真っ白な毛並みが美しく、どこか気品を感じさせるような姿のホワイト・スイス・シェパード・ドッグ。優雅な姿がSNSなどでじわじわと人気を集めています。
そんなホワイト・スイス・シェパード・ドッグをお迎えしたいと思ったときに気になるのが、個体価格です。
いくらぐらいの価格帯なのか、お迎え場所によって値段が違う点や、値段を決定する基準についても詳しく解説します。
お迎えしたいと考えている方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
この記事の結論
- ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの値段相場は40万円~55万円
- シェパード・ドッグの中でも新種で、生息頭数が多くないため、やや値段は高い
- 特徴的な価格変動要因があるわけではなく、全体的な個体価格が高めの設定
- お迎えはペットショップよりもブリーダーが有力候補になる
目次
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの値段相場は40万円~55万円

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグはペットショップなどで販売されることが少ないため、相場は他の犬種と比較してやや高めの場合があります。
極端に高額ということは少ないですが、40万円前後が一般的で、高いと55万円近くになることもあります。
流通量そのものが少ないことや、まだあまり認知度が高くないことも関係しますが、これから値段相場が変化する可能性のある犬種とも言えますね。
穏やかで愛情深い性格をしているので、今後どんどん人気が高まりそうな犬種でもあります。
現在はペットショップでお迎えするというよりは、ブリーダーからお迎えする経路が主流となっています。
希少な犬種なのでジャーマン・シェパード・ドッグより高い
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは「シェパード」としてよく知られるジャーマン・シェパード・ドッグとは区別された犬種です。
新しい犬種であるため知名度はもちろん、飼育頭数もジャーマン・シェパード・ドッグの方が上回っています。ジャーマン・シェパード・ドッグは警察犬などでもお馴染み。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは歴史がまだ浅く、かつ流通量が少ないため希少な犬種です。
そのため、値段もジャーマン・シェパード・ドッグより高く設定されていることがほとんどです。
ブリーダーサイトでの値段を比較
ペットショップでの掲載は基本的になく、ブリーダーサイトでの掲載のみが確認できました。
2025年3月時点の情報では、35万円から40万円という値幅になっており、その多くは40万円という値段になっています。
その他のお迎えとなると、海外からの輸入になってしまうため、手数料なども加算されてさらに費用がかかってしまいます。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの値段が決まる基準

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの値段を決める要素はいくつか存在します。それぞれどんな点が値段に影響しているのか詳しくみていきましょう。
性別
男の子に比べて女の子の方が性格が穏やかであると考えられ、人気がある傾向にあります。
子どもを産ませたい、という理由からも女の子の需要が高くなっています。そのため性別も値段に多少影響をすることがあります。
年齢
一般的にペットショップやブリーダーで販売されるのは生後3ヶ月~6ヶ月ほどの子犬です。
小さな頃から飼育したいという多くのニーズに応えるためですが、やはり月齢が上がるにつれ、値段が下がる傾向にあります。
小さなうちは値段が高く設定され、成長するにつれて下がってしまうということです。
顔立ちや容姿
「ホワイト・スイス・シェパード・ドッグらしい」容姿や顔立ちであるか、ということも値段に影響します。
その犬種らしい特徴をしっかり備えているか、どれだけたくさん持っているかということがポイントになるのです。顔立ちが良い、容姿が優れている子は高値に設定されます。
毛色や毛質
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは白い被毛が特徴的ですが、毛ヅヤや毛質の良さも値段を決める要素のひとつになります。
毛色が美しい白色をしており、かつ毛ヅヤや毛質が優れている子は値段が相場より少し高めになることもあります。
血統
値段を決めるポイントとしてよく知られるのが血統です。
親がドッグコンテストのチャンピオン犬であるなどの場合、値段は数万円もしくはそれ以上プラスされることがあります。
場合によっては一般的な価格の2~3倍以上にもなるため、血統は値段を決定する上で大きな要素のひとつとなっています。
健康面
先天的、遺伝的な病気がある場合は、相場より低価格で販売されることがほとんどです。
その他にも健康面に心配な点がある子は値段が下げられることがあります。健康であるかどうかも値段に少なからず影響してくる、と言うことですね。
お迎え場所(ペットショップ・ブリーダー・保護等)
ペットショップやブリーダーは、上記でみられたようなポイントに沿って値段を決定しています。
さらにそのショップ・ブリーダーごとに、オリジナルの基準を設けているところもあります。
これらが値段に反映されるため、お迎え方法によっては値段にばらつきがみられるケースも存在します。
保護犬の費用については、ワクチン接種代などの実費のみや、譲渡費用が数万円というケースが一般的です。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグを飼うための費用

