愛猫と遊んだ後に、「愛猫の呼吸がいつもより荒い気がする。これって運動したから?興奮気味だから?それとも、何か病気が原因?」
愛猫がハァハァ息をしていると、心配になってしまいますよね。ちょっと息切れしているだけなのか、あるいはすぐ動物病院に行くべき緊急事態なのか…。
そこで今回は、愛猫の息が荒くなったときのチェックポイントやその原因、正常な呼吸と危険な呼吸の見分け方なども御紹介します。
この記事の結論
- 猫は基本的に鼻呼吸なので、犬のようにパンティング(口呼吸)するときは異常事態
- 安静時の正常な猫の呼吸回数の目安は、1分間に20回~30回程度
- 猫の呼吸が荒くなる原因は、運動、ストレス、体温調節、病気と多々ある
- 10分程度経っても呼吸が落ち着かない場合やほかにも症状がある場合はすぐに動物病院へ
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目次
猫の正常な呼吸
猫の呼吸が荒いかどうかを理解するためには、正常なときの呼吸状態を知る必要があります。
まずは、愛猫の正常な呼吸を知っておきましょう。チェックポイントは以下の5項目です。
呼吸回数 | 正常な猫の呼吸回数(安静時の値)は、1分間に20回~30回程度です。これを安静時呼吸数と言います。 |
呼吸のリズム | 正常な場合、一定のリズムで安定しています。 |
無音 | 呼吸音はほとんど聞こえないか、スースーというスムーズな寝息程度。 |
鼻と口 | 口を閉じた状態で鼻から呼吸をします。口を開けて呼吸することは異常です。 |
お腹と胸の動き | お腹と胸が穏やかに上下しますが、正常であれば大きな動きや急激な動きは見られません。 |
飼い主さんが近付くと愛猫が興奮してしまうこともあるので、愛猫がリラックスしているときや睡眠時にチェックしましょう。
呼吸の基本は猫も鼻呼吸
犬はパンティングと言って、口を大きく開けて舌を出しながら、浅く速く「ハァハァ」と呼吸することがあります。
犬は、人間のように汗腺が全身にないため、汗をかいて体温を下げることができないので、パンティングで唾液を蒸発させて体温を下げるからです。
猫もパンティングを行うことはありますが、基本的に鼻呼吸です。
通常、健康な猫は口を閉じた状態で鼻から静かに呼吸します。鼻腔内で空気を温め、湿らせ、異物をフィルタリングすることで、呼吸をスムーズに保ちます。
そのため、猫が口を開けて呼吸するのは正常な状態ではありません。
もし、猫が頻繁にパンティングを行う場合や、鼻での呼吸が困難な場合は、健康上の問題がある可能性が高いと考えられます。
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愛猫の呼吸数を確認する方法
猫の呼吸数を確認する方法は、以下の手順で行いましょう。
- 愛猫が安静な状態(寝ている、リラックスしているなど)であることを確認します。
- スマートフォンのタイマー機能や時計など、できれば秒単位で計測できるものを用意します。
- タイマーを30秒に設定し、猫の胸やお腹の動きを観察して呼吸をカウントします。その回数を2倍して1分間の呼吸数を求めます。
正常な猫の呼吸数は1分間に20回~30回程度です。
30秒間じっとしていることが難しい子であれば、10秒程度で6倍にしてカウントしてみましょう。
これを超える場合や逆に少ない場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
猫の呼吸が荒い原因
あなたは、激しい運動をしたときや恐怖や不安を感じたとき、暑いとき、あるいは発熱したり痛みを感じたときに呼吸が速くなった経験はありませんか?
