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チルネコ・デルエトナとは?特徴・性格・寿命・飼い方まで徹底解説!

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チルネコ・デルエトナ

「チルネコ・デルエトナ」という犬種をご存知でしょうか?

イタリア・シチリア島のエトナ山周辺で自然発生的に誕生したとされる希少な犬で、引き締まった体と野性味あふれる外見が特徴です。

日本ではまだほとんど知られていないものの、その独特な魅力から注目が集まりつつあります。

この記事では、チルネコ・デルエトナの基本情報から性格、飼育のポイント、入手方法まで、犬好きならぜひ知っておきたい情報を網羅してご紹介します。

この記事の結論

  • チルネコ・デルエトナは、イタリアを原産地とする自然発生したとされる犬種
  • 細身な体型をしており、俊敏に動き、野性味溢れた外見をしている
  • 警戒心や縄張り意識が強い一方で、家族に対する忠誠心も高いと言われている
  • 日常的に十分な運動が必要で、小さい頃からの社会化や信頼関係構築も必要

nademo編集部

担当執筆者

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チルネコ・デルエトナの特徴

チルネコ・デルエトナは、イタリア・シチリア島のエトナ山周辺で生まれた土着犬で、自然発生的に発展してきた犬種です。

その名前は「エトナ山の犬」という意味を持ち、土地に根差した希少な存在です。外見はスリムで機敏、野性的な魅力を備えており、家畜を守る番犬としても活躍してきました。

非常に忠誠心が強く、警戒心がありながらも信頼関係を築いた相手には従順です。家庭犬としては、適切な社会化と運動が重要です。

独立心や警戒心がとても強い

家族や見知らぬ人にも愛情深い

ほとんど吠えることはない

運動量が多く、スピードが速い

 その他情報

原産地 イタリア
犬種グループ 5G:原始的な犬・スピッツ
大きさ 中型
平均寿命 15歳~16歳
なりやすい病気 股関節形成不全,外耳炎
参考価格 20万円前後
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 スムースコート
毛色 フォーン,タン&ホワイト

体高

男の子44cm~54cm
女の子42cm~50cm

体重

男の子10kg~13kg
女の子8kg~11kg

チルネコ・デルエトナの身体的特徴

この犬種の最大の特徴は、筋肉質で引き締まった体つきと高い運動性能です。頭部はくさび形で、耳は中くらいの大きさで立ち気味に配置されています。

目はアーモンド形で表情豊か。四肢は細身ながら力強く、俊敏な動きを可能にします。尾はやや湾曲しており、自然な形で垂れています。

全体として洗練された印象を持ち、野生味と機能美を兼ね備えた外見が魅力です。

チルネコ・デルエトナのサイズ(体高・体重)

体高男の子:44cm~54cm
女の子:42cm~50cm
体重男の子:10kg~13kg
女の子:8kg~11kg

チルネコ・デルエトナは中型犬に分類され、以下のような標準サイズが報告されています。

このサイズ感は、日本の住宅環境でも比較的飼いやすく、十分な運動スペースを確保できれば屋内飼育も可能です。

チルネコ・デルエトナの毛色・被毛

被毛は短毛で滑らか、密度があり、野外での活動にも適しています。毛色は以下のようなバリエーションが確認されています。

  • フォーン(淡黄褐色)
  • レッド
  • ブリンドル(虎毛)
  • ブラック(少数)

被毛の手入れは比較的簡単で、週に1~2回のブラッシングで十分です。換毛期にはやや抜け毛が増えるため、頻度を増やすとよいでしょう。

チルネコ・デルエトナの運動能力

高い運動能力を誇るこの犬種は、毎日の運動が欠かせません。もともと山岳地帯で活動していたため、持久力・敏捷性ともに優れています。

散歩だけでなく、自由運動できるドッグランやアジリティなども取り入れるとよいでしょう。

運動不足になるとストレスが溜まり、問題行動に繋がることもあるため、飼い主には運動習慣をつける覚悟が求められます。

チルネコ・デルエトナの平均寿命

平均寿命は15歳~16歳とされ、一般的な中型犬と同等かやや長めです。

健康的な生活を送らせるためには、定期的な健康診断とバランスの取れた食事、十分な運動が重要です。

また、遺伝性疾患が少ないとされているものの、個体差や飼育環境によって寿命に影響が出ることもあるため、丁寧なケアが求められます。

チルネコ・デルエトナの注意したい病気

現在のところ、特定の遺伝性疾患の報告は多くありませんが、以下のような一般的な中型犬に見られる疾患には注意が必要です。

  • 股関節形成不全
  • 外耳炎(耳が立ち気味でも湿気によるリスクあり)
  • 皮膚疾患(短毛ゆえの外傷など)

