猫のトイレ掃除は、最初こそ難しく感じるかもしれませんが、実は簡単なものです。
しかし、まだ猫をお迎えしてすぐの人や、トイレ掃除のやり方に悩んでいる人もいるでしょう。
猫トイレの掃除方法に加えて、適切な頻度を知ることは愛猫の健康を守る上で大事なこと。
いま実際にできていると思っても、お掃除頻度が足りないこともあるので、詳しく確認してみてください。
この記事の結論
- 猫のトイレ掃除は1日2回を目安とし、最低でも1日1回は行う
- もっとも理想的なのは、排泄物に気づいたタイミングで、すぐに取り除く
- 処理するのは排泄物だけでなく、トイレ本体や猫砂の入れ替えも必要
- ニオイ対策には定期的な掃除と、消臭系アイテムで悪臭を防ぐ
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猫のトイレは1日2回のお掃除が理想的
猫のトイレ掃除は、基本的に1日2回が必要になるものと考えておいて問題ないでしょう。
1日2回程度であれば仕事で日中、家を空けることがあったとしても、問題なく確認できる回数なはず。
主に排泄物を片付けるというだけで良いので、1回あたり数分で終わる作業でもあります。
あくまで1日1回は最低限の回数とし、できれば1日に2回程度のお掃除と確認をしてあげましょう。
猫の排尿回数は1日3~4回、排便回数は1日1~2回
愛猫のトイレ掃除を行う際に知っておきたいことは、1日あたりの排泄回数です。
一般的に1日の排尿回数は3~4回だと言われており、排便回数は1日1~2回だと言われています。
子猫であればこの回数が多くなることもありますが、極端に多いわけでなければ問題ありません。
この回数に応じてお掃除をする頻度が変わりますので、愛猫の排泄回数を大体でもいいので把握しておきましょう。
排泄物に気づいたらすぐ片付ける
理想的なトイレ掃除のタイミングは、排泄物に気づいた時点です。
愛猫のトイレが終わったら、排泄物はそこに残ったまま。人間のように流せるわけではありません。
飼い主さんが片付けない限り、いつまでもその場に残ったままになるため、すぐに片付けてあげるのがもっとも理想的です。
トイレ環境に問題があると排泄を嫌がるようになることもあり、病気の原因になることもあります。
最低でも朝か夜の1日1回は確認する
ルーティンが決まっているならば、朝か夜の1日1回は必ず確認してあげるようにしてください。
1日1回の排便がなければ体調に問題がある可能性も考えられますし、いつまでも排泄物が残ったままになります。
排泄物が残ったままだとニオイの原因にもなりますし、飼い主さんにとっても猫にとっても、良いことはありません。
トイレが2つ用意されていれば1日1回でも対応できることはありますが、それでも排泄物が残った状態になりがちです。
猫トイレのお掃除方法と頻度
1日に2回程度のお掃除を目安としつつ、トイレタイプによってもお掃除頻度は異なります。
また、トイレ本体のお掃除や、トイレシーツの交換のタイミング、猫砂の交換頻度もご紹介します。
2種類のトイレタイプ
猫のトイレには主に2種類あり、ノーマルタイプのトイレとシステムタイプのトイレです。
それぞれお手入れの手間や頻度は上記の図の通りですが、詳しく見ていきましょう。
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ノーマルトイレ
ノーマルトイレはトイレ本体+猫砂で構成されており、お手軽な猫のトイレになっています。
本体の構造がとてもシンプルに作られているので、固まるタイプの猫砂を利用して、おしっこを固めて捨てます。
うんちは猫砂によってある程度の消臭がされますが、残ったままなので取り出して処理します。
システムトイレ
システムトイレはトイレ本体+トイレシーツ+猫砂の3つで構成されており、飼い主さんに人気のトイレタイプです。
トイレシーツを利用することにより、おしっこをトイレシーツに染み込ませ、お掃除頻度を軽減させます。
おしっこで固まらないタイプの猫砂を利用することにより、うんちだけを取り除くタイプです。
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トイレ本体は月1回程度
猫のトイレ掃除をするときには、月に1回程度で良いので、トイレ本体もまるっとお掃除する必要があります。
毎日、排泄物は個別に取り除く必要があり、その上で簡単にウェットティッシュなどで拭くこともあるでしょう。
これだけでニオイを軽減させる効果はあるので、これに加えて月に1回の丸洗いが必要です。
ノーマルトイレ
