大人気犬種のトイ・プードルは、それだけ多くの飼い主がお迎えしている犬種でもあります。
しかし、だからこそ愛犬のしつけやお手入れについて、悩んでいることが多い犬種とも言えるでしょう。
基本的に賢い犬種で飼いやすいとも言われているので、大変なことが多い犬種ではありません。
ですが、散歩は緊急時に対応できることも少ないため、散歩時のお悩みも多くなりがち。
そこで今回は、トイ・プードルとの散歩について、必要性、散歩量、時間帯、注意点などを解説します。
この記事の結論
- トイ・プードルにも散歩は必要で、散歩によって運動不足の解消や健康効果を得られる
- 散歩を始めるのは3回目のワクチン接種を行い、2~3週間経った頃から
- 子犬期やシニア期には1回15分程度の散歩にし、成犬期は最大30分程度にする
- 散歩を嫌がるときには、嫌がる理由を知り、その原因の対処が必要
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目次
トイ・プードルにも散歩は必要

大型犬や中型犬には活発なイメージがある一方、小型犬には多くの散歩が必要ないというイメージもあるでしょう。
中でもトイ・プードルは小型犬よりもさらに小さい、サイズで言えば超小型犬サイズと言える犬種です。
そのため、「トイ・プードルには散歩が必要ない」という人もいますが、結論としてはトイ・プードルにも散歩は必要です。
散歩には散歩でしか得られないさまざまなメリットがあり、散歩の必要性を飼い主は理解しておかなければいけません。
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トイ・プードルにも散歩が必要な理由

トイ・プードルにも散歩が必要な理由は複数あり、さまざまなメリットがあるため、ということは前述の通り。
たとえばどれだけ体が小さくても、屋外と室内では運動できるスペースが異なりますし、触れ合える刺激にも差があります。
運動不足になるとストレスが溜まりますし、体が小さいからと言って太らないわけでもありません。
健康管理はもちろんのこと、ストレス発散や社会化を行う上でも、散歩は必要になるのです。
室内飼いでも運動不足になりやすい
トイ・プードルは小型犬でありながら、もともとは水猟犬として活躍していた歴史を持つため、運動量が比較的多い犬種です。
室内で過ごしているだけでは十分な運動ができず、エネルギーを持て余してしまうことがあるのです。
特に、狭い室内では走り回るスペースが限られているため、必要な運動量を確保するのが難しくなります。
運動不足になるとストレスが溜まり、イタズラが増えたり無駄吠えをすることもあります。
さらに、筋力の低下や肥満のリスクが高まり、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、適度な散歩が必要です。
適度な運動がもたらす健康効果
トイ・プードルにとって、適度な運動は心身の健康維持に不可欠です。
運動をすることで心肺機能が向上し、血流が良くなるため、代謝が促進されます。
また、筋力を維持することで関節や骨の健康を保ち、老化による衰えを防ぐ効果もあります。
散歩によって日光を浴びることでビタミンDの生成が促され、骨の成長や免疫力の向上にもつながります。
さらに、適度な運動は消化機能を助ける働きもあり、腸の動きを活発にして便秘の予防にも役立ちます。
こうした健康効果を得るためにも、毎日の散歩は欠かせません。
ストレス発散と社会性の向上
室内での生活が続くと、トイ・プードルは退屈を感じやすく、ストレスがたまることがあります。
ストレスが溜まると、無駄吠えや家具を噛むなどの問題行動につながることもあります。
散歩に出ることで、気分転換になり、精神的にリフレッシュできます。
また、外の世界に触れることで、さまざまな音や匂いに慣れ、環境への適応力が向上します。
他の犬や人と触れ合う機会が増えることで、社会性も養われ、他の動物や知らない人に対して過剰に警戒することが減るでしょう。
特に子犬の時期から外の環境に慣れさせることで、フレンドリーな性格を育むことができます。
肥満予防と関節の健康維持
トイ・プードルは小型犬のため、体重が少し増えるだけでも健康への影響が大きくなります。
運動不足や食事の管理不足によって肥満になると、関節や内臓への負担が増し、膝蓋骨脱臼(パテラ)や糖尿病などのリスクが高まります。
特に、トイ・プードルは関節が弱い傾向があるため、適度な運動を習慣づけることが重要です。
散歩によって筋肉を鍛えることで、関節への負担を軽減し、関節の病気を予防できます。
また、適切な運動を継続することで、代謝を高め、肥満を防ぐことにもつながります。
健康的な体型を維持するためにも、毎日の散歩は欠かせません。
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トイ・プードルの散歩はいつから始める?

