猫のしつけ

猫が布団でトイレするのが治らない!粗相の原因と解決策を徹底解説

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猫

愛する猫が、なぜかいつも布団の上で粗相をしてしまう――そんなお悩みを抱えていませんか?「何度しつけても治らない」「もう諦めるしかないの?」と途方に暮れている飼い主さんもいるかもしれません。

しかし、猫が布団でトイレをしてしまう行動は、単なる「イタズラ」や「わがまま」ではなく、猫からの何らかのSOSサインであることがほとんどです。

この問題は、泌尿器系の病気から、トイレ環境への不満、ストレス、分離不安など、さまざまな原因が考えられます。原因を正しく理解し、適切な対策を講じなければ、粗相はなかなか治らず、飼い主と猫双方にとって大きなストレスとなってしまいます。

この記事では、猫が布団でトイレをしてしまう原因を徹底的に掘り下げ、それぞれの原因に応じた具体的な解決策を詳しく解説します。

愛猫の粗相を改善し、再び快適で清潔な毎日を取り戻すために、ぜひ最後までお読みください。

この記事の結論

  • 猫が布団で粗相する原因は病気や環境、ストレスなど多岐にわたる
  • 泌尿器系の疾患が疑われる場合、まず動物病院で診察を受けるべき
  • トイレの数、場所、猫砂の種類、清潔さを見直すことが重要
  • ストレス軽減と行動修正には、専門家との連携も検討すべき

nademo編集部

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猫が布団でトイレをする主な原因とSOSサイン

猫

猫が布団の上で粗相をしてしまう――この行動は、飼い主にとって非常に困惑する問題ですが、多くの場合、猫からの何らかのSOSサインとして捉える必要があります。

単なる「イタズラ」や「しつけの問題」と片付けてしまうと、根本的な原因を見落とし、症状を悪化させてしまう可能性があります。

猫の粗相には、医学的な問題から環境への不満、そして心の問題まで、さまざまな要因が隠されています。

このセクションでは、猫が布団でトイレをしてしまう主な原因を掘り下げ、それぞれのサインを詳しく解説します。愛猫の行動からその気持ちを読み解き、適切な解決策を見つけるための第一歩としましょう。

医学的な原因と病気の可能性

猫がトイレではない場所で排泄する行動は、まず病気の可能性を疑うべきです。特に泌尿器系の疾患は、粗相の最も一般的な医学的原因のひとつとして挙げられます。

病気が原因の場合、適切な治療を行わない限り、粗相は改善しません。愛猫の健康を守るためにも、異常を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。

泌尿器系の病気(膀胱炎・尿石症など)

猫の粗相の最も一般的な医学的原因は、泌尿器系の病気です。膀胱や尿道に痛みや不快感があると、猫は「トイレ=痛い場所」と認識し、柔らかい布団の上など、別の場所で排泄しようとすることがあります。

主な泌尿器系の病気と症状は以下の通りです。

  • 膀胱炎:細菌感染、ストレス、特発性(原因不明)など。頻繁にトイレに行く(頻尿)、おしっこが出にくい(排尿困難)、排尿時に痛がる、血尿、トイレ以外での排泄(粗相)。
  • 尿石症:ミネラルの結晶が尿路に形成され、結石となる病気。頻尿、排尿困難、血尿、排尿時の痛み、粗相。結石が尿道を完全に塞ぐと、尿が出なくなり、命にかかわる緊急事態となります。
  • 尿道閉塞:結石や炎症物質が尿道を詰まらせてしまう状態。特に雄猫に多く見られ、緊急治療が必要です。全く尿が出ない、何度もトイレに行くが尿が出ない、痛がる、ぐったりする、嘔吐など。

これらの病気は、猫に強い不快感や痛みを伴います。愛猫がいつもと違う様子を見せたり、排泄時に鳴いたりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。早期発見・早期治療が、猫の苦痛を和らげ、回復を早める鍵となります。

