猫のしつけ

猫のしつけでとても大事な4つのポイントとは?NG行為も解説

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猫のしつけ方を解説!トイレトレーニングの手順やイタズラの直し方

気まぐれな猫にはしつけが入りにくいと、昔からよく言われます。本当でしょうか?

結論から申しますと、答えはノーです。猫にもしつけできますし、ちゃんとしつけないとイタズラや粗相をして、飼い主さんが困ることに。

それどころか、愛猫自らの生命が危うくなるような事態も引き起こしかねません。

今回は愛猫と暮らしている方、これから猫を飼おうと思っている方も必読の、猫のしつけを上手に行う具体的なヒントが満載です!

この記事の結論

  • 猫はしつけが難しい動物だが、時間をかければしつけることは可能
  • 問題行動やトラブル回避のためにも、愛猫をしつけることは重要
  • その場ですぐに「褒める・叱る」ことが猫のしつけのポイント
  • 怒鳴る・叩くなど、怖がらせる行動はしつけではなく、絶対にNG

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実証実験でわかった、猫は賢くてしつけが可能な理由

突然ですが、猫と一緒に暮らしている方へご質問です。あなたの愛猫は、名前を呼ぶとどんな態度をとりますか?

実は2019年4月、上智大学の研究チームが、ある興味深い実験結果をイギリスの科学誌に発表しました。

それは、飼い猫は自分の名前と一般名詞との違い、同居猫の名前との違いを聞き分けられることが判明したというものです。

確かに猫は視力の弱い動物ですが、聴力は可聴域25~78,000Hzと、人の20~20,000Hzより断然すぐれています。

しかも、言葉の違いもある程度は理解できるなんて驚きです。そんなお利口さんの猫たちに対して、しつけできないと断言してしまうのは早計です。

参考:上智大学「ネコは自分の名前を聞き分ける~ヒトの発する「自分の名前」と「他の名詞」や「同居ネコの名前」を区別する能力を実験的に証明~」

昔から猫がしつけにくいと言われるのは狩猟動物だから

それでは、なぜ古くから「猫はしつけしにくい」などと言われるのでしょうか?

