「運動量が多い犬」は、日々の運動が健康維持に欠かせない活発な性格を持つ犬たちです。
エネルギーが有り余っているため、散歩や遊びなどを十分に行わないとストレスを溜めてしまうことも。
本記事では、そんな運動好きな犬種の特徴や、おすすめの犬種10選、効果的な運動方法や飼い方のポイントまで網羅的に紹介します。
活発な犬との暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の結論
- 運動量の多い犬種は、昔から牧羊犬や作業犬として働いてきた経歴を持つ犬種が多い
- 犬にとって運動は、体型の維持やストレス発散、知的刺激を与える理由になる
- 代表的な犬種は、ボーダー・コリーやシベリアン・ハスキー、ワイマラナーなど
目次
運動量が多い犬とは?特徴と基本情報

運動量が多い犬とは、日々の運動や刺激を必要とする活発でエネルギッシュな犬種を指します。
元々、牧羊犬や作業犬として人と共に働いてきた歴史を持つ犬が多く、知能も高いため単調な生活では退屈してしまいます。
1日1~2時間以上の運動が必要な犬種もあり、ただの散歩だけでは満足しません。走ったり、頭を使う遊びを取り入れた運動が理想です。
飼い主との信頼関係を築きながら、アクティブな毎日を過ごすことで心身ともに健康を維持できます。
運動が必要な理由とは
犬にとって運動は、筋力や心肺機能を維持するための「身体的な健康維持」はもちろん、精神的なストレスを軽減する「メンタルケア」の役割も果たします。
特に運動量が多い犬はエネルギーが余りやすく、十分な発散がなければ問題行動を起こしやすくなります。以下の理由から、日常的な運動は欠かせません。
- 健康な体型の維持(肥満予防)
- ストレスの発散と精神的な安定
- 飼い主とのコミュニケーション向上
- 知的刺激を与え、認知力の低下を防ぐ
運動は「しつけ」とも直結しており、心を落ち着かせるためにも重要です。
運動不足が引き起こすリスク
運動が不足すると、犬の心身にさまざまな悪影響が出ます。最もわかりやすいのが肥満で、関節への負担や生活習慣病のリスクが高まります。
さらに、エネルギーを発散できないことによって以下のような問題行動が見られることもあります。
リスク | 具体的な影響 |
---|---|
肥満 | 体重増加、関節痛、糖尿病など |
問題行動 | 無駄吠え、家具をかじる、穴掘りなど |
ストレス | 不安行動やうつ状態になることも |
知的退化 | 刺激不足で認知力が低下する可能性 |
特に若くて知能の高い犬種は、運動不足によって精神面に深刻な影響を受けやすいため注意が必要です。
どんな生活スタイルが向いている?
運動量が多い犬と暮らすには、アクティブな生活スタイルが求められます。
毎日1時間以上の散歩に加え、週末にはドッグランやハイキングなどで運動時間を確保できることが理想です。
また、在宅時間が長く、一緒に遊ぶ時間を作れる人の方が向いています。
向いている生活スタイルの例:
- 毎日散歩やジョギングを習慣にしている
- 休日にアウトドアやレジャーに出かけることが多い
- 家の中でもおもちゃや知育遊びを取り入れられる
- 留守番の時間が比較的短い
反対に、仕事で外出が多く運動時間が確保できない場合や、静かな室内犬を希望する人には不向きなことがあります。
運動量が多い代表的な犬種10選
No | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
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犬種 | ボーダー・コリー | シベリアン・ハスキー | ジャーマン・シェパード・ドッグ | ラブラドール・レトリーバー | ダルメシアン | ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ | ワイマラナー | オーストラリアン・シェパード | ジャック・ラッセル・テリア | ドーベルマン | |
原産地 | イギリス | アメリカ合衆国 | ドイツ | カナダ | クロアチア | ハンガリー | ドイツ | アメリカ合衆国 | イギリス | ドイツ | |
抜け毛 | 多い | 多い | 多い | 多い | 多い | ない | 平均的 | 多い | 多い | 少ない | |
毛質 | スムースコート,ロングコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | スムースコート | シングルコート | スムースコート | ダブルコート | ダブルコート | シングルコート | |
毛色 | ブラック&ホワイト,レッド&ホワイト,ブルー&ホワイト,セーブル&ホワイト,クリーム&ホワイト,レッドマール,ブルーマール,チョコレート,トライカラー | ブラック,ホワイト,カッパーレッド,シルバー,ブラック&ホワイト,チョコレート&ホワイト,シルバー&ホワイト,レッド&ホワイト | オールブラック,ブラック&タン,グレー | ブラック,イエロー,チョコレート | ピュア・ホワイト+ブラック・スポット・バラエティー,ピュア・ホワイト+レバー・スポット・バラエティー | ラセット・ゴールド,ダーク・サンディ・ゴールド | シルバー,ノロジカ色,マウス・グレー | ブルーマール,ブラック,レッドマール,レッド | ホワイト&タン,ホワイト&ブラック,トライカラー,ホワイト | ブラック&タン,ブラウン,ブルー,イザベラ(フォーン) | |
サイズ | 体高:男の子 | 48cm~56cm | 53.5cm~60cm | 60cm~65cm | 56cm~57cm | 56cm~61cm | 58cm~64cm | 62cm~67cm | 51cm~58cm | 25cm~30cm | 68cm~72cm |
体高:女の子 | 46cm~53cm | 50.5cm~56cm | 55cm~60cm | 54cm~56cm | 54cm~59cm | 54cm~60cm | 59cm~63cm | 46cm~53cm | 25cm~30cm | 63cm~68cm | |
体重:男の子 | 14kg~20kg | 20.5kg~28kg | 30kg~40kg | 29kg~36kg | 27kg~32kg | 18kg~30kg | 30kg~40kg | 18kg~32kg | 5kg~6kg | 40kg~45kg | |
体重:女の子 | 12kg~19kg | 15.5kg~23kg | 22kg~32kg | 25kg~32kg | 24kg~29kg | 18kg~30kg | 25kg~35kg | 16kg~29kg | 5kg~6kg | 32kg~35kg | |
平均寿命 | 10歳~17歳 | 12歳~15歳 | 10歳~12歳 | 10歳~13歳 | 10歳~13歳 | 12歳~14歳 | 11歳~14歳 | 12歳~15歳 | 13歳~16歳 | 10歳~13歳 | |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,コリーアイ症候群(コリー眼異常),水晶体脱臼,白内障,皮膚炎 | 白内障,緑内障,進行性網膜萎縮症(PRA),膝蓋骨脱臼,股関節形成不全 | 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,膵外分泌不全,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),熱中症 | 外耳炎,股関節形成不全,白内障,緑内障,胃拡張捻転症候群 | 尿路結石症,高尿酸血症,ダルメシアン・ブロンズ症候群,股関節形成不全 | 股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎 | 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,眼瞼内反症,血友病 | コリーアイ症候群(コリー眼異常),てんかん,白内障,股関節形成不全,尿路結石症 | 皮膚炎,白内障,糖尿病,膝蓋骨脱臼,重症筋無力症 | 股関節形成不全,拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,フォン・ヴィレブランド病,ウォブラー症候群 | |
参考価格 | 20万円~50万円 | 20万円~50万円 | 35万円~55万円 | 20万円前後 | 30万円~50万円 | 50万円前後 | 30万円前後 | 20万円~80万円 | 10万円~30万円 | 20万円~40万円 | |
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ボーダー・コリー