その他の疾患が引き起こす粗相

泌尿器系の病気以外にも、猫の粗相を引き起こす可能性のあるさまざまな疾患があります。

これらの病気は、排泄のコントロールを困難にしたり、トイレに行くことを億劫にさせたりすることで粗相につながります。

  • 関節炎・神経疾患:高齢の猫や、関節疾患を抱える猫は、トイレの出入りや体勢を変えることが困難になり、痛みを感じるため、布団のような柔らかく出入りしやすい場所で排泄することがあります。
  • 糖尿病・腎臓病:これらの病気は、多飲多尿の症状を伴うことがあります。トイレに行く回数が増えるため、間に合わずに粗相をしてしまうことがあります。
  • 甲状腺機能亢進症:代謝が異常に高まる病気で、多飲多尿の症状が見られることがあります。
  • 認知症:高齢猫に多く見られ、トイレの場所を忘れてしまったり、排泄の感覚を認識できなくなったりすることで粗相が増えることがあります。
  • 慢性的な消化器疾患:下痢や便秘が続くことで、排泄のコントロールが難しくなり、粗相につながることもあります。

これらの病気が疑われる場合は、血液検査や尿検査、画像診断など、さまざまな検査が必要となります。

粗相が始まったら、まずは獣医師に相談し、病気の可能性を排除することが非常に重要です。

環境的な原因とトイレへの不満

病気の可能性が排除された場合、猫が布団でトイレをする主な原因として考えられるのが、トイレ環境への不満です。

猫は非常に清潔好きで、トイレに関して強いこだわりを持つ動物です。彼らがトイレに不満を感じると、より快適だと感じる布団のような場所で排泄してしまうことがあります。

飼い主にとっては些細なことと思える変化でも、猫にとっては大きなストレスになり得ます。

トイレの場所の不満

猫は静かで落ち着ける場所で排泄することを好みます。人通りが多い場所、大きな音がする家電の近く、食事場所の近くなどは避けましょう。

隠れて排泄できるプライバシーが確保されているかも重要です。

一度粗相をしてしまった場所(特に布団の上)の近くにトイレを設置することも有効ですが、根本原因の解決が優先です。

トイレの数の不足

猫のトイレの理想的な数は、「飼育頭数+1個」とされています。例えば、猫が1匹なら2個、2匹なら3個といった具合です。

トイレの数が少ないと、他の猫との共有を嫌がったり、汚れているトイレを使うのを嫌がったりして粗相につながります。

トイレの種類の不満

トイレの大きさは、猫の体長(鼻先から尻尾の付け根まで)の1.5倍以上の大きさがあり、猫が中で体を回転させやすい十分な広さがあるか確認しましょう。

屋根付きのトイレはプライバシーを確保できますが、臭いがこもりやすく、猫によっては嫌がる場合があります。猫の好みを見極めることが大切です。

入口の高さに関しては、特に子猫や高齢猫、関節疾患のある猫にとっては、入口が高すぎると出入りが困難になり、粗相につながる可能性があります。

猫砂の種類への不満

猫砂には、鉱物系、紙系、木系、おから系などさまざまな種類があります。猫によっては、砂の感触、粒の大きさ、消臭成分の臭いを嫌がることがあります。

特に、香料入りの猫砂は猫にとって刺激が強く、使用をためらう原因となることがあります。無香料のものや、これまで使っていたものと同じ種類で、猫が好むものを選びましょう。

新しい猫砂を試す場合は、既存のトイレと並行して新しい猫砂のトイレを設置し、猫がどちらを好むか観察するのがおすすめです。

清潔さの問題

猫は非常にきれい好きなため、汚れたトイレを極端に嫌がります。排泄物が残っていると、次の排泄を躊躇し、粗相につながる可能性が高まります。

固まった猫砂や排泄物は、1日に最低2回以上(理想は排泄のたび)取り除きましょう。猫砂は、定期的に(週に1回~月に1回程度、種類や使用状況による)全て交換し、トイレ本体も洗浄・消毒して清潔を保ちましょう。

