犬のしつけ

【専門家監修】子犬のしつけを始めるタイミングとしつけ方

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子犬をお迎えしたばかりの時は色々と教えることがあって、どんなしつけからやったら良いのか迷ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。

子犬期特有の愛らしさもあって、ついつい甘やかしてしまいたくなることもありますよね。

しかし、家族として一緒に暮らしていく以上は社会のマナーを守れないと、飼い主さんはもちろんですが愛犬自身もトラブルに巻き込まれることがあります。

この記事では、子犬期にとても大切になるしつけについて解説しています。

また具体的なポイント別にわかりやすくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

愛犬の楽しい暮らしに欠かせないしつけについて、しっかりと知っていきましょう。

この記事の結論

  • 子犬期にしつけを怠ると、さまざまなトラブルや問題行動を起こす原因になりうる
  • 子犬のしつけは生後2~3ヶ月から始めるのが望ましい
  • 成犬をしつけることは、子犬よりもはるかに多くの労力がかかる
  • しつけは甘やかさずに時間をかけて行い、怒鳴ったり手をあげることは絶対にしない

監修者

児矢野 いくみ

児矢野 いくみ

犬のしつけパピーラブ代表、ドッグトレーナー

2005年に日本ドッグトレーナーズカレッジのA級ライセンスを取得。
その後、ドッグトレーナー養成スクールのインストラクターや、犬のようちえんでトレーナーとして勤務し、ペットクリニックで動物看護師を経験後、2016年に犬のしつけ「パピーラブ」を渋谷に開業。

担当執筆者

nademo編集部

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子犬期のしつけはとても重要

子犬期にしつけをすることはとても大切、ということはなんとなくご存じの方も多いのではないでしょうか。

やはり小さな頃からルールを覚えさせること・習慣化していくことは重要です。

子犬期からさまざまなものに触れて徐々に学習していくことで、成犬になったときに落ち着いて対処できるようになっていきます。

成犬になってから覚えさせようとするのは難しいことも多く、多大な労力が必要になってしまいます。飼い主さん自身も、愛犬にとっても辛いことです。

反対に、しつけがきちんとできているとお互いに生活がスムーズになります。

そればかりではなく、事故やケガ・トラブルを防ぎやすくもなるのです。

子犬のしつけを始めるタイミングは生後2~3ヶ月から

社会化期

子犬期には「社会化期」と呼ばれる時期があります。生まれたばかりで母犬が全て面倒を見ている頃から少し経った、生後3週目位からが社会化期となります。

まだ恐怖心が芽生える前で、好奇心がいっぱい。過ごしている環境、場所などに慣れていくことが最もしやすい期間です。

12週以降になると自我が出はじめ、恐怖心・警戒心を持つようになるため、慣れてもらうことに時間がかかるようになります。

現在は動物愛護法の一部改正によって、8週未満の子は販売ができません。

そのため、子犬のしつけを始める理想のタイミングは生後2~3ヶ月からということになります。

飼い主さんが愛犬と社会化期を一緒に過ごせるのは短いため、お迎えする前から知識を深めておけるとより良いですね。

また、社会化期を過ぎてからのお迎えであっても社会化は可能なので、感染症に注意しながら外の世界に積極的に慣らせて行きましょう。

子犬期にしつけをしないとトラブルの原因になる

子犬の時期からきちんとしつけを行わないと、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。

もちろん性格などさまざまな要因もありますが、しつけがとても大切ということがわかるのではないでしょうか。

  • 体を触ろうとすると怒る
  • どこでも排泄してしまう
  • 呼んでも来ない、おいでと言うと逃げる
  • 無駄吠えが多くなる
  • 咬みつき事故を起こす
  • 家の中を荒らすなど、問題行動を起こす
  • 歯磨きを嫌がる など

