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アーフェンピンシャーの全て!性格・特徴・迎え方・飼い方の秘訣と歴史

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アーフェンピンシャーはどんな犬種?特徴や性格、飼い方について解説

かつて狩りのパートナーとして活躍したアーフェンピンシャーは、今ではそのユニークな容姿と愛嬌ある性格で家庭犬として多くの人を魅了しています。

この小さな犬が持つ、ぬいぐるみのような見た目とはウラハラの活発な一面。その性格や特徴、愛情たっぷりに育てる飼い方とは?

今回の記事では、アーフェンピンシャーの魅力をたっぷりとご紹介します。

この愛くるしい犬種の秘密を一緒に探りましょう。どんな家庭にもフィットする理由や、幸せな共生を送るためのポイントに迫ります。

この記事の結論

  • アーフェンピンシャーは「サル顔のテリア」という意味で、サルのような顔をしたドイツ由来の古い犬種
  • もとはネズミ捕りの犬として活躍した小型犬で、都会の生活にもマッチ
  • モジャモジャとした硬い毛が生えており、3か月に一度ほどプロによるトリミングが必要
  • 股関節や膝関節が弱いので、小さい頃から負担が少ないように環境を整えておくこと
  • 愛情深く忠実だが、短気な面があるのでしつけが大事

らみえる

執筆・監修

らみえる

ライター/動物取扱責任者/愛玩動物飼養管理士

会員制猫専用ホテル&ペットシッターキャッツカールトン代表。
動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。猫の保護活動のためにブログ「ねこねこ王国」運営をはじめた知見を活かし、現在は動物ライター&デザイナーとしても活動。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

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nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

目次

アーフェンピンシャーの特徴

アーフェンピンシャーは、ドイツ語の「アーフェン=サル」という意味から来ており、個性的な外見をしています。

そのほかにも「サル犬」「サル顔のテリア」「モンキー・テリア」「ブラック・デビル」などとも称されています。

小型犬ながら大胆不敵な性格で、好奇心旺盛で遊び好き。他の犬に対しても社交的で人にも忠実で、飼い主と深い絆を築きます。

愛くるしい見た目だけでなく、運動量もさほど多くは必要がないため、都会の暮らしでも快適に過ごせます。

勇敢で忍耐強い

家族のみ懐きやすい

警戒心が強く、吠えやすい

平均的な運動量

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 膝蓋骨脱臼,レッグ・カルベ・ペルテス病,白内障
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 平均的
毛質 ロングコート
毛色 ピュア・ブラック,グレー,ブルー,グリズル

体高

男の子25cm~30cm
女の子25cm~30cm

体重

男の子4kg~6kg
女の子4kg~6kg

アーフェンピンシャーの身体的特徴

マズルが短く大きな目は離れており、顔つきがサルに似ていることがアーフェンピンシャーの特徴です。

耳は立っている子もいれば、耳の穴まではふさがないボタン耳の子もいます。

手足は長めで国によっては断尾や断耳されることが一般的でしたが、近年では行われない傾向にあるようです。

アーフェンピンシャーのサイズ(体高・体重)

体高25cm~30cm
体重4kg~6kg

アーフェンピンシャーは体高が25cmから30cm程度。体重は4kgから6kgの間の小型犬です。小さな体ながらも筋肉質でバランスが取れています。

アーフェンピンシャーの毛色・被毛

アーフェンピンシャーの被毛はダブルコートで密生しています。被毛はモジャモジャとして艶がなく、針金のような毛。とても粗い被毛をしています。

手入れは簡単で、週に2~3回程度のブラッシング。トリミングは3か月に一度程度が必要になります。

アーフェンピンシャーの運動能力

アーフェンピンシャーは、その小さな体からは想像もつかないほどの運動能力を持っています。

かつてはネズミ捕りをしていたこともあり、活発でエネルギッシュ、機敏な動きが特徴。家の中や庭での短い運動や、公園でのボール遊びなどをしてくださいね。

アーフェンピンシャーの平均寿命

アーフェンピンシャーの平均寿命は、一般的に12歳から14歳とされています。

バランスの良いフード、適切な運動、愛情深いお世話により、平均以上の年齢まで健康に過ごすことが可能です。定期的な獣医師による健康診断も、長寿を促すためには欠かせません。

