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ビション・フリーゼの飼い方と特徴|性格からしつけ、お手入れまで解説

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まるで白い綿菓子のようなふわふわの被毛と、つぶらな瞳が愛らしいビション・フリーゼ。そのキュートな見た目だけでなく、陽気で人懐っこい性格も相まって、世界中で多くの人々を魅了し続けています。

しかし、その愛らしい姿を保つためには、日々の被毛のお手入れが欠かせません。また、初めて犬を飼う方にとっては、しつけや飼育環境の準備など、分からないことも多いのではないでしょうか。

この記事では、ビション・フリーゼを家族として迎え入れるために知っておきたい情報を網羅的に解説します。性格や身体的な特徴から、迎え入れるための費用、毎日の被毛ケアや健康管理の方法、そしてかかりやすい病気まで、ビション・フリーゼとの幸せな暮らしをスタートさせるために必要な知識をまとめました。

この記事の結論

  • 緩やかな巻き毛を持つビション・フリーゼは、安定感のあるドワーフタイプの犬種
  • 毛色はホワイト一色で、子犬期は異なっていても成犬になるにつれてホワイトになる
  • 犬種特有の遺伝的疾患を持っておらず、とても稀な犬種でもある
  • 個体価格の値幅はかなり高めになっており、どちらかといえば高級な犬種

行灯

執筆・監修

行灯

ライター/愛玩動物飼養管理士/トリマー/グルーマー/ベテリナリーテクニシャンズ

原生生物から哺乳類まで全てが先生であり、その魅力に魅了されて幾星霜。
地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

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nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

ビション・フリーゼの特徴

ビション・フリーゼは、小さい体と丸いフォルム、純白でふわっとした被毛と短いマズルが特徴でしょう。胴と足が短く、がっしりした安定感がある「ドワーフ」と呼ばれるタイプの体型をもつ犬種です。

ベルギー・フランスを原産国とし、ルネッサンス時代より抱っこ犬として愛され、肖像画に一緒に描かれるほど王侯貴族に人気でした。

名前の由来にもなっている「ビション」はビショングループと呼ばれています。ビション・フリーゼの他には、マルチーズハバニーズなどの犬種が含まれています。

ビショングループは地中海にルーツをもち、それぞれの犬種が独自に発展。ビション・フリーゼもその犬種のひとつになります。

陽気な性格でとても人懐っこい

人間や動物が大好きで懐きやすい

無駄吠えは少なく、しつけもしやすい

運動能力はとても高い

 その他情報

原産地 フランス,ベルギー
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 13歳~16歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,外耳炎,尿路結石症
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ホワイト

体高

男の子23cm~30cm
女の子23cm~30cm

体重

男の子5kg~10kg
女の子5kg~10kg

ビション・フリーゼの歴史と名前の由来

ビション・フリーゼの歴史は古く、その名前には彼らの特徴がよく表れています。

地中海で誕生した歴史

ビション・フリーゼの祖先は、スペインやイタリアなど地中海沿岸で活躍していたウォーター・ドッグ(水の犬)の一種とされています。

13世紀頃には船乗りたちによって地中海各地に持ち込まれ、愛玩犬として人気を博しました。その後、フランスに渡り、フランス貴族の愛玩犬として大流行。

ルイ14世やナポレオンなど、多くの王侯貴族に愛されました。時代が下ると、サーカスなどで芸をする犬としても活躍し、多くの人を楽しませてきました。

名前の由来「ビション・フリーゼ」の意味

「ビション・フリーゼ」という名前は、フランス語に由来しています。

  • ビション(Bichon): 「飾り」「着飾る」という意味を持つ「barbichon」という言葉が短縮されたもので、「愛らしい小型犬」を意味します。
  • フリーゼ(Frisé): 「縮れた」「巻き毛の」という意味を持つフランス語です。

