猫種

ラグドールの飼い方完全ガイド|特徴から必要な費用、飼育のコツまで

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まるでぬいぐるみのような美しい被毛と、穏やかで人懐っこい性格で「ジェントル・ジャイアント(穏やかな巨人)」と呼ばれるラグドール。その愛らしい姿と優しい性格から、世界中で愛されている人気の猫種です。

しかし、ラグドールの魅力は見た目だけではありません。彼らが持つ独特の習性や、遺伝的な病気のリスク、美しい被毛を保つための日々のケアなど、共に暮らしていく上で知っておきたい情報はたくさんあります。

この記事では、ラグドールの特徴から、家族として迎え入れるための準備、適切な飼育環境の整え方まで、ラグドールとの幸せな暮らしをスタートさせるために必要な情報を網羅的に解説します。この記事が、ラグドールを迎えたいと考えている方の一助となれば幸いです。

この記事の結論

  • ラグドールはぬいぐるみのことで、その名の通り抱っこされるのが大好き
  • 寄り添ってくれる甘えん坊な性格で、横にいてくれたりスキンシップを求めてくる
  • ラグドールは落ち着いた性格も魅力で、一人暮らしや集合住宅でも飼いやすい
  • 運動量は少ないが、適度な運動や一緒に遊んであげる必要がある

桐谷肇

担当執筆者

桐谷 肇

ライター

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。
現在はnademo編集部でペットと過ごす上で大切な知識や情報をご紹介しています。

nademo編集部

担当執筆者

nademo編集部

編集部

nademo編集部が調査した愛犬・愛猫に関する情報をお届け。
愛犬・愛猫との新しい生活を応援する、大切な情報や豆知識をご紹介しています。

ラグドールってどんな猫?

ラグドールとはぬいぐるみのことミディアム・ロングのふさふさの毛並みを持つアメリカ原産の猫です。

ラグドールは穏やかでしつけもしやすい性格なため、飼い主さんによく懐いてくれます。スキンシップが大好きなので、猫とたっぷりと触れ合いたい人にはぜひおすすめ。

体が大きい割に鳴き声が小さく、運動量も少ないので、猫を初めて飼う方や集合住宅にお住まいの方にも向いています。

愛猫として迎え入れるときは、ポイントをしっかりおさえて可愛がってあげてくださいね。

穏やかで従順な性格の持ち主

優しく人慣れしてくれる

無駄に鳴くことはない

運動神経はあまりよくない

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 大型
平均寿命 14歳~16歳
なりやすい病気 肥大型心筋症,尿路結石症,熱中症,皮膚炎
参考価格 10万円~70万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック
毛の長さ 長毛

体高

男の子27cm~29cm
女の子27cm~29cm

体重

男の子4.5kg~9kg
女の子4kg~6kg

ラグドールの歴史と名前の由来

ラグドールの歴史は比較的新しく、謎に包まれた部分も多いですが、その名前の由来は彼らの性格を物語っています。

誕生から猫種として確立されるまで

ラグドールの歴史は、1960年代のアメリカ・カリフォルニア州で始まりました。ブリーダーのアン・ベイカー氏が飼っていた、ペルシャのような白い長毛の猫「ジョセフィーヌ」が、交通事故に遭った後に出産した子猫が起源とされています。

ジョセフィーヌは、事故の後から非常に温厚な性格になり、生まれた子猫たちも同様に抱っこされるとまるで脱力したぬいぐるみのように身を任せる特徴を持っていました。

ベイカー氏はこの子猫たちを元に、ペルシャやバーマンなどの猫種を交配させて品種改良を進め、ラグドールという猫種を確立しました。この独特な性格と容姿は、多くの愛猫家を惹きつけ、現在では世界中で愛される人気猫種の一つとなっています。

名付けられた理由「ラグドール」とは

ラグドールの名前は、英語で「Ragdoll(ぬいぐるみ)」を意味します。このユニークな名前は、彼らが抱っこされるとまるで人形のように全身の力を抜き、体を飼い主に預ける姿に由来しています。このような脱力した状態になるのは、彼らの穏やかで人懐っこい性格の証であり、ラグドールにしかない最大の魅力です。

