「うちの猫、爪切りをしようとするといつも大暴れで…」「爪切りを嫌がる猫にどう対応すればいいの?」
猫を飼っている方の多くが、一度は爪切りに関する悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。愛する猫のためとはいえ、暴れる猫に無理やり爪切りをするのは、飼い主さんにとっても猫にとっても大きなストレスですよね。
でも、ご安心ください。猫が爪切りを嫌がるのには、ちゃんとした理由があります。そして、その理由を理解し、適切な方法でアプローチすれば、猫の爪切りはストレスなくできるようになるんです。
この記事では、猫が爪切りを嫌がる原因から、具体的な対策、そして自宅で実践できる優しい爪切りのコツまで、あなたの悩みを解決するための情報を網羅しています。この記事を読めば、もう爪切りで困ることはありません!
この記事の結論
- 過去の嫌な経験や恐怖心、個体差にあり、そのサインを理解することが重要
- 適切な道具の準備と猫がリラックスできる環境づくり、そして無理のないタイミング選びが不可欠
- おやつやクリッカーを用いたポジティブトレーニングが効果的であり、根気強く実践することが大切
- 動物病院やトリミングサロンなどのプロの力を借りることも有効な選択肢
目次
なぜ猫は爪切りを嫌がるの?その理由と心理を徹底解説

猫が爪切りを嫌がるのには、いくつかの理由があります。単純に「嫌い」という感情だけでなく、猫ならではの心理や本能が深く関わっていることが多いです。
愛猫がなぜ嫌がるのかを理解することは、ストレスなく爪切りを進めるための第一歩となります。ここでは、猫が爪切りを拒否する主な原因と、その行動に隠された猫の心理を詳しく解説します。
猫が爪切りを嫌がる主な理由
猫が爪切りを嫌がる理由は多岐にわたりますが、大きく分けて以下の3つが考えられます。
- 過去の嫌な経験
- 爪切りへの恐怖心や不安
- 体質や性格による個体差
これらの理由を深掘りすることで、愛猫に合った対策を見つけやすくなります。
過去の嫌な経験が原因かも
猫は一度でも嫌な経験をすると、それを強く記憶する傾向があります。
例えば、子猫の時に無理やり爪切りをされた、深爪して痛い思いをした、大きな音に驚いた、といった経験があると、それがトラウマとなり、爪切りに対して強い抵抗を示すようになることがあります。
特に、痛みを感じた経験は、猫にとって非常にネガティブな記憶として残りやすく、爪切りを見ただけで警戒するようになることも珍しくありません。
爪切りへの恐怖心や不安
猫は環境の変化や未知のものに対して警戒心を抱く生き物です。爪切りという行為自体が、猫にとって「何がされるかわからない」という不安や恐怖心を引き起こすことがあります。
爪切り特有の音や、拘束されることへの不快感も、猫の恐怖心を煽る要因となります。また、飼い主さんが緊張していると、その感情を敏感に察知し、猫も不安になってしまうことがあります。
体質や性格による個体差
猫にも人間と同じように個性があり、生まれつき神経質な性格の猫や、体のどこかを触られることに敏感な猫もいます。
肉球や爪は特にデリケートな部分であり、そこに触れられることを本能的に嫌がる猫も少なくありません。
また、高齢の猫や持病のある猫は、身体が思うように動かせなかったり、痛みを感じやすかったりするため、爪切りを嫌がることがあります。
猫の行動から読み解くサイン
猫が爪切りを嫌がるときは、言葉で伝えられない分、さまざまな行動でその意思表示をしています。これらのサインを見逃さずに、猫の気持ちを理解することが大切です。
猫が爪切りを嫌がるときの具体的な行動パターン
猫が爪切りを嫌がるときに見せる行動は多岐にわたります。主な行動パターンとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 逃げ出す、隠れる:爪切り道具を見ただけでサッと隠れてしまう、抱っこしようとすると逃げ回る。
- 唸る、シャーと威嚇する:爪切りに近づくと低い声で唸ったり、シャーと威嚇音を出して拒絶の意思を示す。
- 噛みつく、引っ掻く:無理に拘束しようとすると、本気で噛みついたり引っ掻いたりして抵抗する。
- 体を硬直させる、震える:恐怖や不安から、身体がカチカチに固まったり、震えたりすることもある。