これらの言葉が組み合わさり、「白い巻き毛の愛らしい小型犬」という意味を持つ「ビション・フリーゼ」という名前が付けられました。彼らの特徴を的確に表した、とても可愛らしい名前です。

身体的な特徴

ビション・フリーゼは、その可愛らしい外見が一番の特徴です。

白い綿菓子のような被毛と体格

ビション・フリーゼの最も目を引く特徴は、その白い綿菓子のような被毛です。

  • 被毛: 上毛は柔らかくカールしており、下毛は密度が高く、全体的にふわふわとした手触りです。この二重構造の被毛が、彼らを寒さから守っています。
  • 体格: 体高は約23~30cm、体重は3~6kg程度の小型犬です。コンパクトで引き締まった体格をしており、歩く姿はとても優雅です。
  • 目の色: つぶらな黒い瞳と、その周りの黒いアイラインが被毛の白さを際立たせており、まるで生きているぬいぐるみのようです。

この美しい被毛を保つためには、日々の丁寧なブラッシングと定期的なトリミングが欠かせません。

被毛のタイプと毛色の変化

ビション・フリーゼの被毛は、純粋なホワイトがスタンダードとされています。しかし、生まれたばかりの子犬の中には、クリーム色やアプリコット色に近い毛色の子がいます。

  • 毛色の変化:
    • 子犬の頃の薄いクリーム色の毛は、成長とともに徐々に白くなり、成犬になる頃にはほとんどが白くなります。
    • 一部の個体では、耳の周りや足に薄いクリーム色が残ることもあります。
  • 被毛のタイプ:
    • ビション・フリーゼの被毛は抜け毛が少なく、シングルコートだと思われがちですが、実は抜け毛が少ないダブルコートです。
    • 抜け落ちた毛がカールした上毛に絡みつくため、床に抜け毛が落ちにくいのが特徴です。
    • このため、アレルギーを持つ人でも飼いやすい犬種と言われることがありますが、定期的なブラッシングを怠ると毛玉ができやすく、皮膚病の原因になるため注意が必要です。

ビション・フリーゼの被毛は、その特徴をよく理解し、日々のケアを丁寧に行うことで、美しさを保つことができます。

ビション・フリーゼの性格と魅力

ビション・フリーゼが愛される一番の理由は、その陽気で魅力的な性格にあります。

陽気で甘えん坊な性格

ビション・フリーゼは、陽気で甘えん坊な性格の持ち主です。

  • 明るく元気: いつも明るく、遊び好きな一面を持っています。飼い主さんや家族と遊ぶことが大好きです。
  • 甘えん坊: 飼い主さんに抱っこされることや、膝の上でくつろぐことを好みます。
  • 愛情深い: 家族に対して深い愛情を注ぎ、常に寄り添ってくれます。
  • 賢い: 賢く、しつけを覚えやすい犬種でもあります。

彼らの明るい性格は、飼い主さんを笑顔にし、家庭にたくさんの喜びをもたらしてくれるでしょう。

社交性と協調性

ビション・フリーゼは、高い社交性協調性も持ち合わせています。

  • 社交性: 見知らぬ人や他の犬にも友好的に接することができます。
  • 協調性: 小さな子供や他のペットとも仲良くできるため、多頭飼いや子供がいる家庭でも飼いやすい犬種です。
  • 注意点:
    • 寂しがり屋な一面もあるため、長時間のお留守番は苦手な子もいます。
    • 幼い頃からの社会化トレーニングが、より高い社交性を育む鍵となります。

これらの性格は、ビション・フリーゼとの生活をより豊かで楽しいものにしてくれます。

ビション・フリーゼを迎え入れる前に知っておくべきこと

ビション・フリーゼを家族として迎え入れることは、日々の生活にたくさんの幸せをもたらしてくれます。

しかし、その可愛らしい見た目だけでなく、彼らの健康や経済的な面についても事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

