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犬が怖がるのはなぜ?雷、散歩、人が怖い時の理由と安心させる方法

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犬

愛犬が突然震えだしたり、尻尾を巻いて隠れてしまったりする姿を見ると、飼い主としては心配になりますよね。

「うちの子、一体何が怖いの?」そう感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。

犬が「怖い」と感じる対象は、人間には理解しにくいものから、日常に潜む意外なものまで多岐にわたります。

この記事では、なぜ犬が怖がるのか、その心理と具体的な状況別の原因を深掘りします。

そして、愛犬が怖がっている時に見せるサインの見分け方、さらには飼い主としてできる安心させるための具体的な方法まで、幅広くご紹介します。

愛犬の「怖い」を理解し、不安を取り除いてあげることで、かけがえのないパートナーとの絆をより一層深めていきましょう。

この記事の結論

  • 大きな音、見慣れない場所、人や他の犬、特定の物など、犬が怖がる理由は多岐にわたる
  • 震え、隠れる、唸るなど、犬が示す身体的・行動的なサインを早期に察知することが重要
  • 恐怖の対象に小さな刺激から徐々に慣れさせ、楽しい経験と結びつけることで恐怖心を和らげる
  • 安全な場所を提供し、無理強いせず犬のペースを尊重。必要に応じて専門家への相談も検討する

nademo編集部

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犬が「怖い」と感じる主な原因とは?

犬

犬が恐怖を感じる原因は、生まれ持った気質や過去の経験、社会化の度合いによって大きく異なります。

例えば、遺伝的に臆病な性格の犬もいれば、子犬の頃に怖い経験をしてしまったために特定の物や状況を恐れるようになる犬もいます。

また、十分な社会化が行われなかった犬は、見慣れない人や犬、環境に対して過剰な警戒心を抱き、恐怖を感じやすい傾向があります。

犬が示す恐怖のサインを理解し、その原因を探ることは、愛犬のストレスを軽減し、安心できる生活を提供するために非常に重要です。

環境や状況が引き起こす恐怖

大きな音(雷、花火、工事の音など)

犬の聴覚は非常に優れており、人間には気にならないような小さな音でも犬にとっては大きく聞こえることがあります。

特に、雷や花火、工事の音といった突発的で大きな音は、犬にとって非常に大きなストレスとなり、恐怖を感じやすい原因のひとつです。

これらの音は、いつ、どこから聞こえてくるか予測できないため、犬は常に不安な状態に置かれ、パニックに陥ることもあります。

音に対する恐怖が強い犬の場合、震えたり、隠れたり、中には破壊行動を起こすケースもあります。

見慣れない場所や状況(動物病院、トリミングサロン、知らない道など)

犬は縄張り意識が強く、見慣れない場所や日常と異なる状況に身を置かれると不安や恐怖を感じやすい傾向があります。

特に、過去に不快な経験をした場所(例:動物病院での注射、トリミングサロンでの不慣れなケア)に対しては、その場所に行く前から拒否反応を示すこともあります。

散歩コースが変わったり、いつもと違う車に乗せられたりするだけでも、犬にとっては大きなストレスになり得ます。

新しい環境に慣れさせるためには、ポジティブな経験を積み重ね、安心できる場所だと認識させることが重要です。

予測不能な出来事(地震、急な来客など)

人間と同様に、犬も予測できない突然の出来事に対して恐怖を感じます。

例えば、地震のような自然災害は、地面の揺れだけでなく、普段は聞こえない異音や空気の変化も伴うため、犬に強い不安を与えます。

また、急な来客も、犬にとっては突然見慣れない人が自分のテリトリーに入ってくることになり、警戒心から恐怖心を抱くことがあります。

これらの予測不能な出来事に対して、犬はパニックになったり、隠れたり、時には攻撃的な態度をとることもあります。

人や他の犬に対する恐怖

特定の人(男性、子供、帽子をかぶった人など)

