伊豆修善寺で保護され、南箱根在住の保護主Mさんにお世話されたハチワレ茶白の子猫。
縁あって、熱海の我が家へお迎えすることになりました。
子猫の成長は想像以上にスピーディで、手足が伸び、ジャンプ力もついてきました。
それに伴い、大胆不敵ぶりを発揮!子猫の思わぬイタズラに振り回される毎日が始まりました。
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ライター
現在、“在宅部長”こと2代目保護猫と暮らしながら、nademoの記事を書かせていただいています
プレゼント企画やお友だち限定企画も用意してありますので、友だち追加お待ちしております!
目次
ひとりでお留守番できる?後ろ髪を引かれつつ出勤
子猫に倖(コウ)と名前をつけ、熱海の我が家へお迎えしたその翌月。
私は朝7時20分という出社時間の早い勤め先に勤務することが決まっていました。
コウは日々スクスク成長し、手足が伸びてきたとはいえ、生後4ヶ月ほどの子猫をひとりでお留守番させるのはとても不安です。
「大丈夫。コウちゃんはひとり遊びできる自立心のある子だから」というMさんの言葉に背中を押され、私は後ろ髪を引かれながらも出勤しました。
勤務中も、「寂しがって鳴きながら走り回ってないか、カーテンに爪を引っ掛けていないか」などと心配でなりません。
初日の仕事を無事終え、私は飛ぶようにして我が家へ帰りました。
「見て見て!ボク、こんなコトできるようになったんだよ」
玄関のドアを開けた途端、「おかえり!」とコウが駆け寄ってきました。
そして、寝室へと私を先導すると、「見てて」と言わんばかりに振り向いた後、天井のペンダントライトめがけて跳躍。
和紙のランプシェードは子猫の細く鋭い爪に掛けられて、あえなくらせん状にズルズル形を崩していきました。
ひぃぃぃ~~~~~~!
明かりを点けると天井や壁に花模様が浮き出るお気に入りのシェードは、一瞬で原型を失いました。
子猫は私を見上げ、得意そうに「ミャア」と一声。
…わかった、わかったよ。スゴイねぇ。高く跳べるようになったね。ひとりでお留守番、エラかったね。
はい。悪いのはママです。こんなところに和紙のシェードなんか吊るして(涙)。
イタズラ王コウによる進撃は次第にエスカレート
ジャンプ力が増した子猫のコウに、もはやコワイものなどありません。
ちっちゃな体でオーディオラックの下や裏にすぐ潜り込むので、配線をかじって感電でもしたら大変とペットフェンスを設置。
しかし、この防御壁が効力を失うのも時間の問題でした。
ほどなくコウは得意の跳躍でラック頂上に登り、フェンスの内側へとダイブする離れ技を体得。
また、家中至る所で爪とぎするようになり、侵略の爪痕を次々記していきます。
特にお気に入りは、和室の柱とトイレの壁紙。
柱には爪を立ててもいいように麻ひもを巻き、室内のあちこちに爪とぎボードを置くのですが、まるでイタチごっこ。
こうしてイタズラ子猫との戦いの火蓋は切って落とされたのです。
人形は金髪を剥がされ、そして、障子は破られた…
ある日、目覚めると、母からもらったアイルランド土産の人形が丸坊主になっていました。
「メ、メリーさんがっっ…!」
金髪の三つ編みを無惨にも剥ぎ取った犯人は、もちろんコウです。
またある日は、和室の障子がことごとく破られていました。
何度張り直したことでしょう…?そのたび、障子はコウの輪くぐりの的にされました。
破れにくい障子紙なるものも試したのですが、猫の破壊力は遥かにそれを上回っていたのです。
大晦日に何時間も掛けて張り替えた障子をお正月早々穴だらけにされた時は、さすがに私も気を失うかと思いました。
気絶しそうな飼い主を尻目に、常習犯は自分の作品を仕上げたアート作家のように満足気な表情を浮かべていました。
そんなコワイもの知らずのコウにも、ついにコワイものが…!
次回は「甘ったれの理由」です。
この記事の執筆者
楠 涼
ライター
現在、“在宅部長”こと2代目保護猫と暮らしながら、nademoの記事を書かせていただいています。
また、キャットヘルスケアアドバイザー資格取得にチャレンジ中ですので、皆様の愛猫の健康生活に役立つ情報をお届けしてまいりたいと存じます。
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