短い足がトレードマークのマンチカンは、見た目の愛くるしさだけでなく、人懐っこく活発な性格でも多くの愛好家を魅了しています。
好奇心旺盛ですが、穏やかな性格をしているので初めて猫をお迎えする人にも人気の猫種です。
今回はそんなマンチカンの値段の相場やおすすめのお迎え場所を、お迎えする際の注意点とともにご紹介します。
この記事の結論
- マンチカンの個体価格は、値段相場が約6万円~30万円と幅広い
- マンチカン特有の短い脚は特に人気で、個体価格が変動しやすい
- 脚同様に特徴的な折れ耳は個体数が少なく、価格が高騰しやすい
- もっともお迎えしやすいのは、ブリーダー(キャッテリー)かペットショップ
ライター
学生時代には、ブリーダーさんのもとでアルバイトの経験し、3年前に17歳の愛犬を見送り、現在は5ヶ月のチワワと暮らしています。
目次
マンチカンの値段相場は6万円~30万円

短い足でちょこちょこ歩く姿がかわいらしいマンチカンですが、お迎えするにあたって気になるのがお値段のこと。マンチカンの価格は6万円~30万円と、かなり価格に開きがあります。
マンチカンは毛色や毛の長さ、耳の形など他の猫種に比べて価格を決める際の項目が多いのが特徴です。それが価格に開きが出てしまう理由でもあります。
お迎えする前に高い理由や安い理由を知っておくことで、健康状態やペットショップやブリーダーとのトラブルなど避けられるリスクも。ずっと一緒に暮らしていくために、値段の決まり方をしっかりチェックしましょう。
マンチカンの個体価格比較
マンチカンの価格を比較したところ、下記のような結果になりました。
お迎え場所 | 個体価格(税込) |
---|---|
ペットショップ | 150,000円~1,320,000円 |
ブリーダー | 20,000円~875,000円 |
譲渡会 | 数万円(譲渡費用) |
平均的な価格として30万円前後が多い印象です。やはり月齢の若い子ほど高く、100万円を超える価格となっています。
マンチカン飼育にかかる費用内訳
初期費用(生体価格を除く)
マンチカンが新しい環境で快適に過ごせるよう、最初にかかる費用です。選ぶ用品のグレードや種類、猫の個体差によって価格は変動します。
項目 | 具体的なアイテム例 | 価格帯の目安(円) | 備考 |
---|---|---|---|
ケージ | 2~3段ケージ、キャットサークル | 10,000~30,000 | 最初は留守番時や就寝時の安心できるスペース。 短足でも昇り降りしやすいステップ付きや、低めの段差のものを選ぶ。 |
トイレ | システムトイレ、オープン型、ドーム型など | 2,000~8,000 | 猫砂の種類に合わせて選ぶ。 子猫でも入りやすい低めの入り口のものがおすすめ。 |
食器・水入れ | 陶器製、ステンレス製など(フード用、水用各1~2個) | 1,000~3,000/個 | 安定感があり、洗いやすいものを選ぶ。 自動給水器も検討すると便利。 |
爪とぎ | 段ボール、麻縄、木製など(複数種類を推奨) | 500~3,000/個 | 猫が好む素材や形状のものをいくつか用意。 適切な場所に設置すると、家具への爪とぎを防ぎやすくなる。 |
キャットタワー・ステップ | 低め設計、ステップ付き、突っ張り型など | 5,000~30,000 | マンチカンは短足ですが、ジャンプ力はある。 関節に負担がかからないよう、無理なく昇り降りできる高さやステップの配置が重要。 |
ベッド・寝床 | クッション、ドーム型ベッド、毛布など | 2,000~5,000 | 猫が安心して休める場所を提供。 複数用意して猫の好みに合わせて選ばせてあげると良い。 |
おもちゃ | 猫じゃらし、ボール、知育玩具、またたび入りおもちゃなど | 1,000~5,000 | 好奇心を満たし、運動不足解消にも役立つ。 多数の種類を試して、猫が飽きないように工夫。 |
キャリーバッグ | 通院や災害時に必要となる運搬用 | 3,000~8,000 | 丈夫で通気性が良く、猫が落ち着けるサイズのものを選ぶ。 |
