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犬がストレスを感じているサインを解説!ストレス発散方法と原因は?

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犬がストレスを感じる原因やサインの見極め方、発散方法を解説!

犬の心はとてもデリケート。毎日同じ生活をしているように見えても、人間以上にストレスを抱えがちです。

ストレスを抱えたときは、大なり小なり行動や態度に出ます。日々、愛犬の様子を観察するとストレスがどれくらいかかっているかがわかります。

愛犬のストレスとこまめに向き合い、できるだけリラックスできる環境を整えてあげるようにしましょう。

この記事の結論

  • 犬は人が思っている以上にストレスを感じやすく、ストレスになる要因はさまざまである
  • 生理的、環境的、心理的とそれぞれにストレスを感じるポイントがある
  • ストレスが重度になると、食欲不振や下痢・嘔吐、脱毛や粗相などに繋がる
  • 愛犬とのスキンシップを増やし、快適に過ごせる環境がストレス解消に繋がりやすい

担当執筆者

nademo編集部

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犬は人間以上にストレスを感じやすい動物

犬はストレスを感じやすい生き物です。 特に、飼い主さんや仲間と認識している動物と離れたときは、孤独や不安を感じ、大きなストレスになります。

他にも病気や環境の変化、運動不足など、ストレスを感じる要因はさまざま。

ストレスを発端としてさまざまな体調不良を引き起こすこともありますので、可能な限りのストレスは解消させてあげましょう。

日々の生活に運動や遊び、トレーニングなどを適切に取り入れ、愛犬がストレスを感じにくい環境を整えてあげることが必要です。

犬がストレスを感じやすい3つの原因

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犬がストレスを感じる原因はさまざまですが、大きく分けて体と心、環境の3タイプに分けられます。

愛犬がストレス気味かも?とお悩みの飼い主さんは、以下のような原因がないか確認しましょう。

欲求が満たされない生理的ストレス

  • 散歩や遊ぶ時間が少ない
  • 十分な栄養や水分が摂れていない
  • 寝床やトイレが不衛生
  • 照明が明るくて眠れない など

犬も人間同様、生理的な欲求が満たされないとストレスになりやすいです。

愛情をもって必要な生活環境を整えてあげることで、これらのストレスは軽減します。

食事のしすぎによる肥満は注意しなければいけませんが、栄養不足や水分不足は体の不調に繋がります。

また、時間帯や飼い主さんのスケジュール次第では、散歩や遊ぶ時間の減少なども気を付けたいところですね。

不安や緊張などの心理的ストレス

  • 引っ越しをした
  • 見慣れない場所に行った
  • 十分なコミュニケーションがとれてない
  • 留守番の時間が長くなった 
  • 同居する人が増えた など

犬が不安や緊張などの心理的ストレスを感じるシーンはいくつかあります。

上記のような、日常と違うことが起こるとストレスを感じやすいでしょう。

ただ、引っ越しや仕方のない外出などは、一緒に暮らしていく上で必要不可欠なシーンも多いですよね。

そんなときにはしっかりと愛犬との時間を作ってあげて、ストレスを少しでも緩和させてあげましょう。

気温の変化や騒音などの環境的ストレス

  • 近所で工事が始まった
  • 雷、花火などの大きな音を聞いた
  • 室内が暑すぎる、寒すぎる
  • 部屋がタバコ臭い など

犬は人間のように気温の変化を調整したり、好ましくない音や匂いを自ら遮ったりすることができません。

環境的なストレスについても、飼い主さんが敏感に感じ取って適切に対応してあげる必要があります。

これらの人間でもストレスを感じやすいシーンでは、愛犬もそれ以上にストレスを感じているのだと、理解してあげましょう。

愛犬のストレスサインの見極め方

犬が示してくるストレスサインは多様ですが、大きく3段階に分けられます。

以下に説明するストレスサインに、普段から注目しましょう。

日ごろから小さな変化に注意を払い、なるべく早く対処することが大切です。​​

軽度のストレスサイン

軽度の場合には特別な行動があまり見られないため、この時点で気付くことはやや難しいものがあります。

  • あくびをする
  • 目をそらす
  • 舌なめずりをする
  • 体をかく
  • 体を小さく震わせる
  • 尻尾が下がる、丸める
  • 耳を倒す
  • 床のニオイを嗅ぐ など