主な理由は猫がもともと狩猟動物だからであって、自由奔放でワガママな生き物だからというわけではありません。

猫は動くものや見知らぬものに興味を示し、確かめようとするのは本能のなせるワザ。

引っ掻いたり噛んだりするのも、いわば生きていくため、身を守るための行動です。

また、猫は縄張り意識の強い動物ですから、おうちは自分の縄張り。そのおうちに住む飼い主さんは、縄張りにいることを認めた仲間なのです。

しつけに必要な「褒められる・叱られる」が存在しない

犬は集団行動を得意とし、猫は単独行動を得意としています。実際に野生でも猫は単独で行動し、狩りを行う動物です。

単独で狩りをして獲物を捕らえてくる、ということは誰かに認められるという習性がそもそもなく、全ては自己が中心となっています。

これに対して、しつけを行う上では「成功すれば褒める」「ダメなことは叱る」というのが基本になっています。

そのため、猫に対する基本的なしつけ方として、最適とは言えないのです。

猫に対するしつけは犬のしつけとは異なるもの、という認識を持っておくと、しつけ方もまた変わってくるでしょう。

生後2か月~3か月ぐらいの子猫からしつけるのが理想的

おうちが猫の縄張りだからといって、飼い猫がノラ仲間のボス猫みたいにのさばって、好き勝手に何をしてもいい訳ではありません。

噛んだり引っ掻いたりして、飼い主さんやご家族、同居猫がケガすることのないよう、しつけはするべきです。

ところかまわずオシッコやウンチをされても困りますし、これが日常茶飯事だと不衛生ですからトイレの場所も覚えてもらわなければいけません。

前述した通り、猫に対しては“しつけ”というよりも「猫の導線を考えた環境づくり」とダメなことに対しては「好き勝手できない環境作り」という方が適しています。

トイレトレーニングなどの日常的なしつけは、生後2ヶ月~3ヶ月ぐらいから始めるのが良いと一般的には言われています。

成猫へのしつけは焦らず少しずつ

人間と同じで、猫も大人になればなるほど、これまでの習慣からなかなか抜け出せないものです。

特に虐待やネグレクト(飼育放棄)などの不幸な目にあった子は、人間不信になりやすく、そう簡単に言うことを聞いてはくれません。

こうした問題を抱える子に対しては、専門的な知識や豊富な猫経験を要します。

幸い猫は他の動物に襲われるのを避けるため排泄物を隠すので、比較的すぐトイレの場所を覚えます。

思うようにしつけできないからといって、焦ってはいけません。愛情を持って接し、ひとつずつ覚えてもらいましょう。

しつけをしないと猫自身に危険が及ぶこともある

たとえば、電気のコンセントやコードをかじったりすれば、猫が感電する危険があり、最悪の場合、死に至ることも。

最近ではキャットフライングシンドローム、ハイライズ症候群、高層症候群などと呼ばれる、猫の高層マンション落下事故が多発し、問題視されています。

猫は高所から飛び降りられますが、無事着地できる高さには限界があります。

大惨事にならないまでも、猫にしてはいけないことを教え、するべき習慣を身につけさせるためにもしつけは必要です。

  • 家中どこにでも排泄してしまう。
  • 噛みついたり引っ掻かいたり、飼い主さんやご家族、同居猫がケガをする。
  • 壁やソファなどで爪とぎをする、棚の上の物を落とす、大声で鳴き叫ぶといった問題行動を起こす。
  • ブラッシング、歯磨き、爪切りを嫌がって、噛んだり引っ掻いたり、逃げて物陰に隠れて出てこなくなったりする。

… など。

適切なしつけをしておかないと、上記のような困ったちゃんになってしまう可能性があります。

猫をしつける前に飼い主さんがやっておくべきこと

愛猫がイタズラや粗相をするのは不満のあらわれだったり、ストレスを抱えていることが原因のひとつとして考えられます。

しつけをする前に、愛猫が安全に安心して暮らしやすい環境を用意してあげることが重要です。

不安にさせるものはないか、猫ならではの反応や行動で危険になる可能性はないか、まずは家の中や飼い主さんご自身の習慣をチェックしましょう。

お迎えしたら新しい環境に慣れさせるのが第一

猫をお迎えする前に、最低限、以下のものは用意しておきましょう。

  • キャリーケース(ベッド代わりにすると慣れやすい)
  • トイレと猫砂
  • 年齢に合ったフード
  • ごはん用ボウルや給水器などの食器

キャットケージも多頭飼いの場合、また来訪者があった時の隠れ場所や逃亡防止用としてあると便利です。ただし、閉じ込めっぱなしは厳禁。

猫じゃらしなどのおもちゃやキャットタワーは、その子に合ったものを選んだほうがいいので、お迎えしてから購入してもいいでしょう。

おうちにお迎えすると、猫はニオイをかぎながら家中を探索します。狩猟動物だった猫にとって、テリトリーの点検は重要だからです。思う存分、探検させてあげましょう。

安心な場所だとわかったら、落ち着いてひと休み。ごはんやお水を要求してくる場合もあるので、ご対応を。

猫は環境の変化を好みませんが、やむを得ず転居の場合は心ゆくまで探索させてあげます。使い慣れた食器やトイレを持っていくのもお忘れなく。

家族でしつけ時のルールを決めておく

ご家族で猫をお迎えする場合は、全員でしつけのルールを決めておくことも大切です。

「これをしたらお父さんには叱られたけど、お母さんには叱られなかった」では、良いことと悪いことの判断が難しくなります。

こういうことをしたら「ダメ!」と言って叱る、こういうことができたら「上手」「いい子」と言って褒めるなど、ご家族で申し合わせておきます。

また、ひとり暮らしの場合でも、同じことをしたときに叱ったり叱らなかったりしてはいけません。しつけのセリフや声のトーンは統一しましょう。

環境を整えておけばイタズラや粗相は減る

猫の語源は「寝子」と言われるほどよく寝ます。一方、聴覚が発達していて物音に敏感ですから、静かで落ち着いて過ごせる場所を用意してあげましょう。

イギリスの研究チームが、シニア猫にキンキンする甲高い音を聞かせたところ、痙攣などの発作を起こしたという報告もあります。

猫は人間以上に、騒音によって健康を害することもあるのだと心得ておくべきです。

適切な室温管理が重要

温湿度の管理も大切です。出身地が寒冷か温暖かで猫種によって異なりますが、適温は20℃~28℃、適湿は50%~60%の範囲が目安。

夏の暑さは熱中症や脱水症状になったり、猫下部尿路疾患(F.L.U.T.D.)などの泌尿器系疾患の原因になることも。

また、冬の寒さは免疫力を低下させ、猫風邪(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症)を引き起こすこともあります。

