たくましく成長してきたギア君も、推定6ヶ月を迎えるようになりました。
猫の6ヶ月は性成熟して、成猫となる頃です。
個性も出てきて、一人前の男の子になりつつあります。
月日の流れは早いとしみじみとしながらも、そろそろ考えなければいけないことがありました。
代々のわが家の猫はみな通ってきた道。避けては通れない試練を受ける頃です。
ギア君の初めての手術の時期がやってきました。
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去勢することによるメリット
わが家の猫は代々、去勢や避妊を行ってきました。
去勢ができるようになるのは、大体5~6ヶ月頃。
わが家は以前より、概ね6ヶ月を目安にしていました。
具体的に申し上げると、発情期が来る前に行うようにしています。
発情期が来た後ですと、発情の癖が残ることがあるからです。
愛猫の体にメスをいれるなんて……と思われるかもしれません。
しかし、去勢には猫にも飼い主にも多くのメリットがあるのです。
去勢のメリットはこちらになります。
- 尿スプレーの減少。
- 発情期による夜鳴きの緩和。
- 攻撃的な行動の抑制。
- 発情によるストレスの解消。
これらのことより、子猫を持つ覚悟がなければ、去勢は必要だと考えています。
ギア君もその時期がやってきました。
去勢するにあたって用意したこと
猫の去勢は、日帰りのことが多いようです。
わが家でいつもお世話になっている動物病院も日帰りでした。
スケジュールはこうなりました。
- 朝ごはんはお預け。
- 午前中に病院に連れて行き、病院でお預かり。
- 夕方以降にお迎えに行って、一緒に帰宅。
当日の準備としては……
- (朝ごはんを用意しない抗議に耐える)忍耐
- (病院に連れて行くまでの抗議に耐える)忍耐
- (帰宅後の恨みがましい目に耐える)忍耐
- 帰宅後に猫がゆっくり休める場所
- ご機嫌取りのおやつ(次の日以降)
でしょうか。
物質的に必要なのは、猫がゆっくり休める場所とおやつぐらいです。
日帰りとはいえ、猫自身は疲れているのでこの日はあまり構わずにのんびり過ごすようにしました。
去勢手術後の状態
手術というと抜糸が必要になる印象がありますが、抜糸はありません。
獣医の先生が仰るには、縫合した糸は、自然と体に吸収される糸とのことです。
現代では抜糸がいらない手術が主流です。
これも獣医医療の発達のお陰なのでしょう。ありがたく恩恵を授かることにします。
ただ猫は体を舐めてきれいする習性があるので、傷口を舐めないように注意が必要とのこと。
エリザベスカラーが必要になることもあります。
幸いなことにギア君は、舐めそうになった時に他に注意がいくように、気を逸らすことで事なきを得ました。
一日経過すると恨みがましさもなくなり、いつもどおり擦り寄ってくれました。
そっと、お疲れ様のおやつを差し出して仲直りです。
さようなら、にゃんたま
去勢手術から一週間もすれば、ギア君はいつもどおりの元気いっぱいです。
いえ、実は次の日には、いつも通りです。
ご飯も食べて、のんびりと過ごしていました。
ただ、お尻のチャームポイントは萎んでしまいました。
ぷるんとしていたチャームポイントがふにっとしています。
少し寂しさを感じる瞬間でした。
去勢する時は、周囲の毛を刈ります。
感染症予防のためですが、ギア君も例外ではありません。
必要な範囲を毛刈りしたギア君のお尻は、ツルンとしていました。
二度と見ることのない、逆パンツのようなお尻は忘れることないでしょう。
このお尻がまた毛で覆われた時が、本当の意味で去勢手術が終わった時です。
ギア君、お疲れ様でした。
次回は『ニヒルな雄になれたのか!?』 です。
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この記事の執筆者
ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ
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現在は、保護猫と拾い猫の下僕。毎日布団の奪い合いをしています。
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