基本的に健康体であるとされている犬種であるため、特定の病気や疾患に注意するのではなく、幅広く適切なお手入れで健康な状態を維持してあげましょう。

早期発見と予防のため、年1~2回の健康診断を受けることが推奨されます。

チルネコ・デルエトナの見分け方

他の中型犬種と比較した際の見分け方にはいくつかのポイントがあります。

  • 独特なスリム体型と筋肉質のバランス
  • アーモンド形の目と真っ直ぐな鼻筋
  • 滑らかな短毛と自然な尾のカーブ
  • ブリンドルやフォーン系の希少な毛色

また、全体として野性的な雰囲気を漂わせる点も他犬種との違いとして挙げられます。

チルネコ・デルエトナの登録頭数

チルネコ・デルエトナは非常に希少な犬種で、国際畜犬連盟(FCI)にも正式登録されていません。

イタリア国内でもごく限られた地域でのみ繁殖されており、登録頭数は非常に少ないとされています。

2020年代以降でようやく保護・保存の動きが高まりつつありますが、日本国内での登録や目撃例はほとんどありません。

チルネコ・デルエトナの価格

希少性の高いチルネコ・デルエトナは、日本国内では流通がほぼないため、輸入を前提とする必要があります。

価格は為替レートや輸送費用、個体の血統などによって異なりますが、以下が目安となります。

  • 生体価格:約50万円~80万円
  • 輸送・手続き費:約20万円~30万円

合計で100万円近くになるケースもあるため、費用面での準備が不可欠です。

チルネコ・デルエトナの性格・習性

チルネコ・デルエトナは警戒心が強く、独立心に富んだ性格の犬種です。

家族に対しては忠実で愛情深く、知らない人や環境には慎重に接します。

また非常に活発で、走ることや追跡することを好み、遊び好きな一面もあります。

警戒心が強く、縄張り意識が高い

チルネコ・デルエトナは、もともと家畜や住居を外敵から守る役割を担っていた犬種であり、強い警戒心と縄張り意識を持っています。

見知らぬ人や動物に対してはすぐに心を許さず、距離を保つ傾向があります。番犬としては非常に優秀で、不審な物音や異常を察知するとすぐに反応します。

都市部で飼う際には、過度な警戒心が吠え癖につながらないよう、適切な社会化が求められます。

家族には忠実で愛情深い

一度信頼関係を築いた相手に対しては、とても忠実で愛情深い性格を見せます。

特に飼い主に対しては強い絆を築き、常にそばにいたがる傾向があります。そのため、留守番が長くなる環境には不向きです。

多頭飼いや子どもがいる家庭でも、時間をかけて慣らせば問題なく共存できます。

ただし、初対面では警戒することが多いため、じっくりと信頼を育むことが大切です。

非常に活発で好奇心旺盛

活発でエネルギーに満ちたチルネコ・デルエトナは、毎日しっかりとした運動が必要です。

運動不足になるとストレスがたまり、家具をかじる・無駄吠えするなどの問題行動を起こすこともあります。

好奇心も強いため、新しい遊びや環境にも興味津々です。知育玩具やトレーニングを取り入れることで、精神的な刺激を与えつつ行動欲求を満たすことができます。

独立心があり自立した性格

この犬種は、飼い主との絆は深めつつも、過度に依存しない自立した性格を持ち合わせています。

一人でも落ち着いて過ごせる時間を確保できるため、適度に距離を取れる関係を好む傾向もあります。

ただし、放っておきすぎると不安や孤独感を覚えることもあるため、日々のコミュニケーションと適度なスキンシップは欠かせません。

狩猟本能が強い傾向がある

自然発生的に形成された犬種であるため、チルネコ・デルエトナには野生的な一面が残っており、小動物を追いかけるような狩猟本能を見せることがあります。

散歩中に急に走り出すこともあるため、リードは必ず使用し、ドッグランなどでは周囲の状況に注意しましょう。

小動物との同居は注意が必要で、相性を見ながら慎重に判断することが大切です。

環境の変化に敏感な一面も

チルネコ・デルエトナは、慣れ親しんだ環境に強い愛着を持つ傾向があり、急な環境の変化や引っ越し、新しい家族の登場などに対してストレスを感じやすい場合があります。新しい環境には段階的に慣れさせるとよいでしょう。