トイ・プードルであっても他の犬種であっても、子犬期から散歩を始めることができます。
ただし、3回目のワクチン接種を行ってから、そのワクチンで抗体ができる2~3週間後に始めると良いです。
ワクチンの接種後は体調を崩すこともあるため、きちんと健康状態を確認してからスタートすると安心です。
とはいえこれはあくまでも目安。ワクチン接種中なので、かかりつけの獣医師と相談しながら、決めると良いでしょう。
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トイ・プードルの散歩前に必要なしつけ

散歩を始める前にもうひとつ済ませておきたいのが、散歩前のしつけです。
しつけはお迎えしてから早い段階で行いますが、散歩時は家族以外の人や動物と出会う機会があります。
そんなときにパニックにならないよう、普段から冷静になれるようなトレーニングをしておかなければいけません。
迷惑をかけないためにも、愛犬自身を守るためにも、必要なしつけやトレーニング内容を確認しておきましょう。
首輪・ハーネスに慣れてもらう
散歩を始める前に、まずはトイ・プードルに首輪やハーネスを装着することに慣れさせることが大切です。
いきなり着けると違和感を覚え、嫌がることがあるため、最初は短時間から始めましょう。
装着した後におやつを与えたり、遊びながら慣れさせると、ポジティブな印象を持ちやすくなります。
また、ハーネスと首輪のどちらを使うかは犬の性格や体格によって選びましょう。
トイ・プードルは気管が弱いため、首に負担をかけないハーネスの方が適していることが多いです。
ハーネスや首輪が緩すぎると抜ける危険があり、きつすぎるとストレスになるため、適切なサイズを選ぶことも重要です。
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リードウォークの基本トレーニング
トイ・プードルがスムーズに散歩を楽しむためには、リードをつけて歩く「リードウォーク」のトレーニングが欠かせません。
いきなり外で練習すると刺激が多く、犬が興奮してしまうため、まずは室内や庭などの静かな場所で練習しましょう。
リードをつけた状態で、飼い主の横を歩くことを教え、引っ張ったり止まったりしたときには適切に指示を出します。
犬が飼い主のペースに合わせて歩けたら、おやつや褒め言葉でしっかりと報酬を与え、楽しい経験として定着させましょう。
散歩中に急に走り出したり、飼い主を引っ張ったりする癖がつくと、事故や怪我の原因になるため、落ち着いて歩けるようになるまで根気よく練習することが大切です。
「待て」「おいで」などの基本合図
散歩中の安全を確保するためには、「待て」や「おいで」などの基本合図をしっかりと覚えさせることが重要です。
「待て」ができると、信号待ちや危険な場所での動きを制御できるため、事故を防ぐことができます。
練習方法としては、犬が動きたがっても飼い主が「待て」と言い、その場でじっとすることを教え、成功したらおやつを与えて褒めることを繰り返します。
「おいで」も重要なコマンドで、リードが外れてしまったときや、遠くに行きそうなときに呼び戻すために役立ちます。遊びの中に取り入れることで、楽しく学ばせることがポイントです。
これらの基本指示を覚えることで、トイ・プードルと安全に散歩を楽しむことができるようになります。
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トイ・プードルの理想的な散歩時間と回数

