子猫をお迎えし暮らしていく中で、気になる点のひとつがお風呂のタイミングではないでしょうか。
この記事ではいつから始めたら良いのか、またその頻度などを詳しく解説します。
お風呂の手順や注意しておきたいポイントなどもわかるようになっていますよ。
私たち飼い主もしっかりと知ることで、愛猫に快適に過ごしてもらえるようにしましょう。
この記事の結論
- 生後3か月以降で初回のワクチンが終了している子猫であれば、お風呂に入れられる
- 猫のお風呂の頻度は、半年の間に1回~2回を目安に行う
- 子猫をお風呂に入れる際は、事前に体のお手入れをして手順を把握しておく
- 子猫のお風呂はできるだけ短時間で行い、嫌がる場合は無理強いせず中止する
目次
子猫のお風呂はいつから始める?

子猫をお風呂に入れる目安となるのが、「最初のワクチンが終わっている・生後3か月以降」という2つのポイントです。
生まれたばかりの子猫は体温調節が苦手なので、お風呂に入れてしまうと体調不良を起こし、命に関わることもあります。
ある程度体がしっかりとしてきて免疫力がついたら、と考えましょう。お風呂に入れるようになるまでの間に汚れが気になる場合は、専用のシートやホットタオルなどを使用すると良いですよ。
基本的に猫にお風呂は必要ない
前提として、猫はセルフグルーミングといって、自分で自分の体をキレイに保つことができます。
一日の大半は寝ている猫ですが、起きている間によく見かけるのが自分の体を自分で舐めている、グルーミングという行為。
そのため人間のように風呂はほとんど必要とせず、お風呂に入れるとしても半年に1回程度で十分だと言われています。
野良猫から保護した場合や、多頭飼いされているお迎え場所からお迎えしたときなどは、念のためお風呂に入れておくと安心でもあります。
いずれにしても子猫のうちはまだ体がきちんとできあがっていないので、お風呂は体に負担をかけやすいのです。
ワクチン接種直後や手術後などはNG
入浴をスタートする前に、ワクチン接種を済ませておくことで感染症への抵抗力をつけておくことができます。
ただし、ワクチン接種が終わったらすぐにお風呂に入れていいかと言えば、そうではありません。
ワクチン接種から免疫が付くまでは2~3週間ほどかかりますし、ワクチン接種後はストレスを抱えていたり、体への負担もかかっています。
体調が良くない状態での入浴は危険なので、ワクチン接種後も1周間程度は入浴を避けておきましょう。
猫のお風呂の頻度は半年に1~2回が目安

室内飼いしていればあまり汚れることもないため、お風呂の回数は半年に1~2回を目安にしましょう。
猫は自分でグルーミングをします。全身ではありませんが舐めて汚れを取ることができますので、頻繁にお風呂が必要というわけではありません。
水が苦手なタイプの子だとストレスが大きくなり、体に負担がかかってしまうこともあるため、様子を見ながら行います。
頻繁にシャンプーしてしまうと、かえって皮膚が乾燥してしまうことがあり、皮膚病になったり被毛が乾燥してツヤがなくなることもあります。
例えばトイレの際に汚れてしまう、などがあれば汚れた箇所のみをシート等で清潔にしてあげれば良いでしょう。
野良猫や保護猫の受け入れ後なら一度お風呂に入れるのが適切
子猫とはいえ、野良猫や保護猫を受け入れたばかりの時期であれば、お風呂を検討してみても良いでしょう。
ワクチン接種後であることや体調に問題がないことを確認し、体の汚れを落としておくことは大切なことです。
一度、きちんと体をキレイにしておけば基本的いにはグルーミングで十分ですが、まずは一度お風呂に入れてあげましょう。
特に、同居する猫がいる場合には、汚れがついたままだとリスクにもなり得るため、お風呂でキレイにしてから会わせることが重要です。
皮脂が多い子は1か月に1回のお風呂が適切
多くの子はほとんどお風呂が必要ないと言われている一方で、中にはとても皮脂が多い子もいます。
そんな子には定期的にお風呂に入れて皮脂を落としてあげないと、皮膚トラブルの原因になってしまいます。
一般的に、猫はセルフグルーミングによって体をキレイに保つことができるため、お風呂は半年に1回程度で良いとされています。
ですが、皮脂が多い子の場合には1か月に1回程度のお風呂を目安とし、定期的に皮脂汚れを落としてあげることが大切です。
子猫をお風呂に入れる前に準備するもの

子猫のお風呂では、飼い主さんが苦労することも少なくありません。必要なものは事前に準備しておくと、スムーズに子猫のお風呂が終えられますよ。