ここでは、ビション・フリーゼの平均寿命や注意すべき病気、そして迎え入れにかかる費用について詳しく解説します。

ビション・フリーゼの寿命と注意したい病気

ビション・フリーゼと長く幸せな時間を過ごすために、彼らの寿命やかかりやすい病気について理解しておきましょう。

平均寿命と長生きの秘訣

ビション・フリーゼの平均寿命は13〜16歳とされています。これは小型犬の中でも比較的長寿な方です。しかし、愛犬に長生きしてもらうためには、飼い主さんの日々の努力が欠かせません。

  • 健康的な食事: 年齢や体質に合わせた、バランスの取れたフードを選びましょう。
  • 適度な運動: 肥満を予防するために、毎日の散歩や遊びの時間を確保しましょう。
  • 定期的な健康診断: 定期的に動物病院で健康診断を受け、病気の早期発見に努めましょう。
  • 清潔な環境: 衛生的な環境を保ち、ストレスなく過ごせるようにしてあげましょう。

日々の健康管理が、ビション・フリーゼの長寿に繋がります。

かかりやすい病気と予防法

ビション・フリーゼは比較的丈夫な犬種ですが、遺伝的にかかりやすい病気がいくつか存在します。

病気の種類症状の例予防法・対策の例
皮膚疾患かゆみ、赤み、脱毛、フケなど毎日のブラッシング、定期的なシャンプー、アレルギー対策
膝蓋骨脱臼足を引きずる、スキップするような歩き方、痛みを感じる肥満防止、滑りやすい床にマットを敷く、激しい運動は避ける
尿路結石頻繁にトイレに行く、血尿が出る、排尿時に痛がる十分な水分摂取を促す、尿路結石に配慮したフードを選ぶ
白内障目が白く濁る、視力が低下する、物にぶつかることがある定期的な目のチェック、抗酸化作用のあるフードやサプリメントの活用

これらの病気の兆候が見られた場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。早期発見と早期治療が、病気の進行を抑える鍵となります。

迎え入れにかかる費用と相場

ビション・フリーゼを家族に迎える際、さまざまな費用がかかります。事前に費用を把握しておくことで、経済的な面でも安心して生活を始められます。

生体価格と初期費用

ビション・フリーゼの子犬を迎え入れる際の生体価格は、一般的に20万円から40万円程度が相場です。これは、血統やブリーダー、容姿などによって変動します。また、生体価格とは別に、初期費用として以下のものが必要になります。

  • サークル・ケージ: 1〜2万円
  • トイレ・ペットシーツ: 5千円〜1万円
  • 食器・給水器: 5千円〜1万円
  • ベッド・おもちゃ: 5千円〜1万円
  • フード・サプリメント: 5千円〜1万円
  • ワクチン接種・健康診断: 1万5千円〜2万円

これらの初期費用を合わせると、合計で最低でも30万円以上はかかることを想定しておく必要があります。

年間でかかる飼育費用

ビション・フリーゼを迎え入れた後も、毎月、そして年間でかかる費用があります。これらを事前に把握しておくことで、経済的な計画を立てることができます。

  • 食費: 5万円〜10万円
  • 医療費(ワクチン、健康診断、病気の治療費など): 3万円〜5万円
  • トリミング代: 5万円〜10万円
  • 消耗品費(ペットシーツ、おもちゃ、シャンプーなど): 2万円〜3万円
  • その他(ペット保険、しつけ教室代など): 2万円〜4万円

これらの費用を合計すると、年間で約17万円〜32万円程度かかります。生涯でかかる費用を考えると、迎え入れる前に十分な計画を立てることが大切です。

ビション・フリーゼとの暮らし方としつけのコツ

ビション・フリーゼは、その愛らしい見た目だけでなく、陽気な性格で飼い主さんの心を癒してくれる存在です。

しかし、彼らが心身ともに健康でいられるためには、日々の被毛ケアやしつけが欠かせません。ここでは、ビション・フリーゼと幸せに暮らすための、具体的なケアやしつけのコツについて詳しく解説します。

