猫のしつけ

猫が悪いことをしたらケージに入れるのはあり?メリット・デメリットを解説

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猫 ケージ

愛猫がいたずらや困った行動をした時、しつけとしてケージに入れるべきか悩む飼い主さんは少なくありません。

この記事を読むことで、猫を罰としてケージに入れることの是非、そのメリットとデメリット、そして適切な飼育方法が分かります。

さらに、ケージを使わない効果的なしつけ方法や、ケージを猫にとって安全で安心できる空間にするための具体的な活用法もご紹介。罰ではなく、猫との信頼関係を深めるための知識が得られるでしょう。

この記事の結論

  • 罰としてケージに入れる行為は猫の信頼を損ね、逆効果となる
  • ケージは安全確保やクールダウンの場として活用すべきである
  • 問題行動の背景を理解し、環境改善や適切なしつけが重要である
  • ケージを安心できる空間とすることで猫との関係が深まる

nademo編集部

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猫が悪いことしたらどうする?ケージに入れるしつけの疑問

猫

愛猫との暮らしはかけがえのないものですが、時に猫が見せる困った行動に頭を悩ませる飼い主さんも少なくないでしょう。

例えば、大切な家具で爪をといだり、テーブルの上の物を落としてしまったり、あるいはトイレ以外の場所で粗相をしてしまったり。そんなとき、「しつけのためにケージに入れる」という方法を耳にしたり、考えたりすることがあるかもしれません。

しかし、猫が悪いことをした際に罰としてケージに入れるという行為は、本当に正しいのでしょうか。猫にとってストレスになったり、逆効果になったりする可能性はないのでしょうか。

この章では、まず猫の「悪いこと」とされる行動の具体例を挙げながら、飼い主さんが抱えるケージ使用への疑問や迷いに焦点を当てます。

そして、この記事全体を通して、ケージ使用の是非や、より効果的で猫との信頼関係を損なわないしつけ方法について考えていくための導入とします。

猫の「悪いこと」とは?飼い主が困る具体的な行動例

猫が「悪いこと」をすると言っても、その内容はさまざまです。猫にとっては本能的な行動や、何かを訴えるためのサインである場合も少なくありません。

飼い主さんが特に困ってしまう猫の行動には、どのようなものがあるのでしょうか。代表的な例をいくつか見てみましょう。

問題行動の種類具体的な行動例
トイレの失敗決められたトイレ以外の場所での排泄(粗相)。
壁や家具へのスプレー行動(マーキング)など。
噛み癖・引っ掻き癖遊びの延長ではなく、本気で人を噛んだり引っ掻いたりする。
特定の状況で攻撃的になる。
不適切な場所での爪とぎ用意された爪とぎ器を使わず、ソファやカーテン、壁紙などで爪をといでしまう。
イタズラ・破壊行動テーブルの上の物をわざと落とす、ティッシュペーパーを破る。
観葉植物をかじる、電気コードを噛むなど。
過度な鳴き声食事や遊びの要求、部屋に入れてほしいなどの理由で執拗に鳴き続ける。
特に夜鳴きは飼い主さんの睡眠を妨げることも。
盗み食いキッチンや食卓に置いてある人間の食べ物を盗んで食べてしまう。
猫にとって有害なものを口にする危険性も。

これらの行動は、猫の習性や欲求、あるいはストレスや不安、体調不良などが原因となっている可能性があります。

そのため、単に「悪いこと」と捉えて罰を与えるだけでは、根本的な解決に至らないことが多いのです。

しつけとしてのケージ利用、飼い主さんの本音と迷い

猫が上記のような困った行動をした際、一時的にケージに入れることで「反省してほしい」「問題行動を止めてほしい」と考える飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

特に、何度も同じことを繰り返されると、どうすれば良いのか途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

しかしその一方で、「ケージに閉じ込めるのはかわいそうではないか」「猫にとって大きなストレスになるのではないか」「ケージを嫌いになってしまうのではないか」といった不安や罪悪感を感じる方も多いはずです。

また、「本当に効果があるのか」「他に良い方法はないのか」という疑問も尽きないでしょう。

猫は犬とは異なり、群れで生活する動物ではないため、リーダーに従うという概念が薄く、罰によるしつけが効果的ではない場合が多いと言われています。むしろ、恐怖心や不信感を抱かせてしまう可能性も指摘されています。

インターネットや育猫書などでは、ケージの利用についてさまざまな意見が見られます。

「クールダウンの場所として有効」という声もあれば、「罰として使うべきではない」という専門家の意見もあり、どの情報を信じて実践すれば良いのか、迷ってしまうのは当然のことです。

猫が悪いことしたらケージに入れるのは本当に正しい?