消臭スプレーの使用や換気も大切ですが、猫の嗅覚は非常に敏感なので、刺激の強い消臭剤の使用は避け、根本的な清掃で臭いを取り除くことを優先しましょう。

猫砂の種類や清潔さは、猫がトイレを快適に利用するための基本です。愛猫が何を好むのか、常に清潔な状態を保てているかを見直してみましょう。

心理的な原因とストレスの影響

病気やトイレ環境の問題が解決されたにもかかわらず、猫が布団で粗相を続ける場合、心理的なストレスや不安がその原因である可能性が高いです。

猫は非常に繊細な動物で、環境の変化や飼い主との関係性、日常の出来事など、さまざまな要因がストレスとなり、行動に現れることがあります。

粗相は、猫が「助けてほしい」「何かおかしい」と感じているサインかもしれません。

ストレス・不安による行動の変化

猫がストレスや不安を感じると、さまざまな形で行動に変化が現れますが、そのひとつとして粗相が挙げられます。布団のような場所での排泄は、安心感を求めているサインの場合があります。

ストレスや不安の一般的な原因と症状は以下の通りです。

  • 環境の変化:引っ越し、家具の配置換え、新しいペットや人間の増加、家族の生活リズムの変化、工事の音など、猫にとって環境が変化することは大きなストレスとなります。
  • 飼い主との関係:飼い主とのコミュニケーション不足、過度な叱責、留守番時間の増加、遊び時間の減少などがストレスにつながります。
  • 多頭飼育の問題:同居猫との相性が悪い、縄張り争いがある、食事場所やトイレの共有でストレスを感じている場合もあります。

猫は変化を好まない動物であり、ストレスを感じやすい性質を持っています。愛猫の行動変化に気づいたら、何がストレスの原因となっているのかを冷静に分析し、取り除いてあげることが重要です。

分離不安が引き起こす粗相

猫の粗相の原因として、飼い主との離れることに強い不安を感じる分離不安が挙げられることがあります。これは、特に留守番が長い猫や、飼い主への依存度が高い猫に見られる傾向があります。

  • 分離不安の背景:子猫の頃に早くから親猫やきょうだいと離された、飼い主と過度に密着して過ごしてきた、過去に飼い主と離れて不安な経験をした、などが背景にあることがあります。
  • 症状:飼い主が外出準備を始めると落ち着きがなくなる、鳴き続ける、破壊行動を起こす、食欲不振になる、そして飼い主の匂いが強く残る布団や衣類の上で粗相をするといった行動が見られます。
  • 布団で粗相をする理由:布団は飼い主の匂いが最も強く残り、猫にとって安心できる場所です。その上で排泄することは、不安な気持ちを紛らわせようとする、あるいは飼い主の注意を引こうとする行動と解釈されることがあります。

分離不安が原因の粗相は、単にしつけで解決できる問題ではありません。猫の不安な気持ちに寄り添い、徐々に留守番に慣れさせたり、安心できる環境を整えたりする、専門的なアプローチが必要となります。

必要であれば、動物行動学専門医などの専門家のサポートを求めることも検討しましょう。

猫の布団での粗相を「治らない」と諦める前に試す解決策

猫のトイレ

猫が布団で粗相をすると、「もう治らないのでは…」と途方に暮れてしまう飼い主も多いでしょう。しかし、諦めるのはまだ早いです。

粗相は、猫からの何らかのサインであることがほとんど。病気ではないと診断された場合、次に試すべきはトイレ環境の徹底的な見直しやストレスの軽減、そして行動修正のためのトレーニングです。

猫の気持ちを理解し、根気強く適切な対策を講じることで、愛猫との快適な共同生活を取り戻せる可能性は十分にあります。

トイレ環境の徹底的な見直し

猫がトイレではない場所で排泄する最も一般的な原因のひとつが、トイレ環境への不満です。猫は非常にデリケートで清潔好き。

人間にとっては些細な違いでも、猫にとっては大きなストレスとなり、トイレを避けてしまうことがあります。まずは、愛猫にとって理想的なトイレ環境を整えることから始めましょう。

トイレの数の原則

「飼育頭数+1個」が理想とされています。猫が1匹なら2個、2匹なら3個といった具合です。トイレの数が少ないと、他の猫との共有を嫌がったり、汚れているトイレを使うのを避けてしまったりする原因になります。特に多頭飼育の場合は、この原則を徹底することで粗相のリスクを減らせます。