しつけをせずに育ててしまうことは、一緒に暮らすことがとても難しくなります。

私たち飼い主が愛犬を人間社会で暮らしにくくさせてしまっている、とも言い換えられますね。

そればかりか他所の人とのトラブルも招きかねない、ということもわかります。

しつけにおいて大切なのは愛犬が求めるまま、飼い主様が求めるままにスキンシップやコミュニケーションを取り過ぎないこと。

正しいルールの中で決まった時間コミュニケーションを取ることと、適切なしつけを子犬のうちから行うこと。

この2つのバランスが取れることで、快適に楽しく生活することができるようになるのです。

子犬をしつける前にやるべきこと

しつけをスタートする前にいくつかやるべきポイントがあります。

愛犬のための生活環境を整えたりする準備と同時に、こういったしつけに関することも事前にやっておくことが大切です。

しつけ時のルールを決める

しつけの指示が人によって異なってしまうと、愛犬が混乱してしまいます。そのため、指示の言葉や合図、ルールは統一して行うことが大切です。

さまざまな生活スタイルの方が愛犬をお迎えしている今日。1人暮らしの方も珍しくありません。

もちろん家族で飼育する方や、恋人などパートナーとという方もいるでしょう。

そんな時はしつけの際のルールをしっかりと決め、共有することを忘れずに。

あらかじめ決めたルールをしっかりと守って、一緒に暮らす方全員で協力していくことが重要です。

愛犬との信頼関係を築く

社会化期が短いこともあって、私たち飼い主はしつけに対して何かと焦ってしまいがちです。

しかし、まずは愛犬としっかり信頼関係が築けているかを重要視しましょう。

信頼関係がなければしつけが上手くいかなくなる可能性が高くなります。

例えば、恐怖感を与えるしつけを続けていると、やがて恐怖が攻撃に変わってしまうことも。

愛犬に安心感を与える声がけ・行動をまずは飼い主さんがとっていきましょう。

大好きな飼い主さんが「褒めてくれるからうれしい」と思うことで、愛犬は次々と学習していきます。

しつけは苦痛なものではなく、楽しいものとして捉えてもらえるように愛犬との信頼関係を築くことも大切ですよ。

子犬を迎えたときに覚えさせたいしつけ

では実際にしつけを行う際に、どんなことからスタートしていくと良いのかをチェックしましょう。

基本的なしつけは人間社会での暮らしをスムーズにするばかりではなく、危険が起こった際などに愛犬自身を守るためにも必要なもの。

じっくりと、そして愛情を持って行っていきましょう。

自分の名前を覚えさせる

まずは愛犬に自分の名前を覚えてもらいましょう。しつけはもちろん、コミュニケーションなど全ての行動に必要です。

信頼関係を築いたり、アイコンタクトを取る際にも重要です。ポイントは以下の通り。

  • 愛犬をしっかりと見つめて名前を呼ぶ
  • 愛犬にこちらへ来てほしいときに名前を呼ぶ
  • 褒めるときは必ず名前を呼ぶ
  • おやつなどのご褒美をあげながら名前を呼ぶ
  • 叱るときや注意するときは名前を絶対に呼ばない

愛犬は飼い主さんの楽しそう、うれしそうな声色がわかると言われています。

名前を呼ばれること=愛犬にとってうれしいことになると、早く覚えてくれますよ。

アイコンタクト

愛犬が飼い主さんをじっと見て意識を向けていることをアイコンタクトと言います。飼い主さんの行動や発言にしっかりと注目している状態ですね。

この状態はしつけを行う上でベースになる状態です。

アイコンタクトができるようになると、素早く飼い主さんの言動に反応できるようになります。

思いがけないトラブルの際なども、飼い主さんにすぐ注目することができれば回避できる確率がグッと上がります。

愛犬の注意を向けることができていれば、トラブル時以外のさまざまのしつけもスムーズに行えますね。

愛犬との絆もより深まるでしょう。

トイレトレーニング

子犬をお迎えしてまず初めに飼い主さんの頭を悩ませるしつけの代表的なものが、トイレトレーニングではないでしょうか。

室内で一緒に暮らすことが増えてきているので、お掃除のことを考えても重要な問題です。

まずは以下のようなポイントをおさえましょう。

  • 子犬は1日に5~10回程度排泄することがある。動いている時は特に頻繁に排泄する。
  • サークル内だけでなく外にもトイレを設置し排泄しやすい環境を整え、失敗させないようにする。
  • トイレで排泄をさせた直後にフリーにする。
  • 絨毯やキッチンマットなど紛らわしい素材は外して、遊ばせるスペースには犬用の滑り止めマットを敷く。
  • 失敗した場合はニオイが残らないように処理する。

