できるような場所がおすすめ

nademo編集部

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nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

目次

キャットタワーは必要?

愛猫のいる生活において、大切な運動スペースであり、猫とって専用スペースでもあるキャットタワー。

生活に絶対必要なアイテムというわけではありませんが、ないよりはあった方が猫にとって嬉しい環境を作ることができます。

キャットタワーは上下運動ができるだけでなく、ハンモックやハウス、クリアボウルに爪とぎなども付いています。

ハンモックやベッドを購入しなくてもキャットタワーがその一役を買ってくれますし、爪とぎはすぐダメになるので予備としてあれば安心。

また、高いところに登りたがるのが猫の習性なので、キャットタワーはストレス解消にも適しています。

キャットタワーの選び方

キャットタワーはどれを選んでも大きな問題はないものの、愛猫に適している方が喜んで使ってくれます。

キャットタワーにもいろいろな作りのものがあるので、できれば飽きのこないように作られているものが良いでしょう。

場合によっては体に負担がかかるケースも考えられるため、その点については注意しましょう。

上下運動ができる高さがあるか

基本的には上下運動ができることが望ましいため、十分な高さのあるものの方がおすすめです。

100cm程度の高さのものであれば倒れにくく安全ですが、登るには少し物足りないでしょう。

可能であれば150cm~180cm程度の高さのキャットタワーが、十分な運動には最適です。

180cm近いキャットタワーであったとしても、体重4kg程度の猫は軽々と登っていくので良い運動になりますよ。

倒れづらい構造をしているか

幅広いキャットタワーは多くなく、幅や奥行きが50cm前後であるものが多くなっています。

安定性を重視すると幅広いタイプが良いですが、その分余計にスペースを取ってしまうことにもなります。

理想的なのは突っ張り棒タイプで、前後に動きづらくなるため倒れづらい安全なタイプと言えるでしょう。

ただ、設置位置を選ぶことになるため、お部屋の環境に合わせて選ぶと良いです。

遊びや隠れられる場所があるか

キャットタワーは、ただ高いだけのスペースではなく、いろいろな遊び場が設けられています。

ハウスなどの隠れ場所や、ハンモックやクリアボウルのように眠れる場所もあります。

猫パンチができるおもちゃが付いていたり、足腰に負担をかけづらい階段状になっているものも。

数は多ければ多いほど飽きられづらいですが、中でも寝られる場所は特に重視したいところです。

設置スペースに問題がないか

結局は室内に設置することになるため、設置スペースがきちんと確保できていなければいけません。

愛猫の専用スペースになるので都度都度、位置を変えるようなことは理想的ではないためです。

一度決めたら基本的にその場所に置き続けることになるので、設置スペースはきちんと確保してから購入するようにしましょう。

設置位置は日当たりが良いほうが猫は好みますし、外を監視できるような場所が理想的と言えます。

ライフステージに適した高さ

成猫であれば十分に高さのあるものが適していますが、子猫やシニア猫はそうとは限りません。

子猫はまだ成長期で体ができきっていないですし、体もまだ小さいので登れないことがあります。

また、仮に登れたとしても降りることが難しいケースも考えられ、場合によっては事故やケガに繋がります。

シニア猫は足腰や関節が弱くなっている子も多いため、高すぎるキャットタワーは負担になるでしょう。

キャットタワーのおすすめ一覧表

No 商品 商品名 参考価格 購入先 本体サイズ 本体重量 対象年齢 素材 適合種 ハンモック ハウス クリアボウル 階段 滑り止め
1RAKU
キャットタワー 宇宙船付き ハイタイプ

12,498円

幅60cm×奥行き50cm×高さ184cm-全年齢木材、コットン全猫種×1ヶ所××
2Umi(ウミ)
木製キャットタワー 宇宙船 大型猫

14,280円

奥行80cm×幅40cm×高さ130cm23.5kg全年齢麻、木全猫種2ヶ所×
3アイリスオーヤマ
キャットタワー 据え置き ZJS-16673

6,120円

幅70cm×奥行き45cm×高さ155cm13kg全年齢-全猫種1ヶ所1ヶ所×1ヶ所×
4FEANDREA
キャットタワー

11,800円

奥行60cm×幅50cm×高さ206cm-全年齢‎マイクロベルボア生地、‎パーティクルボード各種猫2ヶ所2ヶ所×1ヶ所×
5RAKU
キャットタワー ホワイトコットン支柱 木製タイプG