愛猫がイタズラをしたり、問題と思われる行動をとったとき、罰としてケージに入れることを考える飼い主さんは少なくありません。

しかし、その方法は本当に猫のためになるのでしょうか。ここでは、猫を罰としてケージに入れることの是非について、潜在的なリスクを掘り下げて解説します。

専門家が語るケージ使用の是非

猫のしつけにおけるケージの使用について、獣医師や動物行動学の専門家の間では、罰としての使用には慎重な意見が一般的です。

罰を与える目的で猫をケージに閉じ込める行為は、猫にとって大きなストレスや恐怖となり、問題行動を悪化させたり、新たな問題を引き起こす可能性があると指摘されています。

多くの専門家は、ケージを罰の場所としてではなく、猫自身が安心して過ごせる「セーフティスペース」や、一時的な安全確保(来客時や他のペットとの隔離など)、あるいは興奮した猫を落ち着かせるための「クールダウン」の場所として活用することを推奨しています。

以下に、専門家が指摘するケージ使用に関する主な見解をまとめました。

観点専門家の一般的な見解
罰としてのケージ使用猫がなぜ罰せられているのかを理解できず、恐怖や不安、飼い主への不信感を抱く原因となるため推奨されない。
問題行動の根本的な解決には繋がりにくい。
罰以外の目的でのケージ使用猫が自ら入ってくつろげる安全な場所、体調不良時の安静場所、災害時の避難場所、短時間のクールダウンなど、ポジティブな関連付けができる状況での使用は有効な場合がある。
しつけへの応用罰ではなく、望ましい行動を強化するためのトレーニング(例:ケージに入ったらおやつを与える)や、危険回避のための短時間の隔離には活用できるが、猫の習性を理解した上での慎重な導入が求められる。

日本獣医師会などの団体も、動物福祉の観点から、罰を主体としたしつけよりも、猫の習性や本能を理解し、ポジティブな強化(褒めて伸ばすなど)を基本とした接し方を推奨しています。

罰としてケージを使用することは、猫との信頼関係を損なうリスクがあることを理解しておく必要があります。

罰としてケージを使うことの危険性

猫を罰する目的でケージに入れる行為は、短期的に問題行動が収まったように見えても、長期的には多くのデメリットや危険性をはらんでいます。

猫は非常に繊細で、環境の変化やネガティブな経験に敏感な動物です。

具体的にどのような危険性があるのか、以下に詳しく解説します。

猫への深刻なストレスと恐怖感の植え付け

猫は狭い場所に閉じ込められること自体にストレスを感じやすい動物です。

特に、叱られた直後や興奮している状態で無理やりケージに入れられると、「ケージ=嫌なことが起こる場所、怖い場所」と強く認識してしまいます。

この恐怖心はトラウマとなり、ケージを見ただけでパニックを起こしたり、隠れたりするようになる可能性があります。

問題行動の悪化や新たな問題行動の誘発

ストレスや恐怖は、猫の攻撃性を増したり、不安からくる過剰なグルーミング、食欲不振、不適切な場所での排泄(粗相)といった新たな問題行動を引き起こす原因となります。

罰のつもりが、かえって状況を悪化させるケースは少なくありません。

飼い主との信頼関係の破綻

猫にとって飼い主は安心できる存在であるべきです。しかし、罰としてケージに閉じ込める行為は、猫から見れば「大好きな飼い主から怖いことをされた」という経験になります。

これが繰り返されると、飼い主に対して不信感や恐怖心を抱き、良好な関係を築くことが難しくなります。

ケージ本来の有用性の喪失

ケージは、災害時の避難、病気や怪我の際の安静、安全な移動手段(キャリーケースとして)など、猫の安全と健康を守るために非常に役立つアイテムです。

しかし、罰として使用することでケージ嫌いになってしまうと、いざという時にスムーズにケージに入ってくれず、猫自身の安全確保が困難になるという本末転倒な事態を招きます。