子犬期は排泄回数が多く、1日にたくさん排泄をします。そのためトイレを褒めるチャンスが多くあります。

頻繁に確認して、トイレのタイミングを見極めましょう。

排泄した時間を日記につけて置くと、排泄パターンがだんだん読めるようになって来ます。

また一度失敗した排泄場所にニオイが残っていると、トイレの場所だと勘違いすることがあります。

そのため失敗した場所はニオイをしっかり消しておき、トイレの場所だと認識しないようにしましょう。

子犬の排泄について事前に知っておくことで、飼い主さんが失敗を予防することが成功のカギとなります。

体を触られること・お手入れに慣れさせる

子犬のうちは体を触られることに抵抗がほとんどありません。

しかし、体を触られることが不快な体験につながってしまうと、段々と苦手になってしまいます。

愛犬の体を触った際に嫌な思いをさせないことがまずは大切です。

大人になって動物病院などで体を触られることに抵抗してしまうと、診察ができなかったりしてスムーズに処置ができません。

またトリミングなども難しくなってしまいますので、フードやおやつをあげて気をそらしながら短い時間で慣らせていきましょう。

子犬のうちから飼い主さんはもちろんですが、それ以外の人からも触られることに慣れさせておきましょう。

ハウストレーニング

プラスチックのクレートを愛犬の寝床として教えることをハウストレーニングと呼びます。

薄暗い穴のような環境を好む犬の習性からも、クレートを使うことは愛犬にとって◎。快適で安心な寝床になります。

また飼い主さんが留守の間の問題行動を予防したりなど、ハウストレーニングには多くのメリットがあります。

最も必要とされるのが災害時。避難所においてはクレートで生活することは避けられません。

防災対策の面からも、子犬のうちからハウストレーニングをしていくことは大切です。

クレートでご飯を食べさせたりおやつや知育玩具をあげたりすると、より大好きな場所になります。

社会性を身につけさせる

愛犬の安全を守ることも大切ですが、快適に暮らしていくためには社会性を身につけることも必要です。

以下のようなポイントをおさえておきましょう。

  • 室内の色々なモノや音に慣れさせる
  • 外の世界に慣れさせる
  • 飼い主以外の人とふれあう
  • 他の犬と遊ばせる

毎日の散歩をスムーズに行ったり、動物病院での診察を受けるなど愛犬と暮らす上で起こるさまざまな場面で必要になります。

またトラブルを回避するためにも大切になりますよ。

抱っこ散歩やお散歩中に緊張しているようでしたら、おやつをあげたり声をかけてリラックスさせてみてください。

子犬のうちから徐々にたくさんのこと・もの・人や動物との経験を積み重ねて、社会性のある子になるようにしてあげたいですね。

子犬が環境に慣れた後に覚えさせたいしつけ

まずは覚えさせたい基本的なしつけをチェックしてきました。

次に新しい環境に慣れてきたら覚えさせたいしつけもみていきましょう。

こちらも同じく、愛犬の様子をしっかりと観察しながら行っていくことが大切です。

呼び戻し(おいで)、お座り、待て、伏せ

例えば散歩中にリードを離してしまったときなど、呼び戻しができていれば大事に至らずに済む場面が想定されます。

「お座り」や「待て」なども、愛犬を落ち着かせたいときなどに必要となります。

これらの基本指示を教えるにはベースにアイコンタクトが出来ている必要があります。

飼い主さんに注目出来ていて、集中力がついてきたら愛犬の大好きなモチベーター(フードやおやつやおもちゃ)を使ってトレーニングを初めていきましょう。

指示語(言葉)とハンドシグナル(手での指示)は家族で統一しましょう。

「おいで」「来い」など、コマンドの言葉がバラバラでは愛犬が混乱してしまいます。

お手も教えておく

お手は芸のようにも思えますが、しつけに役立つという一面もあります。

メリットとしては、手を拭くときに自らタオルの上に手を乗っけてくれたり、手先を触られることに慣れさせることができます。

また、指示語を増やすことは飼い主さんとコミュニケーションを取る機会が増えますし、愛犬は飼い主さんの表情を読み取ろうとするようになります。