犬が特定の人に対して恐怖を抱くこともあります。これは、過去の嫌な経験が影響している場合が多いです。

例えば、幼い頃に特定の性別や年齢の人から乱暴に扱われた経験があると、そのタイプの人に対して警戒心を持つようになります。

また、帽子をかぶった人や、杖をついている人など、普段見慣れない外見の人に対しても、犬は異常を感じて恐怖心を抱くことがあります。

これらの恐怖は、その人が犬に対して何もしていなくても生じることがあります。

他の犬との過去の嫌な経験

他の犬との交流において、過去に嫌な経験をした犬は、その後の犬との出会いに対して強い恐怖を感じるようになります。

例えば、他の犬に攻撃された経験がある場合、散歩中に他の犬を見かけるだけで震えたり、吠えたりすることがあります。

このような恐怖は、適切な社会化ができなかった犬にも見られ、他の犬との適切な距離感を学ぶ機会がなかったために、過剰に警戒してしまうことがあります。

社会化不足による見知らぬ人や犬への警戒心

子犬の時期にさまざまな人や他の犬、環境に触れる機会が少なかった犬は、十分な社会化ができていないため、見知らぬ人や犬に対して強い警戒心を抱き、それが恐怖へと繋がることがあります。

社会化不足の犬は、新しい刺激に対して過敏に反応し、不安や恐怖から吠えたり、隠れたり、時には攻撃的になったりすることがあります。

これは、経験不足からくる「どうしたら良いか分からない」という状態であり、適切な経験を積むことで改善される可能性があります。

物や行動に対する恐怖

掃除機やドライヤーなどの特定の物

犬は、掃除機やドライヤーといった日常的に使用する特定の物に対して恐怖を感じることがあります。

これらの家電製品から発せられる大きな音や振動、または突然の動きが犬にとって脅威となるためです。

特に、小さい頃にこれらの物で怖い思いをした経験があると、その物を見るだけで震えだしたり、逃げ出そうとしたりするようになります。

犬が恐怖を感じる物がある場合は、無理強いせず、少しずつ慣れさせていく工夫が必要です。

リードを付けられる、抱っこされるなどの行動

犬がリードを付けられることや抱っこされることに対して恐怖を感じる場合もあります。

これは、過去にリードを付けられた際に散歩中に怖い目にあった、あるいは抱っこされた時に痛みを感じたといったネガティブな経験が原因となることがあります。

また、犬が体を拘束されることに慣れていない場合や、抱っこの仕方が不安定で犬に不安を与えている場合も、これらの行動を怖がる原因となります。

犬の表情や態度をよく観察し、犬が安心できる方法で接することが大切です。

犬が怖がっている時のサインを見逃さない!

愛犬が怖がっている時、彼らはさまざまなサインを出して私たちにSOSを送っています。

しかし、そのサインは非常に微妙なものから、一見すると分かりにくいものまで多岐にわたります。

これらのサインを見逃してしまうと、犬のストレスや不安は増大し、問題行動に繋がる可能性もあります。

愛犬の行動や表情、体の使い方を注意深く観察することで、彼らが今何を感じているのかを察知し、早期に適切なサポートをしてあげることが、愛犬との信頼関係を深める上で非常に大切です。

身体的なサイン

震える、体を低くする、尻尾を股に挟む

犬が恐怖を感じている際、最も分かりやすい身体的なサインのひとつが震えです。これは、寒さからくる震えとは異なり、精神的な緊張や不安から生じるものです。

また、体を低くして地面に伏せる、あるいは尻尾を股の間にしっかりと挟み込むといった姿勢は、自分を小さく見せ、攻撃の対象にならないようにする防衛本能の表れです。

これらのサインが見られたら、犬が何かに怯えている可能性が高いと判断できます。

あくび、舌なめずり、瞬きの増加

一見するとリラックスしているように見えるあくびや舌なめずりも、実は犬がストレスや不安を感じている時に見せるカーミングシグナル(落ち着かせようとする行動)のひとつです。

