「愛犬にもっと色々なことを覚えてほしい」「言うことを聞かずに困っている…」。そんな悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
犬にコマンドを教えることは、単なる芸や遊びではなく、愛犬とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築く上で非常に重要です。
この記事では、「お座り」や「待て」といった基本的なコマンドから、応用的なコマンドまで、初心者でも簡単に実践できる教え方を詳しく解説します。
今日から愛犬との絆を深め、より良い関係を築く第一歩を踏み出しましょう。
この記事の結論
- コマンドは愛犬との信頼関係を築き、安全を守るために不可欠
- しつけの基本は、大きな声で怒鳴らず、褒めて伸ばすこと
- 練習は毎日短時間で繰り返し行い、犬の集中力を切らさないことが大切
- 成犬になってもコマンドは習得可能であり、諦めずに続けることが重要
目次
犬のコマンドとは?基本と教える目的

犬に「お座り」や「待て」といった指示(コマンド)を教えることは、単なる芸や遊びではありません。
犬との間に共通の言語を持つことで、コミュニケーションを円滑にし、信頼関係を築く上で非常に重要な役割を果たします。
このセクションでは、コマンドを教えることの重要性や、しつけの際に大切にすべきことについて解説します。
コマンドを教えることの重要性
愛犬との信頼関係を築く
コマンドを教える過程は、愛犬とのコミュニケーションを深める大切な時間です。
飼い主さんの指示を理解し、それに従うことで「褒められる」という経験は、犬にとって大きな喜びとなります。
このポジティブな経験の積み重ねが、飼い主さんを「頼れる存在」と認識させ、より強固な信頼関係を築くことにつながります。
愛犬の安全を守るためのコマンド
コマンドは、愛犬の命を守るためのツールでもあります。例えば、散歩中に危険なものに近づきそうになったとき、「待て」や「おいで」のコマンドがあれば、事故を未然に防ぐことができます。
また、他の犬とトラブルになりそうなときに「お座り」をさせることで、冷静さを取り戻させることも可能です。コマンドを教えることは、飼い主としての責任でもあるのです。
コマンドを教える上で大切なこと
褒めることを基本にする
犬は褒められることが大好きです。コマンドを教える際は、「褒めて伸ばす」ことを基本にしましょう。
コマンドが成功したら、大げさなほど褒めてあげたり、ご褒美のおやつを与えたりすることで、犬は「この行動をすると良いことがある」と学習します。
叱るのではなく、良い行動を肯定的に強化することが大切です。
短い言葉と一貫したルール
コマンドは、短く、シンプルな言葉を選びましょう。例えば、「お座り」や「待て」といった短い言葉が理想的です。
また、家族全員で同じ言葉とジェスチャーを使うことが非常に重要です。人によって違う言葉を使われると、犬は混乱してしまいます。
コマンドを教える前に、家族でルールを統一しておくようにしましょう。
犬に教えたい基本のコマンド一覧と教え方

犬に教えるコマンドは、愛犬の安全を守るため、また、より良い関係を築くための第一歩です。
ここでは、犬に教えたい基本的なコマンドを、初心者でも分かりやすいようにステップごとに解説します。
まずはここから!基本の3つ
お座り(Sit)
「お座り」は、犬のしつけの基本中の基本です。
- おやつを犬の鼻先に近づけます。
- おやつをゆっくりと頭の方に動かし、犬の顔が上を向くように誘導します。
- 自然にお尻が地面についたら、「お座り」と声をかけ、褒めておやつを与えます。
これを繰り返すことで、犬は「お座り」のコマンドを覚え、座る行動が褒められると学習します。
待て(Stay)
「待て」は、愛犬の安全を守る上で最も重要なコマンドのひとつです。
- 犬を「お座り」や「伏せ」の姿勢にさせます。
- 手のひらを犬に向け、「待て」と声をかけます。
- 犬がその場で待機できたら、褒めておやつを与えます。
最初は数秒から始め、徐々に待つ時間を長くしていきましょう。成功したら必ず褒めてあげることが大切です。
おいで(Come)
「おいで」は、愛犬を呼び戻すための大切なコマンドです。
- 犬が自由にしているときに、しゃがんで両手を広げ、「おいで」と明るい声で呼びかけます。
- 犬が来たら、大げさに褒めて、おやつを与えます。
これを繰り返すことで、犬は「おいで」が楽しいことだと学習します。他のことに夢中になっているときは、焦らず、犬が来るまで待ちましょう。
覚えておくと便利な応用コマンド
伏せ(Down)
「伏せ」は、「お座り」の姿勢から教えるとスムーズです。
- 犬を「お座り」させます。
- おやつを手に持ち、地面に沿ってゆっくりと下に動かし、犬を伏せる姿勢に誘導します。
- 伏せたら「伏せ」と声をかけ、褒めておやつを与えます。
「伏せ」ができるようになると、落ち着きがない犬を静かにさせたいときに役立ちます。
ハウス(Kennel Up)
「ハウス」は、クレートやケージを愛犬の安心できる場所にすることができます。
- ケージの中におやつやおもちゃを入れ、「ハウス」と声をかけます。
- 犬が中に入ったら、しっかりと褒めておやつを与えます。
最初はおやつで誘導し、徐々にコマンドだけで入れるように練習しましょう。これにより、災害時や移動時にも安心してケージに入れることができます。
ヒール(Heel)
「ヒール」は、犬が飼い主の横にぴったりとついて歩くコマンドです。
- 犬を左側に立たせ、リードを短く持ちます。
- 「ヒール」と声をかけ、歩き始めます。
- 犬が横についたら、褒めておやつを与えます。
犬がリードを引っ張りがちな場合に非常に役立ちます。散歩がより快適になるだけでなく、人通りの多い場所での安全確保にもつながります。
犬にコマンドを教える上でのNG行動と失敗しないコツ

