ノルウェージャンフォレストキャットの値段相場・個体価格は？

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体毛

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

ノルウェージャンフォレストキャットの起源については諸説あり、実は定かではありません。

4000年前から存在した、南ヨーロッパに生息する短毛の猫スコウガットが祖先、11世紀頃にバイキングがトルコから持ち込んだ、など…。

おもしろいのは北欧のおとぎ話に出てくる女神フレイヤの馬車を引く巨大な猫が、ノルウェージャンフォレストキャットであるというもの。

また、アスビョルンセン&モー作の童話に登場する森に住むフルドレカット（妖精の猫）は、ノルウェージャンフォレストキャットがモデルと言われます。

1938年、国王オラフ5世が公式に国の猫として指定。

1979年にはアメリカへと渡って、1984年、正式に純血猫種として公認されました。

ノルウェージャンフォレストキャットの頭文字を取ってNFC、ウェジー、日本ではノルという愛称で呼ばれることもあります。

ノルウェージャンフォレストキャットのサイズ

猫は体型によって、コビー、セミコビー、セミフォーリン、フォーリン、オリエンタル、ロング&サブスタンシャルの6種類のボディタイプに分類できます。

ノルウェージャンフォレストキャットはロング&サブスタンシャルに属し、骨太で筋肉質、前足より後ろ足がやや長い腰高の体型です。

男の子は最大で体重が7kg、女の子でも最大5.5kgくらいまでに成長します。

世界最大の猫種とされるメインクーンの平均体重が4.5kg～8kgですから、メインクーンよりは小さめと言えるでしょう。

一般的な猫の平均体長（胸元からお尻まで）は25cm～30cm程で、30cm～45cm程になるノルウェージャンフォレストキャットは頭ひとつ分くらいの違いがあります。

また、一般的な猫は生後1年で成猫となり体重も安定しますが、ノルウェージャンフォレストキャットは3年～5年かけて成長し、体重も増え続けます。

ダブルコートの美しい被毛は毛色の種類や模様もいろいろ

ソリッド（単色）のほか、バイカラー（2色）、タビ―（縞模様）、キャリコ（三毛）など、毛色の多彩さもノルウェージャンフォレストキャットの魅力。

主な毛色は以下となります。

北欧の厳冬を乗り越えるためのダブルコートは寒さに強い半面、夏の暑さには弱いという弱点も。

暑さ対策としてサマーカットする飼い主さんもいますが、紫外線が直接肌に届きやすくなり皮膚炎を起こす場合もあるので、あまりおすすめできません。

ノルウェージャンフォレストキャット性格・習性

人になつきやすく愛情深い性格なので、信頼関係を結んだ飼い主さんには甘えん坊になる傾向のノルウェージャンフォレストキャット。

スキンシップも大好きな子が多いので、抱っこしたり、撫でたり、毎日一緒に遊ぶようにしましょう。

また、祖先が森で暮らしてきた習性から、高い所へ登るのも好きです。

ハイタイプのキャットタワーやキャットウォークを設置してあげましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命

猫全体の平均寿命は約15歳、室内飼いのみの猫なら約16歳、家の外に出る猫の平均寿命は約14歳。

これに対して、ノルウェージャンフォレストキャットの平均寿命は約13歳～14歳と言われています。

少しでも長く一緒に暮らすために快適な生活環境を整え、病気やケガに気をつけて、年に1回はかかりつけ獣医師の健康診断を受けましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットの気をつけたい病気

大きな体の割にアクティブなノルウェージャンフォレストキャットは、運動不足になると太ってしまいやすい体質です。

肥満は肥大型心筋症や糖尿病発症のリスクも高まりますから、毎日適度な運動ができるよう環境を整え、愛猫が喜ぶ遊びを工夫しましょう。

また、長毛種はグルーミングの際に抜け毛を飲み込みやすく、ノルウェージャンフォレストキャットはよく吐く猫です。

吐き出せなかった抜け毛はお腹に溜まって球状になり、毛球症を発症しやすいので、こまめなブラッシングを心がけてあげましょう。

暑さに弱い猫種は尿路結石も発症しやすいので、温度管理を徹底し、飲水不足にならないよう注意が必要です。

ノルウェージャンフォレストキャットの飼い方

大きなボディにフカフカの毛がぬいぐるみのように可愛らしいノルウェージャンフォレストキャットですが、見かけによらず運動能力の高いアスリートです。

思う存分動き回れる環境を用意して、毎日一緒に遊ぶ時間を作ってあげましょう。

抜け毛が多いダブルコートの長毛種なので、こまめなお手入れも欠かせません。

少々手間のかかる猫種ではありますが、甘え上手なのできっと至福を感じられること間違いなしです！

室内で上下運動できる場所を作る

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森の猫という名前の通り、ノルウェージャンフォレストキャットは木登りが得意。雪の多い冬景色の中で周囲を見渡すためでもありました。

その名残で、キャットタワーのてっぺんから飼い主さんの様子を観察するように、高見の見物を好む子もいます。

大きな体を使って安全に上下運動ができるよう、転倒防止などの配慮がされた安定感のあるキャットタワーを選びましょう。

床が滑りやすい場合はマットを敷く

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ノルウェージャンフォレストキャットの足裏には、肉球の間にタフトという毛が生えています。

凍った地面や雪上を歩きやすくするためですが、タフトが伸びると肉球のストッパーが効かなくなり、歩行時に滑って足腰を痛めかねません。

タフトは定期的にバリカンなどでカットし、フローリングなどの滑りやすい床にはマットを敷いてあげましょう。

毎日5～10分程度は一緒に遊ぶ時間を作る

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好奇心旺盛な子猫の頃はもちろん、ノルウェージャンフォレストキャットは成猫になってからも遊びが大好きです。

