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犬の視力と見え方は人間と違う?色覚・視野・夜目がどこまで利くか解説

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犬の視力

「うちの子、どうしてそんなに遠くのボールをすぐに見つけられるんだろう?」

「夜のお散歩でも平気そうだけど、犬の目って本当に夜でも見えるのかな?」

愛犬と一緒に暮らしていると、ふと犬の「目」について疑問に思うことはありませんか?犬の視力は、私たち人間のそれとは大きく異なります。

色覚や視野の広さ、そして暗い場所での見え方など、その違いを知ることは、愛犬とのコミュニケーションを深め、より安全で快適な生活を送るためにとても重要です。

この記事では、犬の目の見え方の特徴を科学的な視点からわかりやすく解説します。さらに、目の病気やその予防法、日々のケア方法まで、犬の視力に関するあらゆる情報を網羅してお届けします。

この記事の結論

  • 犬の視力は人間より劣るが、動体視力や夜間の視力に優れている
  • 犬の目の病気は早期発見が重要であり、日々の行動から兆候を読み取ることが大切
  • 目の健康は日々のケアや食事内容によっても、サポートできることを知っておく
  • 犬の視力を理解することで、より安全で快適な生活環境を整えることができる

nademo編集部

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犬の視力はどれくらい?人間との見え方の違い

盲導犬

愛犬の目は、私たち人間と同じように見えているのでしょうか?実は、犬と人間とでは、目の構造や機能が大きく異なり、見える世界もまったく違います。

この違いを理解することは、犬の行動や感情を読み解く上で非常に重要です。私達飼い主が見ている世界と、愛犬が見ている世界が異なることを理解しておかないと、愛犬の気持ちを理解することができないからです。

例えば、なぜ犬は遠くの動く物体をすぐに見つけられるのか、なぜ夜のお散歩でつまづかないのか、といった疑問の答えが見えてきます。

愛犬の見ている世界を想像することで、より深い絆を築き、安全な生活環境を整えることができます。

犬は近視?視力はどのくらい?

「犬は近視」という話を耳にしたことはありませんか?これはおおむね正しいとされています。

犬の視力は、私たち人間の視力(1.0~1.2程度)に比べると、0.2~0.3程度と言われています。つまり、人間がくっきりと見える距離から見ても、犬にはぼやけて見えているのです。

しかし、犬は動く物体を認識する能力に非常に優れており、その動体視力は人間の4倍とも言われています。

この優れた動体視力は、狩猟生活を送っていた祖先から受け継いだもので、遠くの獲物を素早く見つけ出すために発達したと考えられています。

犬の視野は人間の約1.4倍!

犬の目は、人間の目よりも顔の外側に位置しています。この目の配置によって、人間よりもはるかに広い視野を持っています。

人間の視野が約180度であるのに対し、犬の視野は約250度にも及びます。

視点人間
視野の広さ約180度約250度
両目で見える範囲広い狭い
立体視優れている人間ほどではない

犬は広い視野を持つことで、横や後ろからの気配にもいち早く気づくことができます。

しかし、両目で見える範囲(立体視ができる範囲)は人間よりも狭いため、真横にあるものや真下にあるものは見えにくいことがあります。

愛犬が物を落としたり、フードボウルを見失ったりするのはこのためかもしれません。

犬は色が見える?色覚について

「犬は白黒の世界しか見えない」という説を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは誤りです。

犬は人間と同じように色を認識できますが、その見え方は少し異なります。人間の目は、赤・緑・青の3色を認識する「三色型色覚」なのに対し、犬は二色型色覚です。

犬の目には赤色を識別する細胞がなく、青色と黄色を主に認識していると言われています。つまり、人間が赤色や緑色に見えているものが、犬には黄色や灰色っぽく見えているのです。

このことを知っていると、愛犬のおもちゃを選ぶ際にも役立ちます。青や黄色のおもちゃなら、愛犬にとって見つけやすく、遊びの楽しさもアップするでしょう。

犬の夜の視力は人間よりすごい?

犬

夜のお散歩中、愛犬が暗闇の中でも平気な顔で歩いているのを見て、「犬って本当に夜目が利くんだな」と感じたことはありませんか?