これらの危険性を考慮すると、猫が悪いことをした際に罰としてケージを使用することは、メリットよりもデメリットの方がはるかに大きいと言えるでしょう。

問題行動の背景には、猫なりの理由や欲求不満が隠れていることが多いため、まずはその原因を探り、適切に対処することが重要です。

猫をケージに入れることのメリットとは

猫が予期せぬ行動をとった際、飼い主さんとしてはどう対応すべきか悩むことがありますね。ケージの使用は、罰としてではなく、特定の状況下で有効な手段となり得ます。

ここでは、猫をケージに入れることの具体的なメリットについて、いくつかの側面から解説します。

ただし、これらはあくまで一時的な措置や、猫にとってケージが安心できる場所になっている場合に限られることを心に留めておいてください。

一時的な安全確保としてのケージ活用

猫の安全を守るため、あるいは周囲の安全を確保するために、一時的にケージを利用することが有効な場合があります。

猫は好奇心旺盛な生き物であり、時にその行動が危険を伴うこともあります。また、猫自身がパニックに陥りやすい状況も存在します。

具体的な状況としては、以下のようなケースが考えられます。

状況ケージ活用の目的と期待される効果
来客時(猫が苦手な人、アレルギーのある人、小さな子供など)猫と来客双方のストレス軽減と安全確保。
猫が隠れる場所がない場合や、興奮して飛びついたりする可能性がある場合に有効です。
家の中で危険な作業を行う際(掃除機、DIY、引越し作業など)猫が危険なものに近づいたり、作業の邪魔になったりするのを防ぎます。
特に化学薬品の使用時や、工具を使う際には重要です。
他のペットとの隔離(新入り猫との対面初期、喧嘩の仲裁後など)お互いの安全を確保し、冷静になる時間を与えることができます。
徐々に慣らしていく過程での一時的なステップとして活用できます。
猫自身の体調不良時や怪我の治療中安静を保つ必要がある場合や、他の猫からのちょっかいを防ぎたい場合に役立ちます。
獣医師からの指示があった場合にも従いましょう。
窓や玄関を開ける際の一時的な脱走防止換気や荷物の搬入などで短時間ドアを開放する際に、万が一の脱走を防ぐための安全策となります。

これらの状況では、ケージは罰ではなく、猫と人間双方の安全と安心を守るためのシェルターとしての役割を果たします。

重要なのは、猫がパニックにならないよう、普段からケージに慣らしておくことです。

猫の興奮を鎮めるためのクールダウン

猫は時に、遊びがエスカレートしすぎたり、何かに驚いたりして、非常に興奮状態になることがあります。このような時、猫自身もどうして良いかわからず、パニックに陥ってしまうことも少なくありません。

過度な興奮は、怪我や事故、あるいは問題行動につながる可能性も否定できません。

ケージをクールダウンの場所として活用することで、猫が落ち着きを取り戻す手助けができます。外部からの刺激が少ない静かなケージの中に一時的に入ることで、猫は冷静になる時間と空間を得られます。

これは、人間でいうところの「少し頭を冷やす」という状況に似ているかもしれません。

ただし、無理やり閉じ込めるのではなく、猫が自ら落ち着けるような環境を提供することが大切です。興奮している原因が特定できる場合は、それを取り除くことも併せて行いましょう。

ケージが安心な場所になる場合

ケージが猫にとって「罰の場所」ではなく、「自分だけの安心できるテリトリー」として認識されていれば、それは大きなメリットとなります。

猫は本来、狭くて暗い場所を好む習性があり、ケージがそのような快適な空間になっていれば、自ら入ってリラックスすることもあります。

ケージが安心な場所になっている場合のメリットは以下の通りです。

災害時の避難場所として

地震や火事などの緊急時、パニックに陥った猫を安全に確保し、一緒に避難する際に役立ちます。日頃からケージに慣れていれば、スムーズな避難行動につながります。

動物病院への移動や入院時のストレス軽減

キャリーケースとしても使えるタイプのケージであれば、移動時のストレスを軽減できます。また、万が一入院が必要になった際も、慣れた空間があることで多少なりとも安心感を与えられるでしょう。

飼い主の不在時の隠れ家として

飼い主さんが留守の間、不安を感じる猫にとって、ケージが安全な隠れ家となることがあります。

体調不良時の自主的な休息場所として

少し体調が優れない時に、猫が自らケージに入って静かに休むことがあります。

このように、ケージを猫にとってポジティブな場所として認識させることで、しつけの場面以外でも有効に活用できる場面が広がります。

そのためには、日頃からケージの扉を開放し、自由に出入りできるようにしておくこと、中にお気に入りのおもちゃや毛布を置くこと、食事やおやつをケージの中で与えるなどの工夫が効果的です。

猫をケージに入れるデメリットと大きな注意点

猫

愛猫が困った行動をしたとき、罰としてケージに入れることを考える飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。しかし、この方法は猫にとって多くのデメリットやリスクを伴う可能性があります。