9,998円

幅50cm×奥行50cm×高さ130.5cm-全年齢木材、麻、コットン全猫種××
6LOWYA
キャットウォーク付壁面収納付テレビ台

49,990円

幅220cm×奥行41cm×高さ180cm93.8kg全年齢プリント紙化粧繊維板全猫種×××
7猫壱
キャットツリー

9,998円

幅46cm×奥行30cm×高さ90cm-全年齢ダンボール、シリコン全猫種××××
8アドメイト
猫のおあそびポール お魚ファミリー ハイタイプ

17,380円

幅55cm×奥行55cm×高さ134.5cm12kg全年齢麻柱:紙、麻、PP樹脂、スチール/ポア柱:紙、ポリエステル、PP樹脂、スチール全猫種××××

キャットタワーのおすすめ8選

No.1 RAKU キャットタワー 宇宙船付き ハイタイプ

出典 :https://www.amazon.co.jp/

183.5cmという非常に高いタイプのキャットタワーで、数多くの遊び場が設けられています。

隠れられるハウスに加えてクリアボウルが3つあり、下から寝ている様子を見ることもできるでしょう。

土台が約15mmと厚めに作られていることもあって、安定感が高めのキャットタワーとなっています。

本体サイズ 幅60cm×奥行き50cm×高さ184cm
本体重量 -
対象年齢 全年齢
素材 木材、コットン
適合種 全猫種
ハンモック ×
ハウス 1ヶ所
クリアボウル
階段 ×
滑り止め ×

No.2 Umi(ウミ) 木製キャットタワー 宇宙船 大型猫

出典 :https://www.amazon.co.jp/

高さは130cm程度の低めになっているものの、階段やクリアボウル、ハウスなどでくつろげる仕様。

階段の段差ひとつひとつが低めになっており、ポール部分には麻製の爪とぎも用意されています。

子猫やシニア猫におすすめのサイズ感となっているので、元気活発な子には向いていません。

本体サイズ 奥行80cm×幅40cm×高さ130cm
本体重量 23.5kg
対象年齢 全年齢
素材 麻、木
適合種 全猫種
ハンモック
ハウス 2ヶ所
クリアボウル
階段 ×
滑り止め

No.3 アイリスオーヤマ キャットタワー 据え置き ZJS-16673

45cm×45cmという省スペースながらも、高さ155cmでしっかり上下運動ができるキャットタワー。

簡単なハンモックに加えて出入り口が大きめのハウス、そして見張り台などが用意されています。

猫パンチで遊べるおもちゃもついており、ふわふわ素材で愛猫の眠気を誘ってくれるでしょう。

本体サイズ 幅70cm×奥行き45cm×高さ155cm
本体重量 13kg
対象年齢 全年齢
素材 -
適合種 全猫種
ハンモック 1ヶ所
ハウス 1ヶ所
クリアボウル ×
階段 1ヶ所
滑り止め ×

No.4 FEANDREA キャットタワー

出典 :https://www.amazon.co.jp/

大型猫や多頭飼いがこれ一台でできてしまう、据え置きタイプのキャットタワー。

かなり大きめサイズのキャットタワーとなっており、高さは206cmというサイズ感になっています。

最下部のハンモックに加えて途中のハウス、見張り台兼ベッドが2つも付いているお得なキャットタワーです。

本体サイズ 奥行60cm×幅50cm×高さ206cm
本体重量 -
対象年齢 全年齢
素材 ‎マイクロベルボア生地、‎パーティクルボード
適合種 各種猫
ハンモック 2ヶ所
ハウス 2ヶ所
クリアボウル ×
階段 1ヶ所
滑り止め ×

No.5 RAKU キャットタワー ホワイトコットン支柱 木製タイプG

出典 :https://www.amazon.co.jp/

11本の支柱で下から上まで支えられており、低めの段差で体に負担をかけづらい構造になっています。

サイズ感は小さめながら、ハウスやクリアボウルもしっかり用意されており、満足のいくサイズ感と言えるでしょう。

子猫や手足の短い子、肥満気味の子やシニア猫に向けて作られているので、安心して使いやすいキャットタワーです。

本体サイズ 幅50cm×奥行50cm×高さ130.5cm
本体重量 -
対象年齢 全年齢
素材 木材、麻、コットン
適合種 全猫種
ハンモック ×
ハウス
クリアボウル
階段
滑り止め ×

No.6 LOWYA キャットウォーク付壁面収納付テレビ台

出典 :https://www.amazon.co.jp/

参考価格 49,990円(税込)