夏冬は外出中もエアコンをつけっぱなしにする飼い主さんも多く、電気代が少々かかることも覚悟せねばなりません。

愛猫がストレスをためないよう快適な環境を整えておけば、イタズラや粗相は防げます。一緒に暮らすなら、特に以下のような工夫はしておきたいものです。

  • 電気コンセントやコードにはケーブルカバーなどをつける。
  • 窓は開けっ放しにしておかない(特にタワマンやマンション上層階は窓や網戸にもカギをつける)。
  • 猫が届く範囲にフードなどを収納しておかない。
  • テーブルや棚の上に物を置かない。
  • 倒れそうなものには転倒防止器具をつける。
  • 暖房器具などはガードで囲う。
  • ゴミ箱はフタ付きを設置する。

…など。

普段は気付けないような細かいところも、事前に考えて対策しておくと愛猫の命を守ることに繋がります。

これだけは必ず愛猫にしつけたい!基本の7項目

愛猫が困ったちゃんにならないために、また健康でより長く一緒に暮らすためにも、しつけや日々の習慣づくりは大切です。

しつけを通して愛猫とコミュニケーションができ、飼い主さんとの信頼関係も築けます。

できれば子猫のうちにこれだけはやっておきたい、しつけの基本とその方法をご紹介しましょう。

トイレトレーニング

トイレの設置場所は、風通しが良い物陰がおすすめ。狩猟動物だった猫は排泄中に敵から襲撃されるのを恐れ、身を隠す習性があるからです。

日当たりのよいベランダや縁側はニオイ対策としてもNG。人の出入りがある玄関も、猫が落ち着いて排泄できないので不向きです。

SNSなどでよく人間用のトイレを使う猫を見かけますが、トイレに落ちる危険性もあるのでおすすめできません。

実際のところ、猫に対するトイレトレーニングは難しくありません。適切な場所に適切なトイレがあれば、勝手に成功してくれます。

猫のトイレトレーニングの手順

  1. 落ち着ける場所にトイレを置く(多頭飼いの場合はそれぞれに用意)。
  2. 猫がソワソワしていたらトイレに連れて行く。
  3. 成功したら褒める&②を繰り返す。