初めてラグドールを抱っこした人が、その愛らしい姿と温和な性格に魅了され、ラグドールの虜になることが多いと言われています。ラグドールという名前は、この猫種の本質を完璧に表現しており、多くの飼い主さんに愛される理由となっています。

愛されるぬいぐるみのような猫種

ラグドールは「ぬいぐるみのような猫種」と表現されることが多いですが、それは単に抱っこされるのを好むからだけではありません。彼らが持つ独特な魅力は、その美しい外見と優しい性格にあります。

  • 美しい被毛: 絹のような滑らかな手触りの長毛は、ラグドールをより一層エレガントに見せています。
  • 穏やかな性格: 滅多に鳴くことがなく、おっとりとしており、子供や他のペットとも仲良くできる社交性を持っています。
  • 人懐っこさ: 飼い主の後を追いかけたり、膝の上に乗ってきたりと、常に飼い主のそばにいることを好みます。
  • 脱力ポーズ: 抱っこされると全身の力を抜き、まるでぬいぐるみのように身を委ねる姿は、ラグドールの代名詞です。

これらの特徴が、ラグドールを他の猫種とは一線を画す存在にしています。

ラグドールの身体的な特徴

ラグドールは、その堂々とした体格と、美しい被毛、そして鮮やかな瞳が印象的な猫種です。ここでは、ラグドールの被毛の色やパターン、そして彼らのトレードマークであるブルーの瞳について詳しく解説します。

被毛の色とパターン

ラグドールの被毛は、その美しい色とパターンで知られています。彼らはポイントカラーという遺伝子を持っており、体の末端(顔、耳、足、尻尾など)に色が濃く現れるのが特徴です。

被毛の色(カラー)被毛の模様(パターン)
シールカラーポイント
ブルーミテッド
チョコレートバイカラー
ライラック-
レッド-
クリーム-
  • カラーポイント: 顔、耳、足、尻尾の色が濃いパターン。
  • ミテッド: カラーポイントと同様だが、足先が靴下を履いているように白くなっている。
  • バイカラー: 顔に逆V字の白い模様があり、足、胸、お腹が白いパターン。

子猫の時は全体的に白い毛色をしていますが、成長するにつれて徐々にポイントの色が濃くなり、完全に色が定着するのは約3年後と言われています。この色の変化も、ラグドールを飼う楽しみの一つです。

美しいブルーの瞳と骨格

ラグドールの最も印象的な身体的特徴は、その美しいブルーの瞳です。この瞳の色は、遺伝的な要因によるもので、すべてのラグドールがこの色を持っています。

他の猫種では見られない、深く澄んだサファイアブルーの瞳は、ラグドールのエレガントさを一層引き立てています。

また、ラグドールは大型猫種に分類され、筋肉質で骨太な体格をしています。男の子は体重が6〜8kg、女の子は4〜6kgにまで成長し、完全に成熟するまでには約3〜4年かかります。この堂々とした体格も、「穏やかな巨人」という愛称の理由の一つです。

ラグドールの性格と飼いやすさ

ラグドール

ラグドールの最大の魅力は、その温和で人懐っこい性格にあります。彼らは飼い主の生活に寄り添い、家庭に安らぎを与えてくれる存在です。ここでは、ラグドールの性格や、留守番の得意さについて詳しく解説します。

穏やかで優しい「ジェントル・ジャイアント」

ラグドールは、その体格の大きさに反して、非常に穏やかで優しい性格をしています。攻撃的な面はほとんどなく、家族の一員として愛情深く接してくれます。

  • 人懐っこい: 飼い主のそばにいることが好きで、後を追いかけたり、膝の上に乗ってきたりと、積極的にコミュニケーションを取ろうとします。
  • 鳴き声が小さい: 滅多に大きな声で鳴くことがなく、おっとりとしています。
  • 社交性が高い: 子供や他の犬、猫とも仲良くできるため、多頭飼いや小さな子供がいる家庭でも飼いやすい猫種です。
  • 抱っこ好き: 抱っこされると脱力する「ラグドール現象」は、彼らが飼い主を信頼している証拠です。

このような性格から、ラグドールは「犬のような猫」とも呼ばれ、猫との生活が初めての方でも飼いやすいと言われています。

留守番は得意?