- ブラシ
- ペット用バスタブ(洗面器でもOK)
- 猫用シャンプー
- ペット用ドライヤー
- スポンジ
- ハンドタオル、バスタオル
まだまだ体が小さいので、バスタブは洗面器でも代用が可能です。優しく声をかけながら、まずは水に慣れてもらうことを考えましょう。
人間用のシャンプーはNG。皮膚状態が異なるため、きちんと猫用のものを用意するようにしましょう。
低刺激で優しい配合のシャンプーもたくさん揃っているので、できる限り負担の少ないものを選ぶと良いです。
子猫をお風呂に入れる前に行うこと

特に初めてのお風呂は怖いことばかり。普段の生活から慣れていないことも多く、緊張したり怖がってしまうものです。
そのためきちんと準備を行ってからスタートするほうが安全で、子猫をお風呂へ入れる前に行いたいチェックポイントを確認しておくことが重要と言えるでしょう。
愛猫にはもちろんですが、飼い主さんにとってもスムーズなお風呂時間にできるように注意したい点ばかりです。
子猫の健康状態をチェック
体調の悪い状態でお風呂は危険なので、まずは愛猫の健康状態をきちんと確認しましょう。
お風呂に入ることで余計に体力を消耗してしまい、体調不良になってしまうことは避けたいところ。熱がないか、苦しそうにしていないか、とチェックしましょう。
基本的にお風呂は猫にとってストレスがかかるお手入れなので、普段と違った様子がないかをしっかり把握することが大切です。
顔、体、しっぽを触られることに慣れさせる
初めは体に触れられること自体を嫌がるものですが、お風呂では体の隅々に触れることがあります。お風呂に入る前に、顔、体、しっぽを触られることにも慣れさせましょう。
触られることに慣れていないと、お風呂場で暴れて猫自身や飼い主さんが怪我をしてしまう可能性も。
愛猫と普段からたくさん触れ合っておけば、スムーズにお風呂の練習も出来るようになりますよ。
爪を切っておく
初めてのお風呂は子猫にとっても驚くことが多いので、暴れてしまうこともあるでしょう。
飼い主さんが引っ掻かれてしまう恐れがあるので、事前に爪はお手入れをしておくと良いですよ。
神経を傷つけてしまわないように注意しながら、猫専用の爪切りで切ってあげましょう。
猫を飼っていれば引っ掻かれることはあるものの、猫ひっかき病などもありますので楽観視はできません。
耳掃除をしておく
耳掃除をシャンプー後におこなってしまうと、湿気を含んだ耳アカが奥の方へ詰まりやすくなることがあります。
中耳炎などの耳トラブルの原因にもなるので、お風呂に入る前にしておくことが大切です。
耳掃除は奥まで掃除するのではなく、耳の入口となる見える範囲内だけを行いましょう。ガーゼやティッシュなどの柔らかく清潔なものを使い、耳介のみを掃除しておけば十分です。
ブラッシングをする
毛のもつれや毛玉は水に濡れてしまうと固く締まり、ブラッシングしてもほぐしにくくなります。
そのためお風呂の前のブラッシングも重要です。皮膚の状態も一緒にチェックしておきましょう。
シャンプーの前は毛玉やもつれ、汚れなどをブラッシングでしっかり取り除くこともポイントです。
髪をブラッシングすれば大半の汚れは落とせるように、被毛もブラッシングだけで大半の汚れを事前に落とすことができます。
子猫のお風呂の入れ方

では実際に、子猫をお風呂に入れる際の手順を確認していきましょう。
長時間のお風呂タイムは愛猫の体に負担がかかる場合があります。事前にしっかり確認して手早く行ってあげられるようにしましょう。
ステップ1. ぬるま湯にシャンプーを溶かす
子猫をシャワー等で濡らしてからシャンプーをするという場合もありますが、おすすめなのはシャンプーを先にお湯に溶かしておくこと。
シャワーの水圧がストレスになることもあるので、タオルなどをシャワーヘッドに被せて水圧を弱めて洗うようにしましょう。ぬるま湯にシャンプーをあらかじめ溶かしてスタンバイしましょう。
ステップ2. ゆっくりとお湯に入れてやさしく洗う
そっと優しくお湯の中へ入れて、洗ってあげますまずは背中から洗ってあげると良いでしょう。
お腹やお尻を洗うときは片方の手でしっかりと子猫の体を支えるのがコツです。
泡を馴染ませるようにして洗い、決してゴシゴシと強くこするようなやり方はしないようにしましょう。
ステップ3. シャンプーを洗い流す
シャワーを使って流す場合、水圧がストレスになって子猫の負担となることがあります。