ボーダー・コリーは「世界一賢い犬」とも称されるほど知能が高く、驚くほどの集中力と反応速度を持つ牧羊犬です。
1日2時間以上の運動が理想で、ボール遊びやアジリティ競技などで力を発揮します。
運動だけでなく「頭を使う作業」も重要で、単調な生活ではストレスを溜めやすくなります。
人と協力することが大好きなため、しつけやトレーニングも楽しめる、アクティブ志向の飼い主にぴったりな犬種です。
明るくて活発な性格
飼い主に忠実で懐きやすい
よく吠える
運動能力が高く、多くの運動量が必要
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 10歳~17歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,コリーアイ症候群(コリー眼異常),水晶体脱臼,白内障,皮膚炎 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | スムースコート,ロングコート |
毛色 | ブラック&ホワイト,レッド&ホワイト,ブルー&ホワイト,セーブル&ホワイト,クリーム&ホワイト,レッドマール,ブルーマール,チョコレート,トライカラー |
シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーは、極寒地でソリを引くために改良された作業犬で、持久力とスタミナに優れた運動量の多い犬種です。
見た目は狼のように勇ましいですが、性格は穏やかで社交的。毎日の長時間の散歩に加え、走る・引っ張るなどの運動が必要です。
運動不足になると家具を壊すなどの行動に出ることもあるため、広い運動スペースやアクティブな生活環境が必要不可欠です。
陽気で穏やか
友好的で人懐っこい
吠えやすいのでしつけが大事
運動好きでスタミナがある
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 白内障,緑内障,進行性網膜萎縮症(PRA),膝蓋骨脱臼,股関節形成不全 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,カッパーレッド,シルバー,ブラック&ホワイト,チョコレート&ホワイト,シルバー&ホワイト,レッド&ホワイト |
ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパードは、警察犬や災害救助犬として活躍するほどの知能と身体能力を誇ります。
大型犬でありながら俊敏で、毎日の運動時間も1~2時間以上が推奨されます。
運動を通じて指示を出すことで信頼関係も深まり、服従訓練との相性も抜群。
防衛本能が強いため、適切な運動と精神的刺激がないと攻撃的になる可能性があるため、飼育にはある程度の経験が求められます。
とても警戒心が強く、落ち着きのある性格
家族に対しては愛情深い
軍用犬としても人気が高く吠えやすい
運動意欲が高く、十分なお散歩が必要
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,膵外分泌不全,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),熱中症 |
参考価格 | 35万円~55万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | オールブラック,ブラック&タン,グレー |
ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーはフレンドリーで協調性のある性格から、家庭犬や介助犬としても人気の高い犬種です。
しかし元々は水猟犬として活躍していたため、高い運動能力と体力を持ち、毎日の長めの散歩やボール遊びなどでしっかり運動させることが重要です。
運動不足になると太りやすい体質のため、遊びや散歩でエネルギーを発散させ、健康を保つ工夫が必要です。
学習能力がとても高く、従順な性格
とても懐いてくれる
あまり多くはない
高くないが、十分なお散歩が必要
その他情報
原産地 | カナダ |
犬種グループ | 8G:7グループ以外の鳥猟犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~13歳 |
なりやすい病気 | 外耳炎,股関節形成不全,白内障,緑内障,胃拡張捻転症候群 |
参考価格 | 20万円前後 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,イエロー,チョコレート |
ダルメシアン