アーフェンピンシャーの注意したい病気

膝蓋骨脱臼膝にある膝蓋骨が脱臼する状態
レッグ・カルベ・ペルテス病大腿骨の骨頭部分に分布している血管からの血液が不足・停止し、壊死してしまう病気
白内障目の水晶体が白く濁り、視力の低下や失明を引き起こす可能性がある

アーフェンピンシャーは健康な犬種とされていますが、いくつかの疾患に注意が必要です。

特に膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は良くみられる問題で、脚の関節が正常な位置からずれてしまいます。発症すると痛みを伴い、歩行のときに足を引きずるようになります。

また、レッグ・カルベ・ペルテス病(レッグ・ペルテス病)にも気を付けるべきです。太ももの骨と骨盤をつなぐ大腿骨頭(だいたいこっとう)に血が流れなくなることにより、組織が壊死する病気です。

足を引きずる、持ち上げて歩くなどの様子が見られたら動物病院にいきましょう。

アーフェンピンシャーは白内障にもなりやすい犬種です。白内障の7割ほどが若年性ともいわれ、若い頃の白内障は進行が早いので特に注意しましょう。初期は夜に暗くなると見えにくくなります。

アーフェンピンシャーの見分け方

アーフェンピンシャーを見分けるときは、ユニークな外見なのでわかりやすいです。

思わず目を引く「モンキーフェイス」と呼ばれ、まさにサルのような顔をしています。毛は硬くて黒色です。

アーフェンピンシャーの登録頭数

アーフェンピンシャーはめずらしい犬種で、日本国内での登録頭数は少ない状況です。ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種別犬籍登録頭数で登録されているのは、数匹程度です。