軽度のストレスサインとしてあげられるものはどれも、日常生活でよく目にするものです。

たまに見られるなら差し支えありませんが、連続して同じ動作を繰り返すときは経過観察する必要があります。

日常的に見かける行動も多いのですが、日々チェックして変化を逃さないようにしましょう。

中度のストレスサイン

犬の中程度のストレスサインには、以下のようなものがあります。

  • うなる
  • 歯を出して威嚇する
  • 吠え続ける
  • 噛みつく
  • 震えている
  • 呼吸が早い
  • 逃げる、隠れる など

同時に排尿や排泄、睡眠の乱れなどが見られることもあります。これらが継続する場合は、ストレスの特定や環境改善といった適切な対応が必要です。 

ストレスの原因が飼い主さんにもわかりやすいレベルになってきており、原因の特定もそこまで難しくはないでしょう。

重度のストレスサイン

下記に示す重度のストレスサインが見られたときは、速やかな対応が求められます。

専門家に相談して早急に原因を突き止め、ストレスを極力なくすよう最大限努力してください。

  • 軽度と中度のストレスサインを繰り返す
  • 血が出るほど尻尾を噛む
  • 炎症を起こすほど体を舐める
  • 食欲不振
  • 下痢嘔吐
  • 脱毛
  • 様々な場所で粗相する など

これらの症状が見られるときには、「ストレスを抱えている」といった程度の話ではなく、命に関わることもあります。

すぐに動物病院を受診することで、ストレスの原因を突き止めると共に、排除できるようにしてあげたいですね。

犬がストレスによって発症しやすくなる病気

犬もストレスがかかりすぎたとき、体や心に不調をきたします。

こちらに挙げるものはその主な症状です。愛犬がいつもと違う様子を見せたら、原因解明とストレス除去に努めましょう。

分離不安症(ぶんりふあんしょう)

犬は分離不安症になると、飼い主から離れることに対して過剰な不安や恐怖を感じます。

もともと飼い主との絆や安心感を求める性質がありますが、ストレスがかかると短時間の留守番などでも強い不安を感じ、問題行動を示すことがあります。

犬種や過去の経験、個体差などでかかりやすさは変わってきます。

症状が疑われたらまずご家庭でのケアや安全な場所の確保など、愛犬の不安を軽減するためのサポートを行いましょう。

それでも改善されない場合は、専門家による訓練や行動療法が必要になることもあります。

皮膚炎(ひふえん)

ストレスによって皮膚炎を起こす犬もいます。かゆみや炎症、赤み、腫れ、湿疹、皮膚の乾燥やひび割れ、細菌や真菌の感染など、皮膚炎といっても症状はさまざまです。

皮膚炎がストレスによるものと予測できた場合は、そのストレスを軽減しましょう。

症状が回復しなければ、獣医師の指示に基づいた薬物療法や適切な皮膚ケアが必要です。

胃腸炎(いちょうえん)

ストレスが消化器系に影響すると、人間同様に犬も胃腸炎などを起こすことがあります。一般的な症状には嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛、腹部の膨満感、消化不良などが挙げられます。

ストレスで愛犬が胃腸炎になった場合は原因を特定し、それに対処することが必要です。 改善後も適切にストレス管理をし、同様なことが起こらないよう配慮しましょう。

症状が重い場合は速やかに、獣医師に相談してください。

肥満症(ひまんしょう)

ストレスによる犬の肥満症は、ストレスが過剰な食欲となって現れ、体重の増加や脂肪の蓄積といった状態が起こるものです。

犬はストレスを感じると食欲が増し、快感を求める傾向があります。 エネルギーの消費量よりも摂取量が上回る状態が続けば肥満します。

肥満は犬の健康上リスクが高い疾患です。将来的に関節負担の増加や心臓病、糖尿病、呼吸困難などを引き起こす可能性が高まります。

ストレス管理と正しい食事管理で、肥満を未然に防ぎましょう。​​

愛犬のストレスを発散・解消する方法

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愛犬がストレスを感じているな、というとき。飼い主さんにできることはいくつかあります。