猫の場合、お迎えした日からトイレの場所がきちんとあり、猫砂も用意されていれば失敗することは多くありません。

非常にスムーズにトイレの場所や仕方を適切に覚えてくれることが多いので、反対に失敗する場合には何が原因になっているかを特定する必要があります。

トイレハイの対処法

猫はウンチをした後、鳴き声をあげて騒いだり駆けずり回ったり、勢いよく爪とぎしたりという行動をすることがあります。

排泄するとテンションが上がる、「トイレハイ」と呼ばれる現象です。原因は定かでなく、生理現象なのであまり叱る訳にもいきません。

とはいえ夜中だと困りますし、便秘や消化器系の病気による場合もありますから、連日激しく続くようなら獣医さんに一度相談してみると良いでしょう。

筆者の愛猫もトイレ後には鳴き声をあげることが多々ありますが、「トイレ終わったよ!遊んでよ!」という合図だと受け止めるようにしていますよ。

噛み癖

猫は子猫の頃に兄弟姉妹と遊びながら手加減を覚えます。でも、幼い頃から単独飼いの場合、その手加減が覚えられません。

子猫の甘噛みは愛情表現のひとつで可愛いものですが、飼い主さんの手をおもちゃにして遊んだりすると、いつまでも噛み癖が残ります。

猫が噛んできたら、「イタッ!」と短く大きな声をあげて、手を引っ込めましょう。

興奮状態の愛猫が本気で噛みついてきたら、すぐその場から離れて落ち着くまで距離を置きます。

爪とぎ

猫の爪はタマネギの皮のように、上から古い爪が剥がれて、下から新しい爪が生えてきます。ですから、爪とぎは猫にとって生理的に必要な行為です。

だからといって壁紙やソファなど、あちこちで爪とぎされてボロボロにされてはたまりません。

専用の爪とぎ器を用意して、爪を研ぎたそうにしたらその上に連れて行くとか、爪とぎ器にまたたび粉を振りかけたりして慣れてもらいましょう。

壁や家具など爪とぎしてほしくない場所には、爪とぎ防止シートを貼るなどの防御策も効果的です。

イタズラ防止

イタズラしそうになったら、抱き上げて止めさせるのは逆効果。これを習慣化すると、イタズラをすれば抱っこしてもらえる・構ってもらえると、思ってしまいます。

耳が良く大きな音が嫌いな猫には、飼い主さんが手を叩いたり、机やテーブルを叩いて大きな音を立てたりする方が効果的でしょう。

最近では、猫に無害なイタズラ防止スプレーなども市販されていますから、近寄ってほしくないところに吹きかけておく方法もあります。

ただ、イタズラ防止はとても大変です。思ったとおりになってくれないこともたくさんあります。

イタズラしてからしつけるというよりも、そもそもイタズラができないようにしておくことが何よりの対策になるでしょう。

ブラッシング

猫種にもよりますが、通常、猫には春と秋に換毛期がやってきます。冬毛から夏毛へ、夏毛から冬毛へと、毛が生え変わるためです。

抜け毛も多くなりますから、この時期は1日1回、それ以外は2日に1回はブラッシング。ブラッシングしないと、毛玉がお腹にたまる毛球症を発症します。

長毛種か短毛種かでブラッシングが必要な頻度も変わりますが、優しくブラッシングしてあげればいずれも毎日やってあげて問題ありません。

猫の好みに合うブラシやクシを使って、痛がるときは無理にしてはいけません。

歯磨き

猫は歯垢が溜まりやすく、それが原因で腎臓病になりやすいとされています。虫歯にはなりづらいが、歯周病にはなりやすいためです。

歯磨きは多くの猫が嫌がって飼い主さんを困らせることのひとつでもあるので、子猫のうちから習慣にしましょう。

始めは指を唇に当てたり、舐めても安全な歯磨きペーストを舐めさせてみましょう。

口周りに触れられることに対して少しずつ慣れてもらったら、猫用の歯ブラシを使う歯磨きへと移行します。

デンタルケアグッズは手軽なものもありますが、歯垢を落とすためには結局のところ、歯ブラシで物理的に落とすしかありません。

爪切り

爪切りは嫌がる猫が多く、飼い主さんが苦労するトップのしつけです。猫の爪の奥には神経と血管がありますので、深爪には要注意。

家族がいる方は一人が猫を抱き、もう一人が爪切り役をすると良いでしょう。一人暮らしの場合は、洗濯ネットなどに愛猫を入れて爪切りする方法もあります。

爪切りしないでいると、引っ掻かれて飼い主さんがケガしやすいほか、カーテンなどに爪を引っ掛けたり、高齢猫は巻爪になったりして、猫自身も危険です。

どうしても自分でできない場合は、かかりつけの動物病院やペットサロンなどのプロのトリマーさんにお願いすると良いでしょう。

猫をしつけるコツと絶対にやってはいけない叱り方

近年、猫の聴覚についての研究が進められてきており、東京大学や京都大学からも実験結果が報告されています。

