愛猫がトイレに失敗してしまう。今までできていたのにトイレでちゃんと排泄できていない。
突然トイレを使わなくなって困ってしまうことってありますよね。
こちらの記事では、突然、愛猫がトイレを使わなくなってしまう原因と対処法について詳しく解説しています。
愛猫のトイレでお悩みの方、トイレのしつけ方に奮闘中の方はぜひ参考にしてくださいね。
担当ライター

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もくじ
猫のトイレの平均回数は1日に2~4回ほど

猫のトイレは通常であれば1日に2~4回ほど。それより多かったり、少なかったりすれば何か原因があるはずです。
トイレの環境にストレスを感じていたり、体調が悪くて排便がスムーズにできていないのかもしれません。
体調を崩している場合、尿の量が多かったり、濃かったりすることがあります。
日頃からトイレで排泄がしっかりできているか、確認してあげることはとても大切です。
猫が突然トイレでしなくなる原因

今までトイレをちゃんとできていたのに、急にしなくなったのであれば、必ず原因があります。
猫は本来トイレを覚えることがとても上手。突然トイレができなくなったのであれば、愛猫に何かしらの変化が起きていると考えられます。
ソファや床を汚してしまったとしても、叱ったりはせず、何が理由なのかを考えていきましょう。
トイレ環境に不満を感じている
まず考えられる原因はトイレが汚いことです。猫はとてもきれい好きなため、排泄物がそのままだとトイレを使わない子もいます。
猫砂が汚れていないか、トイレの容器が汚れていないかを気にかけてあげることも大切です。
また、体の大きさとトイレのサイズが合っているかも確認しましょう。愛猫が「トイレの中で一周できる余裕がある」ぐらいのサイズが目安。
できる限り清潔で使いやすい環境を整えてあげましょう。
猫がストレスや不安を感じている
ストレスや不安を感じているとトイレに失敗してしまう場合があります。
猫は安心して過ごせる環境を求めているため、引っ越しなどで急に環境が変わってしまうとストレスや不安を強く感じ、トイレに失敗してしまうことがあります。
また、いつも信頼している飼い主さんが出張などで長期的に不在になってしまうケースも、愛猫にとっては大きなストレスといえるでしょう。
マーキングによるスプレー行為の可能性がある
スプレー行為とは、自分の縄張りを主張するためのマーキング行動のこと。
トイレの失敗というよりも、マーキング行為の一種であることが原因ということもあります。
去勢前の男の子に多いのが特徴です。
他の猫や動物から刺激を受けると、自分をアピールするために行います。
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トイレの場所を把握していない
トイレの場所を変えたりすると、今までの場所でトイレをしてしまう猫もいます。
猫は環境変化に敏感な動物なので、トイレの場所を決めたら、配置をすぐに変えるのは控えた方がよいでしょう。
また、ソファや布団の上で頻繁にトイレをしてしまう場合は、その場所をトイレだと認識している可能性も考えられます。
老化で筋肉が衰えている
人間と同じで猫も老化でさまざまな機能が衰えてきます。
筋肉が衰えてくると猫の意思とは関係なく、トイレに間に合わなくなってしまうこともあります。
若いときには気にならなかったトイレの段差が登れないなど、使いにくそうにしていないか観察してあげましょう。
過去に粗相をして叱った経験がある
子猫のときに粗相を叱られた経験がストレスになってしまっている可能性も考えられます。
叱られたトラウマが原因で我慢してしまい、トイレ以外の場所を汚してしまうことにつながるケースもあります。
病気を患っている可能性がある
猫は泌尿器系の病気にかかってしまうことが多いため、病気が原因でトイレを失敗してしまうこともあります。
膀胱炎だけでなく、腎臓病や糖尿病の可能性も考えられるので、少しでも違和感があればトイレの回数や量、色などを確認するようにしましょう。
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猫がトイレでしないときの対処法

