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猫にまたたびは安全?効果的な与え方と危険性について詳しく解説

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猫 またたび

猫のグッズによく付属しているまたたびは、正しい使い方をすれば猫にとって効果的なアイテムです。

その一方で、またたびには「使いすぎは危険」「依存性が高い」といった情報もあります。

またたび自体が危険なものというわけではありませんが、どんなものでも適量であることが求められるのは確か。

ではどれくらいなら使って良いのか、本当に依存性がないのか、猫とまたたびの関係性についてご紹介します。

この記事の結論

  • 猫がまたたびのニオイを嗅ぐと、興奮状態になり、走り回るようなことがある
  • またたびによる反応は10~30分ほど続き、その後は普段通りに戻る
  • 依存性や毒性がないことは研究から報告されている一方、過剰摂取は危険
  • 子猫や高齢猫には反応が薄く、持病持ちの子などにも与えない方が安全

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猫にとってのまたたびとは

またたびは、日本や東アジアに自生するマタタビ科の植物で、猫に強い影響を与えることで知られています。

古くから猫が好むことで有名で、「猫にまたたび」ということわざがあるほど。

こうして知られているように、猫にとってまたたびは嗅ぐことで興奮したり、リラックスしたりする特別な存在です。

特にストレス解消や遊びの一環として利用されることが多く、適切な量を与えることで、猫の精神的な健康維持に役立ちます。

ただし、過剰に与えると興奮しすぎたり、体調を崩すこともあるため、適量を守ることが重要です。

またたびの種類と成分

またたびにはさまざまな形状があり、粉末、実、枝、スプレーなどが一般的です。

粉末やスプレーはキャットタワーやおもちゃに振りかけて使うことができ、実や枝は噛むことでデンタルケアの効果も期待できます。

またたびに含まれる有効成分としては「マタタビラクトン」「アクチニジン」などがあり、これらが猫の嗅覚を刺激して独特の反応を引き起こします。

特にマタタビラクトンという成分は猫に興奮をもたらし、気分を高揚させる作用があるとされています。

これらの成分が含まれるため、またたびは猫にとって非常に魅力的なものとなっています。

なぜ猫はまたたびに反応するのか?

猫がまたたびに強く反応する理由は、またたびに含まれる成分が猫の嗅覚を刺激し、脳内の快楽を司る神経を活性化させるためです。

またたびの成分である「マタタビラクトン」や「アクチニジン」は、猫のフェロモンと似た働きをし、本能的な反応を引き出します。

その結果、猫はまたたびの匂いを嗅ぐと、体をこすりつけたり、転がったり、時には興奮して走り回ることがあります。

この反応は一時的なもので、通常は10~30分ほどで落ち着くため、運動が必要なのにおもちゃ遊びをあまりしてくれない子に使うと効果的なケースが多いです。

全ての猫がまたたびに反応するわけではなく、特に幼い猫や高齢の猫は影響を受けにくいとされています。

またたびとキャットニップの違い

またたびとキャットニップは、どちらも猫を興奮させたりリラックスさせたりする効果があるものですが、それぞれ成分や作用が異なります。

キャットニップ(イヌハッカ)はシソ科のハーブで、「ネペタラクトン」という成分が猫を引き寄せます。

キャットニップに反応する猫は全体の50~70%程度で、またたびに比べると反応が穏やかです。

一方、またたびはさらに強い効果を持ち、ほぼすべての成猫が何らかの反応を示します。

またたびは興奮とリラックスの両方の作用があり、キャットニップよりも幅広い用途で使用されます。

このように、猫の好みや用途に応じて、使い分けることが大切です。

またたびが猫に与える影響

猫

またたびを与えると、いつもとは違った行動や動きを見せるでしょうが、それがまたたびの効果です。

このまたたびは、前述のように全ての猫に効果があるわけではないものの、適量であれば良い効果が多いです。

その一方で、またたびを与えすぎることによって依存状態に陥るリスクもあるため、与え方には十分に注意しなければいけないのです。

またたびを与えたときの一般的な反応

猫にまたたびを与えると、多くの場合、独特な反応を示します。

最も一般的なのは、床に転がってゴロゴロしたり、体をこすりつけたりする行動です。

中には、走り回ったり、飛び跳ねたりと興奮した様子を見せる猫もいます。

逆に、リラックスした表情でうっとりとしたり、まるで酔っ払ったようにボーっとする猫もいます。

こうした反応は通常10~30分程度で収まり、その後は普段通りの状態に戻ります。

ただし、全ての猫がまたたびに反応するわけではなく、特に子猫や高齢の猫では効果が薄いことがあります。

またたびがもたらすメリット(リラックス効果・ストレス解消)