多頭飼いのご家庭におすすめしたいキャットタワーのひとつが、キャットタワーやキャットウォークが付いたテレビ台タイプです。

リビングに別途用意する必要がなく、テレビを見ながらいつでも愛猫の行動をチェックすることができます。

抜け穴トンネルやハウスも当然用意されており、高さは220cmほどあるので監視スペースも楽しんでもらえるでしょう。

本体サイズ 幅220cm×奥行41cm×高さ180cm
本体重量 93.8kg
対象年齢 全年齢
素材 プリント紙化粧繊維板
適合種 全猫種
ハンモック ×
ハウス
クリアボウル ×
階段
滑り止め ×

No.7 猫壱 キャットツリー

出典 :https://www.amazon.co.jp/

爪とぎで有名な猫壱から販売されているのが、猫のなる木と言えるキャットツリーです。

樹木をイメージしている形状になっており、幹や枝のくぼみで愛猫が寝ていると、まるで“猫のなる木”のよう。

高さ90cm程度で高くはありませんが、どこでも爪とぎができて、インテリアとしてもおしゃれではないでしょうか。

本体サイズ 幅46cm×奥行30cm×高さ90cm
本体重量 -
対象年齢 全年齢
素材 ダンボール、シリコン
適合種 全猫種
ハンモック ×
ハウス ×
クリアボウル ×
階段 ×
滑り止め

No.8 アドメイト 猫のおあそびポール お魚ファミリー ハイタイプ

出典 :https://www.amazon.co.jp/

シンプルなステップと見張り台のみというタイプのキャットタワーで、高さ134.5cmのハイタイプ。

組み合わせとしても楽しめるキャットタワーになっており、ミドルタイプやロータイプとの組み合わせが楽しめます。

ステップのみですが、ポール部分は麻でできているので爪とぎも可能です。

本体サイズ 幅55cm×奥行55cm×高さ134.5cm
本体重量 12kg
対象年齢 全年齢
素材 麻柱:紙、麻、PP樹脂、スチール/ポア柱:紙、ポリエステル、PP樹脂、スチール
適合種 全猫種
ハンモック ×
ハウス ×
クリアボウル ×
階段
滑り止め ×

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キャットタワーが猫の心身に与える影響と適切な選び方・設置場所

猫

猫にとってキャットタワーは単なる遊び道具ではなく、その心身の健康に深く関わる重要なアイテムです。

ここでは、キャットタワーが猫に与える影響と、猫の習性に基づいた選び方・設置場所について、専門的な視点から解説します。

キャットタワーが猫の心身に与える影響

猫は本来、獲物を狩るために立体的な空間を移動し、高い場所から周囲を見渡す習性を持つ動物です。

室内で暮らす猫にとって、キャットタワーはその本能的な欲求を満たす上で不可欠な存在となり、以下のような良い影響をもたらします。

運動不足の解消と身体能力の維持

上下運動や飛び跳ねる動作は、猫の筋肉を鍛え、関節の柔軟性を保ちます。これにより、肥満の予防や、加齢に伴う運動能力の低下を遅らせる効果が期待できます。

特に、多頭飼いの場合は、複数のキャットタワーを設置することで、運動スペースを確保し、運動不足によるストレスや問題行動の発生を抑えることができます。

ストレス軽減と精神的な安定

猫は高い場所から周囲を見下ろすことで安心感を得ます。これは、外敵から身を守るという本能的な行動の名残であり、ストレス軽減に繋がります。

来客時や、家族が賑やかにしている時など、猫にとってストレスを感じやすい状況下で、隠れられるスペースや安全な場所を提供することで、猫は精神的に落ち着くことができます。

テリトリー意識の満足と多頭飼育での関係性改善

猫は自分のテリトリー(縄張り)を重要視します。キャットタワーは、猫にとって自分だけの高い場所や隠れ家を提供し、テリトリー意識を満たします。

多頭飼育の場合、それぞれの猫が自分だけのパーソナルスペースを持つことで、猫同士の衝突を減らし、良好な関係を築く助けとなります。

爪とぎによるストレス発散と家具保護

多くのキャットタワーには爪とぎが備わっています。爪とぎは猫にとってマーキングやストレス発散、爪のケアという重要な行動です。

適切な爪とぎ場所を提供することで、壁や家具で爪とぎをするのを防ぎ、家庭内のトラブルを減らすことができます。

猫の習性に基づいた適切な選び方

キャットタワーを選ぶ際には、猫の年齢、性格、体の大きさ、そして家庭環境を考慮することが重要です。

高さと段差

  • 活動的な成猫: 垂直方向への十分な高さ(150cm以上)があり、ジャンプして移動できるような段差の配置が理想的です。複数の足場があることで、スムーズな上下運動を促します。
  • 子猫やシニア猫: 高すぎるタワーは危険を伴うことがあります。段差が低め、またはスロープが設置されているなど、上り下りがしやすい設計のものを選びましょう。安定性が特に重要です。
  • 大型猫: 体重を支えられる頑丈な構造と、広々とした足場やステップが必要です。安定性(土台の広さ、柱の太さ)を最優先で確認してください。

