nademo編集部の日常

【第3回】愛犬こまちを家族に迎えて

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愛犬こまち

我が家は主人、私、息子、愛犬のこまちの3人と1匹の家族です。

こまちは、1歳半のシーズーの女の子で、こまちという名前は新幹線好きの息子が、赤い車体の『新幹線こまち』から名付けました。

この記事では、こまちを家族に迎えたエピソードを5回に渡ってお伝えしていきます。

前回の記事では、愛犬として迎え入れる犬種をどのように決めたのか、迎え入れはペットショップ、ブリーダー、譲渡会のうちどこにしたのか、その理由についてお伝えしました。

今回は、愛犬との最初の出会い、最初に愛犬に抱いた印象、こまちに決めた理由についてお話していきます。

愛犬を迎え入れようと考えておられる読者様のご参考に少しでもなれば幸いです。

西岡 優子

執筆・監修

西岡 優子

ライター/獣医師

北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。

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シー・ズーがいるペットショップを探し…

愛犬こまち

家族で相談して、ペットショップで飼い慣れている犬種のシー・ズーと他の種類の子にも接してみて、息子と相性の合う子を探すということになりました。

そして、電話で「現在、シー・ズーは店舗にいますでしょうか?」と問い合わせをして、シー・ズーがいるペットショップを何店舗か回ることに。

まず、1店舗目ではシー・ズーの子が病気で抱っこが出来なかったため、ヨークシャー・テリアの男の子を息子が気に入り抱っこさせてもらいました。

抱っこされたヨークシャー・テリアの男の子は、とても人懐っこく、膝の上で尻尾を千切れそうなぐらい振りながら、息子の顔を舐めようとしたり、戯れたりしていました。

そして、こまちと出会ったのは2店舗目のペットショップでした。

事前に電話した旨をスタッフさんに伝えると、ケージに一緒にいるチワワ達が戯れあって遊んでいる横で、ぐっすり寝ているこまちを「この子がお電話でお話したシーズーちゃんです」と連れて来て、抱っこをさせてくれました。

他の子と違ってとても臆病な子だった

愛犬こまち

こまちは今はシーズーと思えないほど気が強く活発ですが、ペットショップではケージの中でも抱っこの時も、とても大人しかったです。

他の子はウィンドウ越しに目が合うと、「遊んで!遊んで!」とぴょんぴょん跳ねてアピールしてきたり、抱っこをすると顔を舐めてきたり、甘噛みなど戯れてきました。

一方、こまちはケージの中でも他の子と戯れることなく寝てるだけで、私の膝の上でも怯えて震えていました。

その様子を見た息子が、持っていた新幹線のおもちゃを「ブーン」っと、こまちの目の前で走らせる真似をすると、おもちゃが気になったようで、恐る恐る目で追いかけていました。

しかし、おもちゃに興味を持っても、触ろうとしたりする訳でもなく、ただただ息子が左右に走らせる新幹線のおもちゃを見つめ、こまちも左右に首を振っていました。

これらの様子を見て、こまちは『すごく臆病な子なんだな』という印象でした。

息子との相性も良かったことが決め手に

愛犬こまち

私は、こまちの怯えた様子を見て、『息子はこの子を選ばないな』と思っていました。

何故なら、『小さい子供は一緒に遊んでくれる活発なタイプの子が好きだ』と思っていたからです。

しかし、息子に「そろそろ、他の子も抱っこさせてもらうおうか?」と聞くと、「ううん、この子が可愛い!」と言いました。

私は驚いて、「えっ!?この子に決めたってこと?」「お母さんがシー・ズーを好きだからって無理してない?自分が好きな子を選んでいいんだよ」と思わず言ってしまいました。

しかし、息子は「本当にこの子が良いの!新幹線も好きみたいだし」と、相性の良さを感じたようでした。

後で息子に聞くと、「遊んで!遊んで!」って戯れてくる子は沢山いたけど、怯えていたのはこまちだけだったので、緊張を解いてあげようとしているうちに『この子は怖がりだから家に連れて帰ってあげないと』、『この子を守ってあげたいな』と子供心に愛情が芽生えたみたいです。

実は、その日はもう1店舗ペットショップを回る予定でした。

主人にこの子に決めたみたいと伝えると、「シー・ズーにするならもう1店舗の子も一応見せてもらった方が良いんじゃない?」と言われました。

ですが、次に行った店舗のシー・ズーを気に入って連れて帰ったとしても、『あの子は他のお家に行けたかな?』など、ずっとこまちのことが気になってしまうと思ったので、3店舗目には行かずにこまちをお迎えすることにしました。

この記事の執筆者

西岡 優子

執筆者情報

西岡 優子

ライター/獣医師

北里大学獣医学科を卒業後、出身の高知県近県である香川県の動物病院にて、小動物の診療に携わる。
結婚を機に、都内の獣医師専門書籍の出版社で編集者として数年勤務し、現在は動物病院で時短で獣医師として働く傍ら、犬・猫・小動物系のライターとして活動している。

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