ノーマルトイレはトイレ本体の丸洗いが簡単で、シンプルな構造になっているので手間にもなりにくいです。
余裕があれば週に1回や、2週間に1回程度の丸洗いがおすすめ。おしっこが付着しやすいので、定期的に洗うのが良いです。
丸洗いをする前には、猫砂を全て取り除いてから行うようにしましょう。
システムトイレ
システムトイレはトイレシーツを使うため、トイレ本体におしっこが付着しづらいです。
ただ、うんちが付着することはありますので、こちらも月に1回程度は丸洗いするのがおすすめです。
おしっこも猫砂やトイレシーツに吸収されますが、スノコ部分には触れてしまうものなので定期的な掃除が大切。
ノーマルタイプと比べて少し構造が複雑になっているので、頻繁に行うのは難しいでしょう。
トイレシーツは最大1週間程度
トイレシーツは一般的に、猫1匹であれば1週間ほどは使い続けられるようになっています。
使っているトイレシーツによって吸水性が異なるため全てが同じであるとは限りませんが、1週間程度は問題なく使えるでしょう。
1週間使ったら交換する、ということを覚えておくと良いです。
仮に多頭飼いしていたなら、2匹で3~4日間程度を目安にすると問題なく使えるでしょう。
猫砂は月1回程度
猫砂も商品ごとに違いがあるので、全てがこの期間で交換すべきというものはありません。ただ、目安は1か月に1回です。
トイレ本体を丸洗いするペースに合わせて交換して問題ないので、1か月に1回を目安にしましょう。
ノーマルトイレ
ノーマルタイプのトイレは、おしっこを吸水して固まるタイプが多いので、固まったものはそのまま取り除いて捨てます。
残したままにしておくと、吸水性が落ちておしっこを吸えなくなってしまいます。
固まったものを取り除いたら、その後は随時足していくようにしましょう。
1か月に1回は猫砂を全て取り替えし、トイレ本体を丸洗いするタイミングに合わせて交換するのがお手軽です。
システムトイレ
システムトイレは猫砂が吸水するタイプではないものを多く使うため、猫砂の交換頻度は高くありません。
そのため、こちらも1か月に1回の猫砂交換を目安にすると良いでしょう。
おしっこを吸水する猫砂ではなかったとしても、うんちがついてしまうことはあるので、汚れたものは取り除いて継ぎ足してください。
猫のトイレ掃除を頻繁に行うべき理由
これだけの頻度でトイレ掃除を行うべき理由は、たくさん存在します。
お掃除は頻繁にやるほうが良いというイメージはあると思いますが、愛猫の健康にも関わるお話なのです。
排泄が満足にできない・我慢してしまう
排泄物を残したままにしておくと、キレイ好きの猫としては『トイレ=嫌な場所』になってしまいます。
そうなると排泄が満足にできなくなってしまったり、場合によっては我慢してしまうようにもなります。
我慢をすること自体が問題ではありますが、次で説明するような粗相に繋がることもあるのです。
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トイレ外での排泄(粗相)に繋がる
汚れたトイレでの排泄を我慢してしまうことで、トイレ以外での場所で排泄をしてしまうこともあります。
トイレ以外で排泄をする、つまり飼い主さんにとっては粗相であるという認識になるでしょう。
ですがこの場合、猫の問題ではありません。飼い主さんによるお掃除不足によるものなので、トイレ掃除をすれば直るようなものでもあります。
人獣共通感染症のリスクが高まる
人獣共通感染症とは、人と動物とで共通する感染症のことで、猫の排泄物から感染する可能性もあります。
排泄物からもこうしたリスクがあり、トキソプラズマや猫回虫などの寄生虫は、猫の排泄物に混ざっていることがあるのです。
これらは人獣共通感染症の可能性もあり、トイレ以外での排泄が増えると、感染のリスクが高まります。
適切な場所で適切な排泄をしてもらうことが、飼い主さんにとっての安全にも繋がります。
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ストレスの原因になる
適切な場所で排泄ができないことも、場合によっては猫砂をかけないことも、猫にとってはストレスです。
粗相をされると飼い主さんもストレスですが、猫だってストレスを抱えるのです。
ストレスは体のさまざまな不調に繋がってしまうため、トイレ掃除の重要性がわかるでしょう。
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悪臭の原因になる
排泄物をそのまま残しておくということは、排泄物のニオイがそのまま残ってしまうということ。