ここでは、猫を罰としてケージに入れることの具体的なデメリットと、知っておくべき大きな注意点について詳しく解説します。

猫が感じるストレスと恐怖

猫は本来、自由を好む動物であり、狭い場所に閉じ込められることに対して本能的なストレスや恐怖を感じやすい傾向にあります。

罰としてケージに入れられるという経験は、猫にとって非常にネガティブな体験となり得ます。

信頼関係の悪化

大好きな飼い主さんから罰として閉じ込められることで、猫は飼い主さんに対して不信感や恐怖心を抱くようになることがあります。これは、日頃築き上げてきた信頼関係を損なう原因となり得ます。

精神的な負担

ケージの中で不安や恐怖を感じ続けることは、猫にとって大きな精神的負担となります。

食欲不振、元気消失、過剰なグルーミング、または逆に無気力になるといったストレスサインが見られることもあります。

トラウマの形成

特に感受性の強い猫の場合、一度でも罰としてケージに入れられた経験がトラウマとなり、ケージそのものや似たような狭い場所を極端に怖がるようになることがあります。

猫は、なぜ自分がケージに入れられたのか、その理由を人間のように論理的に理解することが難しい動物です。

「悪いことをしたから罰せられた」という因果関係を理解するのではなく、「飼い主に捕まえられて怖い場所に閉じ込められた」という恐怖の記憶だけが強く残ってしまう可能性が高いのです。

ケージ嫌いが引き起こす別の問題

罰としてケージを使用することで「ケージ嫌い」になってしまうと、日常生活やいざという時にさまざまな問題が生じることがあります。

本来の用途で使えない

ケージは、猫自身の安全を守るためや、来客時、掃除中の一時的な待避場所、あるいは災害時の避難場所として非常に役立つアイテムです。

しかし、罰として使われたことでケージを「嫌な場所」「怖い場所」と認識してしまうと、これらの必要な場面でスムーズにケージに入ってもらうことが困難になります。

通院や移動時の困難

動物病院へ連れて行く際や、引っ越しなどで移動する際にキャリーバッグやケージを使用しますが、ケージ嫌いの猫は激しく抵抗し、捕まえること自体が大きなストレスとなります。

これは猫だけでなく、飼い主さんにとっても大きな負担です。

問題行動の悪化

ケージに入れられることを極端に嫌がるあまり、入れようとすると飼い主さんに対して攻撃的になったり、パニックを起こしてケージ内で暴れたりするようになることもあります。

一度ケージに対して強い恐怖心を抱いてしまうと、そのイメージを払拭するのは非常に難しく、長い時間と根気強いトレーニングが必要になる場合があります。

悪いことの根本解決にはならない理由

猫が「悪いこと」をする背景には、必ず何らかの理由や猫なりの動機が存在します。

罰としてケージに入れるという行為は、その場の一時的な行動抑制にはなるかもしれませんが、問題行動の根本的な解決には繋がりません。

原因の放置

例えば、猫が家具で爪とぎをするのは、爪とぎの欲求を満たしたい、マーキングしたいといった本能的な行動です。この行動に対して罰を与えても、その欲求自体はなくなりません。

適切な爪とぎ場所を用意するなど、原因にアプローチしなければ、猫は別の場所で同じ行動を繰り返すか、別の問題行動を引き起こす可能性があります。

猫の学習能力の限界

猫は「この行動をするとケージに入れられる」という複雑な関連付けを正確に理解するのが苦手です。

多くの場合、行動そのものではなく、「飼い主さんがいる時にこの行動をすると、何か嫌なことが起きる」という程度の認識に留まりがちです。

結果として、飼い主さんの見ていないところで問題行動を繰り返すようになることもあります。

コミュニケーションの断絶

罰を与えることは、猫とのコミュニケーションを一方的に断ち切る行為にもなりかねません。

なぜその行動をするのか、猫の気持ちを理解しようとせず罰で押さえつけようとすると、猫は欲求不満や不安を募らせるばかりです。

問題行動の改善には、なぜ猫がそのような行動をとるのか、その背景にある猫の習性や欲求、ストレスの原因などを深く理解し、それに応じた環境改善や適切なコミュニケーションをとることが不可欠です。