プードルは数万匹となっていることから、アーフェンピンシャーがいかに少ないのかがわかりますね。順位は低いながらも毎年登録されています。

アーフェンピンシャーの性格・習性

アーフェンピンシャーという犬種は、外見のかわいらしさだけではなく、その愛らしい性格で多くの愛好家を魅了しています。3つのポイントから解説します。

好奇心旺盛で遊ぶのが大好き

アーフェンピンシャーが持つすばらしい特徴のひとつは、無尽蔵な好奇心。

家族と一緒におもちゃで遊ぶことはもちろん、活発で遊び心に満ちて、人とふれあいを心から楽しみます。

愛犬と一緒に遊びたい人、長くコミュニケーションを取りたい人にとっては相性の良い犬種と言えるでしょう。

勇敢で賢く、飼い主に忠実

アーフェンピンシャーは小さな体格ですが、その勇敢さには目を見張るものがあります。

恐れを知らず、しばしば見かけによらず大胆な行動を取ります。賢明で学習能力にも優れており、飼い主に忠実で強い絆を築きます。

しっかりと信頼関係を構築していくことで、頼もしい愛犬となってくれるでしょう。

たまに短気な面もある

アーフェンピンシャーはときおり短気な一面を見せることがあります。

愛情をもって接すると同時に、一貫性のある訓練やルールを定めて、アーフェンピンシャーの短気な態度を抑制しましょう。

適切にトレーニングできていれば制止することも可能ですが、トレーニング不足だとトラブルに発展する可能性もあります。

アーフェンピンシャーを飼うのに向いている人の特徴

アーフェンピンシャーとの生活を望むなら、以下の特徴を持つ人が適していると言えるでしょう。4つにまとめてみました。

愛犬と一緒に遊ぶのが好きな人

アーフェンピンシャーは遊び心があふれる犬種であり、飼い主との遊びを心から楽しみます。

活発で知的なアーフェンピンシャーと、積極的に遊んであげられる人が適しています。

普段からあまり時間を取ることができない人にとっては、少し相性が悪いと言えます。

定期的にブラッシングやトリミングが行える人

アーフェンピンシャーの毛はモジャモジャとしており、剛毛です。

自身で定期的な手入れはもちろんですが、プロのトリマーにトリミングナイフで被毛を抜いてもらうといった定期的なお世話ができる人は、飼育に適しています。

こちらも遊びと同様で、普段から時間をしっかりと取れる人にとっては相性が良いです。

室内飼いができる人

アーフェンピンシャーは小型犬で運動量が多くはありません。

屋外ではなく快適な室温の中で飼育して、屋外で放っておかれることのないよう、家族の一員として家の中で愛情をもって接することができる人に向いています。

現代では室内飼いが多くなってきているものの、どうしても外飼いしたいという人にとっては合わないでしょう。

適切なしつけができる人

アーフェンピンシャーは賢く、学習能力が高い犬種。そのためしつけをおろそかにすると頑固な一面を見せることがあります。

良い習慣を身に着けさせるためには、根気強く取り組む必要があります。愛情深く、かつ正しい知識を持って接することができる人が適しています。

お迎えしてから最初のトレーニングが肝心で、根気強く付き合える人が適しています。

アーフェンピンシャーの価格

アーフェンピンシャーは日本国内でのお迎えは困難です。ペットショップで見かけることはなく、国内のブリーダーもほとんどいないので、確実に入手したい場合は予約をすると良いでしょう。

価格は30万円程度。個人輸入で外国からブリーダーから輸入をする場合は、経費や送料でさらに高額になります。

初期費用だけでなく生涯にわたる飼育費用も念頭におくことが重要です。

なかなか見かけることのないめずらしい犬種で情報も少ないため、お迎えすると決めた場合は入手方法を探す必要があります。

アーフェンピンシャーのしつけのコツ

犬のしつけ

アーフェンピンシャーは賢くしつけの覚えが良い犬種ですが、独立心が強く頑固な一面や、短気な性質を持つ個体もいます。これらの特性を踏まえたしつけのコツや吠え癖の対策を段階的に解説します。

短気な面への対応

早期からの社会化と服従訓練の徹底

子犬期からさまざまな経験を積ませる: 予防接種を終えたら、子犬の頃からさまざまな場所へ連れて行き、多くの人や他の犬と積極的に交流させましょう。これにより、社会性が育まれ、見知らぬものに対する警戒心や攻撃性を減らすことができます。

一貫したルールと主従関係の構築: 幼犬の頃から、飼い主がリーダーであることを明確にし、基本的な服従訓練(「おすわり」「待て」「来い」など)を徹底します。賢いため覚えは良いですが、中途半端なしつけは独立心を高め、言うことを聞かなくなる原因となることがあります。

ポジティブ強化としつけの原則

褒めて伸ばすしつけ: 悪い行動を叱るのではなく、良い行動ができたらすぐに褒めてご褒美を与える「褒めて伸ばす」方法が効果的です。優しい声かけや撫でることで、犬との良好な関係を築き、自信を育みます。

悪い行動は無視: 飼い主の気を引くための吠えや問題行動に対しては、要求を飲まずに無視することが重要です。犬が落ち着いてから構ってあげることで、「吠えれば要求が通る」と学習するのを防ぎます。

環境設定と精神的なケア

安心できる場所の提供: 短気な面や興奮しやすい特性を考慮し、犬が安心して落ち着けるクレートやハウスを用意しましょう。来客時や刺激が多い時には、クレートをタオルで覆うなどして、外部からの刺激を軽減してあげると良いでしょう。

適切な運動と遊び: 小型犬ではありますが、活発で遊ぶのが好きなので、ストレスを溜めないよう十分な運動と遊びの時間を確保しましょう。室内での知育玩具を使った遊びも有効で、遊びを通して良好な関係性を築くことができます。