安定性と安全性

猫が飛び乗ったり、走り回ったりしてもぐらつかない、しっかりとした土台と太い柱を持つ製品を選びましょう。

特に多頭飼いの場合は、猫同士が同時に使用することを想定し、より強固な安定性が必要です。突っ張り棒タイプや壁付けタイプは、省スペースながら高い安定性を確保できます。

素材にバリがないか、接合部がしっかり固定されているかなど、猫が怪我をする可能性のある箇所がないか確認しましょう。

素材と機能

  • 爪とぎ素材: 麻縄、カーペット、木製など様々な素材があります。猫の好みに合わせて選ぶことで、爪とぎへの誘導がスムーズになります。
  • ハウス・隠れ家: 猫は狭くて暗い場所を好む傾向があります。猫が落ち着いて休めるハウスやトンネル、ハンモックなどが備わっていると、安心できる居場所となります。
  • 休憩スペース: 高い場所にある見晴らしの良い展望台や、フカフカしたクッション付きのスペースは、猫の憩いの場となります。クリアボウル(宇宙船)も人気があります。
  • 清潔さ: カバーが取り外して洗えるものや、拭き掃除がしやすい素材のものは、清潔を保ちやすく衛生的です。

猫の習性に基づいた適切な設置場所

キャットタワーの設置場所は、猫の利用頻度や満足度に大きく影響します。猫の習性を考慮した最適な場所を選びましょう。

見晴らしの良い場所

猫は高い場所から部屋全体や外を見渡すことを好みます。窓際やリビングの隅など、部屋全体を見渡せる場所に設置すると、猫は安心しやすくなります。

外の景色が見える窓際に設置することで、鳥や通行人などを観察する刺激が得られ、猫の好奇心を満たします。

家族とのコミュニケーションが取れる場所

猫は家族のそばにいたいという気持ちも持っています。リビングなど、家族がよく過ごす場所に設置することで、猫は安心して過ごしつつ、家族との触れ合いも楽しめます。

ただし、人通りの多い場所や騒がしい場所は、猫にとってストレスになる場合があるため、猫がいつでも隠れられるスペースを確保しましょう。

動線を考慮した場所

猫が日頃よく通る場所や、遊びの動線上に設置することで、自然とキャットタワーを利用するようになります。

家具と組み合わせて、キャットタワーから家具の上、さらに別の家具へとスムーズに移動できるような配置を考えると、より猫の運動欲求を満たすことができます。

安全な場所

倒れる危険性のあるもの(不安定な家具や花瓶など)の近くには設置しないようにしましょう。

暖房器具の近くや、直射日光が当たりすぎる場所は避け、猫が快適に過ごせる温度・湿度を保てる場所に設置してください。

キャットタワーは、猫の運動不足解消、ストレス軽減、精神的な安定、テリトリー意識の満足など、多岐にわたる良い影響をもたらします。

選び方においては、猫の年齢や体格に合った高さ・安定性・機能性を重視し、設置場所は猫の習性に基づき、見晴らしが良く、かつ安全で安心できる場所を選ぶことが重要です。

愛猫の健やかな毎日と豊かな生活のために、最適なキャットタワーを選び、設置してあげましょう。

キャットタワーの使い方

キャットタワーを購入してから悩むポイントが、どのように使ってもらうべきか、そしてお手入れです。

この2点を中心に、キャットタワー購入後のポイントをご紹介します。

設置位置は日当たりが良く、外が見える場所がおすすめ

キャットタワーの設置位置は悩むポイントですが、基本的には窓際がおすすめです。

日当たりが良いので、日向ぼっこが好きな子にもおすすめできますし、リビングの中心などよりは人通りが少ないです。

外の騒音は多少あるかもしれませんが、室内でも騒音が少ない場所と言えるでしょう。

また、猫は自分の縄張りを大事にするので、外からの侵入者がいないことを監視するためにも最適な場所です。

抜け毛が落ちるため、定期的に取り除く

キャットタワー周辺では激しく活発に運動したり、ぐっすりと眠っていたりと行動時間が多くなります。