ダルメシアンは馬車の護衛犬として活躍していた歴史があり、長距離の走行にも耐えられるスタミナとスピードを持つ犬種です。
外見はスタイリッシュで目を引く斑点模様が特徴的ですが、その中身は非常に活発でエネルギッシュ。広い運動スペースやランニングなどで毎日しっかり運動させる必要があります。
孤独に弱く、ストレスを感じやすいため、飼い主との密なコミュニケーションが求められます。
友好的で、攻撃性はない
非常に懐きやすい
しつけ次第では吠えづらくなる
スタミナが豊富で、十分な運動が必要
その他情報
原産地 | クロアチア |
犬種グループ | 6G:嗅覚ハウンド |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~13歳 |
なりやすい病気 | 尿路結石症,高尿酸血症,ダルメシアン・ブロンズ症候群,股関節形成不全 |
参考価格 | 30万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | スムースコート |
毛色 | ピュア・ホワイト+ブラック・スポット・バラエティー,ピュア・ホワイト+レバー・スポット・バラエティー |
ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラ

ハンガリアン・ビズラ(ショートヘア)は、ハンティングドッグとして活躍してきた運動能力の高い犬種で、走るのが大好きです。
俊敏性と知性を兼ね備え、1日数回の活発な運動を必要とします。また、人との強い絆を求める傾向があり、単独での長時間の留守番には向いていません。
アジリティやアウトドアアクティビティに適しており、愛情と運動の両方を与えられる家庭に最適です。
大人しく穏やか
とても愛情深い
吠えづらい
運動能力は高い
その他情報
原産地 | ハンガリー |
犬種グループ | 7G:ポインター・セター |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎 |
参考価格 | 50万円前後 |
被毛
抜け毛 | ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ラセット・ゴールド,ダーク・サンディ・ゴールド |
ワイマラナー

ワイマラナーはドイツ原産の大型猟犬で、引き締まった体とエレガントなルックスが特徴です。
非常に活発で、走る・探す・追うといった運動を本能的に好みます。1日2時間以上の運動が理想で、物足りないと吠えたりイタズラしたりすることがあります。
また、強い独占欲を持ち、甘えん坊な一面もあるため、運動だけでなくスキンシップも大切です。
根気強いしつけとアクティブな生活が求められます。
とても賢く、狩りや訓練が得意
家族のみ懐きやすい
しつけ次第では吠えづらくなる
筋肉質で、運動量が豊富
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 7G:ポインター・セター |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 11歳~14歳 |
なりやすい病気 | 胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,眼瞼内反症,血友病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | スムースコート |
毛色 | シルバー,ノロジカ色,マウス・グレー |
オーストラリアン・シェパード