静かで落ち着ける場所

猫は排泄中に無防備になるため、静かで人目につきにくい場所を好みます。

食事場所から離す

猫は食事をする場所と排泄する場所を分ける習性があります。フードボウルや水飲み場のすぐ近くにトイレを設置するのは避けましょう。

緊急時の動線

布団での粗相が多い場合、その布団の近くにもうひとつトイレを設置することを検討してみましょう。

複数フロアに設置

複数階建ての家の場合、各フロアに少なくとも1つはトイレを設置することで、猫が急な尿意を感じた際にすぐにアクセスできるようになります。

猫砂の種類を見直す

猫砂には、鉱物系、紙系、木系、おから系など多種多様なものがあります。猫によっては、砂の感触、粒の大きさ、消臭成分の匂いを嫌がることがあります。

猫砂の清潔さを徹底する

猫は非常にきれい好きな動物です。汚れたトイレは、人間が汚いトイレを使いたくないのと同じように、猫も使用を嫌がります。

トイレのサイズ

猫が中で体を回転させたり、砂を掘ったりしやすいように、猫の体長(鼻先から尻尾の付け根まで)の1.5倍以上の大きさがあるトイレを選びましょう。

これらの改善策を試す際は、急に全てを変えるのではなく、ひとつずつ試してみて、愛猫の反応を注意深く観察することが成功への鍵です。

猫のストレスを軽減するアプローチ

病気やトイレ環境の問題が解消されても粗相が続く場合、猫が何らかの心理的なストレスを抱えている可能性が高いです。

猫は非常に繊細な動物で、環境の変化や飼い主との関係性など、さまざまな要因がストレスとなり、そのサインとして粗相が現れることがあります。

猫の不安な気持ちに寄り添い、ストレスを軽減するためのアプローチを試みましょう。

隠れ場所の確保

猫は身を隠せる場所があると安心します。キャットタワーの最上段、段ボール箱、猫用ハウスなど、猫が落ち着けるプライベートな空間を複数用意してあげましょう。

上下運動できる環境

猫は高い場所が好きです。キャットタワーや壁に取り付けるステップなどを設置し、猫が自由に上下運動できる環境を整えましょう。これにより、運動不足解消やストレス発散につながります。

遊びの時間の確保

猫の狩猟本能を満たすような遊びを、毎日欠かさず行いましょう。ねこじゃらし、ボール遊びなど、猫が体を動かし、頭を使う遊びを取り入れることで、ストレス発散になります。特に、獲物を「捕らえる」成功体験をさせてあげることが重要です。

知育玩具の活用

おやつを隠せる知育玩具やパズルおもちゃは、猫の好奇心と知的好奇心を刺激し、単独で遊ぶ時間を豊かにします。留守番中の退屈しのぎにも有効です。

窓から外を眺める場所

窓の外を眺められる安全な場所を提供することで、猫は外部の刺激を楽しみ、退屈さを紛らわせることができます。バードフィーダーを設置して鳥を呼び寄せるのも良いでしょう。

新鮮な水と食事

常に新鮮な水を提供し、猫が食べやすい食器で、規則正しい時間に食事を与えることも、ストレス軽減につながります。

これらの工夫を通じて、猫が心身ともに満たされる環境を整えてあげましょう。

質の高いスキンシップ

毎日決まった時間に、猫が喜ぶ方法で優しく撫でたり、遊んであげたりする時間を作りましょう。無理強いはせず、猫が求める時に応じてあげることが大切です。

一貫性のある行動

飼い主の行動が予測可能であると、猫は安心感を覚えます。食事の時間や遊びの時間、寝る時間など、ルーティンをある程度決めることで、猫は生活リズムを理解し、不安を感じにくくなります。

過度な干渉を避ける

猫が一人で過ごしたい時や、隠れている時に無理に構いすぎないようにしましょう。猫のペースを尊重し、適度な距離感を保つことが重要です。

叱責を避ける

粗相をしてしまった猫を叱るのは逆効果です。猫はなぜ叱られているのか理解できず、さらに不安を感じたり、飼い主との信頼関係を損ねたりする可能性があります。粗相を見つけても、感情的に反応せず、冷静に処理することが大切です。

