「最近、愛猫がよくかゆがっている」「毛づくろいの頻度が増えた」そんな変化を感じたら、ノミが原因かもしれません。
猫にノミが寄生すると、強いかゆみや皮膚トラブルを引き起こすだけでなく、人間にも影響を及ぼすことがあります。
本記事では、猫にノミがいるかどうかを自宅で簡単に調べる方法や、チェックすべきポイント、ノミを発見したときの対処法まで、飼い主が知っておくべき情報を網羅して解説します。
この記事の結論
- 猫にノミがいるかは行動や皮膚の状態から判断可能
- ブラッシングや目視チェックで早期発見が期待できる
- ノミ対策には環境の清掃と予防薬の併用が重要
- 異変を感じたら早めに対処することで拡大を防げる
猫にノミがいるか調べるべき理由

猫にノミが寄生しても、すぐに気づけるとは限りません。しかし、放置すると猫自身の健康はもちろん、飼い主や家の環境にも悪影響を及ぼします。
ノミはわずか1匹でも繁殖力が非常に高く、あっという間に部屋中に広がってしまうのです。さらに、ノミのかゆみにより猫がストレスを感じたり、皮膚炎を引き起こしたりするリスクもあります。
愛猫の健康を守るためにも、日頃からノミの有無をチェックし、早期発見・早期対策を習慣化しましょう。
ノミは猫だけでなく人にも影響する
ノミは猫に寄生するだけでなく、人間にも被害をもたらします。特に室内で猫と同居している飼い主は注意が必要です。
- 足元やすねなどを中心にノミに刺される
- 強いかゆみと赤みが出る
- アレルギー反応を引き起こすケースもある
また、ノミは猫に寄生している間にさまざまな病原体を媒介する可能性もあります。猫から人へと健康被害が及ばないよう、日頃から猫の健康チェックを怠らないことが大切です。
ノミ寄生を放置するとどうなる?
ノミの寄生を放置すると、猫に深刻な健康トラブルを引き起こす可能性があります。特に注意すべきなのが「ノミアレルギー性皮膚炎」。これはノミの唾液にアレルギー反応を起こすもので、激しいかゆみや脱毛、炎症をともないます。
さらにノミは吸血によって貧血を引き起こすこともあり、特に子猫や体力のない猫では命に関わるケースもあります。
また、ノミを媒介として「瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)」に感染することもあり、飼い主の健康にも影響を及ぼす恐れがあります。
猫にノミがいるか調べる方法【基本編】

ノミの発見は早ければ早いほど、猫への負担や室内の被害を抑えられます。以下に紹介する方法は、自宅で簡単に実践できる基本的なチェック方法です。
- 被毛をかき分けて目視で確認する
- ノミ取り櫛(コーム)を使って検査する
- 白いタオルの上でノミフンを検出する
- ブラッシング時の猫の反応を見る
これらの方法を組み合わせることで、見落としを防ぎ、より確実にノミの有無を確認できます。定期的なケアの一環として、習慣化しておくと安心です。
被毛をかき分けてノミや黒い粒(ノミのフン)を探す
最も基本的で手軽な確認方法は、猫の被毛をかき分けて直接目視する方法です。ノミそのものは茶色く小さいため見つけにくいこともありますが、ノミのフン(黒い砂状の粒)が皮膚表面に残っている場合もあります。
- 首の後ろ、背中、尻尾の付け根などに多く見られる
- フケと違い、湿らせたティッシュの上に置くと赤茶色ににじむ
猫が嫌がらない程度にやさしく毛をかき分け、皮膚の状態も合わせて確認しましょう。
ノミ取り櫛(コーム)を使ってみる
ノミ取り専用の櫛を使えば、ノミ本体やそのフンを効率よく取り除くことができます。
通常のブラシとは異なり、櫛目が非常に細かく設計されているため、猫の被毛に潜んでいる小さな異物を絡め取るのに適しています。
- 明るい場所で、猫を落ち着かせてから開始
- 首の後ろから尻尾にかけてゆっくりと櫛を入れる
- 櫛についた黒い粒やノミを白い紙の上に落とし、確認
週に1~2回のチェックでも、早期発見につながります。
白いタオルを使ったノミフンの検出方法
視認しにくいノミのフンを見つけるには、白いタオルや紙の上でブラッシングを行う方法が効果的です。ノミのフンは血を含んでいるため、水に触れると赤茶色ににじむ特徴があります。
必要なもの
- 白いタオルまたはA4用紙
- ノミ取り櫛または通常のブラシ
- ティッシュと少量の水
実践手順
- 猫を白いタオルの上に座らせてブラッシング
- タオルに落ちた黒い粒を確認
- その粒を湿らせたティッシュで包む
- 血のにじみがあれば、ノミのフンの可能性大
この方法は、目視でノミを確認できなかった場合にも有効です。
ブラッシング中に注意すべきサイン
ブラッシングはノミのチェックに加え、猫の健康状態を知る重要な機会です。以下のような変化があった場合は、ノミの寄生を疑いましょう。