初回医療費 | 健康診断、混合ワクチン接種(2~3回)、猫エイズ・白血病ウイルス検査 | 15,000~40,000 | お迎え後すぐに必要となる費用。 動物病院によって費用は異なる。 |
去勢・避妊手術 | (生後半年~1年頃に実施) | 20,000~50,000 | 性成熟後に行う手術。望まない妊娠を防ぎ、特定の病気のリスクを軽減。 自治体によっては助成金が出る場合もある。 |
その他(ケア用品など) | 爪切り、ブラシ、シャンプー、歯磨きグッズ、消臭剤など | 2,000~10,000 | 日常のケアに必要な消耗品や道具。 |
初期費用合計目安 | (生体費用を除く) | 60,000円~190,000円程度 | 生体価格を含まない概算。 選ぶ製品のグレードや、動物病院の費用によって大きく変動。 |
ランニングコスト(月々・年間)
マンチカンを飼育し続ける上で継続的に発生する費用です。日々の生活費、健康維持のための医療費などが含まれます。
項目 | 月々あたりの目安(円) | 年間あたりの目安(円) | 備考 |
---|---|---|---|
食事代 | 3,000~8,000 | 36,000~96,000 | キャットフード(ドライ、ウェット)、おやつなど。 品質やブランド、猫の年齢や体質によって価格は変わる。 成長期の子猫は量が多く、高齢猫は療法食が必要になることも。 |
トイレ砂代 | 1,000~3,000 | 12,000~36,000 | 猫砂の種類や交換頻度、多頭飼いかどうかで変動。 |
おもちゃ代 | 500~2,000 | 6,000~24,000 | 消耗品のため定期的な購入が必要。 猫が飽きないように多数の種類を用意するのも良い。 |
光熱費 | 1,000~5,000 | 12,000~60,000 | 夏場の冷房費や冬場の暖房費など、快適に過ごせる室温を保つため。 留守番中もエアコンをつけっぱなしにする場合は高くなる。 |
消耗品・ケア用品代 | 500~2,000 | 6,000~24,000 | 爪切り、歯ブラシ、シャンプー、ブラシ、消臭剤、毛玉ケア用品など。 |
定期医療費 | 0~5,000(積立推奨) | 10,000~60,000 | 年1回の健康診断、混合ワクチン接種費用など。 病気や怪我がない場合でも、予防のために定期的な通院が必要。 |
その他(通信費、ペットホテルなど) | 0~5,000 | 0~60,000 | ペットシッターやペットホテルを利用する場合、見守りカメラの通信費など。 |
月々合計目安 | 8,000円~25,000円程度 | ||
年間合計目安 | 96,000円~300,000円程度 | 上記はあくまで目安。 病気や予期せぬ出費が発生した場合は、さらに費用がかかる。 |
ペット保険の必要性について
マンチカンは愛らしい姿が人気ですが、その特徴的な短足ゆえに関節や骨格に関する遺伝的な疾患(軟骨異形成症など)のリスクを抱える可能性があります。
また、猫全般に言えることですが、腎臓病や膀胱炎、口腔疾患など、さまざまな病気にかかる可能性があります。
動物病院での治療費は全額自己負担となるため、予期せぬ病気や怪我で高額な医療費が必要になった場合、家計を圧迫することもあります。こうした事態に備え、ペット保険への加入を強く検討することをおすすめします。
月々の保険料はかかりますが、万が一の際に医療費の負担を軽減でき、安心して治療を受けさせることができます。さまざまな保険会社やプランがあるので、保障内容、保険料、免責事項などを比較検討し、愛猫と飼い主のライフスタイルに合ったものを選びましょう。
マンチカンの値段の決まり方

マンチカンの価格は、一般的な猫種の価格の決め方と同じように毛色や血統が基準になります。
また、マンチカン特有でもある足の短さ、耳が折れているか立っているかなど、主に5つの項目が参考にされています。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
足の短さ
足が短いのが特徴のマンチカン。お迎えしたいと思っている人には足が短いほうが人気があるため、どうしても短足の子のほうが値段が高くなる傾向があります。