トイ・プードルにも散歩は必要ですが、スタミナが豊富で強い体格をしているわけではありません。
そのため無理して長距離を散歩する必要はなく、徒歩で軽く散歩する程度で十分とされています。
1日のうちに散歩をしたとしても、そのあとでは室内で遊ぶこともあるでしょうから、多すぎる必要はないのです。
1日に必要な運動量の目安
トイ・プードルは活発な犬種であり、適度な運動が必要です。成犬の場合、1日30分程度の散歩が理想的で、朝と夕方の2回に分けると負担が少なくなります。
運動不足になるとストレスがたまり、無駄吠えや問題行動の原因にもなるため、散歩の時間を確保することが大切です。
ただし、犬の性格や体力によって必要な運動量は異なるため、愛犬の様子を見ながら調整しましょう。
また、散歩だけでなく、室内での遊びやドッグランでの自由運動を組み合わせることで、より効果的にエネルギーを発散させることができます。
子犬・成犬・シニア犬で異なる散歩のスタイル
トイ・プードルの散歩は、年齢によって適したスタイルが異なります。
子犬の場合、骨や関節が未発達のため、10~15分程度の短時間の散歩を1日2回ほど行い、無理のない範囲で外の環境に慣れさせることが重要です。
成犬になると体力がつくため、30分程度の散歩を目安にし、運動量を確保します。
シニア犬になると関節や筋力が衰えるため、歩くペースを落とし、負担がかからないよう10~20分程度の軽めの散歩に調整します。
加齢によって散歩の頻度や時間を調整しながら、無理のない範囲で体を動かせるようにすることが大切です。
短時間の散歩でも質を高める工夫
忙しくて長時間の散歩が難しい場合でも、工夫次第で充実した時間にすることができます。
例えば、歩くコースに変化をつけたり、歩くペースを時々変えることで、犬が刺激を受けやすくなります。
また、散歩中に「待て」や「おいで」などの指示を出してトレーニングを組み込むと、頭を使うことで精神的にも満足しやすくなります。
さらに、公園や芝生の広場で短時間でも自由に動ける時間を作ると、より効果的に運動できます。
散歩の時間が短くても、充実した内容にすることで、愛犬の健康と満足度を維持できるでしょう。
トイ・プードルの散歩に適した時間帯

トイ・プードルは体の強い犬種とは言えないため、外出時には気をつけなければいけないことも複数あります。
特にどんな時間帯に散歩をするのか、その環境は体調を左右する重要なポイントにもなっています。
他の犬種でも同様ですが、散歩には適した時間とそうでない時間があるので、これを押さえておきましょう。
朝・夕の散歩のメリット・デメリット
トイ・プードルの散歩は、基本的に朝と夕方に行うのが理想的です。
朝の散歩のメリットは、夜間にたまったエネルギーを発散できることや、日中の活動を活発にできる点です。
ただし、特に冬場は気温が低く、路面が冷えすぎていることがあるため、服を着せたり短時間の散歩にするなどの工夫が必要です。
一方、夕方の散歩なら日中の気温が落ち着き、比較的過ごしやすい時間帯であるため、リラックスしながら歩けるのがメリットです。
ただし、暗くなる時間が早い冬場は、安全のために反射材のついたリードやライトを活用する必要があります。
季節ごとの適切な散歩時間
季節によって散歩に適した時間帯は異なります。春や秋は気温が安定しているため、朝夕のどちらでも快適に散歩できます。
夏は日中の気温が高く、地面が熱くなりやすいため、早朝や日が沈んだ後に行うのが理想的です。
地面の温度を手のひらで確認し、熱くなっていないかチェックすると安心です。
冬は寒さが厳しいため、日が昇って気温が少し上がった午前10時~午後3時頃が適しています。
雪や氷で滑りやすい場合は、無理に外へ出ず、室内遊びで運動を補うのも良い方法です。
暑さ・寒さ対策のポイント
トイ・プードルは寒暖差に弱いため、季節ごとの対策が必要です。
夏は熱中症のリスクが高いため、水分補給をこまめに行い、保冷剤入りのバンダナを活用するのも効果的です。
また、直射日光を避けるために木陰の多い道を選ぶと良いでしょう。
冬は冷え込みが厳しいため、犬用の服を着せたり、足裏を保護するクリームやブーツを使用すると、寒さ対策になります。
特に子犬やシニア犬は体温調節が苦手なため、散歩時間を短めにし、必要に応じて室内運動を取り入れることが大切です。
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トイ・プードルの散歩時の注意点