ケージに入れる時間と環境の重要ポイント

もし、やむを得ない事情で一時的に猫をケージに入れなければならない場合でも、罰として使用する際には特に時間と環境に細心の注意を払う必要があります。

しかし、前提として、罰としてのケージ使用は推奨されません。ここでは、罰として使うことの危険性を踏まえた上での注意点を挙げます。

注意項目罰として使用した場合の危険性と問題点
閉じ込める時間 猫にとっての数分は、人間が感じるよりもはるかに長く感じられることがあります。
長時間罰として閉じ込めることは、猫に極度のストレスと恐怖を与えるだけでなく、飼い主への不信感を決定的なものにしてしまう危険性があります。
「何分以内なら大丈夫」という明確な基準はなく、短時間であっても猫にとっては苦痛な体験となり得ます。
罰の意図は伝わらず、ただ「怖い思いをした」という記憶だけが残ります。
ケージ内の環境 罰として使用する場合、普段猫が安心しているお気に入りの毛布やおもちゃなどを取り除き、何もない殺風景なケージに入れることは、猫にとってさらなる苦痛となります。
水やトイレもない状態での監禁は、動物虐待と見なされる可能性すらあります。
また、普段は快適な場所であっても、一度でも「罰の場所」として使われると、そのケージ自体が猫にとって恐怖の対象となり、二度と近づかなくなることがあります。
ケージの置き場所 罰としてケージに入れる際、家族の目が届かない隔離された暗い部屋や、逆に騒がしい場所に置くことは、猫の不安や孤独感を増幅させます。
温度変化の激しい場所(夏場の直射日光が当たる場所や冬場の寒い場所など)に置くことは、猫の健康を害する危険性もあります。
猫は環境の変化に敏感なため、罰せられる上に不快な環境に置かれることは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
罰を与えるタイミング 猫が現行犯で「悪いこと」をしている瞬間に罰を与えなければ、猫は何に対して罰せられているのかを理解できません。
時間が経ってからケージに入れても、猫は何故自分が閉じ込められたのか分からず、ただ恐怖を感じるだけです。
また、飼い主の感情に任せて、怒りにまかせてケージに乱暴に入れるような行為は、猫に強い恐怖心を与え、信頼関係を著しく損ないます。

これらのポイントからも分かるように、罰としてケージを使用することは、猫の心身に大きな負担をかけ、多くの問題を引き起こす可能性が高いと言えます。猫とのより良い関係を築くためには、罰に頼らないしつけ方法を検討することが重要です。

猫が悪いことしたらケージ以外の効果的なしつけ方法

猫

愛猫が思わぬ行動をとったとき、ケージに入れるという選択肢以外にも、猫の気持ちに寄り添った効果的なしつけ方法はたくさんあります。

罰を与えるのではなく、なぜそのような行動をとるのかを理解し、適切なコミュニケーションを通じて良い関係を築くことが大切です。

ここでは、ケージを使わない具体的なしつけ方法と、猫が快適に過ごせる環境作りのポイントをご紹介します。

問題行動の背景にある猫の気持ちを理解する

猫が「悪いこと」をするのには、必ず何かしらの理由があります。その行動の裏に隠された猫の気持ちや要求を理解しようとすることが、問題解決の第一歩です。

単に叱るのではなく、まずはじっくりと愛猫の様子を観察し、原因を探ってみましょう。代表的な問題行動と考えられる背景を以下に示します。

問題行動の例考えられる猫の気持ちや原因
家具や壁での爪とぎ爪の手入れ、マーキング(縄張り主張)、ストレス、遊びたい、注目してほしい
甘噛みや本気噛み遊びの延長(特に子猫)、歯の生え変わりによるむずがゆさ、恐怖や不安、攻撃性、構ってほしい
トイレ以外での粗相トイレが気に入らない(場所、砂、汚れている)、病気や体調不良、ストレス、マーキング(スプレー行動)、高齢によるもの
夜鳴きや過度な鳴き声要求(ごはん、遊び、構ってほしい)、不安や寂しさ、発情期、認知症(高齢猫の場合)、身体的な苦痛
物を落とす、いたずら好奇心、退屈しのぎ、飼い主の気を引きたい、遊びの一環

これらの行動は、猫にとっては本能的なものであったり、何らかの不満や不安を伝えようとするサインであったりします。原因を特定することで、より的確な対処法を見つけることができます。

天罰方式 無視や音で気づかせる

「天罰方式」とは、猫が悪いことをした瞬間に、飼い主がしたとは気づかれないように嫌なこと(大きな音など)を起こし、「この行動をすると嫌なことが起こる」と猫自身に学習させる方法です。