吠え癖の対策方法

アーフェンピンシャーは要求吠えや警戒吠えをしやすい傾向があるため、以下のステップで対策を進めましょう。

1. 吠える原因の特定

まずは、どのような状況で吠えるのか(来客、チャイム、要求、不安、退屈など)を観察し、原因を特定します。原因によって対策が異なります。

2. 要求吠え対策

徹底的に無視: 構ってほしい、何かを要求していると判断できる吠えに対しては、完全に無視します。目を合わせず、声もかけず、犬が落ち着くまで待ちます。

落ち着いたら褒める: 吠えるのをやめて落ち着いたら、すぐに褒めてご褒美を与えます。これを繰り返すことで、「吠えても無駄、静かにすれば良いことがある」と学習させます。

要求が通らない経験を積ませる: 吠えなくても要求が通るように、飼い主のタイミングで水をあげたり、散歩に行ったりするなど、犬が主導権を握らない状況を作りましょう。

3. 警戒吠え(来客、音など)対策

刺激の軽減: 玄関やインターホンが鳴る場所から離れた場所にクレートを設置し、大きめのバスタオルなどで覆って刺激を軽減します。

「ハウス」や「待て」の練習: チャイムが鳴る前に「ハウス」や「待て」の指示でクレートに入れ、静かにしていられたら褒める練習をします。

音慣れトレーニング: 小さな音から始めて、徐々にチャイムや物音に慣らしていくトレーニングも有効です。音を鳴らして犬が吠えなければご褒美を与え、吠えても無視します。

4. 社会化と経験の促進

さまざまな人や犬との交流: 子犬の頃から、飼い主以外の人や他の犬と積極的に交流させ、見知らぬ存在に対する警戒心を和らげます。

新しい環境への慣れ: 色々な場所へ連れて行き、さまざまな刺激に慣れさせることで、環境変化に対する不安からくる吠えを減らすことができます。

短気な性格の犬種は、一貫した愛情と根気強いしつけが成功の鍵となります。問題行動が見られた際には、無理強いせず、専門家のアドバイスも参考にしながら、愛犬に寄り添った対応を心がけましょう。

アーフェンピンシャーの飼い方

アーフェンピンシャーは、愛らしい外見に加えて、活発で勇敢な性格の小型犬です。

この章では、アーフェンピンシャーの特徴に合わせた飼い方の要点を6つにわけてご紹介します。

散歩は1回30分ほど(多めが理想的)

