立派な口ひげで有名なシュナウザーの中でも、中型サイズで知られているのが今回ご紹介するスタンダード・シュナウザーです。
性格が人間好きで学習能力も高いため、シュナウザーはとても飼いやすい犬種として知られています。
長い歴史を持つ犬種でもあり、日本ではより小さなミニチュア・シュナウザーが人気となっている昨今。
あえて中型サイズで個体数も少ない、スタンダード・シュナウザーについて、魅力を詳しくご紹介します。
この記事の結論
- ドイツ原産の中型サイズの犬種で、賢さと警戒心の両方を併せ持つ
- 日本ではスタンダードよりもミニチュアの方が人気で、個体数も少ない
- シュナウザーは3種類存在し、上下にミニチュアとジャイアントが存在する
- 常に一緒に行動をしたがるため、できる限り時間を共にする必要がある
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目次
スタンダード・シュナウザーの特徴

スタンダード・シュナウザーは、ドイツ原産の中型犬で、賢さと活発さを兼ね備えた犬種です。
そのルーツは中世にさかのぼり、農場でネズミを捕まえる作業犬や護衛犬として活躍していました。
現在では家庭犬として人気があり、知的でしつけがしやすく、忠誠心が強いのが特徴です。
警戒心が強いため番犬としても優秀ですが、むやみやたらに吠えないよう、適切な社会化が必要です。
また、運動量がとても豊富なエネルギッシュな犬種なので、毎日の散歩や遊びが欠かせません。
素直で賢く明るい
信頼する人にはよく懐く
まれに吠える
運動量は豊富で遊び好き
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 13歳~16歳 |
なりやすい病気 | アレルギー性皮膚炎,股関節形成不全,角膜炎,尿路結石症,白内障,膵外分泌不全 |
参考価格 | 15万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,ソルト&ペッパー |
スタンダード・シュナウザーの身体的特徴
スタンダード・シュナウザーは筋肉質でバランスの取れた体型を持ち、俊敏で機敏な動きをします。
最大の特徴は長い眉毛と立派な口ひげで、表情を豊かに見せる要素となっています。
頭部は長く、やや四角い形状をしており、耳は自然な状態では垂れ耳ですが、国によっては断耳され立ち耳になることもあります。
尻尾も同様に断尾されることがありますが、近年は自然な状態を保つケースが増えています。
スタンダード・シュナウザーのサイズ(体高・体重)
体高 | 45cm~50cm |
体重 | 14kg~20kg |
スタンダード・シュナウザーの体高は約45~50cm、体重は14kg~20kg程度が標準とされています。
中型犬に分類されますが、コンパクトな体型のため比較的扱いやすいサイズ感です。性別で大きな違いはなく、どちらも均整の取れた体つきをしています。
骨格がしっかりしており、運動能力が高いため、十分な運動をさせることが健康維持のポイントとなります。
スタンダード・シュナウザーの毛色・被毛
スタンダード・シュナウザーの被毛は硬くて密度の高いワイヤーコートで、手入れを怠ると絡まりやすくなります。
毛色は「ソルト&ペッパー」と「ブラック」の2種類が認められています。
ソルト&ペッパーは白と黒の毛が混じった灰色がかった色合いで、ブラックは全身が黒く光沢のある毛並みです。
抜け毛は少ないですが、トリミングが必要で、特に口ひげや眉毛の手入れが大切になります。
スタンダード・シュナウザーの運動能力
スタンダード・シュナウザーは非常に運動能力が高く、持久力も優れています。
牧場での作業犬としての歴史があるため、走ることやジャンプが得意で、アジリティ競技でも活躍することができます。
知的好奇心も旺盛なため、散歩だけでなく、知育玩具やドッグスポーツなどを取り入れると、心身ともに満足させることができます。
運動不足になるとストレスを溜めやすいため、毎日の適度な運動が欠かせません。
スタンダード・シュナウザーの平均寿命
スタンダード・シュナウザーの平均寿命は約13歳~16歳と、中型犬として平均的な寿命と言えます。
適切な食事管理や運動、定期的な健康診断を行うことで、より健康的な生活を送ることができます。
特に、高齢になると関節の問題や視力低下が見られることがあるため、シニア期にはそれに配慮したケアが必要になります。
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スタンダード・シュナウザーの注意したい病気
アレルギー性皮膚炎 | アレルゲンによって体を守る免疫が過剰反応している状態 |
股関節形成不全 | 骨格形成期に骨が変形したり関節が緩むことから、股関節が異常形成される病気 |
角膜炎 | 黒目を覆う透明な膜である角膜が、炎症を起こした状態 |
尿路結石症 | 結石により膀胱や尿道が詰まったり、粘膜が傷つけられる病気 |
白内障 | 目の水晶体が白く濁ることで、視力の低下や失明を引き起こす可能性のある病気 |
膵外分泌不全 | 膵臓から分泌される消化酵素が不足することで、消化不良を引き起こす病気 |
スタンダード・シュナウザーは比較的健康的な犬種ですが、いくつか注意すべき病気があります。
代表的なものとして股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)や白内障(はくないしょう)、膵外分泌不全(すいがいぶんぴふぜん)が挙げられます。
股関節形成不全は歩行に影響を与える可能性があり、白内障は視力を低下させる病気です。
また、膵外分泌不全は消化機能に影響を与える疾患で、体重減少や消化不良の原因となります。
いずれも定期的な健康診断などによって早期発見をし、早期治療が重要です。
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スタンダード・シュナウザーの見分け方
スタンダード・シュナウザーは同じシュナウザー系統のミニチュア・シュナウザーやジャイアント・シュナウザーと混同されやすいですが、サイズが中間であることが大きな特徴です。
ミニチュアよりも明らかに大きく、ジャイアントよりも一回り小さいため、大きさで判別しやすいです。
また、口ひげと眉毛の豊かさが際立っており、筋肉質な体型をしているのも特徴的です。
スタンダード・シュナウザーの登録頭数
スタンダード・シュナウザーの登録頭数は、国や地域によって異なりますが、ミニチュア・シュナウザーと比べると数が少ない傾向にあります。
日本国内ではジャパンケネルクラブ(JKC)の登録数において、年間数百匹程度とされ、ミニチュア・シュナウザーよりも珍しい存在です。
世界的にもペットとしてより人気なのはミニチュア・シュナウザーですが、スタンダード・シュナウザーの魅力を理解する愛好家によって根強い人気があります。
スタンダード・シュナウザーの生体価格
スタンダード・シュナウザーは日本で多大な人気がある犬種というわけではなく、個体数は少なめです。
そのため、ペットショップではもちろんのこと、ブリーダー経由でも限られた人しかお迎えすることができないでしょう。
生体価格自体は15万円~40万円程度ですが、ミニチュア・シュナウザーと比べると非常に個体数が少ないので、お迎え自体が簡単ではありません。
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スタンダード・シュナウザーの性格・習性

