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犬との遊び方やコツを解説!愛犬と遊ぶ必要性や遊ぶ際の注意点とは

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犬との遊び方やコツを解説!愛犬と遊ぶ必要性や遊ぶ際の注意点とは

愛犬との時間は散歩の時間だけが必要というわけではなく、室内でも室外でも遊ぶ時間が大切です。

犬の睡眠時間は1日数十時間にも及びますが、散歩時間を合わせても行動時間は少ないと感じるでしょう。

そうした生活ばかりでは食事量に対して運動量が足りず、肥満気味になることもあります。

また、今回ご紹介する愛犬との遊びは、他にもさまざまな魅力を秘めた大事な時間になるのです。

この記事の結論

  • 愛犬との遊び時間はコミュニケーションや運動時間、認知症予防になる
  • 無理に遊ばせず、短時間で興味を引いている間だけ遊ぶようにする
  • 特に天気の悪い日には室内で遊べる遊びを覚えておくとストレスを抱えづらい
  • 飼い主さんがしっかり主導権を握り、自由に遊ばせすぎない

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愛犬と遊ぶ必要性

普段から愛犬との時間を大切にしている飼い主さんは多いと思いますが、その中心が散歩だけになっている可能性もあるのではないでしょうか。

1日平均で12時間以上は寝るという犬ですが、実際には元気いっぱいに遊ぶことが好きな子は多いです。

起きている時間は飼い主さんと愛犬との大切な時間になり、それは食事や散歩、お手入れの時間だけではありません。

飼い主さんとの遊びを通じて、さまざまなメリットを得られるため積極的に導入していきましょう。

愛犬との遊び時間はコミュニケーション時間

散歩をしたり食事を与えたり、愛犬との接触回数や接触時間が多いと、信頼関係を構築しやすくなります。

短い時間であっても自分にとって仲間であると認識してもらえれば、犬は信頼できる相手だと思えるようになるのです。

特に寂しがりやな子だと単独の時間を好まず、仲間や家族との時間を求めるようになります。

遊びを通じてコミュニケーションを取ることにより、同じ仲間として覚えてもらえるようになるでしょう。

室内飼いだと遊び時間も運動時間になる

一昔前までは犬といえば玄関先で番犬を担当する、といった家庭も多かったのではないでしょうか。

現在では反対に、室内を中心としてお迎えするというのが一般的になっており、行動スペースも限られます。

限られた空間での生活は運動不足になることがありますし、天気が悪い日には散歩に行くことも難しいため、より運動不足に陥りがち。

運動不足はストレスの原因になるため、室内飼いは特に遊ぶ時間を別途設けることが求められます。

しつけの練習や知育トイで認知症予防にもなる

「遊ぶ」と言っても、ただ楽しく何も考えず遊ぶだけ、というものばかりではありません。

中には頭を使って課題をクリアしていくような知育トイなどもありますし、これは認知症予防にも繋がります。

遊ぶ内容によってはクールダウンさせなければいけないときもあり、これはしつけの練習にもなります。

このように、遊ぶとは言っても犬にとっては訓練の時間も含まれるため、楽しく訓練ができるのです。

犬と遊ぶ前のポイント

愛犬と遊ぶ時間は大切ですが、いつでもどこでもというわけにはいきません。

いくつかのポイントを抑えておくことで、愛犬との遊び時間がより充実したものになります。

無理に遊ばせようとしない

遊ばせなければいけないからといって、例えば寝ているときに起こして遊ばせるようなことはNGです。

何かに集中しているときに無理して遊ばせるのは、逆効果にもなるため避けるようにしましょう。