猫は自分の名前を聞き分けられ、文章化された言葉までは理解できませんが、飼い主さんの声の大きさやトーンで、ある程度の心理を読めるようです。

また、聴覚に優れているので隣室の飼い主さんの動きも察知できるとのこと。こうした猫の能力を生かせば、しつけにも効力を発揮します。

イタズラをしたら「その場ですぐ」叱る

すぐれた聴力を持つ猫は、大きな音が苦手です。悪いことをしたら、飼い主さんの両手のひらをパンッと強く叩いて叱ります。

また、聞こえる音域が広い猫は、低くて太い声があまり好きではありません。高い声より、低い声で短く叱るのが効果的でしょう。

イタズラから時間が経って叱られても何のことかわからないので、イタズラをしたら「その場ですぐ」がポイントです。

長くダラダラと叱っても効果はありませんので、その瞬間のみにとどめておいてください。

いい子にできた時も「その場ですぐ」褒める

褒めるときも、「その場ですぐ」がはずせないコツです。トイレが上手にできたり、ごはんをきれいに食べられたりしたら、褒めてあげましょう。

頭や喉をなでてあげたり、お尻ポンポンが好きな子なら軽くたたいたり、抱っこが好きな子ならそっと抱きしめてあげるのもいいですね。

猫は飼い主さんに褒められるのが大好き。苦手な歯磨きや爪切り、薬を飲むなどができた時も、その場で必ず褒めてあげることが大切です。

人間嫌いの猫になる可能性がある絶対にやってはいけない叱り方

人間の子どもに体罰がタブーなように、ペットに対する体罰も当然厳禁です。恐怖心を与えるだけで、しつけとして何ら効果を発揮しません。

猫がお腹を舐めすぎて毛がはげるのは、反省しているのではなくストレスを抱えた証拠。食欲が減退したり、免疫力が低下して健康を損なうことも。

叱る時の注意点はさまざまありますが、特に以下のような叱り方は絶対にやるべきではない禁止事項です。

怒鳴り続ける低く大きな声で短く「コラッ」と叱るのは効果的ですが、怒鳴り続けるのは猫にとってうるさい騒音なだけ。
叩く叩いたり、蹴ったり、物を投げつけたり、縛りつけたり…体罰は一切禁止!
水をかける犬に比べて毛が細く、脂分が少ない猫は水が苦手。濡れたままだと風邪を引いて命を落とすこともあります。
食事を与えない褒めるときにおやつをあげるのは効果的ですが、食事を与えないのは健康のためにも百害あって一利なし。
狭い場所に閉じ込める狭い場所が好きな猫ですが、無理やり押し込まれるのは恐怖です。ショックや窒息にも注意が必要。

飼い主さんも人間なので、イタズラや思い通りにいかないとイラっとしてしまうことがあるでしょう。

しかしそこはグッと堪えて、感情に身を任せて叱るようなことはしないように徹底しましょう。

そのしつけ合ってる?猫にも猫なりの事情がある

しつけがうまくいかない場合、言うことを聞かなくて、ついイライラしてしまうこともありますよね。

でも、猫の性格がひねくれてる訳でも、飼い主さんの叱り方が悪い訳でもない場合だってあります。

しつけに従わないのは、猫なりの事情があるのかもしれません。たとえば、以下のような理由。

愛猫をよく観察して、ちょっとやり方を変えるだけで叱らないで済むケースもあります。

愛猫の心の声理由対処法
「使いにくい!」しつけのための道具の形や設置場所が気に入らない。道具や設置場所を変えてみる。
「こっちを向いて!」飼い主さんの気を引きたい。スキンシップや一緒に遊ぶ時間を増やす。
「無意識につい…」猫本来の狩猟本能なので、わざとや悪気からではない。叱らず、悪いことができない方法を工夫する。
「それどころではない!」病気やケガ、ストレスで調子が悪い。すぐ動物病院へ!

今回は「猫のイタズラ」として取り上げた部分も、猫自身にしてみればイタズラではありません。

  • 気になるものがあるから触れてみた
  • 自分のテリトリーにあるから警戒している

というように、悪意があってやっているわけではないことを理解してあげてください。

中にはワガママが含まれることもありますが、一度愛猫の立場になって考えてみれば、意外と簡単に解決できることもあります。

愛猫の気持ちに寄り添って正しいしつけを心がけましょう!

猫と人との暮らしは約5000年前の古代エジプトの頃からとされます。こんなに長い間、一緒に過ごしてきたのですから、心が通じ合わないはずはありません。

猫の特性を生かした、効果的で正しいしつけをすることで、これからも共に心地よく暮らしていきたいものです。

始めは苦労することも多く、上手くいかないことばかりかもしれません。それでも根気強くが大切。

しつけは飼い主さんと愛猫とのコミュニケーション手段でもあります。あなたと愛猫との信頼関係がますます深まるように、nademoも応援してまいります。

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