猫種

ラグドールの特徴を紹介!性格や寿命、飼い方もまとめて解説

ラグドールは大柄な猫ですが、性格はとても甘えん坊。スキンシップが大好きで猫にしては珍しく抱っこされると喜びます。

非常に愛らしい性格のラグドールですが、長毛種で体格も良いため、飼育する時は気をつけなければならないことも。

この記事ではラグドールの性格や特徴、飼い方のポイントについて丁寧に解説します。

長毛の猫や大型の猫に興味のある方、猫と触れ合うのが好きな方はぜひ参考にしてくださいね。

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ラグドールの魅力

ラグドールとはぬいぐるみのこと。その名の通り抱っこされるのが大好きな甘えん坊猫です。

人間に寄り添ってくれる性格なので、ずっと横にいてくれたり、スキンシップを求めてきます。

猫と一緒にゆったりとした時間を過ごしたい人にはぴったりの性格。

体が大きくて抱っこするのが大変かもしれませんが、それもまた魅力のひとつと言えるでしょう。

一人暮らし・集合住宅でもお世話をしやすい

ラグドールは一人暮らしや集合住宅でも飼いやすい、非常に落ち着いた性格も魅力と言えるでしょう。

飼い主に従順でしつけやすい性格なので、大きな声でなくこともほとんどなく、近所迷惑になることも稀です。

運動量も少ないため手もかかりません。

ラグドールの特徴

ラグドールはミディアム・ロングのふさふさの毛並みを持つアメリカ原産の猫です。

体全体が白をベースとした毛で覆われており、顔や耳、手足などに灰色や焦げ茶色のアクセントとなるポイントカラーが入っているのも特徴的。深みのある青い瞳と丸みを帯びた頬も印象に残ります。

子猫の時期が長く、4年かけてゆっくり成猫へと成長します。

その分、体つきは筋肉質でしっかりしていて成猫になると7kgを超える子もいます。

穏やかで従順な性格の持ち主

優しく人慣れしてくれる

無駄に鳴くことはない

運動神経はあまりよくない

 その他情報

原産国 アメリカ合衆国
平均寿命 13歳〜14歳
なりやすい病気 心筋症,尿石症,熱中症,皮膚炎
参考価格 25万円~40万円

体毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック
毛の長さ 長毛

体高

オス27cm~29cm
メス27cm~29cm

体重

オス4.5kg~7kg
メス4kg~6kg

ラグドールのサイズ

体高27cm~29cm
体重4kg~7kg

ラグドールはやや大型に分類される猫で、成猫の体高は27cm~29cm、体重は4kg~7kgと大きめ。筋肉質でたくましい体つきです。

猫は通常1年で成猫になりますが、ラグドール4年かけてゆっくりと大人の猫になります。

そのため、長い成長期にしっかり栄養のあるフードを食べさせてあげると、より元気で丈夫な子に育ちます。

ラグドールの被毛・毛色

ラグドールの毛色や柄はいろいろな種類がありますが、ポイントと呼ばれる柄が基本。

しっぽや脚の先端、顔や耳などが部分的に濃い色になります。

その他には四足に手袋や靴下を履かせたようで可愛らしいミテッド。毛の色が2色に分かれているバイカラー。

ポイントの部分に2つのカラーが混ざりあったトーティーこの4種類の柄がメジャーです。

また、生まれた時は全身が白く、成長するに従い毛色が濃くなり、全身が発色するまでに2年近くかかることもあります。

ラグドールの性格・習性

ラグドールは従順でおとなしい性格の猫です。

体が大きいこともあり活発に動き回るよりはゆっくりと落ち着いて過ごす子の方が多いようです。

鳴き声も大きくなく、しつけもしやすい性格なので、集合住宅の方や初めて猫を飼う方でも親しみやすいでしょう。

猫には珍しく抱っこされるのが大好きなので、たっぷりとスキンシップを取りたい方にはおすすめです。

ラグドールの寿命・病気

ラグドールの平均寿命は14歳~16歳程度。一般的な猫の平均寿命とほぼ同じです。

ラグドールはおっとりとした性格なため、危険の多い外飼ではなく室内で飼育することが推奨されています。

長毛種で体格のしっかりした猫ゆえにかかりやすい病気もあるので、日頃から体調に気をつけて健康な生活をサポートしてあげましょう。

ラグドールがかかりやすい病気は以下の通り。

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)心臓の筋肉が分厚くなって血液を送り出せなくなる病気。
毛球症(もうきゅうしょう)毛づくろいで飲み込んだ毛が排出されず、胃や腸内で塊になることで引き起こる消化器の病気。
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)肝臓に液体が溜まった袋状のものができ、腎機能が徐々に低下する遺伝性の病気。
尿路結石(にょうろけっせき)尿管や膀胱、尿道に結石ができて、膀胱や尿道に詰まったり損傷したりする病気。