お手は特に必須項目、子犬のうちからしつけましょう!というものではありませんが、出来ていた方がお互いに負担も少なくなります。

歯磨きトレーニング

愛犬の健康にとってとても重要な役目を果たすのが「歯」です。

子犬や若い成犬のうちはまだ良いのですが、長年歯磨きを怠っていると歯周病などの病気を引き起こす可能性が高まります。

元気に美味しくフードが食べられないというのは、それだけで心配なもの。

歯を触られること・歯磨きをすることに子犬のうちからしっかりと慣れてもらうことで、歯磨きケアをいつでもスムーズに行えるようにしましょう。

子犬のうちからの習慣となれば、成犬になって嫌がることはあまりないですよ。

お散歩トレーニング

社会化のため、運動量確保のため、ストレス解消のために、愛犬の散歩は欠かせません。

しかし散歩のたびにトラブルが起こったりしてスムーズにいかないのは、愛犬も飼い主さんも苦痛ですよね。

子犬のうちからお散歩を上手にできるようにしてあげることが大切です。愛犬の大好きなフードやおやつを持ってお出かけしましょう。

歩く位置を決めて飼い主さんの横に来たら、誉めてご褒美をあげて行きましょう。声がけを繰り返し注目をキープしながら歩く練習をします。

愛犬にとってお散歩は飼い主さんとの楽しい時間。アイコンタクトをしながら、楽しくトレーニングしていきましょう。

お留守番トレーニング

どうしてもお留守番をしなければいけない場面は出てくるもの。そんな際に慌てないよう、お留守番トレーニングも必要です。

飼い主さんが不在なことで愛犬がパニックにならないよう、トレーニングをしておきます。

まずは家の中でも別々の部屋で過ごす、そしてその時間を徐々に増やしていくことから始めてみましょう。

「不在にすることがあっても、必ず自分の元へ帰ってくる」ということを愛犬にしっかり覚えてもらうことが大切です。

また出かける際に必要以上に声かけはせず、知育玩具で遊んでいる間に気付かせず出ていくこともポイント。

分離不安症の傾向がある場合は、飼い主さんが不在なことで物を壊したり、吠え続けたりすることがあります。

症状がひどい場合は動物行動診療科など、専門家へ相談すると良いでしょう。

要求吠え改善トレーニング

要求吠えをする際は、その原因が何であるかがとても重要です。まずは愛犬の生活環境などを見直した上でしつけを行いましょう。

要求吠えをやめさせるためには、愛犬に吠えて成功したと思わせないことが必要です。

例えば、サークルに入れると吠えてしまう場合、吠えているときに目が合ったり声をかけてもらっただけでも愛犬は喜んでしまう場合があります。

なので、吠えたら「より狭くて落ち着けるクレートに移動させる、目隠しをする、一度飼い主さんが部屋から出る」などの対処法があります。

愛犬が諦めやすい対処法を見つけてあげてください。クレートやサークルから出す、部屋に戻るときは愛犬が落ち着いている時にしましょう。

吠えが始まったらその場をすぐに離れる・無駄吠えに反応しないということが大切です。そして愛犬が止めることができたら、戻ってたくさん褒めてあげましょう。

「吠えても良いことがなく、吠えなかったら良いことがある」という体験をしっかり学習させ、積み重ねることで改善されていきます。

また運動時間を増やすことが必要ですので、要求吠えはストレスが溜まっているサインだということもことも分かってあげてくださいね。

甘噛み癖改善トレーニング

子犬のうちは戯れて遊ぶのが大好き。それが飼い主さんの手や服を噛むとなったらどうでしょうか。

親や兄弟犬がいれば遊びの中で徐々に学びますが、いない場合はしつけをする必要があります。

まだ力が弱いからと言って放っておくと、噛む力がついた成犬になったときに取り返しのつかないトラブルに発展することもありえます。

噛まれたときに大袈裟に反応すると、反応が面白いと思ってしまったり、構ってもらえると勘違いさせてしまいます。

噛まれた時決して叩いたり、マズルをぎゅっと握ったり、大きな声で叱ったり犬に苦痛を与えてはいけません。逆効果になります。

歯の生え変わりなど、歯痒くて噛んでしまうことが多いので、噛んでも安全なおもちゃなどをいくつか常に与えておきましょう。

子犬期の1日のしつけ回数と時間