適切な時間帯に加えて、散歩時に注意したいこともいくつかありますので、これも押さえておきましょう。
散歩時は何かあっても簡単に安心できる場所に移動できないものなので、どんなことがあるか確認しておくと安心。
緊急時に備えておきたいことや、愛犬が辛くならないよう、適切なサポートをしてあげるようにしましょう。
適切なリードの長さと使い方
トイ・プードルの散歩では、リードの長さと使い方が重要です。
リードが長すぎると制御しづらく、急な飛び出しや他の犬・人とのトラブルの原因になります。
逆に短すぎると犬にストレスを与え、散歩が楽しいものではなくなってしまいます。
これを踏まえてリードの長さを考えると、一般的には1.2~1.5m程度のリードが適しています。
散歩中はリードを適度に緩めつつ、必要に応じて短く持ち、犬が突然走り出さないようコントロールしましょう。
伸縮リードは自由度が高いですが、事故のリスクがあるため、人通りが多い場所では固定リードを使う方が安全です。
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他の犬や人との接し方のマナー
トイ・プードルは社交的な性格ですが、散歩中に他の犬や人と接するときはマナーを守ることが大切です。
突然近づくと相手の犬を驚かせたり、警戒心を持たれることがあります。
相手の飼い主に「挨拶しても大丈夫ですか?」と確認を取るのがマナーです。
また、子どもや犬が苦手な人もいるため、周囲の様子をよく見ながら行動しましょう。
興奮しやすい犬の場合は、飛びつき防止のトレーニングをしておくと安心です。
他の犬や人との良好な関係を築くためにも、飼い主が冷静にコントロールすることが重要です。
交通事故や誤飲を防ぐための対策
散歩中は交通事故や誤飲の危険があるため、注意が必要です。
道路では急な飛び出しを防ぐために、必ずリードをしっかり持ち、信号待ちの際には「待て」の合図を徹底しましょう。
また、散歩中に道端のゴミや食べ物の残りを口にしてしまうと、誤飲・誤食による健康被害のリスクがあります。
特にチョコレートや玉ねぎなどの犬に有害な食べ物が落ちていることもあるため、犬が何かを口にしようとしたら即座に「ダメ」と指示し、拾い食いを防ぐトレーニングをしておくことが大切です。
ある程度は自由に探索させてあげたい気持ちもわかりますが、安全な散歩を楽しむために周囲の状況を常に確認しましょう。
トイ・プードルが散歩を嫌がる際の理由と対策