ただ、それは人気だから価格が高いだけで健康状態などに影響はありません。
また、そもそもマンチカンは短足の猫種なので、足の短さの違いといってもさほどの長さの違いはありません。
折れ耳・立ち耳
マンチカンには垂れ耳の子と立ち耳の子がいます。耳が垂れているか、立っているかによってお顔立ちもかわってくるので好みが分かれる部分のひとつです。
そしてこの特徴が、マンチカンの値段にも影響を与えることがあります。
伝統的な立ち耳のマンチカンは標準的な特徴を持ち、人気が高いため、安定した価格で取引されることが多いです。
一方で、垂れ耳のマンチカン(スコティッシュフォールドとの交配から生まれることが多い)は、その可愛らしい見た目から特に需要がある場合があり、価格が高くなることがあります。
ただし、マンチカンの血統的には他の猫種との交配で生まれた垂れ耳の子はミックスという位置づけになるため、血統書はついていません。
ペットショップなどでは、耳折れマンチカンとして取り扱われていることが多いです。
しかし、スコティッシュフォールドとマンチカンを交配させることは健康上の問題からも推奨されていないので、圧倒的に頭数が少ないのが現状です。
そのため、ペットショップの店頭などではなかなか見かけることがなく、価格も高値になりがちです。
長毛・短毛
マンチカンには、長毛種と短毛種が存在し、その毛の長さで値段が変わることがあります。
一般的に、長毛のマンチカンのほうが数が少なく、そのふわふわとした豊かな毛並みから、愛猫家の間で高い人気を誇ります。そのため、短毛種よりも価格が高くなる傾向にあります。
クリーム系やレッド系の毛色
毛色のバリエーションが豊富なのも魅力のひとつです。マンチカンは健康面での健全性を保つため、異種交配が行われてきました。そのため、毛色の種類が多く、世界最大の猫の血統登録機関であるTICAにもすべての毛色が認められています。
レッド系、ブルー系、ブラウン系やクリーム系などの単色系に加えて、キャリコ(三毛柄)やトーティー(サビ柄)、さらにタビー(縞模様)などの模様が入る場合もあります。
色と柄、模様の組み合わせによってたくさんの毛色が生まれ、その色合いによって価格が決められることもあります。特にクリーム系やレッド系の毛色は希少性が高く、高額になる傾向にあります。
クリーム色はその柔らかく穏やかな外見から、多くの猫愛好家に人気のカラーです。一方、レッド系の毛色、特に鮮やかで均一なカラーは目を引く美しさがあり、こちらも高額になる場合が多いようです。
しかし、毛色だけでなく柄や模様、そしてその柄や模様がはっきりしているかどうかも価格に大きく影響します。
色彩だけではなく、その配色の美しさでも価格が大きく変わります。特定の色や配色を専門に行っているブリーダーも存在するほど、マンチカンは毛色での価格差がある猫種になります。
血統付き
マンチカンの価格が決められる重要な要素のひとつが血統書です。血統書は猫の純血を証明する公式な文書であり、猫の系譜に関する詳細な情報が記載されています。その子の家系図のようなものですね。
母猫、父猫はもちろん、曾祖父母の代にまで遡って毛色や受賞歴などが記載されています。
マンチカンとして販売されている猫は純血種であるということなので、必ずといっていいほど血統証はついています。そのため血統書がついているから高額ということはありません。
ショーや品評会などの受賞歴があるかどうかが血統書では重要なポイントになります。受賞した猫が血統書に多く載っているほど、高額になります。
祖先に受賞歴が多いということは、その猫も毛並みや骨格、健康状態が優れているかどうかの指標になるからです。優れた血統であればあるほど、高額になると考えていいでしょう。
マンチカンのお迎え場所

マンチカンを家族に迎えたいと思ったとき、その短い足でちょこちょこと歩く様子を想像するだけで、期待で心が膨らみますよね。
しかし、その前に重要な選択が待ち受けています。どこで家族となるマンチカンを迎えるか、ということです。
- ペットショップ
- ブリーダー(キャッテリー)