猫がトイレでの排泄に失敗してしまう原因がわかったら、次は対処法をひとつずつ確認していきましょう。
トイレの大きさや猫砂を清潔にするなど環境を見直す
まずはトイレの大きさと清潔さを見直しましょう。トイレは愛猫が中に入ってぐるりと一周できるくらいの余裕のある大きさが目安です。
掃除は最低でも1日2回はしてあげましょう。排泄物を捨てるだけでなく猫砂を足したり、容器を拭いたり気持ちよく使用できる環境を整えてあげることが大切です。
ストレスや不安を解消してあげる
トイレの場所を決めたら同じ場所から動かさないようにしましょう。
猫は居住環境が変わるのが苦手な動物です。引っ越しの場合は仕方ないかもしれませんが、愛猫のお気に入りの場所はなるべく動かさないように気をつけましょう。
また、飼い主さんと長時間離れてしまうことは猫にとって大きなストレスです。
留守番の練習をなるべく短い時間から始めて徐々に慣らしていくなど、愛猫の気持ちをケアしながら愛猫と共に生活する環境を整えていきましょう。
トイレの置き場所を見直し、必要なら増設する
トイレの置き場所を確認し、愛猫がリラックスできる空間をつくりましょう。
猫はストレスがある環境だと排泄をためらってしまうため、音がうるさい場所や、人が頻繁に通るところにトイレがあるとストレスに感じてしまいます。静かでニオイのこもらない場所を選んで設置しましょう。
また、老猫でトイレを失敗してしまう場合は、使いにくそうにしていないか注意してあげることも大切です。
トイレの段差が気になるようであればスロープをつけてあげると、愛猫も安心してトイレを済ますことができます。
粗相した場所はニオイがつかないようにすぐ掃除する
愛猫が粗相した場所はすぐに掃除しましょう。
粗相した場所をそのままにしておくとニオイが付着し、その場所をトイレだと勘違いしてしまいます。
完全にニオイを消し去るのは難しいかもしれませんが、ペット用の消臭スプレーなどを利用してキレイに保ちましょう。
粗相をしても叱らない
愛猫がトイレの場所を間違えても怒らないようにしましょう。
叱られることがストレスになり、トイレを我慢して膀胱炎などの病気になってしまうこともあります。
ソファやベッドに粗相をされると洗うのが大変ですが、トイレのしつけは飼い主と猫の共同作業です。叱ったりせずに、ゆっくりと協力して取り組みましょう。
獣医師に相談する
なかなかトイレの失敗が改善されないときは、病気、あるいは老化が原因の場合も考えられます。
おしっこの色がいつもと違うなど、愛猫の体調に変化があった場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
早めの診断が愛猫の健康にとって一番大切です。
愛猫が24時間以上おしっこを出さない場合はすぐに動物病院へ

愛猫が24時間以上排泄しない場合は、すぐに動物病院に行きましょう。命にかかわる重大な病気のおそれがあります。
トイレに何回も行くのに排尿されない場合は、尿道が詰まって尿がでにくくなっている下部尿路疾患。排泄がされない場合は結腸が膨らみ、巨大結腸症になるなど、重篤な症状につながる恐れがあります。
全くトイレに行かない場合はもちろん、頻繁にトイレに行くのに何も出ていないようであれば、すぐに動物病院に相談しましょう。
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愛猫のマーキングによる粗相が多いなら去勢・避妊手術を検討

縄張りを主張するためのマーキング行為であれば、去勢・避妊手術で改善されることがほとんどです。
去勢・避妊手術をしていない猫は、縄張りを守りたいという欲求からスプレー行為をしてしまうことがしばしばあります。
スプレー行為による濃いおしっこは非常に強いニオイが特徴。
スプレー行動をやめさせたい場合は去勢・避妊手術を検討しても良いかもしれません。
ただしメリット・デメリットの両方がありますので、かかりつけの獣医師に相談することが大事です。
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愛猫が突然トイレで排泄しなくなったらすぐに原因を探って対処しよう!

愛猫が突然トイレを失敗するようになったら、原因が必ずあるはずです。
まずはトイレ周りの環境から、不安やストレスを取り除いてあげましょう。
猫砂やトイレの好みは猫によってさまざまです。お気に入りのアイテムを見つけてあげると喜んで使ってくれるかもしれません。
今回ご紹介した方法を試してもなかなか粗相が改善されない場合は、体調を崩している可能性もあります。
愛猫の様子をよく観察して、必要であれば動物病院に相談してみましょう。
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