散歩はたいていの子が喜んでくれる時間ですが、必ずしも全ての子がそうとは言えません。
中には散歩を嫌がる子もいますし、もともと喜んでくれてたのに嫌がるようになった、ということもあります。
散歩を嫌がるようになるにはそれなりの理由があるため、その原因を理解して対処しなければいけません。
初めての散歩で怖がる原因と克服法
トイ・プードルが初めての散歩で怖がるのは、外の環境に慣れていないことが主な原因です。
家の中とは違い、車の音、人の声、風の音など、さまざまな刺激があるため、不安を感じやすくなります。
無理に外へ連れ出すと恐怖心が強まり、散歩自体を嫌がるようになってしまうため、徐々に慣れさせることが大切です。
最初は玄関先や自宅周辺を短時間歩くことから始め、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
また、愛犬が怖がらずに歩けたら、おやつや褒め言葉でポジティブな経験として定着させることが重要です。
外の環境に慣れさせる工夫
外の環境に慣れるためには、散歩の時間を楽しいものにすることがポイントです。
最初のうちは静かな場所を選び、できるだけストレスの少ない環境で歩かせると良いでしょう。
また、好きなおもちゃを持参したり、おやつを使って気を引くことで、外の環境を前向きに受け入れやすくなります。短時間でも毎日外に出ることで、少しずつ慣れていきます。
また、ほかの犬と会う機会を作ることで、社会性を育てながら外の世界を楽しめるようになります。
焦らず、愛犬のペースに合わせて少しずつ環境に慣れさせることが大切です。
歩かない・動かないときの対応方法
トイ・プードルが散歩中に歩かない、動かなくなるのは、恐怖や不安、疲れ、体調不良などが原因として考えられます。
まずは、怖がっているのか、単に疲れているのかを見極めることが重要です。
怖がっている場合は、しゃがんで優しく声をかけたり、おやつで誘導しながら少しずつ進むようにしましょう。
また、好きな方向へ少し歩かせて自信をつけさせるのも有効です。無理に引っ張ると余計に怖がるため、落ち着かせながら根気よく対応しましょう。
歩くのを拒む頻度が多い場合は、散歩コースや時間帯を変えるなど工夫することも大切です。
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トイ・プードルに散歩を楽しんでもらう方法

散歩を嫌がっているようであれば、そもそもの原因を理解して、その原因にアプローチしなければいけません。
ですがもし、そうした嫌がる理由を解消できているならば、楽しんでもらえるようにしていくことで嫌がるリスクを軽減できます。
ではどうすれば散歩を楽しんでもらえるようになるのか、その方法についてご紹介します。
おもちゃやおやつを活用する
散歩をより楽しいものにするためには、おもちゃやおやつを上手に活用すると効果的です。
例えば、歩くことに興味を示さない場合は、お気に入りのおもちゃを使って遊びながら移動することで、自然と散歩を楽しめるようになります。
また、途中で「おすわり」や「まて」などの簡単なトレーニングを取り入れ、成功したらおやつをあげることで、散歩中の学習効果も高められます。
こうした工夫をすることで、散歩が単なる移動ではなく、遊びや学びの時間となり、トイ・プードルの興味を引きつけることができます。
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コースに変化をつける工夫
毎日同じコースを歩くと、犬も飽きてしまうことがあります。そのため、散歩ルートに変化をつけることが重要です。
例えば、公園や川沿いの道を歩いたり、新しい道を探検したりすると、犬にとって新しい刺激となり、興味を持って歩いてくれるようになります。
また、坂道や芝生の上など、異なる地面を歩かせることで、足裏の感覚を刺激し、運動効果を高めることができます。
時には広場でリードを長めにして自由に歩かせたり、友達の犬と一緒に散歩することで、より楽しい経験にすることもおすすめです。
飼い主とのコミュニケーションを深めるポイント
散歩は単なる運動ではなく、飼い主との大切なコミュニケーションの時間でもあります。
散歩中に名前を呼んでアイコンタクトを取る、こまめに声をかけることで、犬は安心して楽しく歩けるようになります。
また、「おいで」や「ついて」などの簡単な指示を出し、それに従ったら褒めてあげることで、飼い主との信頼関係を深めることができます。
散歩中に楽しそうに歩く飼い主の姿を見せることで、犬も自然と散歩が好きになっていきます。
無理に歩かせるのではなく、一緒に楽しむことを意識することが大切です。
トイ・プードルの散歩に必要なアイテム