もっといえば、飼い主さんの隣でじっとしているときよりも、しっぽを振って見上げていたりおもちゃを持ってきたときに遊ぶと良いでしょう。

短時間で飽きる前に終わらせる

遊び時間は何時間もたっぷりと遊ぶ必要はなく、短時間でも全く問題ありません。

愛犬がある程度満足していれば問題なく、少し物足りないぐらいで切り上げても問題ないのです。

遊びには刺激が必要で、興味がないことに対しては食いつかないので、短時間で終わらせることがポイントになります。

食後すぐの遊びは避ける

特に気をつけなければいけないポイントが、食後すぐに運動をさせたり遊ばせたりするということ。

食後は愛犬が起きている時間で飼い主さんも手が空いていることが多い一方、食後すぐに動くと消化器官に負担がかかります。

食事中に声をかけるということはないでしょうが、食後も避けることになるので、食前が最適な遊び時間と言えます。

遊ぶスペースを安全に確保する

室内であっても屋外であっても、遊び方次第では怪我をすることもあるので、遊ぶスペースはきちんと確保しておかなければいけません。

遊ぶスペースを確保しておかないと、走ったり興奮したときにモノにぶつかってしまうこともあるでしょう。

特に屋外においては、道路への飛び出しなども考えなければいけないため、適切なしつけができてから始めた方が安全です。

室内では画鋲のような小さなものであったり、硬いおもちゃなども踏んでしまうと危険なので片付けておきましょう。

犬との室内での遊び方

室内で愛犬と遊ぶというのは、屋外での遊び方よりも少しコツがいるものばかりです。

基本的には頭を使った遊びになったり、体力を使うにしても広大なスペースを必要としない遊びが適切です。

宝探し

宝探しはノーズワークとも言って、人間よりも優れている嗅覚を使った遊びのひとつです。

愛犬の大好きなドッグフードやおやつなどを宝物とし、嗅覚を使ってそれを見つけるような遊びになっています。

ここでは後述の知育トイを使ったり、簡易的なものだと紙コップを使って探してもらうこともできます。

嗅覚の良さは犬にとって自慢にもなりますが、分かりづらすぎると飽きてしまうため注意が必要です。

知育トイ

なにかに集中して遊ぶきっかけになるのが、自らの能力で解決に繋げる知育トイです。

飼い主さんが相手をできないようなときには、知育トイだけを与えて単独で遊んでもらうこともできます。

知育トイはただ遊ぶということだけを目的としておらず、頭を使って老化させないようにするための遊びでもあります。

平均寿命が長くなってきた現代だからこそ、シニア期の認知症予防にもおすすめできる遊び方です。

引っ張りあい

咥えて引っ張るという犬の本能を満たしてあげる遊びが、飼い主さんとの引っ張り合いです。

タオルやロープなどのおもちゃを使い、ただ愛犬と引っ張り合いをするだけというシンプルな遊びです。

シンプルだからこそ飽きないように短時間で楽しませてあげることが必要で、長時間やり続けても飽きてしまいます。

同時に「離せ」といったようにコマンドも織り交ぜることができて、日頃の訓練にも繋がります。

犬との屋外での遊び方

屋外での遊び方はさまざまですが、基本的に走ったり追いかけたりといったことが可能になっているので、幅広い遊びができます。

室内でできるようなことは屋外でもできることばかりなので、ここでは屋外でしか難しいものをご紹介します。

追いかけっこ

動くものを追いかけるという本能を刺激し、飼い主さんやおもちゃを追いかける遊び。

室内では狭く怪我をすることもありますので、許可されている公園などでしっかり運動できる遊びになっています。

狩猟本能を満たすというだけではなく、しっかりと走ることができるので運動量も確保することができます。

興奮状態になりやすい遊びでもあるので、きちんとしつけで制止できるようにしておきましょう。

ボールやフリスビー(レトリーブ)