シャワーの水量を調節し、さらに体に優しく沿わせるようにして流してあげるようにしましょう。
すすぎ残しがあると皮膚トラブルになってしまうこともあります。手早く、そしてしっかりと行いましょう。
ステップ4. タオルで水気を拭き取る
シャンプーが終わったら、タオルで水気を取ります。ペットのシャンプー用に販売されているタオルや吸水性に優れたものを使用するのも良いですよ。
拭き取る際も、強くこすることはやめましょう。タオルを優しく当てるように、また体を包み込むようにして拭いてあげるイメージです。
ステップ5. ドライヤーでしっかり乾かす
ドライヤーは弱などにして、なるべく音や風の負担が少ないようにしてあげましょう。
また熱くないように、適度に離して当ててあげることが大切です。ドライヤーの温度にもよりますが、30cmほど離して乾かしてあげましょう。
ステップ6. ブラシで毛並みを整えて完了
しっかりと乾かしたら、ブラシで毛並みを整えてあげましょう。乾き残しがないか、毛のもつれや毛玉はないかなども、最後にチェックしたいポイントです。
子猫にお風呂を慣れさせる手順

猫は水が苦手な子が多いことでも知られており、それが温かく気持ちの良いお風呂であっても同じこと。
そればかりではなく、まだ色々なものに慣れていない子猫がお風呂に入るためには、お風呂に関するさまざまなものに慣れてもらう必要があります。
ステップ1. お風呂場の環境に慣れさせる
まずはお風呂場そのものの環境に慣れてもらいましょう。
お風呂に入れる前に何度かお風呂場へ連れて行き、見知らぬ場所ではないということを覚えてもらうことがはじめの1歩です。
お風呂場から逃げ出してしまうようであれば、そもそもお風呂自体が難しくなります。場所自体に恐怖心を抱いているケースもあれば、水に恐怖心を抱いているケースもあります。
ステップ2. シャワーの音に慣れさせる
実際にシャワーをかけるときは水圧にも注意しなければいけませんが、まずはシャワーの音そのものに慣れてもらいましょう。
猫は音にも敏感な子が多いので、強いシャワー音は避けて、ごく弱い水流の音から慣れるようにすると良いですよ。人間の何倍も耳が良いので、気にならないようなシャワー音にも注意が必要です。
ステップ3. ドライヤーの音に慣れさせる
皮膚トラブルや風邪をひいてしまわないように、お風呂後にはしっかりドライヤーをかける必要があります。
ドライヤーはどうしても音がなってしまうので、事前に音に慣れてもらっておけばお風呂の後もスムーズですよ。
ステップ4. シャンプーグッズに慣れさせる
鼻も人間より優れているので、シャンプーグッズの匂いやどういったものなのか、慣れてもらいましょう。
匂いを確認させたり、身近に置いて見せておくというのも慣れやすくなるため良いです。
特にシャンプーの匂いはさまざまな種類があり、中には猫が苦手とするレモンやミカンなどの柑橘系は注意が必要。グッズに慣れさせるのは忘れがちなポイントなので覚えておきましょう。
ステップ5. お湯に濡れることに慣れさせる
ここまでさまざまな点に慣れてもらったら、お湯に濡れることにトライしましょう。あたたかくて気持ちが良い、と感じてもらうようにしなければなりません。
洗面器に少量のお湯を張り、優しく入れてあげたりそっとお湯をかけると良いでしょう。
ステップ6. シャワーを浴びることに慣れさせる
シャワーの音に慣れさせることができたら、実際にシャワーを使うことにも慣れさせましょう。
ただし、水圧は弱くして、体にそっと沿わせるようにしてかけることが大切です。怖がらせてしまうとお風呂が嫌いになってしまうので、注意して行いましょう。
子猫におすすめのお風呂グッズ
猫用シャンプー
シャンプーを使わない程度のお風呂であれば、始めからペット用ウェットティッシュでも十分でしょう。
汚れが見られるときにはシャンプーを使う必要があり、人間用シャンプーはNG。そのため猫用シャンプーを使う必要があります。
猫用シャンプーは滑らかで毛ヅヤもキレイにしてくれるものが多く、保湿もきちんとしてくれるタイプはより魅力的だと言えるでしょう。
香りが気になる子にうれしい無香タイプで、水切れもよくタオルドライの時間が短縮できます。
ペット用バスタブ
抗菌使用でペットが安心して使える素材で作られたバスタブです。
スペースを取らない折りたたみ式なのもグッド。取手付きの設計なので、持ち運ぶ際も楽々です。
水抜き用のフタもついているので、洗い流す際にも効率的に洗えるようになっているバスタブです。