- 異常に嫌がる、暴れる
- 特定の箇所(首、背中、尻尾)を触ると過敏な反応を示す
- 赤い斑点や引っかき傷が見られる
- フケが増えている
これらのサインがあれば、ノミの存在だけでなく、皮膚炎などの症状が進行している可能性もあります。早めの対処が必要です。
猫の行動や体からわかるノミのサイン

猫にノミが寄生すると、行動や体にさまざまな変化が現れます。
ノミは吸血する際に猫の皮膚へ刺激を与えるため、強いかゆみが引き起こされ、猫が過剰な毛づくろいや引っ掻きを繰り返すことがあります。主なノミのサインには以下のようなものがあります。
- 頻繁に体を舐めたり噛んだりする
- 脱毛や皮膚の赤みが見られる
- フケやかさぶたが増える
- 飼い主にもかゆみや湿疹が出る
猫の体調や行動に日頃から目を配り、小さな変化に気づけるようにしておくことが大切です。
猫が頻繁に体を舐める・噛む・引っ掻く
猫は本来、清潔好きな動物で頻繁に毛づくろいをしますが、ノミが寄生するとその頻度が明らかに増加します。特に以下のような異常が見られる場合は、ノミの存在を疑いましょう。
- 同じ箇所ばかり舐める、噛む
- 後ろ脚で強く体をかく
- じっとしていても突然体を振るわせる
これらはノミによるかゆみのサインであることが多く、早期にチェックや対処を行わないと、皮膚の炎症や脱毛、ストレスの原因になります。
脱毛や皮膚の赤みが見られる
ノミの寄生が進行すると、猫の皮膚に直接的なダメージが現れます。特にノミが集中しやすい箇所に、以下のような症状が見られます。
| よく見られる部位 | 主な症状 |
|---|---|
| 首の後ろ | 円形脱毛、赤み |
| 尻尾の付け根 | フケ、かさぶた |
| 内もも | 引っかき傷、出血跡 |
被毛の中に隠れて見えにくいため、定期的に被毛をかき分けて皮膚の状態を確認する習慣が重要です。
ノミアレルギー性皮膚炎の可能性とは?
ノミの唾液に含まれる成分に猫がアレルギー反応を示すと、「ノミアレルギー性皮膚炎(FAD)」を発症することがあります。
これは通常のかゆみとは異なり、少数のノミでも激しい炎症反応を起こすのが特徴です。
- 強いかゆみと広範囲の脱毛
- 湿疹、発赤、膿を伴う皮膚炎
- 一度治っても再発しやすい
この症状が出ている場合は、動物病院での診断と治療が必要です。ノミ駆除だけでなく、抗アレルギー薬や抗炎症剤の投与が行われることもあります。
飼い主の肌にも異変がある場合(体験談)
猫にノミが寄生していると、飼い主の肌にも被害が出ることがあります。
筆者自身の体験では、猫を抱っこした後に足首やふくらはぎに赤い湿疹ができ、強いかゆみに襲われました。
- 赤い発疹が点々と現れる(特に足元)
- 刺された場所が数日かゆい
- 掻きむしると跡が残ることも
このような症状があった場合、猫の体をすぐにチェックし、ノミの有無を調べることをおすすめします。人間も被害を受ける点を認識しておくことが大切です。
猫にノミを見つけたときの対処法
ノミが確認された場合、猫だけでなく環境全体を整える必要があります。
ノミは高い繁殖力を持ち、1匹でも見つかれば数百匹に増える可能性があるため、迅速かつ包括的な対処が求められます。
- 室内の清掃と猫の隔離
- 適切なノミ駆除薬の使用
- 獣医師への相談または市販薬の選択
- ノミの再発防止に向けた予防策
これらを順序立てて行うことで、被害の拡大を防げます。
まずは室内の清掃と猫の隔離
ノミは成虫だけでなく、卵・幼虫・さなぎといった発育段階があり、カーペットや寝具などに潜んでいます。駆除薬の使用と同時に、以下のような環境対策が欠かせません。
- 猫を別室に隔離し、掃除機を徹底的にかける
- 寝具・カーペット類は洗濯または天日干し
- ノミの卵が残らないよう、数日間繰り返し清掃
環境のノミを取り除くことで、駆除薬の効果もより高まります。
動物用ノミ駆除薬の選び方と注意点
ノミ駆除には専用の動物用医薬品が必要です。市販薬でも獣医師処方でも複数のタイプがあり、猫の体重や年齢に応じて適切な製品を選ぶことが重要です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| スポットタイプ | 首元に滴下・持続性あり |
| 飲み薬 | 全身に作用・苦手な猫も注意 |
| スプレー | 即効性あり・使用時に注意 |
間違った用量や犬用製品の誤使用は猫にとって命に関わる危険があります。使用前には必ず製品の説明を確認しましょう。
市販薬か病院か?状況に応じた判断基準
軽度なノミ寄生であれば、市販のスポット薬やスプレーで対応できることもあります。しかし、以下のようなケースでは動物病院での相談が推奨されます。