飼い主さん自身が直接叱ると、猫は「飼い主さんが怖い」と感じてしまい、信頼関係を損ねる可能性があります。天罰方式は、そのリスクを避けるのに有効です。

具体的な方法としては、以下のようなものがあります。

無視する

猫が気を引くためにわざと問題行動を起こしている場合(例えば、物を落とす、しつこく鳴くなど)、その行動に対して一切反応しないことが効果的です。

目を合わせず、声をかけず、完全に無視を貫きます。ただし、猫が本当に困っている場合や体調不良のサインを見逃さないよう注意が必要です。

音で驚かせる

猫が問題行動を始めた瞬間に、手をパンと叩く、空のペットボトルを床に落とす、あるいは中に小銭を入れた缶を振って大きな音を出すなどして、行動を中断させます。

ポイントは、猫に「飼い主が音を出した」と悟られないようにすることです。猫が見ていない方向から音を出すなどの工夫をしましょう。

ただし、あまりに大きな音や頻繁な使用は猫を過度に怖がらせてしまうため、注意が必要です。

天罰方式を行う際は、タイミングが非常に重要です。問題行動の最中、あるいは直後(数秒以内)に行わないと、猫は何に対して嫌なことが起きたのか理解できません。また、家族全員が一貫した対応をすることも大切です。

猫が嫌がる安全なスプレーの活用法

猫が特定の場所で爪とぎをしたり、入ってほしくない場所に侵入したりするのを防ぐために、猫が嫌がる成分を含んだしつけ用スプレーを利用する方法があります。

これらのスプレーは、猫が舐めても安全な苦味成分(例えば、柑橘系の香りや木酢液、ビターアップルなど)が使われているものが一般的です。購入する際は、必ず猫用として販売されている安全な製品を選びましょう。

使用方法は、猫に近づいてほしくない家具やコード、植物などに直接スプレーします。猫に直接吹きかけるのは絶対に避けてください。

猫がその場所や物を「嫌な味や匂いがするところ」と学習し、近づかなくなることを期待するものです。

注意点としては、以下の点が挙げられます。

  • 効果には個体差があり、全く気にしない猫もいます。
  • スプレーする対象の素材によってはシミになったり変質したりする可能性があるので、まずは目立たない場所で試してから使用しましょう。
  • 猫がスプレーされた場所だけでなく、スプレーした飼い主に対しても嫌悪感を抱いてしまう可能性もゼロではありません。あくまで補助的な手段として考え、多用は避けるべきです。
  • 匂いが消えると効果が薄れるため、定期的なスプレーが必要になる場合があります。

スプレーは、猫の行動を物理的に制限するものではなく、猫自身に「そこは快適ではない」と学習させるためのツールのひとつです。

褒めて伸ばすポジティブなしつけ

猫のしつけにおいて非常に効果的で、かつ猫との良好な関係を築く上で推奨されるのが「ポジティブリンフォースメント(正の強化)」、つまり褒めて伸ばす方法です。

猫が望ましい行動をしたときに、すかさず褒めてあげることで、「この行動をすると良いことがある」と学習させ、その行動を繰り返すように促します。

褒め方には、以下のようなものがあります。

  • 優しい声で褒める: 「いい子だね」「上手だね」など、普段よりもワントーン高い優しい声で具体的に褒めます。
  • 撫でる: 猫が喜ぶ場所(顎の下、耳の後ろなど)を優しく撫でてあげます。
  • おやつを与える: 特別なおやつを少量だけ与えます。おやつはご褒美として効果的ですが、与えすぎは肥満の原因になるため注意が必要です。ごく少量にとどめましょう。

例えば、用意した爪とぎ器で爪をといだ時、トイレで上手に排泄できた時、静かに留守番ができた時、おもちゃで上手に遊べた時など、些細なことでも良いので、望ましい行動を見つけたらすぐに褒めてあげましょう。

クリッカートレーニングもポジティブなしつけの一環として有効です。クリッカーの音とご褒美を結びつけ、望ましい行動の瞬間にクリッカーを鳴らして強化します。

叱るしつけよりも、褒めるしつけの方が猫は楽しく学習でき、飼い主さんとの信頼関係も深まります。

猫が満足する環境作りで悪いことを予防

猫の問題行動の多くは、欲求不満やストレス、退屈などが原因で起こります。そのため、猫が心身ともに満足して暮らせる環境を整えることが、問題行動を未然に防ぐ最も効果的な方法と言えるでしょう。

猫の習性やニーズを理解し、それらを満たしてあげることが重要です。具体的には、以下のような環境づくりを心がけましょう。

爪とぎ場所の充実

猫が好む素材(段ボール、麻、カーペット生地など)や形状(縦置き、横置き、床置きなど)の爪とぎを複数用意し、猫がよく過ごす場所や爪とぎをしてしまいがちな場所に設置します。