犬の夜の視力は、人間よりもはるかに優れています。その秘密は、犬の目の奥にある特別な構造と、優れた動体視力にあります。

夜間に愛犬と安心して過ごすためにも、その目の秘密を詳しく見ていきましょう。

夜目が利く理由「タペタム」とは

犬の目が暗闇で光って見えるのには、ちゃんとした理由があります。それは、目の奥にある「タペタム(輝板)」と呼ばれる反射板のような組織の存在です。

タペタムは、網膜に入ってきたわずかな光を反射させ、網膜にもう一度届けることで、暗闇でものを識別する能力を高めます。

このタペタムのおかげで、犬は人間が必要とする光量の約4分の1で物を見ることができると言われています。

これは、夜間に狩りをする動物としての進化の過程で獲得した、犬の生存に欠かせない重要な能力なのです。

夜間でも遠くの物を認識できる秘密

犬の優れた夜の視力は、タペタムだけでなく、網膜にある光を感じる細胞「桿体細胞(かんたいさいぼう)」の数が人間よりも多いことも関係しています。

桿体細胞は、光の強弱や動きを感知するのに特化しており、暗闇でもわずかな光を捉えて、物体の輪郭や動きを認識することができます。

この能力と、犬本来の優れた動体視力が組み合わさることで、犬は夜間でも遠くの動く物体を正確に捉えることができるのです。

しかし、全く光がない真っ暗な場所では犬も物を見ることはできませんので、夜のお散歩では安全を確保するためにも、リードや首輪に反射材をつけるなどの工夫をしましょう。

【独自の調査】あなたの愛犬の視力は?

犬

nademo編集部では、愛犬の視力に関する独自の調査を実施しました。読者の皆様の愛犬が、どのような行動で視力の良さや心配な兆候を見せているのか、興味深い結果が集まりました。ここでは、その一部をご紹介します。

視力が良さそうな愛犬の行動ランキング

多くの飼い主さんが、「うちの子は視力が良いな」と感じる行動には、以下のようなものが挙げられました。

順位行動理由(推測)
1位遠くから投げたボールをすぐ見つける優れた動体視力と広い視野で、ボールの動きを正確に捉えている。
2位窓の外を歩く人や車にすぐ気づく広い視野で、横や斜めから入ってくる動くものにも素早く反応している。
3位暗い場所でも平気で歩くタペタムや桿体細胞のおかげで、夜でも人間より物が見えやすい。

この結果から、多くの飼い主さんが、犬の動体視力や夜間の視力の高さを日々の生活の中で実感していることがわかります。

視力が心配な愛犬の行動ランキング

一方で、愛犬の視力に不安を感じている飼い主さんの声も多く聞かれました。特に多かった行動は以下の通りです。

順位行動理由(推測)
1位散歩中に物にぶつかることがある視力低下や視野狭窄の可能性。注意が必要なサイン。
2位おもちゃやご飯を見失うことがある近視の進行や立体視の衰え、目の病気の初期症状の可能性。
3位階段の昇り降りを嫌がるようになる段差や奥行きがうまく認識できなくなっている可能性。

これらの行動が見られた場合は、単なる加齢のせいと安易に考えず、一度動物病院で相談することをおすすめします。愛犬の目の健康を守るためにも、日頃から行動をよく観察することが大切です。

犬の視力が衰える?注意すべき目の病気

アナトリアン・シェパード・ドッグ

愛犬が年を重ねるにつれて、視力が衰えることは自然なことです。しかし、その原因が病気によるものであることも少なくありません。

犬の目の病気は、早期に発見して適切な処置をすれば、進行を遅らせたり、症状を改善できる場合があります。

大切な愛犬の目の健康を守るためにも、代表的な目の病気について知っておきましょう。ここでは、特に注意したい目の病気とその症状について解説します。

白内障

白内障は、目のレンズである水晶体が白く濁り、視力が徐々に低下していく病気です。

初期のうちは気づきにくいですが、進行すると水晶体の白濁が肉眼でも確認できるようになります。

老犬に多く見られますが、若齢で発症する若年性白内障や、糖尿病を原因とするものもあります。

  • 目が白く濁って見える
  • 物にぶつかることが増える
  • 段差を嫌がるようになる
  • 散歩中に動きが鈍くなる

白内障が進行すると、光しか感じられなくなるまで視力が失われ、最終的には失明に至ることもあります。

治療法としては、内科療法や点眼薬での進行抑制、外科手術で水晶体を取り除く方法があります。

緑内障

緑内障は、眼球内の圧力(眼圧)が上昇することで、視神経が圧迫され、視野が狭くなり、最終的には失明に至る病気です。

急性の場合、激しい痛みを伴うことが多く、飼い主さんが気づきやすい病気です。

  • 目をしょぼしょぼさせる
  • 目をこする
  • 目の充血
  • 瞳孔が開いたままになる
  • 眼球が大きくなる(牛眼)
  • 食欲不振や元気がない

緑内障は、早期に治療を開始しないと急速に進行し、24~48時間以内に失明することもあるため、緊急性が高い病気です。

少しでも疑わしい症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。

進行性網膜萎縮症(PRA)