分離不安への対処

飼い主と離れることに強い不安を感じる分離不安が原因の場合、徐々に留守番に慣れさせるトレーニングが必要です。外出する直前に過剰に甘やかすのをやめたり、留守番中に退屈しないよう知育玩具を与えたりする工夫をしましょう。

猫の気持ちに寄り添い、安心できる環境と安定した愛情を提供することで、ストレスが軽減され、粗相の改善につながるでしょう。

行動修正のための具体的なトレーニング

猫が布団で粗相をする癖がついてしまっている場合、単に環境を改善するだけでなく、行動修正のための具体的なトレーニングを組み合わせて行うことで、より効果的な解決が期待できます。

これは、猫にとって粗相を「好ましくない行動」として認識させ、適切な場所で排泄するよう促すためのアプローチです。

粗相場所への嫌悪刺激の設置

  • 猫が粗相をする場所に、猫が不快に感じるものを置くことで、そこでの排泄を思いとどまらせる方法です。
  • アルミホイルやビニールシート:敷くとカシャカシャと音がしたり、足触りが悪かったりするため、猫が嫌がることがあります。
  • 両面テープ:猫は粘着質な感触を嫌がるため、粗相をする場所に貼ることで寄り付かなくなることがあります。
  • ペットボトルを置く:水を入れたペットボトルを数本並べて置くと、場所が占領され、猫が排泄しにくくなります。
  • 動体検知スプレー:猫が近づくと空気を噴射するタイプの機器は、直接的な罰ではなく、驚かせることで粗相を避けさせる効果が期待できます。

これらは一時的な対策であり、猫に強いストレスや恐怖心を与えないよう、反応をよく観察しながら行いましょう。猫が粗相をやめたら徐々に撤去し、根本的な原因の解決を優先してください。

適切な場所での報酬

猫がトイレで排泄したら、すぐに褒めて、おやつや遊びなどのご褒美を与えましょう。これにより、「トイレで排泄すると良いことがある」というポジティブな経験を積み重ねさせます。

粗相を完全にやめ、適切な場所で排泄するようになったら、ご褒美を徐々に減らしていきましょう。

粗相後の適切な処理と消臭

粗相をしてしまった後の適切な処理と消臭は、再発防止のために非常に重要です。

猫は嗅覚が非常に優れているため、匂いが残っていると「ここはトイレの場所」と認識し、繰り返し同じ場所で粗相をしてしまう可能性があります。

  • 素早い処理:粗相を見つけたら、できるだけ早く処理しましょう。時間が経つと、匂いが染みつき、取り除くのが難しくなります。
  • 徹底的な洗浄:布団や衣類など、洗えるものはすぐに洗濯し、可能であれば熱湯で消毒しましょう。
  • オゾン発生器や紫外線ライトの活用:匂いがなかなか取れない場合は、オゾン発生器や、尿の跡を光らせる紫外線を活用するのも有効です。
  • 粗相した場所へのアクセス制限:しばらくの間、猫が粗相した布団や場所へ近づけないようにすることも有効です。