スタンダード・シュナウザーはとても賢い犬種として知られており、しつけの面でも困ることは多くありません。
初心者の方でもお迎えしやすい一方で、どこか頑固な面もありますので、必ずしも簡単に覚えてくれるわけでもないのです。
とはいえお迎えしやすい犬種であることには変わりなく、適切な社会化や運動時間の確保などができれば、飼いやすい犬種と言えます。
知的で学習能力が高い
スタンダード・シュナウザーは非常に賢く、物覚えが良い犬種です。指示を理解する能力が高く、しつけを早く覚えることができます。
そのため、基本的な服従訓練だけでなく、アジリティやドッグスポーツ、トリックなども習得しやすいです。
しかし、賢いがゆえに、単調なトレーニングを嫌うこともあります。しつけの際は工夫を凝らし、遊びの要素を取り入れると効果的です。
学習意欲が高いため、知育玩具を活用すると精神的な刺激にもなり、退屈を防ぐことができます。
警戒心が強く番犬向き
スタンダード・シュナウザーは家族への忠誠心が強い一方で、見知らぬ人に対しては警戒心を持つ傾向があります。
この性格は番犬としての資質に優れていることを意味し、家を守る役割に適しています。
来客に対して吠えることもありますが、社会化が進んでいれば過度に攻撃的になることはありません。
子犬の頃からさまざまな人や環境に慣れさせることで、適切な警戒心を持ちつつ、過度な神経質さを抑えることができます。
活発でエネルギッシュ
この犬種は非常にエネルギッシュで、運動を好みます。単なる散歩だけでは満足せず、広い場所で走り回ったり、ボール遊びをしたりすることを楽しみます。
持久力もあり、長時間の運動にも耐えられるため、ジョギングやハイキングのパートナーとしても最適です。
運動不足になるとストレスを溜めやすく、問題行動につながる可能性があるため、毎日十分な運動をさせることが重要です。
知的な遊びも取り入れることで、より充実した生活を送ることができます。
社交的だが適切な社会化が必要
基本的に社交的な性格ですが、警戒心が強いため、適切な社会化が必要です。
子犬の頃から他の犬や人間と触れ合う機会を多く持つことで、フレンドリーな性格に育ちやすくなります。
十分な社会化を行わないと、他の犬や見知らぬ人に対して攻撃的になったり、神経質になったりする可能性があります。
ドッグランや散歩中の出会いを活用し、さまざまな環境に慣れさせることが大切です。
また、過度に依存させないようにすることで、自立した性格を育むことができます。
家庭環境への適応力が高い
この犬種は家庭環境への適応力が高く、都市部のマンション暮らしでも適切な運動量が確保されれば問題なく生活できます。
しかし、吠えやすい傾向があるため、しつけをしっかりと行うことが必要です。
また、家庭内では家族と過ごすことを好み、特に子供や他のペットとも比較的仲良く過ごすことができます。
ただし、元々の作業犬としての本能から、小動物を追いかけることがあるため、小動物と同居する場合は注意が必要です。
スタンダード・シュナウザーと繋がりのある犬種
ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは、スタンダード・シュナウザーを小型化する目的で作出された犬種です。
19世紀後半に、スタンダード・シュナウザーとアーフェンピンシャーやプードルを交配し、小型ながらも活発で賢い性格を持つ犬種として誕生しました。
体高30~35cm、体重4~8kg程度とコンパクトで、家庭犬としての人気が高いです。
被毛は硬くワイヤー状で、ブラックやソルト&ペッパーなどのカラーが特徴です。
勇敢であり警戒心も強い
愛情深く従順
無駄吠えをしてもしつけはしやすい
多くはないが、適度なお散歩が必要
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | レッグ・カルベ・ペルテス病,進行性網膜萎縮症(PRA),若年性白内障,尿路結石症 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,ソルト&ペッパー,ブラック&シルバー,ウィートン |
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ジャイアント・シュナウザー