ラグドールは、基本的に穏やかで自立心も備えているため、比較的留守番が得意な猫種です。しかし、彼らは社交的で飼い主とのコミュニケーションを好むため、全く構ってあげないのは良くありません。

留守番のポイント

  • 安心できる環境: 留守番中は、猫が安心して過ごせるハウスやベッドを用意しましょう。
  • おもちゃ: 退屈しないように、一人で遊べるおもちゃ(知育玩具やボールなど)を与えておくと良いでしょう。
  • 帰宅時の対応: 帰宅時に大げさに歓迎するのではなく、まずは落ち着いた状態で接し、猫が落ち着いてからスキンシップを取りましょう。

注意点

  • 長時間の留守番: 長時間の一人ぼっちは、ラグドールのような社交的な猫にはストレスになることがあります。
  • 分離不安: あまりにも留守番が長くなると、分離不安になる可能性もゼロではありません。

ラグドールは留守番をこなすことができますが、彼らが心身ともに健康でいられるよう、一人の時間とコミュニケーションの時間のバランスを考えてあげることが大切です。

ラグドールを迎え入れる前に知っておくべきこと

ラグドールは、その愛らしい容姿と温厚な性格から非常に人気が高い猫種ですが、家族として迎え入れる前に知っておくべきことがいくつかあります。

ここでは、ラグドールの平均寿命や注意すべき病気、そして迎え入れにかかる費用について詳しく解説します。これらの情報を事前に把握しておくことで、ラグドールとの生活をより安心して始めることができます。

ラグドールの寿命と注意すべき病気

ラグドールと長く幸せに暮らすためには、彼らの寿命や、かかりやすい病気について理解しておくことが大切です。

平均寿命と長生きの秘訣

ラグドールの平均寿命は14〜16歳とされています。これは、一般的な猫の平均寿命とほぼ同じか、やや長い傾向にあります。適切な飼育環境と健康管理を行うことで、15歳以上まで長生きする子も珍しくありません。

  • 長生きの秘訣:
    • 健康的な食事: 年齢や体質に合わせたバランスの取れた食事を与えることが重要です。
    • 適度な運動: 肥満を予防するため、遊びなどを通して適度な運動をさせましょう。
    • 定期的な健康チェック: 定期的に動物病院で健康診断を受け、病気の早期発見に努めましょう。
    • 快適な生活環境: ストレスの少ない、安全で清潔な環境を整えてあげましょう。

ラグドールの長生きは、飼い主さんの日々の愛情と努力にかかっています。

遺伝的な病気のリスクと対策

ラグドールは、遺伝的にかかりやすい病気がいくつか存在します。これらの病気について知っておくことで、早期発見や予防に繋げることができます。

病気の種類症状の例対策の例
肥大型心筋症呼吸が速い、苦しそうにする、元気がなくなる、後ろ足の麻痺定期的な健康診断、心臓に負担をかけない生活(肥満防止)
多発性のう胞腎食欲不振、飲水量が増える、体重減少超音波検査による早期発見、進行を遅らせる食事療法
尿路結石頻繁にトイレに行く、血尿が出る、排尿時に痛がる十分な水分補給、pH値をコントロールする食事

これらの病気は、特に症状が分かりにくいことがあるため、少しでも異変を感じたら、すぐに動物病院に相談することが大切です。ブリーダーから子猫を迎える際は、親猫の遺伝子検査の結果を確認することも重要です。

子猫を迎え入れる際の費用

ラグドールを家族として迎え入れる際には、さまざまな費用がかかります。事前に費用を把握しておくことで、経済的な面でも安心してラグドールとの生活を始められます。

生体価格と初期費用

ラグドールの子猫を迎え入れる際の生体価格は、一般的に15万円から30万円程度が相場です。これは、ブリーダーや血統、被毛の色、性別などによって変動します。また、生体価格とは別に、初期費用として以下のものが必要になります。

  • 猫用ケージ・キャリーケース: 1〜2万円
  • トイレ・猫砂: 5千円〜1万円
  • 食器・給水器: 5千円〜1万円
  • ベッド・おもちゃ: 5千円〜1万円
  • フード・サプリメント: 5千円〜1万円
  • ワクチン接種・健康診断: 1万5千円〜2万円