猫も同じです。猫も以下のような状況になると、呼吸が荒くなります。
運動後
運動後、猫は多くの酸素を必要とするため、呼吸が速くなります。通常は1分間に20回~30回の呼吸が平均的ですが、運動後はこれを超えることがあります。
通常、猫は鼻で呼吸しますが、非常に激しい運動後には短時間で多くの酸素を取り入れるため、口を開けて呼吸することもあります。
運動後に呼吸が速くなること自体は正常です。通常の呼吸のリズムに戻るまでの時間を観察しましょう。
健康に問題がない猫なら、呼吸が速い状態が数分~10分程度続いた後、徐々に通常の呼吸に戻ります。
呼吸が非常に速い状態が長時間続く場合や、息切れが収まらない場合、口を開けて呼吸し続ける場合は異常の可能性があります。
また、呼吸音に異常な音(ヒューヒュー、ゼーゼー)が混じる場合や、猫がぐったりして元気がない場合も注意が必要です。
ストレス
ストレスや不安を感じると、猫の呼吸が速くなることがあります。「フライト・オア・ファイト」反応と言って、体が戦うか逃げるかという態勢を整えるからです。
猫がストレスを感じたときの呼吸は浅くなり、息を深く吸い込むことが困難になることや、呼吸のリズムが乱れ、不規則になることがあります。
また、強いストレスを感じた場合、口呼吸することや呼吸時にヒューヒューやゼーゼーといった異常な音がすることがあります。
呼吸が速くなるなどのストレスサインが頻繁に見られる場合は獣医師に相談し、適切な対処法をアドバイスしてもらいましょう。
体温調節
犬と同様、猫も暑いときに口を開けて「ハァハァ」と浅く速い呼吸をすること(パンティング)があります。
呼吸によって体内の熱を放散し、体温を下げるためです。
猫は快適な場所を見つけるのが得意なので、自ら涼しい場所へ移動して横になりますが、エアコンなどで室内温度を一定に保って熱中症を予防しましょう。
猫にとっての快適温度は25℃前後、湿度は50%~60%とされています。常に新鮮な飲み水を用意しておくことも大切です。
パンティングや速い呼吸が短時間であればあまり問題ありませんが、長時間続く場合は熱中症や他の健康問題の可能性があります。
また、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」などの異常な呼吸音がする場合は、呼吸器系の問題の兆候です。
速い呼吸に加えて、愛猫がぐったりしている場合や元気がない場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
誤飲
猫が誤飲すると、体が異物を排除しようとして呼吸が速くなることがあります。
誤飲によって気道が部分的に閉塞されると、浅く速い呼吸をするようになってしまいます。
異物が気道に詰まると、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)音を伴う呼吸になったり、口を開けて呼吸することがあります。
異物を排出しようとして、咳や嘔吐を伴うことが多くあり、重篤な場合、呼吸困難に陥ります。
愛猫が異物誤飲したと思われる場合は、すぐに獣医師へ連絡し、誤飲の内容や状況を詳しく説明して指示を仰ぎましょう。
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病気
愛猫が異常な呼吸をしている状態なら、まずはストレスを感じさせないように静かな場所で安静にさせます。
そして、愛猫の呼吸回数を測ってみましょう。
猫の呼吸が荒くなる原因には、さまざまな病気や健康状態の悪化が考えられます。
愛猫の呼吸がいつもと違うと感じたら、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。
愛猫にできるだけ長生きしてもらうには、早期の診断と治療が決め手となるからです。
普段から愛猫の健康状態を観察し、異変があればすぐに相談できるかかりつけ医を近所に見つけておきましょう。
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猫の呼吸が荒いときに注意したい病気
激しく遊んだり運動した後、高温の環境下、環境の変化や大きな音などで一時的にストレスを感じたときなどに猫の息が荒くなることがあります。
ですが、いずれの場合もしばらくして落ち着いた状態になり、通常の呼吸に戻れば心配はいりません。
一方、数時間以上にわたって呼吸が荒いままの場合は注意が必要です。呼吸音が異常な場合も、呼吸器系に問題が生じている可能性があります。
原因としては、以下の疾病などが考えられます。
熱中症
猫は一般的に30℃以上の環境で熱中症のリスクが高まります。特に直射日光が当たる場所や換気が不十分な場所で、熱中症を発症する危険があります。
25℃~30℃の範囲の気温でも、湿度が60%を超えると猫の体温調節が難しくなり、熱中症のリスクが高まります。
特に愛猫が熱中症を発症する可能性が高い、注意が必要な環境は以下となります。
- 密閉された室内
- 日差しが強い夏の車内
- 直射日光が当たる窓辺