猫は音に敏感なので、振り回すとブンブン鳴るじゃらしはお気に入りになる子が続出。

飼い主さんとの遊びは信頼関係を深め、肥満防止にもなるので、5～10分の短い時間でもいいので毎日お相手してあげましょう。

ブラッシングは1日1回、換毛期は1日2回

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ノルウェージャンフォレストキャットは生後半年～1年ぐらいで、全身の毛が一気に伸びる毛吹きが始まります。

この頃からブラッシングを習慣にし、まずは基本のピンブラシで毛の流れに沿って優しく梳かしてあげましょう。

通常は1日1回でもOKですが、春秋の換毛期には抜け毛が増えるので、1日2回を目安に行います。

しつけはお迎えしたその日から開始する

ノルウェージャンフォレストキャットは大声で鳴き叫ぶこともなく、賢いので基本的なしつけさえすれば飼い主さんを困らせることは少ないと言われます。

北国生まれのためかとても我慢強く、物覚えも良いので、中には「お手」ぐらいできてしまう子もいるそうですよ。

ただ寂しがり屋さんなので、飼い主さんが相手をしなかったり遊び足りなかったりすると、ストレスが溜まって問題行動を起こす場合も。

コミュニケーションを兼ねて、トイレトレーニングや甘噛み防止はお迎えしたその日から早速スタートしましょう。

子猫の頃は何にでも興味を示しますから、誤飲誤食に注意して、イタズラされたら困るものは隠しておきましょう。

しかも、ノルウェージャンフォレストキャットは3年～5年かけてゆっくり大人になるので、いつまでも好奇心いっぱいです。

運動神経バツグンで木登りが得意なので、よじ登れそうな網戸やカーテンレールの安全対策、跳び乗りそうな家具の転倒防止は万全に。

主食は総合栄養食を選び、個体の成長に合わせて調整する

ノルウェージャンフォレストキャットは子猫期が長いので、成猫用フードへの切り替えタイミングに迷う飼い主さんも多いようです。

子猫から老猫まで全年齢対応やオールステージ対応のフードを選び、その子の体重増加に合わせて1日の給与量や回数を変えるのもひとつの方法でしょう。

離乳食卒業の目安は乳歯が生え揃った頃。ドライフードをふやかすぬるま湯を少しずつ減らす、ウェットフードよりドライフードの割合を増やすなどします。

健康な子なら、毎日の主食は栄養バランスが配慮された総合栄養食を選びましょう。

肥満防止のため月1回は体重測定を行う

生まれたての頃のノルウェージャンフォレストキャットは100g程度で、一般的な猫と変わりありません。

その後、生後1ヶ月で約500g、生後3ヶ月で約1.7kg、生後6ヶ月で約3kg～5.5kg、生後12ヶ月以降も約5kg～7kgに成長し続けます。

フードのパッケージ裏面には給与量の目安が掲載されていますので、愛猫の体重に合わせてフード量を調節しましょう。

生後3年～5年で成猫になると体重も安定してきますから、下記のボディコンディションスコア（BCS）を参考に体型をチェック。

モフモフのノルウェージャンフォレストキャットは見た目だけではわかりにくいので、抱っこしたり撫でたりした際の感触も手がかりとなります。

自宅でシャンプーする場合は毛玉防止に配慮

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猫に必ずしも入浴は必要ありませんが、抜け毛の多いノルウェージャンフォレストキャットの場合、定期的にシャンプーする飼い主さんも多いようです。

目安は半年に1回という飼い主さんもいれば、1ヶ月～3ヶ月に1回という飼い主さんもいらっしゃいます。

ニオイがトラウマになる子も多いので、シャンプー剤は無香料のものを。また、きちんと乾かさないと毛玉になりやすく、風邪を引かないよう要注意。

ノルウェージャンフォレストキャットのお迎えを決心したら

さて、では、いよいよお迎えです。

お気に入りのノルウェージャンフォレストキャットとの運命の出会いを求めて、まずは恐らくネット上で探索される方がほとんどでしょう。

最近では通販を行っているペットショップやブリーダーも増えました。里親募集や譲渡会開催もネット上で見つけられます。

でも、お迎えは必ず現地へ足を運び、実際にその子と会ってから決心しましょう。

健康状態を確認しておく

健康診断書を見せてもらった上で、以下の点について実際にご自身の目で見て確かめておきましょう。

お迎えしてから後悔することのないように、事前に詳しく確認しておきます。

猫の性格を確認しておく

できれば、その場で抱っこさせてもらって相性を確かめておきましょう。

人間と同じで性格は個体によって異なりますし、好きな遊び、嫌いな物音、得意なこと、苦手なこともそれぞれ異なります。

気になることはすべてお迎えの前に確認を。ペットショップやブリーダー、譲渡会に出かける時は、聞きたいことをメモして行くことをおすすめします。

迎え入れた後のアフターフォローの有無を確認しておく

特に初めて猫をお迎えする方は、しつけやフード選び、健康管理について戸惑うことも出てくるかもしれません。

生き物ですから、予測不能な出来事が起こる可能性だってあります。

そんな時、お迎えしたペットショップやブリーダー、譲渡会の主催者が相談に乗ってくれるかどうかについても確認しておきましょう。

また、ご近所に頼りになる動物病院があるかどうかも、予め確認しておくことをおすすめします。

お迎えしたら1週間以内に健康診断を受けましょう。

あなたとノルウェージャンフォレストキャットの末永く幸せな毎日を、nademoも願っております。

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