毎日の被毛ケアと健康管理

ビション・フリーゼの白い綿菓子のような被毛は、その最大の魅力である一方、日々の丁寧なケアが不可欠です。

美しい被毛を保つブラッシング方法

ビション・フリーゼの美しい被毛は、放っておくとすぐに絡まり、毛玉になってしまいます。毛玉は皮膚病の原因にもなるため、毎日のブラッシングが欠かせません。

  • ブラッシングの頻度:
    • 毎日、全身を丁寧にブラッシングすることが理想です。特に食事の後や散歩から帰った後は、汚れや絡まりがないかチェックしましょう。
  • ブラッシングのコツ:
    • スリッカーブラシ: 全身の毛を逆立てるように優しくブラッシングし、絡まりをほぐします。
    • コーム: コームを使って、毛玉ができていないか、細かい部分までチェックしましょう。
    • スリッカーブラシとコームを使い分ける: ブラッシングの際は、毛玉をほぐすスリッカーブラシと、毛並みを整えるコームを使い分けるのが効果的です。
    • 強く引っ張らない: 毛玉を無理に引っ張ると、痛がったり皮膚を傷つけたりする原因になります。

ブラッシングは、被毛の美しさを保つだけでなく、皮膚の血行を促進し、病気の早期発見にも繋がります。

トリミングと自宅でのシャンプー

ビション・フリーゼの被毛は抜けにくいですが、放置するとどんどん伸びてしまい、絡まりやすくなります。そのため、定期的なトリミングと自宅でのシャンプーが必要です。

  • トリミング:
    • 頻度: 1〜2か月に一度を目安にトリミングサロンに連れて行きましょう。
    • スタイル: 「アフロ」や「テディベアカット」など、様々なスタイルを楽しむことができます。
  • 自宅でのシャンプー:
    • 頻度: 汚れ具合にもよりますが、月に1回程度が目安です。
    • 手順:
      1. ブラッシング: シャンプー前に全身を丁寧にブラッシングして、毛玉をほぐしておきましょう。
      2. 優しく洗う: シャンプーは犬用のものを使用し、皮膚を傷つけないように優しく洗います。
      3. 丁寧にすすぐ: シャンプー剤が残らないように、丁寧にすすぎます。
      4. しっかりと乾かす: ドライヤーでしっかりと乾かし、ブラッシングしながら仕上げましょう。被毛が濡れたままだと、皮膚病の原因になります。

トリミングやシャンプーは、ビション・フリーゼの健康と美しさを保つ上で非常に重要です。

歯磨き、耳掃除、爪切りのコツ

ビション・フリーゼの健康を保つためには、被毛ケアだけでなく、歯磨き、耳掃除、爪切りも欠かせません。子犬の頃から少しずつ慣れさせておくことで、成犬になってもスムーズにケアができるようになります。

ケアの種類頻度コツとポイント
歯磨き毎日が理想子犬の頃から、指にガーゼを巻いて口を触る練習から始めましょう。
歯磨き粉は犬用のものを使用します。
爪切り2週間に1回程度爪の中にある血管を切らないよう、先端の白い部分だけをカットします。
嫌がる場合は、無理せず少しずつ行いましょう。
耳掃除汚れている時耳の入り口を拭く程度にし、奥まで綿棒を入れないように注意します。
耳の汚れがひどい場合は、獣医師に相談しましょう。