その結果として、キャットタワー周辺は抜け毛が落ちやすく、定期的なお掃除が必要です。

お手入れと言っても特別なことが必要なわけではなく、抜け毛を除去したり汚れを拭き取ってあげる程度のことです。

木製タイプならば掃除機で取り除いてあげて、布やコットン、ファブリックタイプならコロコロで取り除いてあげてください。

安定性を高めるためには、重しや耐震マットを使う

一般的にキャットタワーは底部分が一枚板になっているので、重しを置くことができます。

重しと言っても、わざわざ別で購入する必要はなく、愛猫用の道具一式をまとめたボックスなどでもOK。

これだけでは耐震性に不安がある、という人は耐震マットの導入なども検討するとよいでしょう。

結局のところ、倒れないようにするためには突っ張り棒式のキャットタワーがもっともおすすめです。

筆者の場合は、ケージの横にキャットタワーを置いているので、太めのバンドを使ってくくりつけることにより、転倒を防止しています。

キャットタワーのお手入れ方法:素材別・定期メンテナンスのポイント

キャットタワー

キャットタワーは猫が毎日使う場所だからこそ、清潔に保つことが非常に重要です。素材ごとの特性を理解し、適切なお手入れを行うことで、衛生的な環境を保ち、長く安全に使用することができます。

キャットタワーのお手入れの基本

まず、どのような素材のキャットタワーでも共通する基本のお手入れ方法です。

  1. 日常的な抜け毛の除去:
    • 毎日、または数日に一度、粘着クリーナー(コロコロ)、ハンディクリーナー、掃除機などで、ステップやハウス部分に付着した抜け毛を取り除きましょう。抜け毛はノミ・ダニの温床になったり、猫が毛づくろいの際に誤飲する原因にもなります。
  2. 固く絞った布での拭き掃除:
    • 全体的に汚れが目立つ場合は、水で固く絞った清潔な布で拭き掃除を行います。洗剤を使用する場合は、猫にとって安全な成分(ペット用洗剤など)を選び、使用後は洗剤が残らないようしっかり水拭きし、乾燥させてください。アルコール消毒液の使用は素材によっては変色や劣化の原因となるため注意が必要です。
  3. 換気と乾燥:
    • 湿気はカビや雑菌の繁殖を促します。定期的に部屋の換気を行い、キャットタワー周辺の湿度が高くならないように心がけましょう。

素材別のお手入れ方法

キャットタワーの主な素材ごとの具体的なお手入れ方法と注意点です。

1. 布製(ポリエステル、フリース、カーペットなど)

多くのキャットタワーで使われる一般的な素材です。

  • 日常のお手入れ:
    • 粘着クリーナー(コロコロ)やハンディクリーナー、掃除機で抜け毛やホコリをこまめに取り除きます。毛足の長いタイプは、ブラシをかけて毛並みを整えるのも効果的です。
  • 部分的な汚れ:
    • 猫の吐瀉物や排泄物、食べこぼしなどの部分的な汚れは、すぐにティッシュなどで拭き取り、薄めたペット用洗剤を染み込ませた布で叩くように汚れを浮かせます。その後、固く絞った水拭き用の布で洗剤成分をしっかり拭き取り、完全に乾燥させます。
  • 洗えるパーツの有無:
    • カバーが着脱可能な場合: ステップやハンモックのカバーがファスナーなどで取り外せる場合は、洗濯表示を確認し、洗濯機や手洗いで洗うことができます。洗濯機を使用する際は、ネットに入れ、弱水流や手洗いコースを選びましょう。乾燥機は素材の縮みや劣化の原因となるため避けてください。
    • 本体と一体型の場合: カバーが取り外せない場合は、全体を水洗いすることはできません。上記の部分的な汚れの対処法で対応します。
  • 臭い対策:
    • 重曹を薄く振りかけ、しばらく置いてから掃除機で吸い取ることで、消臭効果が期待できます。ただし、猫が舐めないよう、使用後はきれいに除去しましょう。ペット用の消臭スプレーも有効です。