犬の散歩目安

アーフェンピンシャーは小型犬ながら、適度な運動が不可欠です。一日に一回、少なくとも30分は散歩に連れ出し、できればそれ以上を目指しましょう。

しっかりとお散歩時間を確保してみて、終了後に多少は息を切らしているぐらいがちょうどよい運動量の目安になります。

季節や気候の変化に応じて、散歩の時間や強度を柔軟に調整することも忘れずに。

たっぷりと遊べる時間を確保する

犬の遊び方

アーフェンピンシャーにとって、遊ぶことは心身の健康を保つためにとても重要です。

愛犬とのコミュニケーションを深める遊びや、知的好奇心を刺激を刺激するおもちゃを活用してください。毎日確実に遊ぶ時間を持つようにしましょう。

ひとりでも遊べないことはないですが、運動不足になってしまったり、肥満気味になってしまう可能性もあります。

体(主に膝)に負担のかけない環境を作る

日常的にできる関節ケアの方法

アーフェンピンシャーは足腰に負担がかかりやすい犬種。気付かず生活していると、日々少しずつ負担がかかり、ある日突然にケガをしてしまうこともあります。

例えば、床が滑りにくい素材を選ぶ、ベッドやクッションは柔らかく体をサポートできるものを用意する、高い場所から飛び降りさせないなど、細心の注意を払ってください。

また、肥満気味の子は特に関節に負担をかけてしまうため、日頃からの体重管理も大切です。

好奇心旺盛なので誤飲に注意する

犬や猫が誤飲しやすいもの

アーフェンピンシャーは好奇心旺盛な性格で、外だけでなく家の中で動き回るのも大好きな犬種です。

特に子犬期は気になったものを口に入れて確かめようとするため、異物誤飲には注意が必要。

異物誤飲は命に関わる危険な事故なので、室内は物を出しっぱなしにせずキレイな状態を保ち、ゴミ箱などにはフタを付けて予防しましょう。

暑さに弱いので熱中症対策は必須

アーフェンピンシャーは特に暑さに弱いので、暑い時間帯の散歩や外出時は熱中症には注意が必要です。

夏場など気温の高い日はエアコンを使用し、愛犬にとって快適な室温に調整してあげましょう。

また、散歩に連れて行くときは、早朝や夜など比較的涼しい時間帯を選び、なるべく日陰の多いコースを歩かせましょう。

毎日or週3~4回のブラッシング

ブラッシング手順

アーフェンピンシャーの被毛は、モジャモジャとして硬いため、手入れが必要です。

毎日もしくは週に3~4回のブラッシングをすることで、被毛のもつれを防ぎ、皮膚の健康を維持できます。

ブラッシングは愛犬との絆を深める時間でもあり、定期的に行うことで信頼関係を強化します。

実は遊ぶだけが愛犬とのコミュニケーション時間ではなく、こうしたお手入れもコミュニケーションに含まれますよ。

3か月に1回はトリミングサロンでプラッキング

アーフェンピンシャーの被毛は、定期的なプラッキングが求められる犬種のひとつ。

プラッキングとは、トリミングナイフで被毛を抜く技術。プロのトリミングサロンで行うことが望ましい手法ですので、3か月に一度は訪れるようにしましょう。

トリミングサロンでは、プラッキングの他にも爪のカットや耳掃除など、総合的なケアを提供してくれます。

専門のスタッフによるケアは、愛犬の見た目を整えるだけでなく、目に見えない病気などの早期発見にもつながります。

耳掃除は定期的に行う

犬・猫の耳掃除のやり方

アーフェンピンシャーの耳は垂れているため通気性が悪く、蒸れて汚れが溜まりやすい傾向にあります。

外耳炎を発症すると痒みや痛みが出てしまうため、定期的な耳掃除が必要です。

耳掃除は外から見えるところだけで十分なので、耳の奥までやりすぎないように注意しましょう。

歯磨きは毎日、最低でも3日に1回行う

犬は3~5日ほどで歯垢が歯石へと変化するため、歯周病を防ぐためにも歯磨きはできるだけ毎日、最低でも3日に1回は行いましょう。

歯周病は歯が抜け落ちたり口に穴が開いてしまうなどの口腔内のトラブルに留まらず、細菌が内臓にまで到達して悪影響を及ぼす危険な病気です。

また犬は口周りを触られることを嫌がる子が多いので、新しい体験を受け入れやすい子犬のうちから少しずつ歯磨きトレーニングをするのがおすすめです。

フードは目的や年齢に応じたものを選ぶ

ドッグフードの種類と目的

ドッグフードには総合栄養食や一般食、療法食などさまざまな種類があります。

その中でも主食には、そのフードと水のみで必要な栄養を摂取できる総合栄養食か、総合栄養食基準の食事を中心に選びましょう。

また、犬はライフステージによって栄養バランスやカロリーが異なります。

全年齢対応のものか、ドッグフードを選ぶ際は子犬用や成犬用、シニア犬用など成長に合わせてフードを切り替えることも大切です。

アーフェンピンシャーにおすすめのドッグフード・アイテム

アーフェンピンシャーにとって最適なドッグフードを3つご紹介します。日々の生活で必要とする栄養を満たして、健やかな毛並みや活発な体を保ちましょう。

レティシアン カナガンドッグフード チキン