ペット用ドライヤー
温度調節機能はもちろん、タイマーなど快適にドライヤーがかけられる多機能なアイテム。
人間用のドライヤーとは違い、愛猫の様子がしっかりと見えるドーム型の設計です。
全方向から風が出るため、短時間でしっかり根元まで乾きます。除菌機能もついているため、グッズのお手入れにも使用できます。
ペット用ブラシ
ソフトかつコシのあるラバー素材を使用しているため、飼い主さんの手によく馴染みます。
医療用のシリコンのため安全性が高いのもポイント。愛猫の肌に負担をかけない設計です。
柔らかな質感で顔まわりのお手入れにも問題なく使用ができるのもうれしいですね。
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子猫をお風呂に入れるときの注意点

子猫をお風呂に入れるときには、まだ体が小さいため、成猫よりも注意点がたくさんあります。
これらの注意点は子猫だけが対象となるものばかりではなく、成猫であっても同様に対象となるものばかり。
安心安全にお風呂に入れるように、そしてお風呂に慣れてもらえるように確認をしてからお風呂に入れてあげてください。
人間用のシャンプーは使わない
私たちと猫では皮膚の状態が異なり、人間の半分ほどの薄さしか皮膚がありません。
そのため猫に人間用のシャンプーを使ってしまうと、必要以上に刺激を与えてしまい、皮膚トラブルが起きたり荒れてしまうこともあるのです。
猫用のシャンプーは猫の皮膚や被毛のために考えられた配合になっており、低刺激であるものや皮膚被毛の保湿ができるものなどがあります。
必ず猫用のものを使ってあげるようにしましょう。さらに子猫に適した商品もあるので選んでみると良いですよ。
耳や目、口にお湯を入れない
水に濡れること自体、猫にとっては嫌なことではあるものの、特に耳や顔に水がかかってしまうと子猫は怯えてしまいます。
耳や顔が濡れる経験をしたことで、お風呂が苦手になってしまうこともあるため、注意が必要です。
頭や顔周りに水を直接かけることはせずに、濡らしたタオルやガーゼなどを使って優しく洗ってあげるようにしましょう。
体や手足を洗う場合もシャワーを普通に当てるのではなく、シャワーヘッドにタオルを巻くなどして水流を弱めて当てるようにすると良いです。
お風呂は短時間で行う
長時間のお風呂は子猫にとって負担が大きいので、できる限り短時間で済ませてしまいましょう。
あまり時間をかけずぎてしまうとストレスが大きくなりますし、飽きて逃げてしまうこともあります。
とはいえ丁寧に進めていく必要があるので、洗い残しや乾かしきれていないことがないようにしなければいけません。
嫌がるときは無理に入れない
小さな頃からお風呂に慣れていると、成猫になってもすんなり入ってくれるとよく言われます。
しかし、中にはどうしても濡れることが嫌な子や水を怖がる子がいます。無理やり入れてしまうとストレスが強くかかり、体調を崩すこともあります。
嫌がるときは無理強いせずに、ドライシャンプーを使うなど、他の方法を検討しましょう。
外で子猫を拾ったら先に動物病院へ
屋外で子猫を保護する、という経験を耳にすることがあります。このような場合はまず、自宅で保護する前に動物病院を受診するようにしましょう。可能な限りその日のうちに連れて行くことをおすすめします。
月齢や性別はもちろん、寄生虫の駆除や病気などについての健康チェックを行なってくれますよ。
弱っている様子が見られる場合は、命に関わります。子猫は特に体調が急変しやすいもの。急いで動物病院を受診しましょう。
体調に問題がないようであれば、先住猫とも問題なく遊べるよう、先にお風呂へ入れてあげましょう。
子猫のお風呂が難しい場合はプロに任せるのもおすすめ

子猫のうちから慣れることで、お風呂好きになってくれる可能性も多いにあります。
しかし、どうしても苦手な子もいるので、その際はペットサロンなどでプロにお願いするのもひとつの方法です。
事前に注意事項などを相談して、愛猫に負担のかからない適切な方法で行なってもらえるようにするとよいです。
ちょっとした汚れには、市販のペット専用シートやドライシャンプーなどのケア用品を使いましょう。
私たちがお風呂に入ってホッとするように、愛猫にとってもお風呂が気持ち良いものになると良いですね。
愛猫の体に負担をできるだけかけず、お互いに快適に過ごせるように工夫して行くことが大切なのではないでしょうか。
子猫のお風呂 Q&A
子猫がどうしてもお風呂を嫌がる場合は?