これらの初期費用を合わせると、合計で最低でも20万円以上はかかることを想定しておく必要があります。

年間でかかる飼育費用

ラグドールを家族として迎え入れた後も、毎月、そして年間でかかる費用があります。これらを事前に把握しておくことで、経済的な計画を立てることができます。

  • 食費: 5万円〜10万円
  • 医療費(ワクチン、健康診断、病気の治療費など): 3万円〜5万円
  • 消耗品費(猫砂、おもちゃ、シャンプーなど): 2万円〜3万円
  • その他(ペット保険、トリミング代など): 2万円〜4万円

これらの費用を合計すると、年間で約12万円〜22万円程度かかります。生涯でかかる費用を考えると、迎え入れる前に十分な計画を立てることが大切です。

ラグドールとの快適な暮らし方と飼育のコツ

ラグドールは非常に穏やかで飼いやすい猫種ですが、その美しい被毛や大きな体格を健康に保つためには、適切な飼育方法や日々のケアが不可欠です。ここでは、ラグドールとの快適な暮らし方と、飼育のコツについて解説します。

適切な飼育環境の整え方

ラグドールが安心して快適に過ごせるよう、適切な飼育環境を整えることは非常に重要です。

必要なグッズと安全な空間作り

ラグドールを迎え入れる際には、以下のグッズを用意し、安全な空間を作ってあげましょう。

  • 必要なグッズ:
    • ケージ: 最初はケージの中で安心できる居場所を作ってあげましょう。
    • キャットタワー: 運動不足解消や上下運動のために必須です。
    • 爪とぎ: 爪とぎは猫にとってストレス発散になります。
    • トイレ: トイレは猫が安心して排泄できるよう、静かな場所に設置しましょう。
    • グルーミング用品: ラグドールは長毛種のため、ブラッシング用のブラシやコームが必要です。
  • 安全な空間作り:
    • 脱走防止: ラグドールは穏やかな性格ですが、脱走してしまうと危険です。玄関や窓に脱走防止柵を設置しましょう。
    • 誤飲防止: 誤飲の危険がある小さなものや、猫が口に入れてしまう可能性のあるものは片付けましょう。
    • 危険なものの排除: 電気コードや観葉植物、猫にとって有害な食べ物などは、猫の手の届かない場所に置きましょう。

これらのグッズと安全な空間を整えることで、ラグドールが快適に、そして安全に過ごせるようになります。

多頭飼いでの相性について

ラグドールは、非常に温厚で社交的な性格であるため、多頭飼いにも比較的向いている猫種です。他の猫や犬とも仲良くできることが多く、多頭飼いの家庭に迎え入れられることも多いです。

  • 相性が良い理由:
    • 穏やかな性格: 喧嘩を仕掛けることが少なく、他のペットに対しても寛容です。
    • 高い社交性: 遊び好きで、他の猫や犬とも積極的にコミュニケーションを取ろうとします。
  • 多頭飼いの際の注意点:
    • 相性: 新しい猫を迎え入れる際は、時間をかけて少しずつ慣れさせるようにしましょう。
    • 猫の空間: それぞれの猫が一人になれる場所(ケージや隠れ家)を用意してあげましょう。
    • 食器やトイレ: 食器やトイレは、猫の数+1個用意するのが理想的です。

多頭飼いは、ラグドールにとって良い刺激となり、生活を豊かにしてくれますが、相性を見極め、適切な環境を整えることが大切です。

毎日の健康管理とケア

ラグドールの美しい被毛と健康な体を保つためには、日々の丁寧なケアが欠かせません。

美しい被毛を保つブラッシング方法

ラグドールは、長く美しい被毛を持っていますが、抜け毛が多く、放置すると毛玉ができやすい猫種です。日々のブラッシングが、被毛の美しさと健康を保つ上で非常に重要となります。

  • ブラッシングの頻度:
    • 毎日行うのが理想です。特に毛の生え変わり時期は、念入りに行いましょう。
  • ブラッシングの手順:
    • 全体をとかす: まずは目の粗いコームやスリッカーブラシで、全身の毛をとかし、大きな毛玉をほぐします。
    • 毛並みを整える: 仕上げに獣毛ブラシやピンブラシで、毛並みに沿って優しくとかし、ツヤを出します。
  • 注意点:
    • 毛玉対策: 毛玉は放置すると皮膚炎の原因になります。毛玉を見つけたら、無理に引っ張らず、コームで丁寧にほぐすか、獣医師に相談しましょう。
    • スキンシップの一環に: ブラッシングは、猫との大切なスキンシップの時間です。優しく声をかけながら行いましょう。