- 譲渡会(保護猫)
譲渡会では猫種を指定して出会うということが難しいため、ペットショップやブリーダー(キャッテリー)が有力候補となるでしょう。
ペットショップ
一番身近で気軽に見学などができるのはペットショップでしょう。ペットショップでは、予約などが必要ではないので気軽に直接店舗に足を運ぶことができるのがメリット。
ただ、大型店舗ではない限り、マンチカンがいたとしても1匹から2匹と頭数が少ないのがデメリットです。中にはマンチカンを扱っていない店舗もありますので事前に調べる必要があります。
系列店があるペットショップの場合、マンチカンの子猫がいる店舗から連れてきてもらえるサービスがある店舗もあります。
ただ、子猫で慣れない車での移動、距離も時間も長くかかる場合があるので、猫の負担になるのは間違いありません。できるだけ、こちらから足を運ぶようにしましょう。
そしてペットショップの猫たちはブリーダーから来ることもあれば、その出自が不明確な場合もあるため注意が必要です。価格はブリーダーに比べると幅広く、予算に応じた選択が可能です。
ブリーダー(キャッテリー)
一方、ブリーダーからお迎えする場合は、その子が生まれた環境がはっきりしているということが1番のメリットとなります。
どんな環境で生まれたのか、お迎えするまでどのように育てられたのかを直接見ることができるのは家族を迎えるうえで、大きなメリットになるでしょう。
また、マンチカン専門のブリーダーの場合はたくさんのマンチカンの中からお迎えする子を選ぶことも可能です。
ブリーダーによって毛色や顔立ち、体格の傾向がはっきりしているので、好みのイメージが決まっている場合はブリーダーからお迎えするルートが近道かもしれません。
こだわって繁殖している場合はペットショップよりも高額な場合がありますし、ペットショップを間に挟んでいない分、価格を下げているブリーダーもいます。
ペットショップとは違って、価格をクローズにしているブリーダーも多いため問い合わせる必要がある場合も多いです。
保護猫(譲渡会など)
そして忘れてはならないのが、保護猫という選択肢です。保護された猫を家族に迎えることは、その猫にとっても新しい人生の始まりを意味します。
保護施設や保護団体からのお迎えは、ペットショップやブリーダーよりも大幅に安い価格で譲渡されています。
ただし、保護猫の場合は譲渡価格とは別に、ワクチン代や健康診断代、病気の子の場合は治療代を請求される場合があるので、お迎え前によく話を聞いておきましょう。
保護猫は個人で譲渡している場合や、保護団体で譲渡会を開催している場合などがあります。
そして、保護猫の譲渡ではペットショップやブリーダーのように、1回出向いだだけではお迎えできないことも多いです。
信頼できるお迎え方法の選び方
血統・遺伝子検査の重要性(特にマンチカンに多い遺伝性疾患について)
マンチカンは特徴的な短い足が魅力ですが、この遺伝的な特性が原因で特定の健康リスクを抱える可能性があります。そのため、遺伝子検査や血統に関する情報の開示は、子猫の健康を守る上で非常に重要です。
- 遺伝子検査の実施有無の確認:
- マンチカンが短足である原因の遺伝子(軟骨異形成に関わる遺伝子)は、一部の病気と関連している可能性が指摘されています。信頼できるブリーダーは、遺伝性疾患のリスクを低減するため、計画的な繁殖を行い、必要に応じて親猫の遺伝子検査を実施しています。
- 特に注意すべき遺伝性疾患: マンチカンにおいては、軟骨異形成症(骨の形成異常による病気)や、後天的に発症する可能性のある椎間板疾患、関節炎など、骨格や関節に関連する問題が挙げられます。ブリーダーがこれらの疾患について説明し、予防策を講じているかを確認しましょう。
- ブリーダーに、親猫の遺伝子検査の結果や、過去の繁殖履歴における疾患の発症状況について尋ねてみましょう。適切な情報開示があるブリーダーは信頼できます。
- 両親猫の健康状態や血統、病歴の確認:
- 子猫の健康状態は、両親猫の遺伝的資質や健康状態に大きく左右されます。ブリーダーは、親猫の健康診断結果、ワクチン接種履歴、過去の病歴(特に遺伝性疾患に関するもの)、血統書の内容などを、飼い主が求めるに応じて開示するべきです。