グレインフリーの穀物不使用。チキンを50%以上使用し、野菜やハーブもバランスよく配合しました。

生のサーモンなどの魚だけでなく、サーモンオイルも入っており、EPA、DHAなどオメガ3脂肪酸が豊富です。

SNSや口コミなどでも人気を博しており、良質な原材料を使っているドッグフードと言えば、真っ先に候補になるのがこのカナガンです。

対象年齢 全年齢
内容量 2kg
原産国 イギリス
主原料 チキン生肉26%、乾燥チキン25%
その他原材料 サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル、乾燥卵、チキングレイビー、サーモンオイル、メチルスルフォニルメタン、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 グルコサミン、コンドロイチン硫酸、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 376kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 202円/80g
定期販売 1個:1個あたり4,534円(税込)/2~4個:1個あたり4,282円(税込)/5個以上:1個あたり4,030円(税込)
フード目的 一般食(FEDIAF基準)
フードの種類 ドライ

オリジン オリジナル

原材料の85%が動物原材料で、3分の2は新鮮・または生の肉類や魚です。

肉、内臓、軟骨、骨を丸ごと使用して、犬の本来の自然な食生活に近づけています。

やや価格が高い部類のドッグフードにはなりますが、それだけ新鮮で安全な食材を使っています。

対象年齢 全年齢
内容量 2kg
原産国 アメリカ
主原料 新鮮鶏肉、新鮮七面鳥肉、新鮮鶏内臓 (レバー、心臓)
その他原材料 生の丸ごとニシン、生の丸ごとヘイク、新鮮卵、生七面鳥レバー、ディハイドレート鶏肉、ディハイドレート七面鳥肉、ディハイドレートサバ、ディハイドレートイワシ、ディハイドレートニシン、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、丸ごとエンドウ豆、鶏脂肪、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとピント豆、丸ごと白インゲン豆、レンズ豆繊維、ポロック油、エンドウ豆スターチ、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとズッキーニ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと洋梨、乾燥チコリールート、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮ビートの葉、新鮮カブラ菜、丸ごとクランベリー、丸ごとブルーベリー、丸ごとサスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ
注意したい原材料 なし
安全性の高い添加物 酸化防止剤(トコフェロール)、亜鉛キレート、亜鉛、銅、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE
注意したい添加物 なし
100gあたりのカロリー 386kcal
1日あたりの価格(体重5kgの場合) 330円/75g
定期販売 Amazon定期便あり
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

PetSelect DogSUDOKU スライドパズル カラフル

出典 :https://www.amazon.co.jp/

パズルのピースに隠したおやつを探す知育トイ。賢いアーフェンピンシャーは、遊びを通じて嗅覚や知能を発達させます。ストレス解消にピッタリのおもちゃです。

知育は激しい運動ができないような環境であったり、雨の日の散歩代わりとしても適しています。

本体サイズ 27.5cm×27.5cm×3cm
本体重量 1.2kg
原産国 中国
対象年齢 -
素材 ブナ材、MDF、ABS樹脂
適合種 小型犬~大型犬
種類 4種類

ドギーマン 角型スリッカーブラシ

出典 :https://www.amazon.co.jp/

ドギーマンの角型スリッカーブラシは、抜け毛をしっかりと取り除きつつも、ブラシの先は皮膚を傷つけないように丸くなっています。

狭くてお手入れしにくい場所もらくらくブラッシングできる、ひとつは持っておきたいブラシです。

本体サイズ ミニ:幅5.8cm×奥行3.7cm×高さ10.3cm/S:10.3cm×奥行3.7cm×高さ13.5cm
本体重量 ミニ:26g/S:56g
種類 スリッカーブラシ
毛・ピンの長さ -
毛先のやわらかさ -
対象年齢 全年齢
素材 ‎ABS樹脂、合成ゴム、ステンレス、エポキシ樹脂
適合種 短毛~長毛種

