愛猫家の方ならば猫の記憶力の良さを感じるケースは多くある一方、日本には「猫は三年の恩を三日で忘れる」ということわざもあります。
恩を忘れることと記憶力とはまた少し異なるものの、なぜこのように言われるようになったのか気になる人も多いはず。
そもそも本当に猫は記憶力が良くないのか、本来の猫の記憶力についても詳しくまとめました。
この記事の結論
- 猫の記憶力は優れており、出来事や場所、顔や匂いなどを覚えている
- 猫は独立心が強く依存しないことから、「恩を忘れる」と言われるようになった
- 短期的な記憶だけでなく、繰り返し経験したことや匂いなどは長期記憶として覚える
- 記憶のトレーニングやポジティブな経験は覚えやすく、脳を鍛える方法にもなる
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目次
猫の記憶力は優れている

猫は高い記憶力を持つ動物であり、特定の出来事や場所、匂い、人間の顔などを長期間記憶することができます。
実は、猫という動物は非常に敏感で観察力が高く、環境や経験に基づいて学習し、記憶する能力を持っています。
実際、猫は自分の生活圏内や日常的な出来事を覚えていることが多いとされており、愛猫家の方ならば感じることも多いでしょう。
猫の記憶力が優れていると言われている理由はいくつかありますが、体験したことや見たことを記憶することができるのです。
猫の記憶力が優れているポイント
長期記憶と空間記憶
猫は長期的な記憶を持つと考えられており、自分の生活空間や日常的なルーティンを記憶し、それに基づいて行動します。
たとえば、飼い主がいつ食事を用意するかや、家の中での特定の場所を覚えていて、一定のパターンに従って行動することがあります。
優れた空間認識能力
猫は空間的な記憶が非常に優れており、自分がどこにいるのか、どこに何があるのかをよく覚えています。
たとえば、家の中で障害物を避けたり、特定の場所に飛び乗ったりするのも、空間的な記憶によるものです。
感情と記憶
猫は感情に関連する記憶を長期間保持することがあるとされています。
特に強い経験(楽しい、怖い、驚いたなど)は、猫がその経験に対して反応し、忘れにくいことがあります。
過去に嫌な出来事があった場所を避ける、または飼い主に対して特定の態度を取ることがあるのもその一例です。
学習能力
猫は習慣を覚えるのが得意で、特に食事やトイレの場所、飼い主の帰宅時間などを記憶し、それに基づいて行動します。
特定の音や言葉にも反応することがあり、これは猫が過去の経験に基づいて学習している証拠です。
「猫は三年の恩を三日で忘れる」ということわざの理由
「猫は三年の恩を三日で忘れる」というのは、猫が恩を感じるのは短期間であり、長い時間をかけて受けた恩義をすぐに忘れてしまうという意味のことわざです。
このことわざは、猫が一般的に独立心が強く、あまり人に依存せず、感謝や恩返しのようなことをあまりしないという特性に由来しています。
ここでの「三年」は長い時間を示しており、その間に受けた恩を「三日」で忘れてしまうというのは、猫が恩を感じている期間が短い、または恩を返すことをあまり重視しないということを表しています。
このことわざは、猫の性格に基づいて、人や動物に対して恩義が長続きしないことを皮肉った表現です。
実際には猫の記憶力は良いと言われている一方で、こうしたことわざはあくまでも猫の習性からそのように感じられる、というものでしかないのでしょう。
猫の短期記憶と長期記憶

猫には短期記憶と呼ばれるものと、長期記憶と呼ばれるものの2種類があります。
どちらもその名の通りですが、短期的に利用される記憶と、長い期間にわたって覚えている記憶の2種類です。
この両方をうまく活用することができるため、目の前で起きたことだけでなく、これまでに起きたことも覚えていることがあるのです。
短期記憶
猫の短期記憶は数分から数時間程度とされ、主に直近の行動や経験を一時的に保持するために使われます。
これは猫がその場で必要な情報を一時的に記憶し、短期間で利用するためのものです。
猫は周囲の変化に敏感で、短期的な記憶を基に行動を決定します。
たとえば、食べ物の置き場所や遊びの最中の動きなどが該当し、獲物を追うような動きが見られるでしょう。
新しい物音や目の前の動きに反応する際、その情報をすぐに処理して行動に移します。しかし、短期記憶は時間が経つにつれて消失し、繰り返し経験することで長期記憶に移行します。
長期記憶
猫の長期記憶は数週間から数年に及ぶことがあり、特に生存に関わる情報を記憶する傾向があります。
たとえば、飼い主の顔や声、危険な場所、嫌な経験などが長期記憶として残ります。
そのため多少、離れて暮らしている期間があったとしても、一度信頼できる相手として記憶すれば、久々に会っても覚えているはずです。
これは良いことの記憶だけでなく、悪いことの記憶もしっかり残ってしまうため、信頼関係のある相手だけが記憶に残るわけではありません。
猫の記憶力の特徴