無理に変化を与えず、一定の生活リズムを保つことが、この犬種の安心感につながります。

チルネコ・デルエトナを飼うのに向いている人の特徴

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運動が好きで犬と一緒にアクティブに過ごせる人や、犬の自立心を尊重できる人に向いています。

また、しつけや社会化に根気強く取り組める人、静かで安定した環境で犬と暮らしたい人にも適しています。

活発な犬との生活を楽しめる人

チルネコ・デルエトナは非常に運動量が多く、活発に動き回ることを好む犬種です。

毎日の散歩はもちろん、広い場所での自由運動や、知育玩具を使った遊びなどが不可欠です。

そのため、休日にはアウトドアに出かける習慣がある人や、ジョギングやハイキングが趣味の人など、犬と一緒に体を動かすのが好きな人に向いています。

反対に、室内でのんびり過ごすことを重視する方にはあまり適していません。

犬の自立心を理解できる人

この犬種は独立心が強く、飼い主べったりになるタイプではありません。そのため、犬のペースを尊重し、自立した関係を築ける人に適しています。

常に構いたいタイプの人にとっては、少し物足りなく感じることがあるかもしれません。

愛犬との適度な距離感を楽しめる方であれば、チルネコ・デルエトナのマイペースな性格と良好な関係を築けるでしょう。

しつけや社会化に根気よく取り組める人

チルネコ・デルエトナは警戒心が強く、見知らぬ人や環境に対して敏感に反応します。

都市部やマンションで暮らすには、無駄吠えを抑えるためのしつけや、社会化トレーニングが重要になります。

最初から完璧を求めるのではなく、時間をかけて丁寧に教えていく姿勢が必要です。

しつけに根気強く取り組める人にとっては、やりがいのあるパートナーとなるでしょう。

自然体の暮らしや素朴な魅力を好む人

チルネコ・デルエトナはショードッグのような派手さや人工的な交配で生まれた特徴を持たず、自然発生犬種としての素朴な魅力を残した犬です。

トリミングを必要としないシンプルな被毛、野性味を感じさせるルックス、実用的な身体構造など、飾り気のない魅力を持っています。

見た目や華やかさよりも、「本来の犬らしさ」や素朴な存在感を大切にする方におすすめです。

騒音やペースの速い生活を避けたい人

チルネコ・デルエトナは静かな環境を好み、騒がしい場所や急激な変化にストレスを感じる傾向があります。

そのため、落ち着いた生活を送っている人や、自然に囲まれた環境に住んでいる人にとって非常に飼いやすい犬種です。

反対に、頻繁な来客や生活リズムが不規則な家庭では、不安を感じやすくなることがあります。

家族との信頼関係を大切にしたい人

この犬種は、単なる「ペット」ではなく「家族」として信頼を築くことに重きを置きます。一度信頼を寄せると非常に忠実で、深い愛情を見せてくれます。

お互いに信頼し合い、日々の積み重ねを大切にできる人であれば、チルネコ・デルエトナとの関係は一層豊かになります。

家族で協力して育てたい方にも向いている犬種です。

チルネコ・デルエトナの飼い方

犬

毎日の運動と精神的な刺激が必要不可欠な犬種です。基本的に室内飼育が望ましく、信頼関係を築くしつけを心がけましょう。

被毛の手入れは簡単ですが、耳や体の清潔を保つためのケアは定期的に行う必要があります。

しつけの方法から信頼関係の築き方、運動環境やお手入れの方法など、飼ううえで重要なポイントをまとめました。

毎日の運動は欠かせない

犬の散歩目安

チルネコ・デルエトナは非常に活発な犬種で、1日2回以上の散歩や自由運動が欠かせません。最低でも1回30分以上の運動が必要で、ドッグランや広い庭での放し飼いが理想です。