十分な遊びと運動の機会

猫じゃらしやボールなどのおもちゃを使って、毎日最低でも10分から15分程度の遊び時間を2回以上設けるなどして、猫の狩猟本能を満たし、エネルギーを発散させてあげましょう。キャットタワーやキャットウォークなど、上下運動ができる環境も喜ばれます。

安心できる隠れ家や休息場所

猫は狭い場所や高い場所、静かで落ち着ける場所を好みます。段ボール箱やキャットハウス、棚の上など、猫が安心して隠れたり休んだりできるパーソナルスペースを確保してあげましょう。

清潔で快適なトイレ環境

トイレの数(一般的に猫の数+1個が理想)、設置場所(静かで落ち着ける場所)、砂の種類(猫の好みに合わせる)、こまめな清掃(最低1日1回は排泄物を取り除き、定期的に砂全体を交換)を徹底しましょう。トイレが不快だと、粗相の原因になります。

適切な食事と新鮮な水

バランスの取れた食事を適切な量与え、常に新鮮な水が飲めるように複数の場所に水飲み場を設置しましょう。食事場所は静かで落ち着ける場所を選びます。

窓からの景色

外の景色を眺めることは猫にとって良い刺激になります。安全が確保された窓辺に、猫が外を眺められるスペースを作ってあげると良いでしょう。

多頭飼いの場合の配慮

多頭飼いの場合は、それぞれの猫が安心して過ごせるように、食器、水飲み場、トイレ、寝床などを個別に用意し、縄張り争いが起きないように配慮が必要です。

これらの環境を整えることで、猫はストレスを感じにくくなり、問題行動も自然と減少していくことが期待できます。猫が何に満足し、何に不満を感じるのかを常に観察し、柔軟に環境を改善していく姿勢が大切です。

罰ではなく安心空間へ 猫のケージの正しい使い方

猫にとってケージは、罰を受ける怖い場所ではなく、自分だけの安全で落ち着けるテリトリー、いわば「安心空間」となり得ます。

適切に慣らし、快適な環境を整えることで、ケージは猫の生活の質を高める心強い味方になるでしょう。

ここでは、ケージを猫にとってポジティブな場所にするための具体的な方法をご紹介します。

ケージに慣れてもらうためのステップ

猫をケージに慣らすには、焦らず根気強く、猫のペースに合わせて進めることが何よりも大切です。

無理強いはケージ嫌いの原因となり、逆効果になってしまいます。以下のステップを参考に、少しずつ慣らしていきましょう。

ステップ1:ケージの存在に慣れる

  • まず、ケージの扉を開けたままにし、猫が自由に出入りできるようにします。ケージの近くに猫のお気に入りのおもちゃを置いたり、通り道に設置したりして、ケージが生活空間の一部であることを自然に認識させましょう。
  • この段階では、無理に中へ誘導する必要はありません。猫が自ら興味を示し、匂いを嗅いだり、中を覗き込んだりするのを見守ります。

ステップ2:ケージの中で良い体験をさせる

  • 猫がケージに警戒心を示さなくなったら、おやつやフードを使ってケージの中へ優しく誘導します。最初はケージの入口付近におやつを置き、徐々に奥へと進めていきましょう。
  • ケージの中でおやつを食べたり、おもちゃで遊んだりする時間を少しずつ作ります。猫がリラックスしているようであれば、優しく声をかけたり、撫でたりして、ケージの中が安全で心地よい場所だと教えてあげましょう。

ステップ3:短い時間から扉を閉めてみる

  • 猫がケージの中で落ち着いて過ごせるようになったら、短い時間だけ扉を閉めてみます。最初は数秒から数分程度にし、猫がパニックを起こしたり、嫌がったりする様子を見せたらすぐに扉を開けてあげてください。
  • 扉を閉めている間は、お気に入りのおもちゃを与えたり、外から声をかけて安心させたりすると効果的です。少しずつ時間を延ばしていき、ケージの中で静かに過ごせるようにトレーニングします。
  • ケージから出すときは、騒いだり暴れたりしている時ではなく、落ち着いているタイミングを見計らって出すようにしましょう。「騒げば出してもらえる」と学習させないためです。

子猫の頃からケージに慣らしておくと、成猫になってからもスムーズに受け入れてくれることが多いです。成猫の場合でも、時間をかければ必ず慣れてくれますので、諦めずに取り組みましょう。