猫はいろいろなことを記憶している動物ですが、その記憶の種類はさまざまです。
自分のいる縄張りや部屋には何があるのか、どこに何があり、安全なものなのかを覚えることができます。
もちろん飼い主の顔や声なども覚えることができるので、慣れ親しんだ人に警戒することも少ないです。
環境や場所の記憶
猫は自分のテリトリーをしっかりと記憶し、家の中や外の安全なルートを覚えています。
自分の縄張りを非常に大事にする動物でもあるため、定期的に巡回して問題がないか、外敵がいないか確認します。
その過程では安心できる場所であることをマークするため、自分の体をこすりつけて匂いをつけるといったようなマーキング行動も行います。
また、昔は放し飼いされている猫も多かったものですが、一度迷子になっても元の場所へ戻れることがあるため、定期的に食事にありつけたという歴史もあります。
人間の顔や声の記憶
猫は飼い主の顔や声を認識し、長期間覚えていることが研究で示されています。
これは犬でも猫でも同様。きちんと顔を認識してくれているので、一度信頼してくれれば警戒されるようなことは少ないでしょう。
特に優しく接する飼い主には懐きやすく、逆に嫌な経験をした相手を警戒することもあります。
どちらのケースであっても猫の記憶には残ってしまうため、一貫して優しく接することが重要です。
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良い経験と悪い経験の記憶
猫はポジティブな経験(おいしい食事、遊び、撫でられること)を覚え、同じ状況を期待します。
ブラッシング後に褒めてもらえたことや、病院後におやつをもらえたことなど、良い経験はとても残りやすいです。
こうした記憶力をうまく利用することで、やらなければいけないお手入れや治療などに少しずつ慣れてもらうのです。
一方で、痛みを伴う経験や怖い思いをした場所や人間を避ける傾向がありますが、これも記憶力が良いからと言えるでしょう。
猫の記憶力と学習能力

猫の記憶力が良いのは、単純に目の前で起きたことをそのまま記憶する、というものだけではありません。
基本的に記憶に残りやすいのは人間と同じで、反復して起こる事象や経験が長期記憶として残りやすいです。
そしてこうした記憶を基にして解決するという能力を持つのが、猫の記憶力の特徴でもあります。
反復による学習
猫は繰り返しの経験を通じて学習し、新しいルーティンや行動を覚えることができます。
たとえば、毎日決まった時間に食事を用意してもらうと、その時間になると飼い主の元へ寄ってくるようになります。
猫の体内時計は非常に優秀だと言われているため、食事のルーティンができていると、時間が近づくにつれてアピールをしてくるようになります。
食事の時間は猫にとっても重要なことであるため、自動給餌器を活用してあげればストレスなく食事ができるようになるでしょう。
問題解決能力
猫は記憶を活用し、問題を解決する能力があります。ドアの開け方や障害物の回避方法を学習し、一度成功した方法を繰り返します。
猫にとって危険な場所に入らせないよう対策をしていても、飼い主さんが開ける様子を見て、自ら開けることに成功してしまうとこれを学習してしまうのです。
仮に障害物が用意されていたとしても、軟体動物のように体の柔らかい猫ですから、すり抜けてしまうこともあります。
猫の記憶力を高める方法

イタズラや危険なことは覚えてもらいたくないものの、中には覚えておいて欲しいものもたくさんあるでしょう。
結局のところ、猫でも人間でも脳を使っていないと記憶力は落ちてしまうため、きちんと脳を使うことが大切です。
ただ、頭を使った作業をするだけではなく、体もしっかりと動かして健康的に記憶していくことが大事なのです。
適度な遊びと日々の刺激
猫の記憶力を高めるためには、日常的に適度な遊びや刺激を与えることが重要です。
猫は遊ぶことによって、環境を探索し、さまざまな動きや状況に対して反応を示します。このような経験は、猫の脳を活性化させ、記憶力を鍛えることに繋がります。
特に知育トイやパズルを使うと、猫は問題解決を楽しみながら記憶を強化することができます。
また、屋外や新しい場所を探索することも、猫に新しい情報を与える刺激となり、脳の成長を促進します。
とはいえ、猫を外出させることや外に連れ出すことはストレスを伴うこともあるため、室内ではできる限り広い部屋を行き来できると良いです。
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ポジティブな経験を増やす
猫の記憶力を向上させるためには、ポジティブな経験を積むことが大切です。
猫は楽しいと感じる経験を記憶に残しやすく、特に良い体験を繰り返すことで、その記憶が強化されます。
たとえば、食事の前に愛情を注いだり、遊びの時間を楽しく過ごしたりすることで、猫は自分の周囲の環境や飼い主との関係をより良いものとして覚えます。
ポジティブな経験が記憶の定着を助け、猫は自信を持って新しい情報を取り入れやすくなります。
定期的なトレーニング
猫の記憶力を高めるためには、一時期に覚えてほしいことを詰め込むのではなく、定期的なトレーニングが効果的です。
たとえば、猫に基本的なコマンドやトリックを教えることで、反応の仕方や行動のパターンを覚えさせることができます。
トレーニングは猫の脳を活性化させ、記憶力を向上させるための重要な手段です。
そしてトレーニングの際は、短時間で集中力を維持できるようにすることがポイントです。
報酬やご褒美を使ってモチベーションを高めることが、記憶を定着させる助けになるでしょう。
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まとめ
猫は優れた記憶力を持ち、短期記憶と長期記憶を使い分けながら生活しています。
特に、自分のテリトリー、人間との関係、良い・悪い経験をよく覚えており、それが行動に影響を与えます。
記憶力を活用し、猫とのより良い関係を築くために、適切な刺激とポジティブな経験を提供することが大切です。
この記事の執筆者
nademo編集部
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