散歩中には自宅とは違って、必要なものがすぐ手元にない、ということもよくあります。
ふとした瞬間に必要だと思っても、持ってきていなければ手に入らないので、何が必要なのかを確認しておくことも重要。
飼い主さんがパニックにならないよう、散歩に必要なアイテムを一通りチェックしておきましょう。
適切なリードとハーネス
トイ・プードルの散歩には、安全性と快適さを考慮したリードとハーネスを選ぶことが重要です。
リードは一般的に1.2~1.5メートルの長さのものが使いやすく、伸縮リードを使用する場合は、人通りの少ない場所でのみ使うと安心です。
ハーネスは首への負担を軽減し、気管虚脱を防ぐためにおすすめですが、首輪よりも抜けやすいタイプもあるため、体にしっかりフィットするものを選びましょう。
特に、超小型犬用の軽量でソフトな素材のものを選ぶと、トイ・プードルの体に負担がかかりにくくなります。
季節ごとの服装(防寒・熱中症対策)
トイ・プードルはシングルコートで体温調節が苦手なため、季節ごとの服装にも配慮が必要です。
冬場は冷え込みが厳しく、体温が下がりやすいため、防寒対策として裏地がついた暖かい服を着せると良いでしょう。
特に雪の日は、防寒ウェアに加えて靴を履かせることで足の冷えや凍傷を防げます。
一方、夏場は熱中症のリスクがあるため、通気性の良いメッシュ素材の服や、冷感素材のクールウェアを活用すると安心です。
また、直射日光を避けるための帽子や、体を冷やすためのクールバンダナを使うのも効果的です。
うんち処理袋や水分補給グッズ
散歩時のマナーとして、うんち処理袋を持ち歩くことは必須です。
ビニール袋のほか、匂いが漏れにくい専用の袋を使うと、快適に持ち運べます。
また、水分補給は特に夏場に重要で、携帯用のウォーターボトルや折りたたみ式の水飲みボウルがあると便利です。
冬場でも乾燥による脱水を防ぐため、こまめに水を与えましょう。
さらに、マーキング対策として水を持参し、トイレ後の場所を流す習慣をつけることも大切です。
こうしたアイテムをそろえることで、快適でマナーを守った散歩ができます。
トイ・プードルの散歩中に起こりやすいトラブルと対処法

愛犬との散歩は本来楽しいものなので、大変なことや辛いことなどそうそう多くはありません。
ですが、特にまだ散歩に慣れていない時期はトラブルが起こることもありますし、慣れていてもトラブルが起こることはあります。
散歩時にはどんなトラブルが起こりうるのか、そのトラブルの事例と対処法をご紹介します。
他の犬とのトラブル防止策
散歩中に他の犬と遭遇することはよくありますが、トイ・プードルは社交的な性格を持つ一方で、他の犬との相性や状況によってはトラブルになることもあります。
まず、他の犬が近づいてきたときには、リードを短く持ち、愛犬が興奮しないように冷静にコントロールすることが大切です。
事前に相手の飼い主に挨拶をし、互いに犬の性格や反応を確認してから接触させるようにしましょう。
トイ・プードルが吠えたり興奮したりした場合には、冷静になれるよう「待て」などの合図を出すことでトラブルを未然に防げます。
道端のものを食べてしまう場合の対処法
トイ・プードルは好奇心が旺盛で、散歩中に道端のものを食べてしまうことがあります。
これを防ぐためには、「ダメ!」や「待て」の合図を使って、拾い食いを避ける訓練を行うことが有効です。
万が一、食べてしまった場合は、何を食べたのか確認することが重要で、すぐに動物病院へ行きましょう。
もし食べた物が有害なもの(チョコレートや毒性のある植物など)であれば、様子見するほど危険なので、すぐに治療を受けなければいけません。
散歩中は犬が興味を示しやすい物を見逃さないよう、こまめに周囲に注意を払うことが予防になります。
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突然の雨や体調不良時の対応
突然の雨や体調不良で散歩を続けられなくなった場合には、速やかに帰宅することが大切です。
雨が降り始めた際は、急いで近くの屋根がある場所に避難するか、車を利用して帰宅するのが最善です。
もし、雨具を持っていれば、トイ・プードル専用のレインコートを着せて、体温が下がらないように注意しましょう。
体調不良の場合は、すぐに散歩を中止し、家に戻って休ませることが重要です。
犬が歩きたがらない場合や元気がない場合には、無理に散歩を続けず休息を取らせ、症状が続く場合は獣医師に相談しましょう。
この記事の執筆者
nademo編集部
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