これらの行動は、自分自身を落ち着かせようとしたり、相手に対して敵意がないことを示したりするために行われます。

また、瞬きが異常に多くなるのも、ストレスサインの可能性があります。

これらのサインは単独で現れることもありますが、他の身体的サインと併せて観察することで、犬の心理状態をより正確に把握できます。

呼吸が荒くなる、よだれを垂らす

恐怖や不安が強い場合、犬は呼吸が荒くなったり、浅く速いパンティング(ハァハァと息をすること)をしたりすることがあります。これは、極度の緊張状態にあることを示しています。

また、普段よりもよだれが多く出ることも、ストレスや不安のサインとして現れることがあります。

これらの身体的な変化は、自律神経の乱れによって引き起こされるもので、犬が精神的に非常に追い詰められている状態であることを示唆しています。

行動的なサイン

隠れる、逃げようとする

犬が恐怖を感じた際、まず見せる行動のひとつが隠れることやその場から逃げようとすることです。

ソファの下や家具の裏、飼い主の足元など、自分が安全だと感じる場所に身を隠そうとします。

散歩中に怖いものに遭遇した場合などには、リードを引っ張ってでもその場から遠ざかろうとすることもあります。

これらの行動は、恐怖の対象から距離を取り、自分自身を守ろうとする本能的な反応です。

唸る、吠える、噛みつくなどの攻撃的な行動

恐怖のサインとして、一見すると攻撃的に見える唸る、吠える、そして最終的には噛みつくといった行動を示すこともあります。

これは、隠れたり逃げたりすることができない状況で、自分を守るための最終手段としてとられる行動です。

これらの攻撃的な行動は、恐怖からくるものであり、犬は「これ以上近づかないでほしい」「もう嫌だ」という強いメッセージを送っています。

このようなサインが見られた場合は、犬をさらに追い詰めないよう、細心の注意を払う必要があります。

フリーズする(動きが止まる)

犬が極度の恐怖を感じた際、突然フリーズしたように動きが止まってしまうことがあります。

これは、パニック状態に陥り、思考が停止してしまっている状態、あるいは恐怖の対象に対して自分を認識させないように、存在を消そうとする本能的な行動です。アイコンタクトも取れなくなり、呼びかけにも反応しないことがあります。

フリーズは、犬が非常に強いストレスを受けていることを示しており、飼い主は犬が安心できるよう、静かに見守るか、優しくサポートする姿勢が求められます。

愛犬の「怖い」を克服!安心させるための具体的な対策

犬

愛犬の恐怖心を克服するためには、まずその原因を正確に理解し、犬に寄り添ったアプローチをすることが重要です。

無理に克服させようとすると、かえって恐怖心を増幅させてしまう可能性もあります。焦らず、愛犬のペースに合わせて段階的に問題に取り組むことが、成功への鍵となります。

また、時には専門家の力を借りることも、愛犬の心と体の健康を守る上で非常に有効な選択肢となります。

恐怖の対象に慣れさせる「慣れさせ」と「段階的脱感作」

小さな刺激から徐々に慣らす方法

犬の恐怖心を和らげるための効果的な方法のひとつに、「慣れさせ(馴化)」と「段階的脱感作」があります。

これは、犬が怖がる対象に対して、まずはごく小さな刺激から始め、犬が恐怖を感じないレベルで少しずつ慣れさせていくアプローチです。

例えば、雷の音を怖がる犬には、まず非常に小さな音量で雷の音を聞かせ、犬がリラックスしていることを確認しながら、徐々に音量を上げていきます。

この際、犬が少しでも不安な様子を見せたら、すぐに刺激のレベルを下げることが大切です。

楽しい経験と関連付けて恐怖心を和らげる

恐怖の対象に対して犬を慣らす際には、その対象と「楽しい経験」を関連付けることが非常に効果的です。

例えば、怖がる音を聞かせながらおやつを与えたり、好きな遊びをしたりすることで、犬はその音に対してポジティブな感情を抱くようになります。これを「逆条件付け」と呼びます。