子犬のしつけが効果を発揮するのは、犬種などの条件によって異なりますが、3分程度です。

まだ子犬であるため、長時間のトレーニングには向きません。しつけの回数も1日に3~4回ほどにしましょう。

ダラダラと長時間行うことは避けて、短時間で効果的に行うことを意識します。

この回数内に必ず留めておくというわけではなく、危険な行動を取ったときにはいけないことだと教えてあげる必要があります。

一貫性を持ったトレーニングを行いつつ、集中してトレーニングする際には短時間で行う、というのが重要です。

子犬をしつけるときのポイント

まだ子犬である愛犬にしつけを行うときの、全体的なポイントを確認しましょう。

早く覚えてほしい気持ちで焦ってしまい、飼い主さんの独りよがりにならないように、愛犬との信頼関係を大切にしながら進めていきたいですね。

焦らずに根気強く教える

「焦らず根気強く」は何よりも心がけたいポイント。まだまだ子犬なので、繰り返し教えていくことが重要です。

なかなか進まないと焦ってしまいがちですが、愛犬の様子や性格を見ながら根気強く行うことが成功へのカギです。

接し方を間違えなければ、愛犬は飼い主さんの表情や声色をきちんと読み取ろうとしてくれるはずです。

失敗は必ず起きるものと広い心で接していきたいですね。

「一貫性を持ち、焦らないこと」が子犬のしつけにはとても大切です。

失敗したときに怒鳴ったり、手をあげない

失敗した時に飼い主さんが残念に思ったからといって、怒鳴ったり手をあげることは絶対にやめましょう。

その行為が恐怖となり、攻撃的な子になってしまうケースが多くみられます。

間違った方法をとることで、何よりも大切な信頼関係が構築できなくなってしまっては、全てのしつけが難しくなっていきます。

愛犬がストレスを抱えてしまわないように、怒鳴る・手をあげることはしてはいけません。

しつけは適切な方法で行うことが本当に大切です。

甘やかしすぎない

まだまだ赤ちゃんだから・子犬だからと、ついついかわいい愛犬を甘やかしてしまいたくなりますよね。

もちろんスキンシップをしたり可愛がることは必要不可欠です。

愛犬にとって飼い主さんは安心して甘えられる存在。しかし甘やかしすぎてしまえば、わがままになっていきます。

飼い主さんや家族だけの間ならまだしも、他の人に迷惑をかけるようになってしまったら困りますよね。

愛犬はもちろん飼い主さんも不幸になってしまいます。思わぬトラブルを招く可能性も考えてみましょう。

きちんとメリハリをつけて、適切なしつけを行なっていきましょう。

愛犬のしつけが上手くいかなくても1人で悩まない

子犬の時期は短く、とても大切だからしつけもしっかりと行うべき。

もちろんそうなのですが、そういった考えに囚われすぎてしまって、うまくいかないときに「どうしてうちの愛犬だけ?」「うまくいかないのは自分のせい…」と責めてしまい、ノイローゼ状態になってしまう方も実は少なからずいます。

人間が一人ひとり違うように、愛犬にもタイプや性格があります。例え同じ犬種であっても性格には違いがでるものですよね。

中には、障害や病気が隠れている子がいる場合もあります。

どうしてもうまくいかない、そう言った際はドッグトトレーナーや獣医師などの専門家へ相談することをぜひ考えてみてください。

しつけ教室などもあるので、チェックしてみましょう。

1人で悩まずにプロの力を借りることで、愛犬はもちろんですが、飼い主さんの気持ちも楽になるのでおすすめですよ。

この記事の執筆者・監修者

監修者情報

児矢野 いくみ

児矢野 いくみ

犬のしつけパピーラブ代表、ドッグトレーナー

2005年に日本ドッグトレーナーズカレッジのA級ライセンスを取得。
その後、ドッグトレーナー養成スクールのインストラクターや、犬のようちえんでトレーナーとして勤務し、ペットクリニックで動物看護師を経験後、2016年に犬のしつけ「パピーラブ」を渋谷に開業。
2023年には場所を世田谷に移し、犬のようちえん業務もスタート。

執筆者情報

nademo編集部

nademo編集部

編集部

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