こちらに記すことを試して、愛犬のストレス軽減を図ってみてください。

これらの方法で解消しなければ、専門家に相談して本格的なケアを施しましょう。

愛犬とのスキンシップを増やす

スキンシップは愛犬のストレスを軽減し、安らぎや安定感を与えます。

体の触れ合いやマッサージ、ブラッシングなどのスキンシップでストレスホルモンの分泌が抑制され、心理的な安定感も向上するでしょう。

ただ、個体差や性格によってスキンシップの好みや程度は異なります。愛犬の反応に合わせて、適切なタイミングと方法で行いましょう。

愛犬に合ったフードを与える

ドッグフードは適したものを与えれば、ストレス軽減に役立ちます。 栄養バランスの整った食事は身体的・精神的な健康をサポートし、免疫機能を強化します。

ドッグフード選びは愛犬の年齢や犬種、体調などに基づいて判断します。体の不調が見られるときには、獣医師や動物栄養士に相談しながら行ってください。

品質や原材料にも注意を払って、個々のニーズに合った食事を与えることが大切です。

ふさわしいフードに加えて適切な運動、十分な休息、安定した環境など、総合的なアプローチで愛犬の健康を守りましょう。

愛犬に合った散歩量に変える

散歩量が多すぎても少なすぎても、愛犬はストレスを感じることがあります。

下記の表を参考に、散歩の時間や距離を調整してください。

サイズ回数散歩時間散歩距離
小型犬1日1~2回1回あたり15分~30分約1km~2km
中型犬1日1~2回1回あたり30分約2km
大型犬1日1~2回1回あたり30分~1時間約2km~4km

これはあくまで目安となり、犬種やその子の体調、体型などによっても異なります。

足腰が弱い子に無理して長時間の散歩をさせるわけにはいきませんし、肥満気味であれば多少長めの散歩が必要になることもあります。

愛犬が快適に過ごせる環境を作る

  • 常に新鮮な水を与える
  • 寝床やトイレを清潔にする
  • トイレは少し隠れた場所に設置
  • テレビや音のするものは遠ざける など

掃除や手入れが行き届いている空間で快適な気持ちになるのは、犬も人間も同じ。

愛犬が普段使うものが気持ちよく使える状態かどうか、常に確認しましょう。

また、人にとって心地よい音楽やテレビの音などが、犬にはストレスになることもあります。

多頭飼いの場合はそれぞれのスペースをつくる

現在多頭飼いをしている、または多頭飼いを検討している方は、愛犬のスペースをちゃんと用意しているか確認しましょう。

たとえ犬同士の関係がうまくいっていたとしても、単独で過ごせる環境がないとお互いストレスが溜まってしまいます。

「基本的に室内だから放し飼いにしている」という場合であっても、専用のスペースがあると便利です。特に感染症などで隔離が必要になったとき、多頭飼いで専用スペースがないと困るでしょう。

そのためスペースがない場合は、それぞれの専用スペースを用意することが大切です。

犬用のガムや噛むおもちゃを与える

出典:Amazon

犬用のガムや噛むおもちゃを与えることは、ストレス軽減に役立つことがあります。

噛む動作は犬にとって自然な行動であり、ストレスを発散する方法のひとつです。遊びの要素もあるため、知的な刺激を与え、気晴らしやリラックス効果を得ることにもつながります。

ただ犬用のガムや噛むおもちゃはストレス軽減のひとつの手段ですが、全体的なストレス管理には適切な運動や静かな環境、深い愛情といったバランスのとれたアプローチが必要です。

愛犬のストレスサインを見つけたらできるだけ早く解消させる

愛犬のストレスサインを見つけた場合は何が原因かを確認し、できることを考えましょう。

例えば、騒音が原因なら静かな場所に移動する、スキンシップが足りないようならたくさん遊んであげるなどです。

ストレスが原因で健康に問題が出ている場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

愛犬の気持ちに寄り添って、少しでも早くストレスを軽減してあげてください。

ストレスを抱えていても、愛犬が飼い主さんにそれを伝えることは簡単ではありません。

だからこそ飼い主さんが日々、愛犬の状態をチェックし、ちょっとしたサインを見逃さないようにする必要があります。

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