いわゆる取ってこい遊びというもので、ボールやフリスビーなどを投げて取ってきてもらう遊びです。

広い公園などでたまに見たことがあると思いますが、動くものを追いかける本能を刺激してあげるのです。

投げる前には「待て」とコマンドを使えますし、取ってきてもらった後には「離せ」といったようにコマンドを使えます。

ボールやフリスビーの飛び方によっては遠くに行き過ぎることもあるため、注意して遊ぶ必要があります。

アジリティー

アジリティーというのは飼い主さんと愛犬が息を合わせて、障害物をクリアしていくという競技です。障害物競走といえばわかりやすいでしょう。

専門性の高い遊びのようにも思えますが、椅子やトンネルなどの簡単なアイテムを使って遊べます。

自宅の庭に用意することができれば最適ですが、ドッグランや公園などにも場所によっては用意されています。

かなりしっかりと体を使う遊びになるので、子犬や老犬には激しい運動をさせないようにしましょう。

かくれんぼ

愛犬には嗅覚と聴覚を使ってもらい、隠れた飼い主さんを見つけてもらうような遊びです。

スタート時には「待て」とコマンドを出し、飼い主さんが隠れたら「おいで」とコマンドを出すことで、しつけの練習にもなります。

簡単な遊びではありますが、隠れる距離によっては簡単ではありません。

最初は近い距離からスタートしていき、徐々に距離を伸ばすなどの工夫をしてあげると良いでしょう。

水泳・水遊び

得意な子と苦手な子がいる水泳ですが、足腰に負担をかけづらい遊びのひとつです。

陸での運動よりもエネルギーの消費率が高い運動でもあるため、肥満気味で走るのが苦手な子にもおすすめできます。

最初は浅い場所から始めて徐々に慣れてもらう必要があるため、他の遊びよりもハードルは高め。

まだ犬の水泳ができる場所は多くありませんが、最近ではグランピングやロッジなどの宿泊時に併設していることもあります。

犬が満足してくれる遊び方のポイント

ある程度の短時間遊びで満足してもらうためには、いくつかのポイントを抑えておくことが重要です。

愛犬の安全を守るためにも、飼い主さんの安全を守るためにも、遊び方のポイントをまとめました。

飼い主さんが主導権を握る

どんなときであっても大事なことですが、飼い主さんがしっかりと主導権を握ってコントロールしてあげるということです。

遊びの中には追いかけたり噛んだりと、ヒートアップすると事故やトラブルに繋がることがあります。

愛犬を自由にさせすぎることはこれらのトラブルを引き起こすこともあり、愛犬自身が怪我をしてしまうこともあるでしょう。

どれくらい自由にさせるか、反対にどこまでいけば制止するかを決めておくと良いです。

興奮してきたらクールダウンさせる

前述の通り、全てを愛犬の自由にさせてしまうと思わぬトラブルや事故に繋がることもあります。

そのため、もし興奮してきたようであれば、一度落ち着いてもらえるようにクールダウンすることが大切です。

適度なクールダウンを挟むことで事故やトラブルを防ぎ、誰も怪我をすることがないようにコントロールしてあげるのです。

単調な遊びや激しい遊びはしない

単調な遊びはどうしても飽きてしまうため、メリハリをつけて遊ぶことは大事なポイントになります。

同じ遊びを続けてしまっていたり、同じペースで遊び続けているとどうしても飽きてしまうものです。

反対に激しすぎる遊びも体に負荷がかかってしまうため、あまり良くありません。

小型犬でも大型犬でも、激しい遊びは特に関節や骨などに負担をかけるため、避けるようにしましょう。

破損していない安全なおもちゃを使う

おもちゃは噛んだり叩いたり投げたり、いろいろな使い方をするため破損することもあります。

基本的には破損することがないよう、耐久性の高い素材で作られていますが、どうしても劣化して壊れるものです。

破損したものを使い続けていると誤飲の危険性があり、破損時に飛散して怪我をしてしまう可能性もあります。

耐久性の高いものを使うというのと同時に、破損していればすぐに買い替えるようにしましょう。

滑る場所では遊ばせない

特に室内で遊ぶ際に気をつけなければいけないのが、遊ぶ環境に問題がないのか、というところです。

一般的に現代ではフローリングが多くなっており、通常のフローリングでは滑って転んでしまいます。

転ばなくても滑るものなので、しっかりと踏み込めず骨や関節に負担がかかるようになるのです。

また、屋外であっても砂場や土であれば安心ですが、アスファルトや石などがある場所だと怪我をすることがあります。

犬と遊ぶ際の注意点

ライフステージごとに大まかに気をつけておきたい注意点についてまとめました。

子犬期に注意したいことや老犬期に注意したいことは、怪我や病気を防ぐうえで特に重要です。

全年齢で注意すべきことでもありますが、ライフステージに適した遊び方ができるように確認しておきましょう。

子犬期:誤飲に注意して、遊びすぎない

何にでも興味を持ち、好奇心旺盛に遊ぶことができる子犬期は、元気ですが体力がない時期です。

必要以上に遊びすぎてしまうと疲れすぎてしまい、場合によっては体調を崩すことだってあるのです。

何でもかんでも口に入れてしまう時期でもあるので、誤飲にも注意して遊ぶ必要があります。

成犬期:1日複数回にわけてしっかり遊ぶ

1回あたりの遊び時間は5分~10分程度で問題ないので、1日複数回に分けて遊ぶと良いです。

一度に何時間も遊ぶのは疲れますし、遊びすぎて疲労がたまり、怪我をしてしまうリスクも高まります。

遊びの他にも散歩をする時間もあるでしょうから、散歩との時間の使い方が重要になります。

老犬期:特に激しい遊びは避ける

激しい遊びはどの年代においても体に負担をかけるものなので、基本的に推奨できません。

犬種によっては息が切れる程度のランニングを求められることもありますから、必要な強度で行っても良いでしょう。

ただ、老犬期には体も老化によって動かなくなってきますので、特に激しい運動を避けるべき時期です。

この記事の執筆者

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