これらの行動は、猫が爪切りに対して非常に強いストレスを感じているサインです。
猫のストレスサインを見逃さないために
上記のような明確な拒否行動だけでなく、猫はもっと微妙なサインでストレスを表すことがあります。
例えば、耳を後ろに伏せる(イカ耳)、瞳孔が開く、しっぽを激しく振る、口を舐める、あくびをする(緊張を和らげるための転位行動)などです。
これらのサインを見逃さず、猫のストレスレベルを把握することが、無理なく爪切りを進める上で非常に重要になります。
猫の小さなサインを読み解き、適切なタイミングで休憩を挟んだり、アプローチを変えたりする柔軟な対応が求められます。
猫の爪切りが嫌がる子も大丈夫!正しい爪切りの準備と基本

猫が爪切りを嫌がる場合でも、適切な準備と正しい基本手順を知っていれば、ストレスなく爪切りができるようになります。
焦らず、猫のペースに合わせて進めることが成功への鍵です。ここでは、爪切りをスムーズに行うための準備から、猫に負担をかけない基本的な爪切りの手順までを詳しく解説します。
大切なのは、猫に「爪切りは怖くないもの」と教えてあげることです。
爪切りを始める前の大切な準備
爪切りが成功するかどうかは、事前の準備にかかっています。猫が安心して爪切りに臨めるよう、環境と道具を整えましょう。
爪切り道具の選び方とおすすめグッズ
適切な爪切りを選ぶことは、猫の爪切りをスムーズにする上で非常に重要です。切れ味の悪い爪切りは、爪を割ったり猫に痛みを与えたりする原因になります。一般的な爪切りには、ギロチンタイプとハサミタイプがあります。
| タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ギロチンタイプ | 刃の間に爪を入れ、レバーを握って切る | スパッと切れるため、猫への負担が少ない | 爪の太さに合わないと使いにくい場合がある |
| ハサミタイプ | 人間の爪切りに近い形状で、ハサミのように切る | 比較的小さく、細かい作業がしやすい | 切れ味が悪いと爪が割れやすいことがある |
また、万が一深爪してしまった場合に備えて、止血剤(クイックストップなど)を常備しておくことも大切です。さらに、爪切りに慣れていない猫には、おやつや猫用のおもちゃを用意しておくと良いでしょう。
猫の専門家である動物専門学校講師が選び抜いた爪切りなどもありますので、参考にしてみると良いでしょう。
切れ味の良さはもちろん、握りやすいグリップなど、飼い主さんにも優しい工夫が満載です。ぜひこの機会に、愛猫にぴったりの爪切りを見つけてみませんか?
爪切りに慣れさせるための環境づくり
猫が安心して爪切りを受け入れられるよう、環境を整えることも重要です。
- 静かで落ち着いた場所を選ぶ:騒がしい場所や、来客の多い場所は避け、猫がリラックスできる静かな部屋を選びましょう。
- 明るさを確保する:爪の血管が見えやすいよう、十分な明るさがある場所で行いましょう。
- 滑りにくい場所を選ぶ:テーブルの上などで行う場合は、タオルなどを敷いて猫が滑らないように工夫しましょう。
爪切りをポジティブなものと結びつける:普段から爪切りを出すときに、おやつをあげるなどして、「爪切り=良いこと」という印象を少しずつ与える練習も有効です。
猫がリラックスできる爪切りのタイミング
猫の爪切りは、タイミングが非常に重要です。猫がリラックスしている時を狙うことで、スムーズに進められる可能性が高まります。
猫の性格に合わせた爪切り時間
猫の性格やライフスタイルに合わせて、最適な爪切り時間を見つけましょう。
- 寝起きや食後:猫がまどろんでいる時や、食後でお腹がいっぱいの時は、比較的おとなしくしていることが多いです。
- 遊んだ後:思い切り遊んで疲れている時も、興奮が収まって落ち着いているため、爪切りに適した時間帯と言えます。
- お気に入りの場所で:猫が普段から安心して過ごしている場所で爪切りを試みるのも良いでしょう。
無理に時間を決めつけず、愛猫の様子をよく観察し、最もリラックスしている瞬間を狙ってください。
短時間で終わらせるコツ
猫は集中力が長く続かないため、爪切りは短時間で終わらせることが何よりも重要です。