進行性網膜萎縮症(PRA)は、網膜の機能が徐々に失われていく遺伝性の病気です。症状の進行はゆっくりで、初期は夜間に見えにくくなる夜盲症から始まります。

進行段階症状
初期暗い場所で物にぶつかる、夜の散歩を嫌がる
中期視界が狭くなり、日中でも物にぶつかるようになる
末期完全に視力を失い、失明する

残念ながら、今のところ有効な治療法は確立されていません。しかし、遺伝子検査で事前に発症リスクを知ることが可能です。

チェリーアイ

チェリーアイは、第三眼瞼(瞬膜)の奥にある涙腺が飛び出し、目の内側に赤い腫れ物が見える状態を指します。

まるでサクランボ(チェリー)のように見えることから、この名前がついています。

  • 目の内側から赤い腫れ物が出ている
  • 涙が止まらない
  • 目が乾燥する

飛び出した涙腺が目に刺激を与え、結膜炎などを引き起こすこともあります。治療は主に外科手術で、飛び出した涙腺を元の位置に戻す処置を行います。

早期発見の鍵!こんなサインを見つけたら要注意

愛犬の目の病気を早期に発見するためには、日頃の観察が非常に重要です。以下のようなサインが見られたら、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

  • 行動の変化:散歩を嫌がる、段差につまずく、おもちゃを見つけられないなど
  • 目の状態:目が赤く充血している、目やにの量が増えた、涙が止まらない、目が白く濁っている
  • しぐさ:目をしょぼしょぼさせる、前足で目をこする、まぶしそうにする

これらのサインは、目の病気だけでなく、体調不良のサインであることもあります。少しでもおかしいと感じたら、早めの受診を心がけてください。

愛犬の目を守る!今日からできる目のケア方法

犬

目の病気の早期発見も大切ですが、日頃から目の健康を保つためのケアも欠かせません。

飼い主さんが日々できる簡単なケアで、愛犬の目を健やかに保つことができます。ここでは、すぐに実践できる目のケア方法をご紹介します。

目やにの正しい拭き方

愛犬の目から出る目やにや涙を放置すると、雑菌が繁殖し、目の周りが汚れたり、病気の原因になることがあります。

  • 用意するもの:ペット用のウェットコットン、清潔なガーゼ、コットンなど
  • 正しい拭き方
    1. 清潔なコットンやガーゼをぬるま湯で湿らせる。
    2. 目やにの周りを優しく拭き取る。
    3. 強くこすらず、目の周りの皮膚を傷つけないように注意する。

硬くなった目やには無理に取ろうとせず、ぬるま湯でふやかしてから優しく拭き取るようにしましょう。目の状態を観察する良い機会にもなります。

涙やけのケア方法

涙やけは、涙が目の周りの被毛につくことで、菌が繁殖して赤茶色く変色してしまう状態です。見た目が悪いだけでなく、皮膚炎の原因になることもあります。

  • 原因
    • 涙の量が多い
    • 涙管が詰まっている
    • 食事が合っていない
  • ケア方法
    • 涙やけ専用のクリーナーで毎日丁寧に拭き取る。
    • 目の周りの被毛を短くカットする。
    • 食事を見直す(涙やけの原因となる食材を避ける)。

涙やけがひどい場合は、涙管の詰まりやアレルギーが原因の場合もあるため、動物病院で相談しましょう。

ドッグフードで目の健康をサポート

日々の食事も、愛犬の目の健康に大きく影響します。特に目の健康に良いとされる栄養素を積極的に取り入れることで、病気の予防にもつながります。

目の健康をサポートする栄養素

  • ビタミンA:網膜の健康を保つ
  • ビタミンE:抗酸化作用で細胞の老化を防ぐ
  • ルテイン:網膜や黄斑部を保護
  • DHA/EPA(オメガ3脂肪酸):目の炎症を抑える

これらの栄養素が含まれているドッグフードを選ぶことはもちろん、サプリメントで補ってあげることも効果的です。

犬の視力に関するQ&A

老犬になり、目が白く濁ってきました。これは白内障?

老犬の目が白く濁る原因には、白内障以外にも「核硬化症」が考えられます。核硬化症は加齢による水晶体の変化で、視力にはほとんど影響しません。

しかし、見た目だけで判断することは難しいので、一度動物病院で診てもらいましょう。

愛犬の視力低下に気づいたのですが、どうすればいい?

まずは動物病院を受診し、獣医師に診断してもらいましょう。病気であれば適切な治療が必要です。

また、自宅の環境を整えてあげることも大切です。家具の配置を変えない、危険なものを撤去するなど、愛犬が安全に生活できるように工夫してあげましょう。

まとめ

犬の目は、人間とは異なる特別な構造を持っています。その見え方の違いや、目の病気について理解することは、愛犬の健康と安全を守る上で非常に重要です。

日々の観察と適切なケアを心がけることで、目の病気を早期に発見し、愛犬がいつまでも快適に過ごせるようにサポートしてあげることができます。

この記事を参考に、愛犬の目の健康について改めて考えてみませんか?

この記事の執筆者

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