2. 木製

ナチュラルな雰囲気で人気のある木製キャットタワー。

  • 日常のお手入れ:
    • 乾いた布でホコリや抜け毛を拭き取ります。溝に入り込んだ汚れは、ブラシ付きのノズルを装着した掃除機で吸い取ると良いでしょう。
  • 汚れがひどい場合:
    • 固く絞った布で水拭きします。木材は水を吸いやすく、カビや変形の原因になるため、濡らしすぎないことが重要です。拭き終わったらすぐに乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。
    • ペット用の中性洗剤を薄めて使うことも可能ですが、洗剤成分が残らないよう念入りに拭き取りが必要です。
  • ワックス・オイル仕上げの場合:
    • 製品によっては、定期的に植物性オイルや蜜蝋ワックスなどでメンテナンスすることで、木材の保護と美しい状態を保てます。ただし、猫が舐めても安全な成分のものを選びましょう。
  • カビ対策:
    • 湿度が高いとカビが発生しやすいので、常に換気を心がけ、結露などにも注意が必要です。カビを発見した場合は、アルコールを染み込ませた布で拭き取り、その後しっかり乾燥させます。

3. 麻縄・サイザル麻

爪とぎ部分によく使われる素材です。

  • 日常のお手入れ:
    • 爪とぎによって出る麻の繊維クズや抜け毛を、粘着クリーナーや掃除機でこまめに吸い取ります。繊維の奥に入り込んだ毛は、ブラシでかき出すと取り除きやすいです。
  • 汚れがひどい場合:
    • 麻縄は水に濡らすと乾きにくく、カビの原因になるため、原則として水洗いは避けます
    • 部分的な汚れは、固く絞った布で軽く叩くように拭き取るか、消しゴムでこすって落とせる場合もあります。
    • 臭いが気になる場合は、重曹を振りかけてしばらく置いた後、掃除機で吸い取ります。
  • 消耗と交換:
    • 麻縄部分は猫の爪とぎによって消耗が激しい箇所です。ボロボロになったら、見た目が悪いだけでなく、猫が怪我をする可能性もあります。多くの製品で麻縄の柱のみ交換できるパーツが販売されているため、定期的な交換を検討しましょう。

定期的なメンテナンスのポイント

素材別のお手入れに加え、定期的なメンテナンスでキャットタワーの安全性を保ちましょう。

  1. ネジや接合部の緩みチェック:
    • 猫が毎日使用することで、ネジやボルトが緩むことがあります。月に一度程度、ドライバーやレンチで全ての接合部がしっかり固定されているか確認し、緩んでいれば締め直しましょう。特に、柱と土台の接続部分は重要です。
  2. 破損の有無の確認:
    • ステップのグラつき、柱のひび割れ、布の破れ、爪とぎ部分の劣化など、破損がないか目視で確認します。小さな破損でも、放置すると猫の怪我やタワーの倒壊に繋がる可能性があります。
  3. パーツの交換:
    • 爪とぎ部分や、猫がよく使うステップの布部分など、消耗が激しいパーツは、破損していなくても劣化が目立つ場合は交換を検討しましょう。多くのメーカーで交換用パーツが用意されています。
  4. 設置場所の見直し:
    • キャットタワーが直射日光に当たりすぎていないか、湿気がこもっていないかなど、設置環境に問題がないか定期的に確認しましょう。季節によって日当たりや湿度が変わるため、必要であれば設置場所を調整します。

キャットタワーのお手入れは、日常的な抜け毛除去から、素材に応じた拭き掃除、そしてネジの緩みチェックや破損の確認といった定期的なメンテナンスまで多岐にわたります。

清潔で安全なキャットタワーは、猫が快適に過ごし、心身ともに健康を維持するために不可欠です。少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、愛猫の笑顔のためにも、ぜひ日頃からのお手入れを習慣にしてください。

キャットタワーのよくある質問

キャットタワーの高さはどれくらいが良い?

上下運動がしっかりできるぐらいの高さになると、150cm~180cmほどが必要になります。

ただ、子猫やシニア猫などになると、高さ100cm前後のものでも十分と言えます。

愛猫のライフステージに合わせて、キャットタワーを選ぶというのも良いでしょう。

気に入って使ってくれるキャットタワーは?

ただ階段状になっているだけのものや、高さがあるだけのものは使ってくれづらいです。

猫は隠れる習性があるため、隠れられるようなハウスがあったり、寝られるハンモックやクリアボウルがあると良いです。

事故になりづらいキャットタワーの特徴は?

突っ張り棒式で固定できるタイプのキャットタワーならば、倒れる心配は少ないでしょう。

また、底が幅広いタイプのキャットタワーでも、一般的な使い方程度では倒れる心配が少ないです。

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