日々のブラッシングを習慣にすることで、ラグドールの美しい被毛を保ち、皮膚の健康を守ることができます。

歯磨き、爪切り、耳掃除のコツ

ブラッシングだけでなく、歯磨き、爪切り、耳掃除も、ラグドールの健康を保つ上で重要なケアです。子猫のうちから慣れさせておくことで、猫もストレスなくケアを受け入れられるようになります。

ケアの種類頻度コツとポイント
歯磨き毎日が理想子猫のうちから、指にガーゼを巻いて口を触る練習から始めましょう。
歯磨き粉は猫用のものを使用します。
爪切り2週間に1回程度爪の血管を切らないよう、先端の白い部分だけをカットします。
猫が嫌がる場合は、無理せず少しずつ行いましょう。
耳掃除汚れている時耳の入り口を拭く程度にし、奥まで綿棒を入れないように注意します。
耳の汚れがひどい場合は、獣医師に相談しましょう。

これらのケアは、猫の健康を守るだけでなく、病気の早期発見にも繋がります。

食事と運動について

ラグドールが健康な体を作るためには、適切な食事と十分な運動が不可欠です。

年齢に合わせた食事の選び方

ラグドールは成長がゆっくりで、完全に成熟するまでに約3〜4年かかります。そのため、年齢に合わせた食事を選ぶことが重要です。

年齢区分食事の選び方注意点
子猫期(〜1歳)高タンパク・高カロリーな子猫用フード成長に必要な栄養をしっかり摂取させましょう。
成猫期(1歳〜)バランスの取れた成猫用フード肥満になりやすいため、食事量に注意が必要です。
シニア期(7歳〜)消化しやすいシニア用フード腎臓や心臓への負担を考慮した食事を選びましょう。

また、ラグドールは遺伝的に心臓病にかかりやすいため、心臓の健康をサポートする成分(タウリンなど)が含まれたフードを選ぶのも良いでしょう。

運動不足にならないための工夫

ラグドールは、体が大きいため、運動不足になりやすい傾向があります。運動不足は肥満やストレスの原因となるため、日々の生活に運動を取り入れる工夫が必要です。

  • 上下運動:
    • キャットタワー: 高いところに登るのが好きな猫のために、大型のキャットタワーを設置しましょう。
    • 家具の配置: 運動ができるように、家具を配置して段差を作ってあげましょう。
  • 遊び:
    • おもちゃ: ねこじゃらしやボール、レーザーポインターなど、様々な種類のおもちゃで遊んであげましょう。
    • 知育玩具: おやつを隠せる知育玩具は、猫の好奇心を刺激し、運動不足解消に役立ちます。
    • キャットウォーク: 壁にキャットウォークを設置すると、安全に運動できるスペースが増えます。

毎日15分程度の遊び時間を確保することで、ラグドールの心身の健康を保つことができます。

まとめ:ラグドールとの幸せな生活のために

ラグドールは、その美しい姿と穏やかな性格で、私たちにたくさんの癒しを与えてくれる素晴らしい猫種です。彼らとの生活をより豊かで幸せなものにするためには、迎え入れる前の準備から、日々の丁寧なケアまで、飼い主さんの愛情と正しい知識が不可欠です。

この記事では、ラグドールの寿命や注意すべき病気、迎え入れにかかる費用から、毎日の飼育のコツまで、ラグドールとの生活に必要な情報を網羅的に解説しました。これらの情報を参考に、ラグドールとの生活に備えていただければ幸いです。

ラグドールとの生活は、単なるペットとの暮らしではありません。彼らは、私たちにとってかけがえのない家族です。日々のコミュニケーションを大切にし、適切な健康管理と環境づくりを心がけることで、ラグドールとの幸せな生活を送ることができるでしょう。

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この記事の執筆者

桐谷肇

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桐谷 肇

ライター

2021年の12月に保護猫シェルターからキジトラの男の子をお迎えしました。
猫を飼うのが初めてで戸惑うこともありましたが、今では日常に欠かせない大切な存在になっています。

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