怖い対象の近くで褒めておやつを与えたり、お気に入りのおもちゃで遊んであげたりすることで、「怖いもの」から「良いこと」へと犬の認識を変えていくことを目指します。

安心できる環境作りと飼い主の接し方

安全な隠れ場所を用意する

犬が恐怖を感じた時に、すぐに身を隠せる安全で安心できる場所を用意してあげましょう。

ケージやクレートに毛布をかけて暗くしたり、部屋の隅にクッションやベッドを置いたりするなど、犬が落ち着けるプライベートな空間を提供します。

雷や花火の音が大きい日などは、窓を閉めて音を遮断し、お気に入りのベッドで安心して過ごせるよう配慮してあげてください。

このような場所があることで、犬はストレスを感じた際に自分で心を落ち着かせることができます。

無理強いはせず、犬のペースを尊重する

愛犬が怖がっている時に、無理に恐怖の対象に近づけたり、強制的に何かをさせたりすることは絶対に避けてください。

これはかえって恐怖心を増幅させ、飼い主への不信感にも繋がりかねません。犬のペースを尊重し、犬自身が状況を乗り越えるための時間と空間を与えてあげることが重要です。

例えば、散歩中に怖がる対象があれば、無理に近づかず、遠回りをするなどして犬が安心して歩けるように配慮しましょう。

落ち着いた態度で安心感を与える(声かけ、優しく撫でるなど)

飼い主が不安そうにしていたり、パニックになっていたりすると、犬もその感情を察知してさらに不安になってしまいます。

愛犬が怖がっている時は、飼い主が落ち着いた態度で、優しく声をかけたり、ゆっくりと撫でてあげたりすることで、安心感を与えましょう。

ただし、過剰に慰めすぎると、犬は「怖がることが良いことだ」と学習してしまう可能性もあるため、冷静かつ穏やかに接することが大切です。

専門家への相談も視野に入れる

行動診療医やドッグトレーナーに相談するタイミング

もし愛犬の恐怖心が深刻で、日常生活に支障をきたしている場合や、飼い主だけでは対処が難しいと感じた場合は、躊躇せずに行動診療医や専門のドッグトレーナーに相談することを検討しましょう。

特に、犬が攻撃的な行動を示す場合や、自傷行為に及ぶような場合は、早急な専門家の介入が必要です。

専門家は、犬の行動を客観的に分析し、それぞれの犬に合った具体的な改善プランを提案してくれます。

投薬治療や行動療法の選択肢

専門家による診断の結果、犬の恐怖心が投薬治療を必要とするレベルであると判断されることもあります。

抗不安薬や精神安定剤は、犬の不安感を軽減し、行動療法がより効果的に進むためのサポートとなります。

また、ドッグトレーナーは、犬の学習理論に基づいた行動療法(例えば、先述の段階的脱感作や逆条件付けなど)を実践し、犬が恐怖を乗り越えるための具体的なトレーニングを行います。

これらの専門的なアプローチは、愛犬のQOL(生活の質)を向上させるために非常に有効です。

まとめ:愛犬の「怖い」を理解し、より良い関係を築くために

愛犬が「怖い」と感じる理由を理解し、それに対して適切に対応することは、飼い主として非常に重要な役割です。

犬の身体的・行動的なサインを見逃さず、彼らの気持ちに寄り添うことで、より深い信頼関係を築くことができます。

焦らず、根気強く、時には専門家の力を借りながら、愛犬が安心して幸せに暮らせるようサポートしてあげましょう。

愛犬の「怖い」を乗り越える過程は、きっと飼い主と愛犬の絆をさらに強くする貴重な経験となるはずです。

この記事の執筆者

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