これらのケアを習慣にすることで、病気の予防や早期発見に繋がります。

しつけのポイントと運動

ビション・フリーゼは賢く、しつけを覚えやすい犬種ですが、子犬の頃からしっかりと行うことが大切です。

社会化としつけの始め方

子犬の時期は、犬がさまざまなことを学習する大切な時期です。この時期に社会化としつけを始めることが、ビション・フリーゼとの幸せな生活を築く鍵となります。

  • 社会化:
    • さまざまな経験をさせる: 子犬のうちから、色々な人、犬、場所、音に慣れさせることが大切です。
    • パピーパーティに参加する: 他の子犬たちと触れ合うことで、社会性を身につけさせることができます。
  • しつけの始め方:
    • 褒めることを主体に: 叱るのではなく、良い行動をしたら大げさに褒めてご褒美をあげましょう。
    • 一貫した態度: 家族みんなで一貫したルールを作り、しつけを行いましょう。
    • 短い時間から始める: 長時間集中させるのではなく、1回5分程度の短い時間で、楽しくトレーニングを行いましょう。

社会化としつけを子犬の頃から行うことで、ビション・フリーゼは穏やかで協調性のある良い子に育ちます。

問題行動を起こさないためのコツ

ビション・フリーゼは甘えん坊で寂しがり屋な一面があるため、放置すると分離不安無駄吠えなどの問題行動に繋がることがあります。

  • お留守番の練習: 短時間からお留守番の練習を始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
  • 要求に応じない: 吠えて何かを要求してきた場合、すぐにその要求に応じず、落ち着くまで待ってから対応しましょう。
  • 留守番中に退屈させない: 知育玩具や、一人で遊べるおもちゃを用意しておくことで、退屈からくる問題行動を防げます。
  • 環境を整える: 安心して過ごせるベッドやケージを用意し、落ち着ける場所を確保しましょう。

これらのコツを実践することで、ビション・フリーゼが心身ともに健康でいられるようになります。

散歩と遊びで運動不足を解消

ビション・フリーゼは小型犬ですが、元々活発な犬種なので、毎日の散歩と遊びで運動不足を解消してあげましょう。

  • 散歩:
    • 頻度: 1日2回、各20〜30分程度を目安に散歩に連れて行きましょう。
    • 散歩のメリット:
      • 運動不足解消
      • 社会化の機会
      • ストレス発散
  • 遊び:
    • 室内遊び: 雨の日や暑い日は、室内でボール遊びや引っ張りっこなどをしてあげましょう。
    • 知育玩具: おやつを隠せる知育玩具は、頭を使いながら遊ぶことができるのでおすすめです。
    • ドッグラン: 他の犬と自由に走り回れるドッグランに連れて行き、思い切り遊ばせてあげましょう。

適度な運動は、ビション・フリーゼの健康を保つだけでなく、ストレス軽減にも繋がります。

ビション・フリーゼと繋がりのある犬種

ビション・フリーゼは、地中海沿岸で生まれた愛玩犬「ビション族」の一員です。このビション族には、ビション・フリーゼとよく似た特徴を持つ犬種がいくつか存在します。ここでは、ビション・フリーゼと血縁関係にある、代表的な犬種についてご紹介します。

ボロニーズ

ボロニーズは、イタリアのボローニャ地方が原産地の小型犬です。ビション・フリーゼと同様に、ふわふわの白い被毛と穏やかな性格が特徴です。

  • ビション・フリーゼとの共通点:
    • 被毛: 白くカールした被毛を持ち、抜け毛が少ないです。
    • 性格: 穏やかで人懐っこく、甘えん坊です。
    • サイズ: 体重2.5〜4kg程度の小型犬です。
  • ビション・フリーゼとの違い:
    • 被毛: ボロニーズの被毛は、ビション・フリーゼよりもやや柔らかく、ストレートに近いカールです。
    • : ボロニーズは、耳の毛が長く垂れています。

ボロニーズは、ビション・フリーゼよりも少し落ち着いた性格の子が多いと言われています。

温厚であり、臆病な面も持っている

とても人懐っこく従順

ほとんど吠えない

適度な運動量と能力

 その他情報

原産地 イタリア
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,外耳炎,レッグ・カルベ・ペルテス病,アレルギー性皮膚炎,尿毒症
参考価格 10万円~30万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ホワイト,ホワイト&ブラック