特にお腹を下して下痢しているようなときには、いくら猫砂を敷いていてもニオイを防ぎきることはできません。
排泄物による悪臭を軽減させるためにも、排泄物はできる限り早く処理することが大切です。
病気に気づきづらくなる
排泄行為や排泄物の記録を行うことは、病気を早く見つけるポイントになります。
1日に何回ぐらいの排泄を行っているのか、ニオイや形状、色に問題はないか、という確認が日頃から大切。
トイレ掃除の回数が少ないと、愛猫の異変に気付きづらくなり、早期発見が難しくなります。
早期発見ができないということは早期治療ができないため、症状が重くなり、命に関わる可能性もあります。
猫トイレのニオイ対策方法
もし、お家の猫のトイレが臭うようであれば、何かしらの対策をしたいと思うでしょう。
そんなときに試せる、誰でもできる王道の方法についてご紹介します。
定期的なお掃除
もっとも効果的なのは、やはり定期的にお掃除し、排泄物を残さないということです。
1日1回や2回で済ませるのではなく、排泄物が確認できたらすぐに処理するということ。
ペットシーツや猫砂についても、お金はかかってしまいますが、頻繁に交換しても問題ありません。
ただ、トイレの場所を頻繁に変えたり、猫砂を頻繁に変えると粗相の原因にもなるため、注意が必要です。
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トイレマットの設置
トイレ本体のニオイではなく、汚れた猫砂が飛び散ってしまっている場合、ここからニオイが発生する可能性もあります。
猫砂が小さな粒であったり、飛び散らせることが多い子であれば、トイレマットを使うのも良いでしょう。
トイレマットは上記のようなもので、トイレの出入り口に置くことで、猫砂の飛び散りを防ぎます。
別途、猫砂のお掃除も必要になりますが、必要以上に飛び散らずにニオイを軽減させることもできます。
脱臭機・空気清浄機の設置
空気清浄機は専用のものを設置しておき、トイレ近くに静音で置いておくのがおすすめです。
専用の脱臭機を用意しておけば、一般的な空気清浄機よりは効果にも期待ができるでしょう。
空気清浄機ならば愛猫の抜け毛も吸い取ってくれるので、抜け毛対策にもなります。
筆者も実際に使っていますが、2~3週間もすれば吸込口にびっしりと抜け毛が付いているほどですよ。
絶大な人気の脱臭効果はジアイーノ
次亜塩素酸によって浮遊物や付着菌を除菌してくれるのが、パナソニックのジアイーノです。
業務用に使われてきたテクノロジーを利用し、高度な除菌・脱臭・加湿・集塵機能を搭載。
空気をキレイに保ってくれるだけでなく、排泄物のニオイもしっかり消臭・脱臭してくれます。
ニオイが気になりすぎる場合は病気の可能性も疑う
排泄物のニオイがあまりにも気になるような場合には、お掃除の問題ではない可能性もあります。
おしっこのニオイが強い場合には、ストレスなどからくる膀胱炎などの可能性も考えられるのです。
うんちのニオイが気になるときには、腸内環境に異常があるとも考えられるため、一度動物病院を訪れて獣医師の診断を受けましょう。
猫トイレのニオイ対策におすすめのアイテム
もっと手軽にできる猫トイレのニオイ対策として、筆者も実際に使っているおすすめアイテムをご紹介します。
インターネットなどでも手軽に購入できるので、ぜひ検討してみてくださいね。
ペット用ウェットティッシュ
排泄物を処理するときには、ついでにペット用のウェットティッシュでサッと拭いてあげるとより清潔に保てます。
汚れが目に見えなかったとしても、汚れが付着している可能性もあるのです。
猫砂だけでは吸水・吸着しきれないものなので、定期的に汚れを拭いてあげると良いでしょう。
ペット用のウェットティッシュは100円均一などでも売っており、ペットにとって安全なものです。
人間用のものはアルコールが含まれているものもあるため、除菌効果は高い一方で、猫が舐めてしまうと危険な成分でもあります。
ペット用の電解水
ペット用の消臭スプレーは色々と試した筆者が最後にたどり着いた、おすすめの消臭スプレーが弱アルカリ性の電解水です。
『グリーンアクア for ペット』というこの消臭スプレーは、微塩素臭はしますが、ペット用で安全なものです。
ニオイを軽減するための消臭スプレーとしては非常に優秀で、常備しているほどお気に入りのアイテムです。
主成分が次亜塩素酸なので、消臭・脱臭効果も非常に高いものが期待できますよ。
この記事の執筆者
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