またたびには、猫の気分をリフレッシュさせる効果があります。

特に、生活環境の問題などからストレスが溜まりやすい猫や、運動不足気味の室内飼いの猫にとって、よい刺激となります。

リラックス効果も期待できるため、環境の変化に敏感な猫のストレスを和らげるのに役立ちます。

また、おもちゃや爪とぎにまたたびをつけることで、猫が興味を持ち、遊ぶ機会を増やすことができます。

これにより、運動不足の解消や、問題行動の軽減にもつながることがあるでしょう。

適切な頻度で与えることで、猫の精神的な健康をサポートできるのが、またたびの大きなメリットです。

またたびの過剰摂取によるリスク(依存性・体調不良)

またたびは適量であれば安全ですが、過剰に与えるといくつかのリスクが考えられます。

まず、頻繁に与えすぎると、猫がまたたびに慣れてしまい、効果が薄れることがあります。

食べ過ぎると消化不良を起こし、嘔吐や下痢といった症状が現れることもあります。

特に粉末や実を与える際は、過剰摂取を防ぐためにも、一度に大量に摂取しないよう管理することが大切です。

適量を守りながら、猫の健康を考えた使い方をすることが重要です。

猫にまたたびは安全?危険性はない?

近年の研究により、またたびは猫にとって高い安全性を持つことが確認されています。​

岩手大学・名古屋大学・英国リバプール大学などの研究チームは、猫にまたたびを長期間与えても依存性や毒性(肝臓・腎臓への影響)が見られないことを報告しています。

​しかし、個体差があるため、初めて与える際は少量から始め、猫の反応を注意深く観察することが推奨されます。​

また、過剰に与えると興奮状態が続くことがあるため、適量を守ることが重要です。

参考:岩手大学 ネコが大好きなマタタビ、あげても安全 ~マタタビの葉を原料とした嗅覚エンリッチメントの開発~

猫にとっての安全なまたたびの量はひとつまみ程度

またたびの適切な量は、猫の体重や体調によって異なりますが、一般的には粉末の場合、ひとつまみ程度が目安とされています。​

市販の製品には適切な使用方法が記載されているため、それに従うことが重要です。​

また、初めて与える際は、猫の反応を観察しながら少量から始めることが推奨されます。

​過剰に与えると、興奮状態が続いたり、体調を崩す原因となるため、適量を守ることが大切です。

子猫・老猫・病気の猫には与えない

成長過程にある子猫や高齢の猫、また持病を持つ猫には、またたびの使用を控えることが推奨されています。​

特に生後6か月未満の子猫は、神経系が未発達であり、またたびの刺激が強すぎる可能性があります。​

老猫や病気の猫も、体調を悪化させるリスクがあるため、無理に与えず、もし与える際には事前に獣医師に相談することが望ましいです。

過剰摂取の危険性とまたたび中毒

またたびの過剰摂取は、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。​

大量に摂取すると、中枢神経が過度に刺激され、最悪の場合、呼吸困難を引き起こすリスクがあります。

​また、粉末を大量に吸い込むことで、喉に詰まらせる危険性も指摘されています。

長期間にわたって適量を与えることは、前述の通り依存性や毒性がないと報告されています。

その一方で、過剰摂取をすることは危険であることに変わりないため、適量を守り、猫の様子を観察しながら与えることが重要です。

またたびの種類と猫への適切な与え方

猫に与えるまたたびには複数の種類がありますが、一般的なのは粉末状のものでしょう。

おもちゃや爪とぎなどに付属していることも多く、見かける機会も多いのではないでしょうか。

一般的には頻繁に使うようなものでもないため、とにかく与えすぎないことを念頭に置いて使うようにしましょう。

またたびの形状(粉末・実・枝・スプレーなど)

またたびにはさまざまな形状があり、それぞれ効果や使用方法が異なります。

粉末タイプは最も一般的で、フードやおもちゃに振りかけて使用できます。

実は強い香りを持ち、猫が噛んで楽しめるタイプですが、誤飲に注意が必要です。

枝はかじることで歯のケアにもなりますが、硬すぎるものは歯を傷める可能性があります。

スプレータイプは家具や爪とぎに吹きかけることで、猫の関心を引くのに適しています。

それぞれの特性を理解し、愛猫に合ったものを選ぶことが大切です。

猫の好みに合わせた適切なまたたびの選び方

猫によってまたたびの好みは異なるため、適切な形状を選ぶことが重要です。

粉末タイプは匂いが強く、食事やおもちゃに混ぜると反応が良い猫が多いです。

実や枝は噛むのが好きな猫に適しており、ストレス解消やデンタルケアにもなります。

スプレーは、家具や爪とぎに興味を持たせたいときに便利です。

猫によってはまたたびに反応しない場合もあるため、最初は少量から試し、猫の好みを観察しながら選ぶことが大切です。

適切な頻度と量(与えすぎないためのポイント)