体高

男の子27cm~30cm
女の子25cm~28cm

体重

男の子2.5kg~4kg
女の子2.5kg~4kg

ハバニーズ

ハバニーズは、キューバが原産地の小型犬です。ビション・フリーゼの祖先が地中海からキューバに渡った後、独自の進化を遂げた犬種とされています。

  • ビション・フリーゼとの共通点:
    • 被毛: 長くてカールした被毛を持ち、抜け毛が少ないです。
    • 性格: 陽気で遊び好き、人懐っこい性格です。
  • ビション・フリーゼとの違い:
    • 毛色: 白だけでなく、さまざまな毛色(ブラック、ブラウン、クリーム、フォーンなど)が存在します。
    • 体格: ビション・フリーゼよりもやや細身で、しなやかな体格をしています。

ハバニーズは、ビション・フリーゼと同じく、飼い主さんと遊ぶことが大好きな、明るい性格の持ち主です。

陽気で穏やか

友好的で人懐っこい

ほとんど吠えない

好奇心旺盛で遊び好き

 その他情報

原産地 キューバ
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 14歳~16歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,流涙症,進行性網膜萎縮症(PRA),白内障
参考価格 20万円~50万円
       

被毛

抜け毛 平均的
毛質 ダブルコート
毛色 フォーン,ブラック,ハバナ・ブラウン,タバコ,レディッシュ・ブラウン,ピュア・ホワイト

体高

男の子21cm~29cm
女の子21cm~29cm

体重

男の子3kg~6kg
女の子3kg~6kg

マルチーズ

マルチーズは、地中海に浮かぶマルタ島が原産地の、世界的に人気が高い小型犬です。古くから愛玩犬として愛されており、ビション族の中でも特に有名な犬種です。

  • ビション・フリーゼとの共通点:
    • 被毛: 白く柔らかい被毛を持ち、抜け毛が少ないです。
    • 性格: 活発で愛らしい性格です。
  • ビション・フリーゼとの違い:
    • 被毛: マルチーズは、被毛がストレートで、トリミングによってさまざまなスタイルを楽しむことができます。
    • 体格: ビション・フリーゼよりもやや小柄で、華奢な体格をしています。

マルチーズは、ビション・フリーゼと同様に、飼い主さんに甘えることが大好きな犬種です。

明るい性格だが、大人しい

とても人に懐きやすい

警戒心から吠えることもある

室内だけでも十分な運動量

 その他情報

原産地 マルタ
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 超小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,心臓病,流涙症,外耳炎
参考価格 20万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ホワイト,レモン

体高

男の子21cm~25cm
女の子20cm~23cm

体重

男の子2kg~3kg
女の子2kg~3kg

まとめ:ビション・フリーゼとの幸せな生活のために

ビション・フリーゼは、その可愛らしい見た目と陽気な性格で、私たちにたくさんの幸せをもたらしてくれる素晴らしいパートナーです。しかし、彼らが健康で幸せに暮らすためには、飼い主さんの正しい知識と日々の愛情が欠かせません。

この記事では、ビション・フリーゼとの暮らし方としつけのコツ、そして彼らと繋がりのある犬種について解説しました。ふわふわの被毛を保つための丁寧なケアや、問題行動を防ぐためのしつけ、運動不足解消のための遊びなど、日々の生活の中で実践できることがたくさんあります。

ビション・フリーゼは、飼い主さんと一緒に過ごす時間を何よりも大切にしています。彼らの個性を尊重し、日々のコミュニケーションを大切にすることで、きっとかけがえのないパートナーとして、最高の毎日を過ごすことができるでしょう。この記事が、ビション・フリーゼとの幸せな生活を送るための一助となれば幸いです。

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地元の動物園や水族館に観察しに行ったり、遠方の生物イベントまで足を運んだりしています。
現在は、保護猫と拾い猫の下僕。毎日布団の奪い合いをしています。

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