- 実際に親猫に会わせてもらえる場合は、親猫の健康状態や性格を確認することも重要です。
- 血統書: JKC(ジャパンケンネルクラブ)などの公認団体が発行する血統書があるかを確認しましょう。血統書には、その猫の家系図が記載されており、近親交配のリスクなどを判断する手助けになります。
子猫の社会化の進捗度合い
子猫の性格や将来の行動は、ブリーダーの元での過ごし方に大きく影響されます。特に生後2~7週齢頃の「社会化期」にどのような経験をしたかが重要です。
- 人との触れ合い: 子猫が人間(ブリーダーやその家族)と適切に触れ合っているかを確認しましょう。子猫が人に慣れていて、過度に怖がらないか、適度に好奇心を示すかなどが目安になります。
- 他の猫との交流: 兄弟猫や親猫、他の猫との適切な交流がある環境で育った子猫は、社会性が高く、新しい環境にも順応しやすい傾向があります。
- 様々な刺激への慣れ: 日常生活の様々な音(掃除機、ドライヤーなど)や、異なる匂い、環境に少しずつ慣れさせているかどうかも重要です。これにより、新しい家での生活への適応がスムーズになります。
- 見学時の観察ポイント: 子猫が物怖じせず、活発に動き回り、人間に興味を示すか、あるいは過度に怯えていないかなどを注意深く観察しましょう。
飼育環境の清潔さと適切さ
子猫が育った環境は、健康状態に直結します。清潔で適切な環境で育てられているかを確認することは必須です。
- 清潔さ: ケージや寝床、トイレが清潔に保たれているか、不快な臭いがしないかなどを確認しましょう。不衛生な環境は、子猫の病気のリスクを高めます。
- 広さ: 子猫たちが十分に動き回れるスペースが確保されているか、過密な環境ではないかを確認しましょう。適切な広さは、ストレス軽減や社会性の発達に寄与します。
- 温度・湿度管理: 猫にとって快適な温度・湿度が保たれているか。特に子猫は体温調節が未熟なため、適切な室温管理は非常に重要です。
- 安全対策: 子猫が誤飲する可能性のあるものや、危険な場所がないかなど、安全に配慮した環境であるかを確認しましょう。
ブリーダーのアフターフォローの有無
お迎えした後も、子猫の健康やしつけに関して相談できるブリーダーは非常に心強い存在です。
- 相談体制: お迎え後の健康状態やしつけに関する相談に、快く応じてくれるかを確認しましょう。
- 保証制度: 万が一、先天性の病気などが見つかった場合の保証制度があるかどうかも確認すべきポイントです。
- 情報提供: お迎えする子猫の食事や日頃のケアについて、具体的なアドバイスをしてくれるかも重要です。
信頼できるお迎え場所を見つけるには、焦らず、複数のブリーダーやペットショップを比較検討し、疑問点は積極的に質問することが大切です。これらのポイントを参考に、ご自身と愛猫にとって最良の出会いを見つけてください。
マンチカンをお迎えするときの注意点

マンチカンはとても可愛らしい猫種であるものの、健康面はかなりシビアです。
特に短足は不完全優性遺伝でもあるため、さまざまな病気にも繋がりやすく、健康状態はとても重要なポイント。
後悔しない選択をするためにも、健康状態を必ず確認しておいてください。
健康状態を要チェック
マンチカンをお迎えする際、健康状態をチェックすることは非常に重要です。まずは、目視でわかる健康チェックをしてみましょう。
猫の体つきが健康であるか、ツヤのいい毛並みであるか、目や鼻の周りに異常がないかを確認しましょう。
また、元気に動き回っているか、食欲があることや水をよく飲んでいるかも重要なポイントです。
続いて、獣医師による健康診断です。ペットショップでもブリーダーでもお迎え前に獣医師による健康診断を実施しているところが多くあります。
健康診断の有無や遺伝性疾患
ペットショップなら、ケージに健康診断の有無などが記載されているのでチェックするようにしましょう。
記載されていない場合でも店員に聞くと詳しく教えてくれるので、健康診断の有無と診断結果は必ずチェックしてください。