オーストラリアン・シェパードは、牧羊犬としての本能を色濃く残す非常に活動的な犬種です。
俊敏で賢く、ボール遊びやアジリティ競技などに高い適性を示します。毎日しっかりと運動させることで、精神的な安定にもつながります。
運動だけでなく、しつけやトリックなどの知的刺激も必要で、家族と一緒に活動することを好むため、アウトドア派の家庭に最適なパートナーです。
温厚でやさしい
飼い主に忠実
吠えやすく鳴き声が大きい
非常に活発で運動量が多い
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | コリーアイ症候群(コリー眼異常),てんかん,白内障,股関節形成不全,尿路結石症 |
参考価格 | 20万円~80万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブルーマール,ブラック,レッドマール,レッド |
ジャック・ラッセル・テリア

ジャック・ラッセル・テリアは、小型犬ながら爆発的なエネルギーを持つテリア種で、まさに「小さなアスリート」とも言える存在です。
もとはキツネ狩りに使われていたこともあり、俊敏で跳躍力にも優れています。毎日の運動はもちろん、知育トイやアジリティなどの刺激も取り入れると効果的です。
イタズラ好きで退屈が苦手なため、留守番が長い家庭には向かない点に注意が必要です。
陽気で好奇心旺盛な性格
愛情深く人に懐きやすい
吠えやすい
運動能力が高く、必要な運動量は多い
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 3G:テリア |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
なりやすい病気 | 皮膚炎,白内障,糖尿病,膝蓋骨脱臼,重症筋無力症 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト&タン,ホワイト&ブラック,トライカラー,ホワイト |
ドーベルマン

ドーベルマンは、警備や家庭防衛の目的で改良された犬種で、俊敏な動きと高い忠誠心を兼ね備えています。
筋肉質な体格で持久力があり、1日1~2時間以上の運動が求められます。しっかりとした主従関係を築けば非常に従順で、飼い主に対して深い愛情を示します。
無駄吠えや攻撃的な行動を防ぐには、運動と同時にしつけや社会化が必須。経験者向けの犬種といえるでしょう。
穏やかで温厚
人懐っこく甘えん坊
吠え声は大きい
活発で非常に運動量が多い
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~13歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,フォン・ヴィレブランド病,ウォブラー症候群 |
参考価格 | 20万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | シングルコート |
毛色 | ブラック&タン,ブラウン,ブルー,イザベラ(フォーン) |
運動量が多い犬との暮らし方のポイント

運動量が多い犬と暮らすためには、「時間的余裕」と「体力的余裕」が求められます。毎日の運動を怠るとストレスが溜まり、問題行動の原因になります。
また、単なる散歩では満足しない犬種も多いため、運動の質と量の両方を意識することが大切です。
飼い主自身もアクティブなライフスタイルであることが望ましく、日々のスケジュールに運動時間を組み込む習慣を持ちましょう。
家族で協力し、日々の運動と遊びのバリエーションを保つこともポイントです。
毎日の運動メニュー例
運動量が多い犬には、飽きずに継続できる運動メニューを取り入れることが重要です。以下は日常に取り入れやすい運動例です。
- 朝:30分~1時間の散歩(速歩やジョギング)
- 夕方:ボール遊びやフリスビーでの運動(20~30分)
- 夜:知育トイで脳を使った遊び(15~20分)
毎日同じことの繰り返しでは犬も退屈してしまうため、週末にはドッグランやアウトドア活動など特別な運動体験を加えるのも効果的です。
散歩・ランニング・ドッグラン
「散歩」「ランニング」「ドッグラン」は、運動量が多い犬にとって欠かせない活動です。
散歩は日課として毎日行い、距離は体格や年齢によって調整を。走るのが好きな犬には、ランニングが効果的で、飼い主との絆も深まります。
週に数回、ドッグランで自由に走らせることで、ストレス発散だけでなく、他の犬との社会性も育まれます。
運動方法 | メリット |
---|---|
散歩 | 毎日のルーティンとして安心感を与える |
ランニング | エネルギーの高い犬に最適 |
ドッグラン | 全力疾走&社会性の向上 |
室内でできる運動や遊び
天候や時間の都合で外出が難しい日は、室内での運動も大切です。狭いスペースでも工夫すれば十分に体を動かせます。
- ボール遊び(室内用ソフトボールを使用)
- 知育トイやフードを使った宝探し
- コマンドトレーニング(おすわり、伏せ、待てなど)
- かくれんぼや追いかけっこ
頭を使う遊びは精神的な満足感も与えるため、運動と組み合わせることで理想的な刺激になります。
飼い主のライフスタイルとの相性
運動量が多い犬は、飼い主の生活スタイルに大きく影響を与えます。以下のようなライフスタイルを持つ人に向いています。
- アウトドアや運動が好き
- 毎日散歩やジョギングの時間が確保できる
- 在宅勤務やフレキシブルな働き方をしている
- 犬とのアクティブな時間を楽しめる
逆に、長時間留守にする方や運動が苦手な方には向いていないことも。犬と自分の性格や生活リズムの相性を見極めることが重要です。
注意すべき健康面やしつけの工夫
運動量が多い犬は、そのぶん関節や筋肉にかかる負担も大きいため、無理な運動は禁物です。
特に子犬やシニア犬の場合は運動量を調整し、成長段階や体調に応じた運動管理が必要です。
また、興奮しやすい性格を持つ犬種も多いため、「落ち着く」「待つ」といったしつけを根気強く行うことが大切です。
注意点の例
- 関節や骨への過負荷に注意
- 暑さに弱い犬種は夏場の運動を避ける
- 運動の前後にはウォームアップとクールダウンを
運動としつけは一体であり、日々の積み重ねが健全な関係を築く鍵となります。
こんな人におすすめ!運動量が多い犬と相性が良いタイプ