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)は猫に多い心筋症で、心臓の筋肉が分厚くなり、体に十分な血液を送ることが出来なくなる病気です。

少しの運動で呼吸が早くなる、歩き方がおかしくなる、呼吸困難などの症状につながります。

遺伝的な病気で予防法はなく、初期の段階ではほとんど症状がなく気が付きにくいため、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

また、毛球症(もうきゅうしょう)は毛づくろいで飲み込んだ毛が排出されず腸の中に溜め込んでしまう病気です。

軽度であれば毛球除去剤を使用しますが、改善しない場合は開腹手術を行うことになります。

長毛品種のラグドールに毛のトラブルはつきものです。ブラッシングで予防できるので、毎日の丁寧なブラッシングを習慣づけましょう。

ラグドールの歴史

ラグドールは1960年代にアメリカ・カリフォルニア州のペルシャ猫のブリーダー、アン・ベイカーが作り出した猫種です。

アン・ベイカーはラグドールの美しさと愛らしさに自信を持ち、IRCAという猫血統登録団体を設立。

ラグドールの血統登録をフランチャイズビジネスにつなげようとします。

しかし、IRCAの「フランチャイズ契約を交わしたブリーダーにしか猫を譲らない」という仕組みに疑問を持った他のブリーダー達は、自らの手で繁殖活動を進めていきました。