知的好奇心も強いため、ただ歩くだけでは物足りず、ボール遊びや追跡遊びなど刺激のある運動を取り入れると満足度が高まります。

運動不足はストレスや問題行動の原因となるため、生活に運動時間をしっかり組み込むことが大切です。

信頼関係を築くしつけが重要

犬のしつけ

チルネコ・デルエトナは警戒心が強く、自立的な性格のため、飼い主の合図をただ受け入れるようなしつけ方法では効果が薄い場合があります。

ポイントは「信頼関係を土台にしたしつけ」です。優しく一貫性のある指導を心がけ、成功体験を積ませることで、飼い主の指示に自ら従う姿勢を育てられます。

特に子犬期からの社会化は重要で、人・物音・他の犬などに慣れさせておくと成犬になってからのトラブルが防げます。

室内飼育が基本だが運動スペースも必要

犬の遊び方

短毛で寒さに弱いため、基本的に室内飼育が適しています。ただし、運動欲求が非常に高いため、以下のようなスペースを確保すると理想的です。

飼育環境推奨ポイント
室内温度管理がしやすく安心
フェンス付きで自由運動が可能
ベランダ安全確保と短時間の日光浴に最適

屋外に長時間放置するのは健康・精神両面でリスクがあるため、外飼いは避けましょう。家の中でも遊べるスペースがあると安心です。

被毛の手入れは簡単だが定期的なケアを

ブラッシング手順

チルネコ・デルエトナの被毛は短く密に生えており、抜け毛も比較的少なめです。

トリミングの必要はありませんが、週に1~2回のブラッシングで皮膚の健康とツヤのある毛を保てます。

また、活発な犬種なので、汚れやすい足元やお腹周りは散歩後に軽く拭いてあげると清潔に保てます。

耳が大きく立っているため、風通しは良いものの、汚れやすいので定期的に耳掃除も行いましょう。

食事は高タンパク・適切なエネルギー量を意識

理想的な主原料と注意したい主原料

活発な犬種で筋肉質な体型を維持するため、栄養バランスの取れた食事が必要です。特に以下のポイントに注意すると良いでしょう。

  • 良質な動物性タンパク質が主成分のドッグフードを選ぶ
  • 活動量に応じたカロリー量を調整する
  • 間食やご褒美は与えすぎない

食べ過ぎによる肥満も避けるべきですが、痩せすぎにも注意が必要です。月に1度は体重をチェックして、フード量の調整に役立てましょう。

吠え癖対策には環境と習慣がカギ

犬の社会化トレーニング

警戒心の強い性格から、物音や来客に対して敏感に反応し、吠える傾向があります。防止のためには以下の工夫が有効です。

  • 来客や音に慣れさせる社会化訓練
  • 静かな環境を用意して落ち着けるスペースをつくる
  • 吠えたときに過剰に反応せず冷静に対応する

過度な吠えはストレスや不安から来ることも多いため、安心できる生活環境の整備が重要です。

チルネコ・デルエトナの誕生の歴史

チルネコ・デルエトナ(Cirneco dell’Etna)は、イタリア・シチリア島原産の古代犬種で、エトナ山周辺に長く生息してきた猟犬です。

その歴史は非常に古く、紀元前1000年頃のフェニキア人や古代ギリシャ人がシチリアに持ち込んだ犬がルーツと考えられています。

地元では主にウサギ狩りに使われ、険しい火山地帯でも俊敏に走れる軽量な体格と高い嗅覚能力を生かして活躍してきました。過酷な自然環境の中で自然淘汰されるように生き抜いてきたため、非常に健康で丈夫な犬種として知られています。

長年、地元の農民たちによって大切に飼育されてきましたが、第二次世界大戦以降に一時的に数を減らします。絶滅の危機を救ったのは、獣医で愛犬家のモーリー・ルッソ女史で、1940年代からこの犬種の保護と復元に尽力しました。

現在ではイタリア国内外で希少な犬種として認知され、徐々に登録が進んでいくであろう段階です。

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