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグを家族に迎える際には、犬本体の購入費用だけでなく、初期費用や毎年の維持費用も考慮に入れる必要があります。
大型犬であるホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、フード代や医療費など、小型犬に比べて費用が高くなる傾向があります。
初期費用 犬を迎え入れる際に一度だけ発生する費用
- 生体代(犬本体の価格): 40万円~55万円程度
- 元の記事にもある通り、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは希少犬種のため、一般的な犬種よりも高価になる傾向があります。
- 畜犬登録料: 約3,000円
- 狂犬病予防法に基づき、居住地の自治体への登録が義務付けられています。
- 狂犬病予防接種費用: 約3,500円~4,000円(狂犬病予防注射済票交付手数料含む)
- 年1回の接種が義務付けられています。
- 混合ワクチン接種費用: 1回あたり約8,000円~10,000円(子犬は2~3回接種)
- 感染症予防のために接種します。子犬の場合、通常2~3回の接種が必要となるため、合計で16,000円~30,000円程度かかります。
- マイクロチップ装着・登録料: 装着費用 約3,000円~10,000円、情報登録料 300円~1,000円
- 2022年6月以降、ペットショップやブリーダーから犬猫を購入・譲り受ける際にはマイクロチップの装着が義務化されています。
- 健康診断費用: 約3,500円~9,000円
- お迎え直後の健康状態を確認するための基本的な検査費用です。
- 初期生活用品費: 約2万円~7万5,000円
- ケージ・サークル、首輪・ハーネス、リード、食器、給水器、トイレトレー、ペットシーツ、おもちゃ、ブラシ、爪切りなど、犬が快適に過ごすための基本的なグッズ一式です。
- 避妊・去勢手術費用: 女の子 約25,000円~50,000円、男の子 約15,000円~35,000円
- 任意の手術ですが、健康管理や問題行動の予防のために検討される方が多くいます。生後半年以降に検討されることが一般的です。
初期費用合計の目安: 犬本体の価格を除くと、およそ5万円~10万円程度が必要となります。これに犬本体の価格を加えると、総額は45万円~65万円以上になるでしょう。
年間維持費用 犬を飼育していく上で毎年継続的に発生する費用
- 食費(ドッグフード・おやつ): 月約5,000円~7,000円、年間約6万円~8.4万円
- 犬種や年齢、活動量によってフードの種類や量が異なり、大型犬は食費が高くなりがちです。
- 日用品費(ペットシーツ、シャンプーなど): 月約1,000円~3,000円、年間約1.2万円~3.6万円
- ペットシーツ、散歩時のマナー袋、シャンプー、デンタルケア用品などが含まれます。
- 医療費(予防薬含む):
- 狂犬病予防注射: 年1回 約3,500円~4,000円
- 混合ワクチン接種: 年1回 約3,000円~10,000円
- フィラリア・ノミ・マダニ予防薬: 年間約8,000円~2万4,000円(月約1,000円~2,000円)
- 健康診断: 年1回 約5,000円~3万円
- 病気や怪我の治療費: 平均で年間約6万円~7万円程度かかる場合があります。高額な手術や長期の治療が必要な場合は数十万円かかることもあります。
- トリミング・シャンプー代: 年間約10万円以上(月約4,000円~1万円)
- 毛の長い犬種の場合、定期的なトリミングやシャンプーが必要です。
- ペット保険料: 月約2,000円~5,000円、年間約2万4,000円~6万円
- 万が一の病気や怪我に備えるための費用です。補償内容や加入する犬の年齢によって費用が異なります。
- 光熱費(飼育に伴う追加分): 年間約1.8万円~6万円
- 特に夏場の冷房や冬場の暖房など、犬が快適に過ごせる室温を保つための追加費用です。大型犬は体温調節が苦手な場合もあり、光熱費がかさむ可能性があります。
- その他・臨時費用:
- しつけ・トレーニング費用: 必要に応じて1回あたり数千円~
- ペットホテル・シッター代: 旅行などで預ける場合、1泊あたり数千円~
- ドッグラン・アジリティなど施設利用料: 趣味や運動のために利用する場合
年間維持費合計の目安: 約15万円~36万円程度。ただし、病気や怪我、予期せぬ事態が発生した場合は、さらに費用がかさむ可能性があります。
これらの費用を総合的に考慮し、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグとの生活を経済的に無理なく送るための計画を立てることが重要です。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグを迎える前の注意点

愛犬をお迎えする時はとてもうれしく、ワクワクするもの。そんな時は少々のことに気づかなかったりする場合がありますが、しっかり事前にチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
特に、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは大型犬です。飼育スペースの確保など、自身や家族のライフスタイルをきちんと考えてからお迎えするようにしましょう。
愛犬をお迎えすることは命の責任が発生するということです。安易にお迎えをすることなく、じっくりと考えてから家族になるようにしましょう。
健康状態を確認しておく
- 皮膚や被毛は綺麗か
- 口内や歯は綺麗か
- 鼻は適度に湿っているか
- 耳や耳の中は綺麗でニオイがしないか
- 元気に体を動かしているか
先天的・遺伝的な病気についても事前に確認しておきたい点です。ペットショップ・ブリーダーの飼育環境が適切でない場合、健康状態があまり良くないこともあるので注意しましょう。
上記の他にもさらに、お尻の状態(寄生虫がいないか)なども細かくチェックして、きちんと体調を確かめておくと良いでしょう。
性格を確認しておく
男の子に比べて女の子の方が穏やかである等と考えられていますが、個体差があるので一概には言えません。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは一般的に優しく友好的で、飼い主さんによく懐くかわいらしい性格の子が多いとされます。
しかしお迎えしたい子がどんな性格なのか、よく観察してあらかじめ把握しておくようにしましょう。自宅でのしつけや接し方の参考になります。
短時間ではなかなかわからないことも多いので、ショップやブリーダーに聞いておくこともおすすめです。
お迎え後のアフターフォローの有無を確認
特にホワイト・スイス・シェパード・ドッグを飼育するのが初めて、という方はアフターフォローについて確認しておきましょう。
一部のペットショップでは心配事などを話せる相談ダイヤルを設けていたり、動物病院を紹介してくれるなどのサービスがあります。
ブリーダーでも、飼育についてのアドバイスなどを電話やメール等で対応してくれる場合があります。
言葉を話せない愛犬との生活は何かと不安な点が出てくることもあるもの。事前にアフターケアについての問い合わせもしておくと安心ですよ。
この記事の執筆者
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