- 子猫や高齢猫など体力がない
アレルギーや皮膚炎の症状がある - ノミが大量に寄生している
市販薬の使用で効果が見られない場合も、早めに病院へ連れていくことで悪化を防ぐことができます。状況に応じた柔軟な対応が大切です。
猫に優しい駆除グッズ・体験レビュー
筆者が実際に使用した中で、猫に優しいと感じたノミ駆除グッズをご紹介します。
- ノミ取り櫛:力を入れすぎずにノミやフンを除去でき、皮膚への刺激も少ない
- ナチュラル系ノミ除けスプレー:植物由来成分で猫にもやさしく使える
- 洗えるベッドカバー:ノミの温床になりやすい寝具を清潔に保てる
即効性はやや劣るものの、猫への負担を最小限に抑えたい方にはおすすめです。愛猫の性格や体質に合わせてグッズを選ぶとよいでしょう。
猫にノミを防ぐためにできる予防策

ノミの寄生を防ぐためには、日々のちょっとした心がけが重要です。
ノミは一度寄生すると駆除が面倒なだけでなく、猫や人への健康被害にもつながります。予防策を講じておくことで、ノミトラブルを未然に防げます。
- 定期的なブラッシングとノミの目視確認
- 室内環境の清掃と換気の徹底
他の動物との接触管理 - 獣医師や市販の予防薬の活用
どれか一つだけでなく、複合的に取り入れることでより高い予防効果が得られます。
定期的なブラッシングと目視チェック
ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、ノミやノミのフンを発見する絶好のチャンスです。特に以下のタイミングでチェックを習慣化しましょう。
- 外出から帰宅後
- 季節の変わり目(春・秋)
- 他の動物と接触したとき
ブラッシング中に皮膚を観察し、赤みや引っかき傷、黒い粒状のフンなどがないかを確認します。ノミ取り専用の細かい櫛を併用すると、より正確に検出できます。
室内環境の清潔維持と掃除の頻度
ノミは猫の体だけでなく、室内にも潜んでいます。特に卵や幼虫はカーペットや隙間に入り込んで繁殖するため、環境の清掃は非常に重要です。
- 毎日掃除機をかける(特に寝床やカーペット)
- 猫用ベッドやブランケットは週1で洗濯
- 除湿や換気でノミの繁殖しにくい環境を作る
掃除機を使う際は、紙パックを使い捨てにするなどノミの再拡散を防ぐ工夫も必要です。
外への出入りや他の動物との接触管理
完全室内飼いの猫でも、ノミに感染するリスクはゼロではありません。人間の衣類や靴に付着して室内に入り込むケースもありますが、外に出る猫や多頭飼い環境では特に注意が必要です。
- 他の猫・犬との接触をできるだけ避ける
- 外出させる場合は短時間・帰宅後のチェックを徹底
- 室内への侵入経路(ベランダ、窓など)を閉める
猫の行動を把握し、外部との接点を最小限にすることが感染予防につながります。
定期的な予防薬の投与と記録の取り方
ノミ予防には、月1回の予防薬(スポットタイプや内服薬)の使用が効果的です。獣医師から処方されるものが多いですが、市販薬も活用できます。
- 毎月決まった日にちに投与する
- 使用日と製品名をカレンダーやノートに記録
- 多頭飼いの場合は全頭同時に処置する
投与漏れを防ぐために、スマホのリマインダーを設定するのもおすすめです。継続的な予防でノミの侵入リスクを大幅に減らせます。
まとめ|猫のノミチェックは習慣化しよう
猫にノミが寄生すると、見た目だけでなく健康にも悪影響が出ます。定期的なチェックと予防策を習慣化することで、ノミ被害を最小限に抑えることができます。
重要なのは「早期発見・早期対処」です。ノミが見つかったときに慌てないためにも、日頃から正しい知識と対処法を身につけておきましょう。猫の快適な生活と、飼い主の安心のために、ノミ対策は日常的に行っていくことが大切です。
毎日の観察が早期発見につながる
猫は自ら症状を訴えることができないため、飼い主による観察が何よりも大切です。以下のような行動の変化は、ノミ寄生のサインかもしれません。
- 体を頻繁にかく・噛む
- 被毛に赤みや脱毛がある
- よく落ち着かず、イライラしている
日々のスキンシップやブラッシングを通じて、こうした小さな異変を見逃さないようにしましょう。
異変を感じたら早めの対応を
猫にいつもと違う行動や皮膚トラブルが見られたときは、ためらわずに対処しましょう。ノミは一度繁殖すると一気に広がるため、初期段階での対応がとても重要です。
- 目視や櫛でノミを確認する
- 清掃と駆除薬の使用を即時に行う
- 状況によっては動物病院を受診する
放置せず迅速に行動することで、猫の不快感を取り除き、室内全体への影響も抑えられます。
この記事の執筆者
nademo編集部
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