- 一度に全部切ろうとしない:初めは1本、または2本ずつなど、無理のない範囲で少しずつ切る練習から始めましょう。嫌がる素振りを見せたらすぐに中止し、後日改めてチャレンジしてください。
- ご褒美を活用する:1本でも切れたら、すぐに大好きなおやつをあげたり、たくさん褒めてあげたりすることで、「爪切り=良いことがある」と学習させます。
- 手早く正確に:迷いや不安は猫に伝わります。テキパキと手早く作業することで、猫の負担を減らすことができます。
猫に負担をかけない爪切りの基本手順

爪切りの準備が整ったら、猫に負担をかけない正しい手順で爪を切っていきましょう。
爪の構造と切るべき場所の確認
猫の爪は、先端の硬い部分と、ピンク色をした血管が通っている「クイック」と呼ばれる部分で構成されています。
- 切るべき場所:先端の透明な部分のみを切ります。
- 避けるべき場所:ピンク色のクイック部分を切ってしまうと、出血や痛みを伴います。
猫の爪は、光に透かすとクイックの位置が見えやすくなります。事前にしっかりと確認し、安全な範囲で切るようにしましょう。
猫を安定させる抱き方と保定のコツ
猫が暴れないように、安定した姿勢で優しく保定することが重要です。
- 優しく包み込む:片方の腕で猫の体を優しく包み込み、安心感を与えます。
- 落ち着いた声で話しかける:飼い主さんの声は猫を安心させます。優しく名前を呼んだり、褒め言葉をかけたりしましょう。
- タオルを活用する:暴れてしまう猫には、タオルで体をくるんで顔だけ出す「タオル巻き」が有効です。これにより、猫の動きを制限しつつ、安心感を与えることができます。
- 無理強いはしない:嫌がる猫を無理やり押さえつけるのは逆効果です。一度離し、猫が落ち着いてから再度挑戦しましょう。
深爪しないための注意点と対処法
深爪は、猫にとって非常に痛く、爪切り嫌いの原因になります。細心の注意を払って行いましょう。
- 少しずつ切る:一度に深く切ろうとせず、爪の先端を少しずつ切っていきましょう。
- 爪を光に透かす:光に透かしてクイックの位置をしっかり確認することで、深爪のリスクを減らせます。
万が一深爪した場合には、下記のようなポイントを把握しておくとスムーズに対応できます。
- 止血剤を使用する:出血した場合は、すぐに止血剤(クイックストップなど)を塗って圧迫止血します。
- 清潔に保つ:止血後は、細菌感染を防ぐためにも患部を清潔に保ちましょう。
- 動物病院を受診する:出血が止まらない場合や、猫が強く痛がっている場合は、迷わず動物病院を受診してください。
深爪してしまった場合でも、冷静に対処することが大切です。猫に痛い思いをさせてしまった場合は、しばらく爪切りを控え、猫との信頼関係を再構築する時間を持ちましょう。
猫の爪切りQ&A:よくある疑問を解決!
猫の爪切りに関する悩みは尽きないものです。「爪が伸びすぎたらどうすればいい?」「やっぱり自宅じゃ無理…」といった疑問や不安をお持ちの飼い主さんも多いでしょう。
ここでは、そんな猫の爪切りに関する「よくある疑問」にQ&A形式でお答えします。適切な知識を持つことで、愛猫の爪の健康を守り、より良い関係を築く手助けとなるでしょう。
爪切りを嫌がる猫の爪が伸びすぎた場合の対処法は?
爪切りを嫌がる猫の爪が伸びすぎてしまうと、絨毯に引っかかったり、家具を傷つけたり、最悪の場合は自分の肉球に刺さって炎症を起こしたりと、さまざまな問題が発生します。
伸びすぎた爪への対処法はいくつかあります。
専門家への依頼
自宅での爪切りが難しい場合は、無理せず動物病院やトリミングサロンに依頼するのが最も安全で確実な方法です。プロは猫の保定に慣れており、素早く安全に爪を切ってくれます。
爪とぎ環境の見直し
爪が伸びすぎる原因のひとつに、適切な爪とぎ環境がないことが挙げられます。
猫が好む素材(麻、段ボール、木など)や形状(縦型、横型、傾斜付き)の爪とぎを複数用意しましょう。
猫がよく過ごす場所や、爪とぎをしてほしくない家具の近くに設置することで、自然な爪とぎを促せます。
遊びの中で削る
キャットタワーやキャットウォークなど、高低差のある場所で遊ばせることで、自然と爪が削れることがあります。おもちゃで遊ぶ際も、爪を積極的に使わせるような工夫を取り入れてみてください。
自宅での猫の爪切りが難しい場合の選択肢は?