犬にコマンドを教えることは、飼い主さんにとっても愛犬にとっても楽しい時間であるべきです。
しかし、やり方を間違えると、犬がコマンドを嫌いになってしまったり、飼い主さんとの関係が悪化したりする可能性があります。
ここでは、ついやってしまいがちなNG行動と、成功するためのコツについて解説します。
ついやってしまうNG行動
大きな声で怒鳴る
犬がコマンドに従わないからといって、大きな声で怒鳴ったり、叱ったりするのは絶対にやめましょう。
犬は、恐怖を感じると萎縮してしまい、学習意欲を失ってしまいます。また、飼い主さんを怖い存在だと認識してしまい、信頼関係が崩れる原因にもなります。
しつけは、あくまでも褒めて伸ばす「ポジティブ・トレーニング」が基本です。
長時間の練習
犬の集中力は、人間よりも短いです。1回あたり5~10分程度の短時間で、練習を切り上げるようにしましょう。
長時間の練習は、犬を飽きさせてしまい、集中力が続かなくなってしまいます。
また、犬が疲れてしまうと、しつけを嫌いになってしまう可能性もあるため、愛犬の様子をよく観察し、疲れてきたらすぐに練習を中断しましょう。
コマンドを教える成功のコツ
練習は毎日短時間で
しつけは、毎日少しずつ継続することが成功の鍵です。一度に長時間練習するよりも、毎日短い時間でも練習を繰り返す方が、犬の記憶に定着しやすくなります。
例えば、散歩の前に5分、食事の前に5分といったように、生活の中に練習時間を組み込んでみましょう。これにより、無理なくコマンドをマスターできます。
ご褒美(おやつ)の活用方法
犬にとって、ご褒美はモチベーションの源です。ご褒美のおやつは、犬が一口で食べられるサイズのものが適しています。
コマンドが成功したら、すぐに与えることで、犬は「この行動をすると良いことがある」と学習しやすくなります。
また、最初は毎回おやつを与え、慣れてきたら徐々に回数を減らし、最後は「褒める」ことだけで満足するようにしていきましょう。
犬のコマンドに関するQ&A
犬にコマンドを教えることについて、飼い主さんからよく寄せられる疑問にお答えします。
子犬は何か月からコマンドを教えられる?
子犬は、生後2~3か月頃から簡単なコマンドを教え始めることができます。この時期は、人間でいうと幼稚園児にあたり、好奇心旺盛でさまざまなことを吸収しやすい時期です。
まずは、「お座り」や「待て」といった簡単なコマンドから始め、少しずつ難易度を上げていきましょう。
ただし、子犬は集中力が続かないため、練習時間は短く、遊びの一環として楽しく行うことが大切です。
成犬になってからでもコマンドは覚える?
「もう成犬だから無理かな…」と思っている方もいるかもしれませんが、犬は何歳からでもコマンドを覚えることができます。
犬は生涯を通じて学習能力があるため、諦める必要はありません。
子犬に比べて時間がかかることもありますが、根気強く、愛犬のペースに合わせて練習を続ければ、必ず覚えてくれます。
犬がコマンドを聞かないのはなぜ?
犬がコマンドを聞かないのには、いくつかの理由が考えられます。
- コマンドが定着していない:練習量が足りず、コマンドを覚えていない。
- 集中力が切れている:遊びや他のことに夢中になっている。
- コマンドが犬に伝わっていない:家族で違う言葉を使っているなど、ルールが一貫していない。
これらの場合は、練習方法を見直し、再度基本から教え直してみましょう。
また、ストレスや体調不良が原因である可能性もあるため、愛犬の様子をよく観察し、必要であれば動物病院に相談することも重要です。
この記事の執筆者
nademo編集部
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