アーフェンピンシャーの誕生の歴史

アーフェンピンシャーという名の犬種は、ドイツのミュンヘンが発祥とされますが、詳しくはわかっていません。

アルブレヒト・デューラー(1471~1528年)の木版画にアーフェンピンシャーの祖先が描かれ、17世紀の絵画にもよく似た犬が描かれていることから、数百年程度の歴史があると考えられています。

狩猟がさかんだった時代には、狐やうさぎなどの獲物を小屋や岩の隙間から追い出す役割を担うテリアのひとつであったと推測されます。特にげっ歯類の駆除に役立ちました。

現在では世界中で愛されているアーフェンピンシャー誕生の歴史は、狩猟から始まり、家庭内で愛されるペットとなりました。

アーフェンピンシャーと繋がりのある犬種

アーフェンピンシャーは、パグやブリュッセル・グリフォン、ミニチュア・シュナウザーなどは、アーフェンピンシャーとつながりがあるといわれています。それぞれの犬種の特徴とともに、関係を探ってみましょう。

パグ

パグは中国に由来する古い犬種。16世紀頃には日本にもちこまれていました。

短い鼻やずんぐりとした体、サイズなど多くの類似点があり、アーフェンピンシャーの元犬と考えられますが、詳細は不明です。

明るく陽気だが、とても落ち着いた性格

人との時間は大切だが、マイペースな面も

警戒心が少なく、ほとんど吠えない

太りやすいため、適度な運動が必要

 その他情報

原産地 中国
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~15歳
なりやすい病気 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック

体高

男の子25cm~28cm
女の子25cm~28cm

体重

男の子6.3kg~8.1kg
女の子6.3kg~8.1kg

ブリュッセル・グリフォン

もともとベルギーのブリュッセルで馬の厩舎を守るために飼われていた小型犬です。「小さなヒゲの男」とも形容されます。

アーフェンピンシャーと血縁があるとも考えられていますが、はっきりしたことはわかりません。

誰に対しても明るく温厚

とても人懐っこい

警戒心が強くなったときだけ吠える

活発だが運動量は多くない

 その他情報

原産地 ベルギー
犬種グループ 9G:愛玩犬
大きさ 小型
平均寿命 10歳~15歳
なりやすい病気 軟口蓋過長症,膝蓋骨脱臼,白内障,熱中症
参考価格 30万円~50万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 レッド

体高

男の子18cm~20cm
女の子18cm~20cm

体重

男の子3.5kg~6kg
女の子3.5kg~6kg

ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは、ドイツ原産の犬種。畑や農場で齧歯類を捕る目的で飼育されていました。

特徴的なのは四角い体型と濃い眉毛、ひげ、そして硬いダブルコートです。アーフェンピンシャーを交配して生み出された小型犬と考えられています。

勇敢であり警戒心も強い

愛情深く従順

無駄吠えをしてもしつけはしやすい

多くはないが、適度なお散歩が必要

 その他情報

原産地 ドイツ
犬種グループ 2G:使役犬
大きさ 小型
平均寿命 12歳~14歳
なりやすい病気 レッグ・カルベ・ペルテス病,進行性網膜萎縮症(PRA),若年性白内障,尿路結石症
参考価格 30万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブラック,ホワイト,ソルト&ペッパー,ブラック&シルバー,ウィートン

体高

男の子30~35cm
女の子30~35cm

体重

男の子4kg~8kg
女の子4kg~8kg

アーフェンピンシャーの理解度チェック

アーフェンピンシャーの理解度チェックで、深く理解しよう!

この記事の執筆者

らみえる

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らみえる

ライター/動物取扱責任者/愛玩動物飼養管理士

会員制猫専用ホテル&ペットシッターキャッツカールトン代表。
動物取扱責任者、愛玩動物飼養管理士。慶應義塾大学卒、大手企業で企業で広報、編集、校正の仕事に従事していた経験や、猫の保護活動のためにブログ「ねこねこ王国」運営をはじめた知見を活かし、現在は動物ライター&デザイナーとしても活動。

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