ブリーダーの場合はサイトに記載されている場合も多く、記載されていない場合でも問い合わせることで詳細を教えてくれます。またお迎えする際に診断書を渡してくれる場合もあります。
さらに、マンチカンを迎える前には、ブリーダーやペットショップに詳細な質問をすることも重要です。
両親猫の健康状態や遺伝性疾患の有無、過去の健康記録などを確認することでより安心して新しい家族を迎えることができます。
信頼できるお迎え場所かどうか
マンチカンを迎える際、信頼できるお迎え場所を選ぶことは極めて重要です。評判や口コミを確認し、できれば過去にお迎えした人の経験談を聞くことができたらベストです。
SNSなどでお迎えした人の感想や、お迎えした猫のその後の生活や健康状態を知ることができる場合もあります。
信頼できるお迎え場所は透明性があり、来訪者に対しても開放的な傾向があります。飼育環境が清潔で、猫それぞれの健康と幸福を第一に考えているかどうかを見極めることが求められます。
事前に調査すること、そして実際に訪問して信頼できるお迎え場所かどうか、確かめることが必要になります。
足腰に負担のかからない環境を用意する
マンチカンは短い脚が特徴の猫種なので、足腰への負担を軽減するためには生活環境の工夫が必要です。
高所にジャンプする際の着地面を柔らかくすることや、家具やキャットタワーの上に登るための階段やスロープを用意するとよいでしょう。
また、食器やトイレなどの日常生活で使うアイテムは、猫が楽に食べたり飲むことができる低い位置に置いてください。
マンチカンは活発な猫ですが、運動する際には無理がないよう、短い距離でのプレイや運動を心掛けてあげましょう。
足腰に優しい環境づくりを意識することで、マンチカンの長期的な健康を支えることができます。
マンチカンの基本情報

短い脚が特徴的な猫の品種で、そのかわいらしい姿から多くの人に愛されているマンチカン。
起源は1990年代にアメリカで確認され、名前は「オズの魔法使い」に出てくる架空のキャラクターから名付けられたとも、英語で「小さい人」という意味を持つ“munchkin”からとったとも言われています。
短足のため、他の猫に比べて高いところへのジャンプが苦手とされますが、活動的で好奇心旺盛な性格です。マンチカンは一般的に社交的で人懐こく、他のペットや子どもとも上手に暮らすことができます。
健康面では遺伝的な問題が少ないとされていますが、特異な体型から脊柱や関節への負担が懸念されるため、定期的な健康チェックが推奨されています。
穏やかで甘えん坊
好奇心旺盛で人懐こい
鳴き声は基本的に小さい
活発で運動能力が高い
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
猫種公認団体 | TICA |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 11歳~12歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,関節炎,毛球症,猫伝染性腹膜炎 |
参考価格 | 6万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | レッド,クリーム,ブラウン,ホワイト,ブルー,シルバー,ブラック,キャリコ |
毛の長さ | 短毛or長毛 |
まとめ

マンチカンは、そのユニークな短い足と活発な性格で知られる猫です。毛色や足の短さなどで値段に幅がありますが、ずっと一緒に幸せに暮らしていくために、信頼できるお迎え場所からお迎えしましょう。
定期的な健康チェックを行うことで、その短足に特有の健康問題を防ぐこともできます。ぜひ、家族の一員になるマンチカンをお迎えするときの参考にしてくださいね。
この記事の執筆者
ライター
学生時代には、ブリーダーさんのもとでアルバイトをし、3年前に17歳の愛犬を見送り、現在は5ヶ月のチワワと暮らしています。
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