その結果、ラグドールの知名度は大きく向上し、CFA、GCCF、FIFeなどの猫血統登録団体でも公式に認定されることになりました。

その後、IRCAは1994年に分裂してしまい、現在に至ります。

ラグドールの飼い方

ラグドールは比較的落ち着いた性格ですが、子猫時代は他の猫と同じように活発です。

体が大きいため成猫になるまで4年ほどかかりますが、その間はしっかりと運動や食事に気を配ってあげることが大切。

ここではラグドールの飼い方について詳しく説明します。

成猫までは高カロリー・高タンパクな食事

ラグドールは食欲旺盛な多いです。成猫までは高カロリー・高タンパクな食事を十分に与えましょう。

一般的な猫は約1年で成猫へと成長しますが、ラグドールは体格がしっかりしているため成猫になるまで時間がかかり、約4年ほどの期間を必要とします。

この時期に十分な食事が取れないと、きちんとした体作りができません。

栄養バランスが偏っていると、体調を崩しやすいまま成猫になってしまうこともあります。

成猫になるまでの4年間は、皮膚や筋肉の元となるタンパク質を豊富に含んだキャットフードを選んであげましょう。

また、子猫時代は1回に食べられる量が少ないため、1日3~5回に分けて食べさせてあげることも大切です。

肥満にならないよう体重管理を行う

成猫になると子猫のときと比べて必要なエネルギー量が減るため、食事量をコントロールしてあげる必要があります。

成猫用のフードに切り替えるタイミングは、一般的に1年ほどを目安にするといいです。

しかしラグドールの場合、体重の増加が緩やかになるタイミングを目安にすると良いでしょう。

また運動量が変化してきたように感じたらそれも指標になります。

1回に食べられる食事量も増えているため1日2~3回の食事で済みますが、食欲旺盛な猫なので、体重を見ながら量を調整してあげましょう。

適度な運動とこまめなスキンシップをとる

ラグドールは甘えん坊で運動量が少なめの猫種です。

そのため適度に運動を促してあげることと、こまめにスキンシップをとってあげることが重要。

体格が大きい猫なので、あまり運動したがらない子もいますが、全く遊ばないと体重増加につながります。

ラグドールが大好きな抱っこをしながら、1日10分で良いのでしっかり時間をとって遊んであげましょう。

また、体重が重いため高いところが苦手な子もいます。キャットタワーは低めでもよいので重心の安定しているものを選びましょう。

週2~3回はブラッシングが必要

ラグドールは春と秋に毛が生え替わるダブルコートの長毛種ですが、抜け毛が比較的少ない猫です。

週に2~3回はコーミングをして抜け毛を取り除き、換毛期や年をとって毛づくろいをしなくなったら毎日ブラッシングをしてあげましょう。

セミロングの毛を持つラグドールはブラッシングを怠るとお腹に毛が溜まってしまい、毛球症の原因になります。

また、毛が皮脂でコーティングされており、量も多いため、そのまま放置しておくと雑菌が繁殖してしまいます。

定期的なブラッシングを行って愛猫の健康を保ちましょう。

ブラシを嫌がる猫もとろける魔法のブラシ

軟らかな肌触りでブラッシングが苦手な子にも使いやすい猫用ブラシです。

ブラシにソフトタッチピンを使用しているため、肌に押し付けられている感覚や、毛を引っ張られる感触が軽くなります。

また、ブラシの中の除静電気ナスロンが、猫の苦手な静電気を抑えてくれるので、長毛の猫でも安心して使用できるでしょう。

ほどよいマッサージ効果も感じられる、毛が細くて絡みやすいタイプの子にぴったりのブラシです。

ラグドールのおすすめキャットフード3選

ラグドールには、動物性タンパク質を多く含んだキャットフードがおすすめです。

また、毛球症のリスク軽減のため、吐き戻しに配慮したフードを選ぶのも重要です。

ここではしっかりとした体の作るのに適した高タンパクのフードや、毛玉に配慮したもの、体重管理におすすめのキャットフードをご紹介します。

ユニ・チャームオールウェル キャットフード ドライ 室内猫用 チキン味 吐き戻し軽減

猫の吐き戻しや毛玉対策を考えて作られたキャットフードです。

食物繊維が豊富に含まれているため、お腹に溜まった毛玉のスムーズな排泄をサポートしてくれます。

また、胃の中で溶けやすいように設計されているため、食べ過ぎたときでも吐き戻しを軽減する効果も期待できるでしょう。

対象年齢 全年齢対応
内容量 1.6kg
原産国 日本
主原料 穀類(トウモロコシ、パン粉、コーングルテンミール)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス、乾燥ささみ加工品粉末)
添加物 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
100gあたりのカロリー 340kcal
1日あたりの価格 67円
定期販売 -
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ピュリナワン グレインフリー チキン

新鮮なチキンを主体とした高タンパクのフードです。

やわらかくほぐした粒とカリカリの粒がブレンドされているので、猫が好む野生に近い食感に。

食欲旺盛なラグドールにぴったりのキャットフードです。

グレインフリーなのでアレルギーに敏感な猫でも安心して食べられます。

対象年齢 1歳から
内容量 1.6kg
原産国 アメリカ合衆国
主原料 ‎チキン、チキンミール、えんどう豆でんぷん
添加物 酸化防止剤(ミックストコフェロール)
100gあたりのカロリー 413kcal
1日あたりの価格 86円
定期販売 Amazon定期便あり
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ペットラインメディファス 避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで チキン&フィッシュ味

カロリー控えめで尿路結石にも配慮されたフードです。麻布大学とメディファスの共同で開発されました。

一般的な猫では生後1年を目安に成猫用のフードへと切り替えますが、ラグドールは子猫の時代が長いため、フードの種類を切り替えるのは難しい場合があります。

こちらのキャットフードであれば、量を調整するだけで子猫から成猫まで対応できるため食事の管理が楽になります。

対象年齢 10歳まで
内容量 2.7kg
原産国 日本
主原料 ‎穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)
添加物 酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
100gあたりのカロリー 345kcal
1日あたりの価格 42円
定期販売 -
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ラグドールの価格相場

ラグドールの価格相場は20万円~50万円ほど。

値段に幅がありますが、ペットショップで購入するか、ブリーダーからお迎えするかによっても価格は変わってきます。

色や生育年齢によっても価格は違いますが、販売価格が20万円台のことも多いようです。

子猫のときはまだ毛の色の判別がつきにくいので、ペットショップの店員さんかブリーダーさんに相談して決めると良いでしょう。

ラグドールとラガマフィンの違い

ラグドールとペルシャ猫、ヒマラヤンをミックスして生まれたのがラガマフィンです

毛が長くフサフサしている点は似ていますが、白がベースのラグドールに対し、ラガマフィンの毛色は様々。

目の色もラグドールはブルーなのに対して、ラガマフィンは黄色・緑・オレンジなどバリエーションに富んでいるという違いがあります。

毛や目の色に違いはありますが、ラグドールをベースに生まれた品種なので、ラガマフィンの性格も穏やか。飼いやすいと人気の猫種です。

ラグドールは穏やかで従順な飼育しやすい猫

ラグドールは穏やかでしつけもしやすい性格なため、飼い主によく懐いてくれます。

スキンシップが大好きなので、猫とたっぷりと触れ合いたい人にはぜひおすすめ。

体が大きい割に鳴き声が小さく、運動量も少ないので、猫を初めて飼う方や集合住宅にお住まいの方にも向いています。

愛猫として迎え入れるときは、ポイントをしっかりおさえて可愛がってあげてくださいね。

ライター情報

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