猫にとって快適なケージ環境の作り方

猫がケージを安心できる場所として認識するためには、ケージそのものの選び方と、内部の環境設定が非常に重要です。猫が長時間過ごす可能性も考慮し、快適性と安全性を追求しましょう。

ケージ選びのポイント

猫用のケージにはさまざまなタイプがありますが、以下の点を考慮して選びましょう。

項目詳細とポイント
広さ猫が立って伸びをしたり、方向転換したり、寝そべったりできる十分なスペースが必要です。
トイレや食事スペースを置く場合は、それらを含めて窮屈にならないサイズを選びましょう。
上下運動ができる多段式のケージは、運動不足解消にも繋がりおすすめです。
素材掃除がしやすく、耐久性のある素材(プラスチック製や金属製など)が良いでしょう。
木製のものは温かみがありますが、爪とぎされたり、汚れが染み込んだりする可能性があります。
安全性猫が足を挟んだり、首が引っかかったりするような危険な隙間や突起物がないか確認しましょう。
扉のロックがしっかりしていて、猫が内側から簡単に開けられない構造であることも重要です。
設置場所静かで落ち着ける場所に設置しましょう。
直射日光が長時間当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所、騒がしい場所は避けます。
リビングの隅など、家族の気配を感じられる場所でありながら、猫がリラックスできる環境が理想的です。

ケージ内の快適アイテム

ケージの中をより快適にするために、以下のアイテムを用意しましょう。

  • 寝床:柔らかくて肌触りの良い毛布やクッション、猫用ベッドなどを用意します。猫自身の匂いがついたタオルなどを入れてあげると、より安心して眠れます。
  • トイレ:普段使っているものと同じタイプのトイレと猫砂を設置すると、スムーズに使ってくれます。ケージのサイズに合ったものを選び、常に清潔に保ちましょう。
  • 水飲み容器:新鮮な水をいつでも飲めるように、倒れにくい安定した容器で用意します。給水ボトルタイプも衛生的でおすすめです。
  • 爪とぎ:設置スペースがあれば、ケージ内で使えるコンパクトな爪とぎを用意するのも良いでしょう。壁に取り付けられるタイプなどがあります。
  • おもちゃ:猫が一人で遊べる安全なおもちゃをいくつか入れておくと、退屈しのぎになります。誤飲の危険がないものを選びましょう。
  • 目隠し:ケージの周りが騒がしかったり、他のペットがいたりする場合、ケージの一部を布などで覆ってあげると、猫が落ち着きやすくなります。

ケージ内は常に清潔に保ち、猫が快適に過ごせるように配慮することが大切です。定期的な掃除と換気を心がけましょう。

食事やおやつでケージを好きになってもらう

猫にとって「食事」は大きな楽しみのひとつです。この楽しみをケージと結びつけることで、「ケージ=良いことがある場所」というポジティブな印象を与えることができます。

具体的には、以下のような方法があります。

ケージの中で食事を与える

毎日の食事をケージの中で与えるようにします。最初はケージの扉を開けたまま、慣れてきたら短時間だけ閉めてみましょう。食事が終わったらすぐに出してあげることで、閉じ込められるというネガティブな印象を避けます。

特別なおやつをケージの中で

普段はあまりあげない特別なおやつ(猫用ちゅ~るや、お気に入りのドライスナックなど)を、ケージに入った時だけ与えるようにします。「ケージに入ると美味しいものがもらえる」と学習させることが目的です。

フードパズルやおやつボールの活用

知育トイとも呼ばれるフードパズルやおやつボールをケージの中に入れ、遊びながらおやつを食べられるようにするのも効果的です。ケージの中で過ごす時間を楽しく、飽きさせない工夫になります。

ここでも重要なのは、猫のペースを尊重し、無理強いしないことです。最初はケージの入り口近くにおやつを置き、徐々にケージの奥へと誘導していくなど、段階を踏んで慣らしていきましょう。

猫が自らケージに入り、リラックスしておやつや食事を楽しめるようになれば、ケージは猫にとって大好きな場所の一つになるはずです。

まとめ

猫が悪いことをした際、罰としてケージに入れることは、猫に大きなストレスを与え、問題行動の根本的な解決には繋がらないため推奨されません。

専門家も、罰としての使用は猫との信頼関係を損なう危険性があると指摘しています。

ケージは罰の場所ではなく、猫が安心して過ごせる安全な空間として認識させることが重要です。

食事やおやつを使いながら少しずつ慣らし、猫にとって快適な場所にしていくことで、いざという時の避難場所やクールダウンの場として有効活用できるでしょう。

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