子猫がお風呂を嫌がるのは自然なことです。無理に押し付けると、お風呂がトラウマになってしまい、今後さらに嫌がるようになる可能性があります。
まず、シャンプー前に体をブラッシングして汚れや抜け毛を取り除き、タオルで体を拭くことから始めましょう。水嫌いな子には、お風呂ではなく温かいタオルで体を拭いてあげるだけでも十分な場合があります。
また、爪とぎや大好きなおもちゃで遊んであげてからお風呂に入れる、ご褒美のおやつを用意するなど、お風呂の時間を楽しい経験と結びつける工夫も有効です。
どうしても嫌がる場合は、無理せず動物病院やプロのトリマーに相談しましょう。
シャンプーが子猫の目や耳に入ってしまったら?
シャンプーが目や耳に入ってしまうと、炎症や感染症の原因になる可能性があります。
もしシャンプーが目に入ってしまったら、すぐに清潔なぬるま湯で優しく洗い流してください。猫用の生理食塩水があれば、それを使うのも良いでしょう。
耳に入ってしまった場合は、無理に奥まで拭き取ろうとせず、見える範囲の水分を清潔なコットンやタオルで優しく拭き取ってください。
いずれの場合も、猫が目をこすったり、耳を振ったり、痒がったりする様子が見られたり、異常が続くようであれば、すぐに動物病院を受診してください。
予防として、シャンプー中は顔周りを濡らしたタオルで拭く程度にしたり、耳にコットンを詰めるなどの対策も有効ですが、誤飲や異物になるリスクもあるため、不安な場合は使用を控えましょう。
お風呂後の子猫の体調不良は?
お風呂は子猫にとって大きなストレスになることがあり、体調不良を引き起こす可能性があります。
お風呂の後、子猫が震えている、元気がなくぐったりしている、食欲がない、下痢や嘔吐をするなどの症状が見られた場合は、体調を崩しているサインかもしれません。
まずは、体を完全に乾かし、室温を適切に保ち、暖かい場所で休ませてあげてください。水分補給を促し、無理に食事を与えず様子を見ましょう。
症状が改善しない場合や、高熱、呼吸が荒いなど、明らかに異常な状態が続く場合は、すぐに動物病院に連絡し、診察を受けてください。お風呂のストレスや体温低下が原因で、風邪や他の病気を引き起こすこともあります。
子猫をお風呂に入れる際のシャンプー選びのポイントは?
子猫のデリケートな皮膚や被毛に合わせたシャンプー選びが非常に重要です。
必ず猫専用のシャンプーを選びましょう。人間用のシャンプーは猫にとって刺激が強すぎたり、香料や成分が合わなかったりする可能性があります。
子猫用として販売されているものや、低刺激性、無香料、無着色、弱酸性のものがおすすめです。アレルギーが心配な場合は、アレルゲンになりにくい成分で構成されたシャンプーを選び、事前にパッチテストを行うとより安心です。
子猫をお風呂に入れる最適な時間帯や場所は?
子猫をお風呂に入れる最適な時間帯や場所は、子猫のストレスを最小限に抑えるために重要です。
時間帯は、子猫が比較的リラックスしている時間帯を選びましょう。食事の直後や激しく遊んだ後など、子猫が興奮しやすい時間帯は避けるのが賢明です。日中の暖かい時間帯を選び、お風呂の後で体が冷えないよう、素早く乾かせる時間を確保できるときが良いでしょう。
場所は、静かで暖かい場所を選びます。急な音や人の出入りが少なく、集中してお風呂に入れられる環境が理想的です。浴室が寒い場合は、事前に暖房で温めておくなど、温度管理を徹底してください。
この記事の執筆者
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