室温を一定に保つためにエアコンを使用し、猫が快適に過ごせる温度を維持しましょう。愛猫の脱走対策をした上で、 室内の換気を行うことも大切です。
窓には直射日光を防ぐカーテンやガラスフィルムなどを使用して、愛猫が涼しく過ごせるベッドを用意してあげましょう。
また、愛猫がいつでも新鮮な水を飲めるようにして、脱水を防ぐのも重要なポイントです。
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気管支炎
猫が気管支炎を発症しているため、呼吸が荒くなる場合があります。
気管支炎を発症する主な原因は以下のとおりです。
- ウイルスや細菌、真菌などによる感染症
- 花粉、ハウスダスト、カビ、タバコの煙などによるアレルギー
- 空気の汚染、化学物質、冷たい空気などによる環境要因
- 肺虫(Aelurostrongylus abstrusus)などの寄生虫
- 慢性気管支炎や喘息といった慢性疾患
以下の症状を伴う場合は気管支炎の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音
- 口呼吸
- 呼吸困難
- 咳
- 歯茎や舌が青紫色になるチアノーゼ
- 元気がない、食欲減退
通常時の呼吸音と異常時の呼吸音の違いについて理解しておきましょう。
肺炎
猫が肺炎を発症しているため、呼吸が荒くなる場合があります。
肺炎を発症する主な原因は以下のとおりです。
- バクテリア、ウイルス、真菌などによる感染症
- 誤嚥(食べ物や液体が誤って気管に入ること)
- 慢性的な気管支炎や喘息といった慢性疾患の進行
- ストレスや他の病気、免疫抑制薬の使用などによる免疫力低下
- 肺虫などの寄生虫による感染
- 胸部への外傷や異物
- 肺炎の際の呼吸の状態
以下の症状を伴う場合は肺炎の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- 速い呼吸
- 浅い呼吸
- 口呼吸
- 呼吸時のゼーゼー音やラ音(湿った音)
- 呼吸困難
- 咳
- 歯茎や舌が青紫色になるチアノーゼ
- 発熱
- 元気がない、ぐったりする
- 食欲不振
- 体重減少
肺に感染する病原体はさまざまな種類があるため、種類によっては肺以外に感染が広がることもあります。
鼻炎
猫が鼻炎を発症しているため、呼吸が荒くなる場合があります。
鼻炎を発症する主な原因は以下のとおりです。
- ウイルスや細菌、真菌などによる感染症
- 花粉、ハウスダスト、カビ、タバコの煙などによるアレルギー
- 冷たい空気や乾燥した空気、化学物質等による環境要因
- 鼻腔内への異物(草の種子、ホコリ、毛など)
- 鼻腔内や副鼻腔の腫瘍
- 歯根部の感染
以下の症状を伴う場合は鼻炎の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻詰まり
- 「ヒューヒュー」といった呼吸音
- 呼吸困難
- 涙や目やにの増加
- 食欲不振
- 元気喪失
鼻炎は原因がはっきりとしていないものもあるので、呼吸音のチェックや体調管理は欠かせません。
猫風邪
猫が猫風邪(猫のウイルス性呼吸器感染症)を発症しているため、呼吸が荒くなる場合があります。
猫風邪を発症する主な原因は以下のとおりです。
- 猫ヘルペスウイルス(FHV-1)や猫カリシウイルス(FCV)による感染
- パスツレラ菌やボルデテラ菌などの細菌感染
- ストレス、過密な飼育環境、不衛生などの環境要因
以下の症状を伴う場合は猫風邪の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻詰まり
- 呼吸困難
- 「ヒューヒュー」「ガラガラ」といった異常な呼吸音
- 涙や目やにの増加、目の周りの赤い腫れ
- 食欲不振
- 体重減少
- 発熱
- 元気喪失、ぐったりする
猫風邪は人間の風邪と同じような症状を伴いますが、寝ていれば治るという病気ではありません。
適切な治療が必要になりますので、「安静にしているだけで大丈夫だろう」といった判断をしないように注意しましょう。
心筋症
猫が心筋症を発症しているため、呼吸が荒くなる場合があります。
心筋症は猫に多い病気のひとつですが、実は原因が明らかになっていません。しかし、主な原因として以下が考えられます。
- 遺伝的要因
- 栄養不足(例えばタウリン不足)
- 高血圧、甲状腺機能亢進症、慢性腎臓病などの他の持病
- ウイルス、細菌、寄生虫などの感染症
猫の突然死は突発性の心筋症が原因の場合が多いとされています。
以下の症状を伴う場合は心筋症の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- 速い呼吸
- 浅い呼吸
- 口呼吸
- 呼吸困難
- 「ゼーゼー」やラ音(湿った音)を伴う呼吸音
- 咳
- 歯茎や舌が青紫色になるチアノーゼ
- 元気喪失、ぐったりする
- 食欲不振
- 体重減少
明確な初期症状が認められていないため、定期的な健康診断が重要になります。
腫瘍
猫の体内に腫瘍ができているため、呼吸が荒くなる場合があります。
猫の腫瘍の主な原因は以下のとおりです。
- 遺伝的要因
