猫が舌をちょこんと出したまま、ぼーっとしている姿はとても愛らしく、つい写真に収めたくなりますよね。この行動は「舌しまい忘れ」と呼ばれ、猫を飼っている方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
しかし、この可愛らしい行動の裏には、さまざまな理由が隠されていることをご存知でしょうか。
この記事では、猫が舌をしまい忘れる原因から、単なる癖なのか、それとも病気のサインなのかを見分ける方法を分かりやすく解説します。
この記事の結論
- 猫が舌をしまい忘れるのは、リラックスや眠っている時の癖であることが多い
- 歯周病や口内炎、鼻炎など口内の病気も原因として考えられるため、楽観視はNG
- 高齢猫の場合は、認知症の初期サインである可能性がある
- よだれや食欲不振を伴う場合は、病気のサインとして動物病院を受診すべき
目次
猫が舌をしまい忘れるのはなぜ?考えられる5つの理由

猫が舌をしまい忘れている姿は、飼い主にとって非常に愛らしい行動に見えますが、その裏にはさまざまな理由が隠されています。
多くは問題ない行動ですが、中には病気が隠れているケースもあります。ここでは、猫が舌をしまい忘れる主な5つの理由を解説します。
単なる癖
リラックスしている時
猫は、飼い主さんの膝の上や暖かい場所でくつろいでいる時など、心からリラックスしている状態で舌をしまい忘れることがあります。これは、全身の力が抜け、口元がゆるんで舌が少し出てしまうためです。
特に、寝ている時や、気持ちよさそうに目を細めている時は、このケースがほとんどでしょう。
口呼吸や眠っている時
猫は基本的に鼻呼吸をしますが、暑い時や興奮している時に、パンティング(犬のように舌を出してハァハァと息をする)をすることがあります。その際に、舌をしまい忘れてしまうことがあります。
また、熟睡している時も、全身の力が抜けて口が半開きになり、舌が少し出てしまうことがあります。
歯や口のトラブル
歯周病や不正咬合
猫が舌をしまい忘れる原因として、口の中のトラブルが考えられます。特に、歯周病や不正咬合(歯のかみ合わせが悪い状態)は、舌を口の中に収めるのが難しくなる原因となります。
- 歯周病:歯茎の炎症や出血、口臭がひどくなる。
- 不正咬合:歯がうまく噛み合わず、口を閉じにくい。
これらの症状が見られる場合は、動物病院での診察が必要です。
口内炎や口の痛み
口内炎や口の痛みがある場合も、舌をしまい忘れることがあります。これは、痛みを和らげるために口を開けたままにしているためです。
口内炎や口の痛みは、食欲不振やよだれの増加などの症状を伴うことが多いため、注意深く観察しましょう。
その他の病気
鼻炎や鼻づまり
猫は、鼻が詰まっていると、口呼吸をするために舌を出したままにすることがあります。これは、人間が風邪で鼻が詰まったときに口呼吸をするのと同じ原理です。
鼻炎や鼻づまりは、くしゃみや鼻水、いびきなどの症状を伴うことが多いです。
認知症
高齢の猫が舌をしまい忘れるようになった場合は、認知症のサインかもしれません。
認知症になると、体の機能がうまく働かなくなり、口を閉じる筋肉が衰えたり、舌をしまうという単純な動作を忘れてしまったりすることがあります。
この場合、舌をしまい忘れること以外にも、徘徊や夜鳴き、トイレの失敗などの症状が見られることがあります。
猫の舌しまい忘れと病気を見分けるためのポイント

猫が舌をしまい忘れる行動は、一見すると愛らしい仕草ですが、病気のサインである可能性もゼロではありません。
特に、普段見られないような異変がある場合は、注意が必要です。ここでは、舌のしまい忘れが病気によるものかを見分けるための重要なポイントと、注意すべきサインについて解説します。
注意すべき病気のサイン【チェックリスト】
よだれや口臭の有無
猫が舌をしまい忘れている時に、よだれが垂れていたり、口から嫌な臭いがしたりする場合は、口内のトラブルを疑うべきです。特に、魚が腐ったような強い口臭は、歯周病がかなり進行している可能性があります。
また、舌や歯茎に赤みや出血が見られる場合も、口内炎などの痛みを伴う病気が原因かもしれません。これらの症状が見られたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
食欲や元気の低下
舌をしまい忘れると同時に、食欲がなくなったり、元気がなかったりする場合も、病気のサインである可能性が高いです。
口の中に痛みがあるために、食事を嫌がったり、食べ方がおかしくなったりすることがあります。また、舌を出すこと自体が苦しそうな様子であれば、呼吸器系の疾患も考えられます。
年齢や頻度
舌をしまい忘れる行動は、猫の年齢や頻度によっても、その意味合いが大きく変わってきます。
- 子猫:まだ体が未熟なため、口の筋肉が発達していない場合があります。
- 若い猫:リラックスしている時の癖として見られることが多いです。
- 高齢猫:認知症や口内の病気など、健康上の問題が原因である可能性が高くなります。
また、今まで舌をしまい忘れることがなかったのに、急に頻繁に見られるようになった場合は、何かしらの異常が起きているサインかもしれません。
舌をしまい忘れた時の対処法
無理に触らず、優しく見守る
猫が舌をしまい忘れていても、まずは無理に触らず、優しく見守ることが大切です。
特に、口内に痛みがある場合は、触られることを嫌がります。そっと様子を観察し、食事や行動に変化がないかを確認しましょう。
無理に舌をしまわせようとすると、猫に恐怖心を与えてしまう可能性があるため、注意してください。
異常を感じたらすぐに動物病院へ
舌しまい忘れに加えて、食欲不振やよだれ、口臭など、明らかな異常を感じた場合は、迷わず動物病院を受診しましょう。
早期に病気を発見し、適切な治療を開始することで、愛猫の苦痛を和らげ、健康を保つことができます。
まとめ:愛猫の舌しまい忘れは健康状態を知るヒント
猫が舌をしまい忘れる行動は、単なる可愛らしい癖であることも多いですが、病気が隠されている可能性も無視できません。
日頃から愛猫の様子をよく観察し、いつもと違う点がないか確認することが大切です。
愛猫の舌しまい忘れを、健康状態を知るための大切なヒントとして捉え、愛猫との絆をさらに深めていきましょう。
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
「いつまでも どこまでも」必要な情報を理解するだけではなく、心もお腹も満たされるような日々のために。
&nademo(アンドナデモ)のコンセプトをもとに、飼い主さんとペットが安堵できる時間を演出します。
※ 当コンテンツで紹介する商品は、実際に社内で利用した経験と、ECサイトにおける売れ筋商品・口コミ・商品情報等を基にして、nademo編集部が独自にまとめています。
※ 本記事はnademoが独自に制作しており、メーカー等から商品提供を受けることもありますが、記事内容や紹介する商品の意思決定には一切関与していません。
※ 記事内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がnademoに還元されることがあります。
※ 監修者は掲載情報についての監修のみを行っており、掲載している商品の選定はnademo編集部で行っております。
※ 掲載している商品の順番に意図はなく、掲載の順番によってランク付けしているものではありません。