粗相の匂いを完全に除去することで、「ここはトイレではない」と猫に認識させ、再発を防ぐことができます。忍耐強く、徹底的に取り組むことが成功への鍵です。

それでも猫の粗相が治らない場合の専門家への相談

動物病院

これまでさまざまな原因と対策を試しても、愛猫の布団での粗相が「もう治らない」と感じているかもしれません。しかし、諦める必要はありません。

ご家庭での対策だけでは解決が難しいケースでも、専門家のサポートを受けることで、問題が解決に向かう可能性は十分にあります。

特に、医学的な視点からの再評価や、行動学的なアプローチは、複雑な粗相の問題を解決するための鍵となります。

動物病院での精密検査と治療

自宅での対策を試しても粗相が改善しない場合、まずは再度動物病院での精密検査を受けることを強くおすすめします。

一度検査で異常がなかったとしても、時間経過と共に病気が進行したり、見落とされていた別の原因が隠れていたりする可能性も考えられます。

泌尿器疾患の再検査と治療計画

猫の粗相の最も一般的な原因は泌尿器疾患です。一度検査で異常がなくても、症状が続いている場合は、より詳細な再検査が必要になることがあります。

検査の結果、新たな病気が見つかった場合は、その病気に対する治療が開始されます。

特発性膀胱炎など、ストレスが関与する泌尿器疾患の場合、食事療法(PHコントロール食)、ストレス軽減のための環境改善、場合によっては抗不安薬などが併用されることもあります。慢性的な問題の場合、長期的な治療計画を立て、定期的な診察と経過観察が必要となるでしょう。

病気が根本原因であるならば、適切な治療なくして粗相の解決は難しいことを理解し、獣医師と密に連携を取りましょう。

行動治療薬の検討

医学的な問題が排除された後も粗相が続く場合、行動の問題が強く疑われます。特にストレスや不安、分離不安などが原因である場合、獣医師の判断で行動治療薬の使用が検討されることがあります。

これは、粗相を直接的に止める薬ではなく、猫の不安やストレスを軽減し、行動修正を助ける目的で使用されます。

行動治療薬の使用は、専門的な判断が必要なため、必ず獣医師と十分に相談し、リスクと効果を理解した上で進めましょう。

専門家(動物行動学専門医・トレーナー)との連携

医学的な問題が排除され、自宅での対策も限界を感じている場合、動物行動学専門医や行動問題に詳しいトレーナーといった専門家との連携が、粗相の根本解決に繋がる最も有効な手段となります。

彼らは、動物の行動や心理に関する深い知識を持ち、個々の猫に合わせた具体的なアドバイスとサポートを提供してくれます。

問題行動の専門家による診断

動物病院での診察では診断が難しい行動の問題に対しては、動物行動学の専門家に相談することが非常に有効です。

彼らは、獣医学的な知識に加え、動物の行動学や心理学の専門知識を持つため、多角的に問題の原因を特定することができます。

専門家による診断は、粗相の問題を解決するための羅針盤となり、闇雲に試すのではなく、最も効果的なアプローチへと導いてくれます。

個別カウンセリングと長期的なサポート

問題行動の専門家は、診断に基づいて、それぞれの猫と飼い主に合わせた個別カウンセリングと長期的なサポートを提供してくれます。これは、一時的な解決ではなく、持続可能な改善を目指す上で非常に重要です。

例えば、猫の性格、飼育環境、飼い主のライフスタイルに合わせて、具体的な行動修正のステップやトレーニング方法が提示されます。

一度のカウンセリングで全てが解決するわけではありません。多くの場合、数週間から数か月にわたるフォローアップを通じて、進捗状況の確認、問題の再評価、必要に応じたプランの修正が行われます。

専門家との連携は、飼い主一人で抱え込まず、客観的な視点と専門的な知識に基づいたサポートを得られる大きなメリットがあります。

根気強く、専門家と共に問題解決に取り組むことで、愛猫との関係性を再構築し、再び安心して暮らせる日々を取り戻せるはずです。

まとめ:猫の気持ちを理解し、根気強いケアで問題解決へ

猫が布団でトイレをしてしまう粗相の問題は、飼い主にとって大きなストレスとなり、「もう治らないのでは…」と絶望的な気持ちになることもあるでしょう。

しかし、この記事を通して、その行動は単なる「イタズラ」ではなく、猫からの何らかのSOSサインであり、必ず原因があることをご理解いただけたかと思います。

解決への道のりは、決して短くも簡単でもないかもしれません。しかし、猫の気持ちを理解し、根気強く適切なケアを続けることで、必ず問題は解決へと向かいます。

猫の粗相は、彼らが何かを伝えようとしているサインです。諦めずに、愛猫の気持ちに耳を傾け、根気強く向き合うことが、絆を深め、共に幸せに暮らすための道を開きます。

あなたの努力と愛情が、きっと愛猫の行動を変え、再び穏やかな日常を取り戻すことができるでしょう。

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