運動量が多い犬は、エネルギーに満ちあふれた日常を必要とします。
そのため、犬との時間を積極的に楽しめる人や、身体を動かすのが好きな人と相性が良い傾向にあります。
時間や手間を惜しまず、犬との暮らしに前向きに関われるかが大きなポイントです。
反対に、忙しすぎて散歩がままならない人や、屋内中心の生活スタイルの方には不向きです。
ライフスタイルに合った犬選びが、飼い主と犬双方の幸福につながります。
アウトドアが好きな人
登山やキャンプ、トレッキングなどのアウトドアが趣味の人にとって、運動量が多い犬は理想的なパートナーです。
一緒に自然の中を歩いたり、走ったりすることで、犬も人も満足感を得られます。
アウトドア環境は犬の五感を刺激し、運動だけでなくメンタル面でもプラスに働きます。
相性が良い理由
- 長時間の外出が苦にならない
- アクティビティが豊富で犬も飽きない
- 飼い主と行動を共にすることで絆が深まる
アウトドア志向の飼い主にとって、運動量が多い犬はまさに頼れる“冒険の相棒”です。
日々の散歩時間をしっかり確保できる人
運動量が多い犬には、1日1~2時間以上の散歩や運動が必要とされます。
そのため、日常生活の中でしっかり時間を取れる人は、理想的な飼い主となります。
仕事前や帰宅後に散歩時間を設けることができるか、週末に長めの外遊びが可能かなど、現実的な生活リズムを見直すことも大切です。
散歩の時間帯 | 推奨内容 |
---|---|
朝 | 30〜60分のウォーキングまたはジョグ |
夕方〜夜 | ボール遊びや自由運動を取り入れる |
継続的な散歩が、犬の健康だけでなく飼い主の健康維持にもつながります。
しつけや運動に積極的に関われる人
運動量が多い犬は、身体だけでなく頭も使いたがる傾向があり、しつけやトレーニングが非常に重要です。
好奇心旺盛で感受性が高い犬種が多いため、毎日の生活の中で飼い主が積極的に関わり、メリハリのある環境を整えることが求められます。
しつけの一貫としての運動は、犬の自信や落ち着きを育て、問題行動の予防にもつながります。
こんな人におすすめ
- トレーニングやコマンドを教えるのが好き
- 犬とのコミュニケーションを大切にしたい
- 忍耐力と継続力がある
愛情と根気をもって関われる方にとって、運動好きな犬との暮らしは大きなやりがいになるでしょう。
まとめ|運動量が多い犬はアクティブな相棒!
運動量が多い犬は、アクティブなライフスタイルにぴったりな存在です。
日々の運動や遊びを通じて、飼い主との信頼関係が深まり、互いに充実した生活を送ることができます。一方で、運動不足や関わり不足は問題行動につながるリスクも。
犬の本来の性格や本能を理解し、一緒に過ごす時間を大切にできるかどうかが鍵です。
体力や時間、そして何より「一緒に楽しみたい」という気持ちがあれば、運動量の多い犬はかけがえのないパートナーになるでしょう。
この記事の執筆者
nademo編集部
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