「試行錯誤したけれど、どうしても自宅での爪切りは無理…」と諦める必要はありません。無理に自宅で続けようとすると、猫との関係性が悪化したり、猫が爪切りをさらに嫌いになったりする可能性があります。そんな時は、プロの力を借りるのも賢明な選択です。
主な選択肢としては以下のものがあります。
動物病院
メリット:獣医師や動物看護師が、猫の保定に慣れており、安全かつスピーディーに爪切りを行ってくれます。深爪などのトラブルにもすぐに対応できるため安心です。
費用:一般的に500円~1,500円程度(病院によって異なります)。
備考:猫の性格によっては、動物病院の雰囲気や他の動物の存在でストレスを感じる場合があります。予約時に相談してみましょう。
トリミングサロン(猫対応)
メリット:猫専門のトリマーがいるサロンでは、猫に合わせた優しい対応をしてくれることが多いです。爪切りだけでなく、シャンプーやブラッシングも併せて依頼できる場合があります。
費用:爪切り単体で500円~2,000円程度(サロンによって異なります)。
備考:猫専門ではないサロンの場合、猫の扱いに不慣れなこともあるため、事前に確認が必要です。
訪問ペットケアサービス
メリット:自宅に来てくれるため、猫が最もリラックスできる環境で爪切りが可能です。移動のストレスもありません。
費用:サービス内容や地域、業者によって大きく異なりますが、一般的な爪切りで2,000円~4,000円程度に加えて出張費がかかることが多いです。
備考:事前に信頼できる業者かどうかの確認や、料金体系をしっかり確認しましょう。
これらの選択肢を上手に活用し、愛猫にとって最もストレスの少ない方法を選んであげましょう。
猫の爪切り以外のケア方法は?
爪切りが猫にとって大きなストレスになる場合、爪切りだけに頼らないケア方法を併用することで、猫の負担を軽減できることがあります。
爪とぎのしつけ
前述の通り、猫の本能的な行動である爪とぎを適切に促すことが重要です。猫が気に入る爪とぎを見つけ、複数箇所に設置しましょう。
爪とぎをするたびに褒めたり、おやつを与えたりすることで、そこが「爪とぎをして良い場所」だと学習させます。
家具など爪とぎをしてほしくない場所には、爪とぎ防止シートを貼るなどの対策も有効です。
猫用爪やすり
爪切りがどうしても難しい猫には、電動や手動の爪やすりを試すのもひとつの方法です。
メリット
爪切りと異なり、一気に切るわけではないため、深爪のリスクが低い点が挙げられます。また、ギロチン式の爪切り音を嫌がる猫にも試しやすいでしょう。
注意点
ヤスリの音や振動を嫌がる猫もいます。導入する際は、少しずつ慣れさせる必要があります。最初は爪の先端を軽く削る程度から始め、猫が嫌がらない範囲で進めましょう。
定期的な遊び
積極的に遊びを取り入れることで、猫が自分で爪を使う機会を増やし、自然と爪を消耗させる効果が期待できます。特に、狩りの本能を刺激するような遊びは、猫の爪を健康的に保つのに役立ちます。
まとめ:猫が爪切りを嫌がる理由を理解してストレスフリーな爪切りを!
猫の爪切りは、多くの飼い主さんにとって悩みの種かもしれません。しかし、猫が爪切りを嫌がるのには必ず理由があります。過去の嫌な経験、恐怖心、そして猫それぞれの性格など、その理由を理解することこそが、ストレスなく爪切りを行うための第一歩です。
この記事では、猫が爪切りを嫌がる理由の解説から、正しい準備と基本手順、そして「褒めて伸ばす」ポジティブトレーニングや物理的な対策まで、幅広くご紹介しました。また、自宅での爪切りが難しい場合の選択肢や、爪切り以外のケア方法についても触れました。
大切なのは、愛猫のペースを尊重し、決して無理強いしないことです。焦らず、少しずつ、猫が「爪切りは怖くないもの」と認識できるよう、愛情を持って接してあげましょう。必要であればプロの助けを借りることも視野に入れ、愛猫の心と体の健康を守るために、あなたと愛猫にとって最適な爪切り方法を見つけてください。
この記事が、あなたの愛猫との爪切りライフをより豊かなものにする手助けとなれば幸いです。もし他に爪切りに関して気になることがあれば、いつでもご相談ください。
この記事の執筆者
nademo編集部
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