またたびは適度に与えることで猫のストレス解消や遊びの促進に役立ちますが、過剰に与えると依存や体調不良の原因になります。

一般的には週に1~2回程度、粉末ならひとつまみ、実や枝なら数分間遊ばせる程度が適量とされています。

猫が興奮しすぎたり、またたびを過剰に求めるようになった場合は頻度を調整することが必要になります。

また、子猫や高齢の猫、病気の猫には慎重に与え、反応をよく観察することが大切です。

猫にまたたびを与える際の注意点と効果的な活用法

猫にまたたびを与える際には、またたびの効果をよく理解し、適切に与えなければいけません。

とても危険なものというわけではないですが、正しい使い方をすることが安全に使用するうえで重要です。

初めて与える際には反応をよく観察する

猫によってまたたびへの反応には個体差があるため、初めて与えるときは慎重に観察することが大切です。

興奮して転がったり、体をこすりつけたりする猫が多いですが、中には全く反応しない猫や、逆に攻撃的になる猫もいます。

最初は少量を与え、過剰に興奮しすぎたり、嘔吐や下痢などの体調不良を起こさないかをチェックしましょう。

過剰に与えなければ一般的には問題ありませんが、もし気になるようであればすぐに動物病院へ行くようにしてください。

遊びだけじゃなく、しつけにも活用できる

またたびは猫の遊びを促進し、しつけにも活用できます。

例えば、爪とぎにスプレータイプを吹きかけると、猫が爪とぎに興味を持ち、家具への爪とぎを防ぐことができます。

また、ストレス解消や運動不足の解消にも役立つため、おもちゃに粉末やスプレーをつけて遊ばせると良いでしょう。

ただし、頻繁に与えすぎると効果が薄れることがあるため、週に1~2回程度の使用に留めるのが理想です。

適切な使い方をすることで、猫の健康と行動管理に役立てることができます。

またたびを食べすぎてしまったときの対処法

またたびを過剰に摂取すると、興奮しすぎたり、嘔吐・下痢・ふらつきといった症状が現れることがあります。

もし猫が大量に摂取してしまった場合は、念のためにもすぐに動物病院を受診する方が良いでしょう。

症状が軽ければ時間の経過とともに落ち着くことが多いですが、激しい嘔吐が見られるようになることもあるため、すぐに獣医師に相談することが重要です。

また、誤って大量に食べることがないよう、またたびの保管場所には十分注意しましょう。

猫にまたたびを与えない方がいいケース

またたびは無理に与えるものではないため、与えなければいけないシーンはありません。

普段から問題なく遊んでくれる子や、飼い主の指示で興味を持ってくれるような子なら、使う機会はないでしょう。

使う必要がないというケース以外に、そもそも与えない方がいいケースもあるため、これも押さえておきましょう。

妊娠中・授乳中の猫への影響

妊娠中や授乳中の猫には、またたびの使用を避けたほうが安全です。

またたびには猫を興奮させる作用があり、妊娠中の猫に与えるとストレスや過度な運動を引き起こし、流産や胎児への影響のリスクが高まる可能性があります。

授乳中の猫に関しても、またたびが母乳を通じて子猫に影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

特に安全性に関する研究が限られているため、妊娠・授乳期間中はできるだけ与えない方がよいでしょう。

病気や持病のある猫には与えても大丈夫か

病気や持病のある猫には、またたびの使用を慎重に検討する必要があります。

特に、心臓病や神経系の疾患を持つ猫は、興奮状態が病状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

また、腎臓病や肝臓病の猫にとっても、過剰な刺激が体調を崩す要因になることがあります。

さらに、呼吸器疾患を持つ猫に粉末状のまたたびを与えると、誤って吸い込んでしまい、咳や呼吸困難を引き起こす恐れもあります。

持病のある猫にまたたびを与える場合は、事前に獣医師に相談し、慎重に使用しましょう。

特定の猫種でまたたびが効かないケース

全ての猫がまたたびに反応するわけではなく、個体差や猫種によっては全く興味を示さない場合があります。

一般的に、またたびに反応する猫は約70~80%と言われており、残りの20~30%の猫は遺伝的にまたたびの成分に反応しません。

特に、シャムなどの一部の猫種では、またたびに対する感受性が低い傾向があることが報告されています。

このため、愛猫がまたたびに興味を示さなくても無理に与える必要はなく、ほかの遊びやストレス解消方法を試すのが良いでしょう。

まとめ:猫のまたたびは適量なら安全!正しい使い方を守ろう

またたびは猫にとって魅力的なアイテムであり、ストレス解消やリラックス効果をもたらすことが知られています。

しかし、全ての猫がまたたびに反応するわけではなく、過剰に摂取すると体調不良を引き起こす可能性があるため、適量を守って与えることが大切です。

またたびの種類や形状(粉末・枝・スプレーなど)を猫の好みに合わせて選び、週に1~2回程度の頻度で使用するのが理想的です。

特に、妊娠中・授乳中の猫や持病を持つ猫には慎重に扱い、初めて与える際は反応をよく観察しましょう。

またたびは遊びやしつけにも活用できますが、猫の健康を第一に考え、無理に与えないことが重要です。

適切な使い方を守ることで、猫にとって楽しく安全なまたたびライフを提供しましょう。

この記事の執筆者

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