- タバコの煙や農薬、化学物質などの有害物質による環境要因
- 猫白血病ウイルス(FeLV)や猫免疫不全ウイルス(FIV)感染によるリンパ腫などの発症リスク
- ホルモンバランスの乱れ
- 慢性的な炎症や感染(例えば慢性の口内炎や皮膚炎など)
- 加齢
以下の症状を伴う場合は腫瘍の可能性が高いので、すぐ動物病院へ。
- 速い呼吸
- 浅い呼吸
- 口呼吸
- 呼吸困難
- 咳
- 「ヒューヒュー」「ガラガラ」といった異常な呼吸音
- 歯茎や舌が青紫色になるチアノーゼ
- 元気喪失、ぐったりする
- 食欲不振
- 体重減少
- 痛み(猫が特定の部位を触られるのを嫌がる、鳴く、触られるのを避けるなど)
猫の腫瘍の約80%は悪性腫瘍だと言われており、早期に気付けないと全身に転移したあと…ということも。
日頃から体に触れて異常がないか確認することが、飼い主さんにできることです。
愛猫の呼吸が荒いときの対処法
愛猫が荒い呼吸をしていると、すぐ病院に連れて行ったほうが良いとわかっていても、苦しそうにしていると動かすのが可哀想に思えるでしょう。
慌てず飼い主さんご自身が落ち着いて、冷静に愛猫の様子を観察しましょう。呼吸の速度、リズム、異音(ぜーぜー音など)を確認します。
まずは愛猫にストレスを与えないよう、静かな場所で休ませて安静を保ちます。
そして、愛猫が呼吸しやすい姿勢にしてあげましょう。猫は前足を伸ばして、その上に首を伸ばした姿勢(スフィンクスのような)が楽と言われます。
家庭でできる応急処置は原因によっても異なるので、愛猫の様子を見ながらかかりつけの獣医師に電話などで報告し、指示を仰ぎましょう。
運動後や興奮時は様子見
動きのある遊びや運動後に興奮のしすぎで口呼吸をするのは、若い猫に多い傾向があるとされます。
健康な猫であれば、通常は数分から10分程度で呼吸が落ち着きます。
ただし、運動が激しかったり長時間だったり、遊びの最中に大きな音や他のペットと争ったりしてストレスがかかった場合はもう少し時間を要します。
また、暑い環境や空気の循環が悪い場所での場合や、持病がある猫や高齢の猫の場合は、回復に時間がかかることがあります。
運動後や興奮した後に10分以上経っても愛猫の呼吸が荒いままや、他の異常が見られる場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
原因がわからないときは呼吸数や持続時間を測る
猫の正常な呼吸回数は1分間に20回~40回程度、熟睡中なら15回~25回程度と少なくなるのが一般的です。
特に安静に寝ている時の呼吸が速いのは、何らかの病気や体の不具合が隠れている可能性があります。
日頃から、愛猫が寝ている時などに、1分間に愛猫の胸の上下運動が何回繰り返されるか測るのを習慣にしておきましょう。
愛猫の呼吸に異常を感じたときの回数と比べることで、病院へ連れて行くべきかどうかのバロメーターとなりますし、獣医師にとっても参考になります。
1分間じっとしていられる子は多くありませんので、計測するのが難しい場合には10秒間計測し、6倍した数字で計算すると良いです。
併発している症状が見られるときはすぐ動物病院へ
こんな状況や症状がある場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
- 突然呼吸が変になった
- 呼吸が苦しそう
- 呼吸が止まった
- 激しい咳がある
- 呼吸するとき変な音がする
- 舌やくちびるが青紫色
- 意識がない
- 水におぼれた
- 高所から落下した
- 呼吸が不規則でいびきがひどい
- じっとうずくまっている など
これらの症状にかかわらず、愛猫の様子を見ていて気になったことがあればまず相談、というのがおすすめです。
自己判断で安易な判断をしてしまう可能性もあると危険なので、症状にかかわらず相談してみると良いでしょう。
愛猫の呼吸が止まったときの応急処置
万が一、愛猫の呼吸が止まってしまったら、様子を見るどころではありません。
意識や脈がなくなり呼吸も止まったら、3分~4分以内に蘇生する必要があります。その後、心臓が動いてくれたとしても脳に障害が出てしまいます。
愛猫の息が止まったら、以下の手順で飼い主さんご自身で蘇生を行いましょう。
- すぐに愛猫の口を開けさせ、喉奥に異物などが詰まっていないか確認します。
- 右側を下にして愛猫を横たわらせ、あごをまっすぐにして舌を引っ張り出し、飼い主さんの口で猫の鼻と口を覆うようにして2回息を吹き込みます。
- 同時に愛猫の心臓マッサージを行います。愛猫の胸骨の下部1/3、肋骨の真ん中あたりに手を置き、指を使って圧迫します。
- 毎秒1回~2回のペースで胸骨を約1cm~2cm押し下げる程度に30回の圧迫を行ったら、再度人工呼吸を2回行い、これを1セットとします。
愛猫に回復の兆しが見られるか、獣医師が到着するまで心臓マッサージを続けます。
万一の事態に備えて、正確な手順や技術を身につけられるよう、動物救命講習を受けておくと安心でしょう。
この記事の執筆者
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