ジャイアント・シュナウザーは、スタンダード・シュナウザーを基にさらに大型化した犬種で、主に警備犬や牧畜犬として育成されました。
体高60~70cm、体重35~50kgと大型で、ドーベルマンやグレート・デーンとの交配によって作出されたと言われています。
賢く警戒心が強いため、警察犬や軍用犬としても活躍している犬種で、運動量が豊富で訓練のしがいがあります。
穏やかで忠誠心が高い
非常に懐きやすい
警戒心が強く、吠えやすい
忍耐力が高く俊敏
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 関節炎,股関節形成不全 |
参考価格 | 30万円~60万円 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ピュア・ブラック,ソルト&ペッパー,ブラック&シルバー |
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アーフェンピンシャー

アーフェンピンシャーは、ミニチュア・シュナウザーの作出に関わった犬種で、ドイツ原産の小型犬です。
体高25~30cm、体重4~6kgと小柄ながら、活発で好奇心旺盛な性格をしています。
特徴的な顔つきは「モンキードッグ」とも呼ばれ、硬く短い被毛を持っています。
かつてはネズミ捕りの役割を担っており、頑固な一面もあるため、しっかりとしたしつけが必要な犬種です。
勇敢で忍耐強い
家族のみ懐きやすい
警戒心が強く、吠えやすい
平均的な運動量
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,レッグ・カルベ・ペルテス病,白内障 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 平均的 |
毛質 | ロングコート |
毛色 | ピュア・ブラック,グレー,ブルー,グリズル |
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スタンダード・シュナウザーを飼うのに向いている人の特徴

スタンダード・シュナウザーをお迎えするうえで気をつけたいのは、エネルギッシュであるということです。
とても活発な犬種であることは、体の大きさに加えて性格面もあるため、簡単に発散できるようなものでもありません。
十分な運動と共に、必要なしつけなどもしていかなければいけませんので、押さえておく必要があります。
活動的で犬と一緒に運動を楽しめる人
スタンダード・シュナウザーは非常にエネルギッシュで、毎日の運動が欠かせない犬種です。
そのため、散歩やジョギング、ハイキングなどのアウトドア活動を楽しむ人に向いています。
短時間の散歩だけでは満足せず、ボール遊びやアジリティ競技などを取り入れることで、より充実した運動ができます。
犬と一緒にアクティブなライフスタイルを送りたい人には最適なパートナーとなるでしょう。
しつけや訓練にしっかり取り組める人
スタンダード・シュナウザーは知的で学習能力が高い一方、独立心が強く、時には頑固な面を見せることがあります。
そのため、一貫性のあるしつけを行い、適切なリーダーシップを発揮できる人に向いています。
甘やかすと自己判断で行動するようになり、問題行動につながることもあるため、しっかりとした指導が必要です。
ポジティブな強化を用いたトレーニングを行える人であれば、忠実で頼れるパートナーに育てることができます。
警戒心が強い性格を理解し、適切に対応できる人
スタンダード・シュナウザーは見知らぬ人に対して警戒心を持つ傾向があり、番犬としての資質が強い犬種です。
来客時に吠えることもあるため、無駄吠えをコントロールするしつけが必要になります。
警戒心が強いことを理解し、過度な攻撃性を持たせないように適切に対応できる人が飼うのに向いています。
家庭内でのルールをしっかりと決め、落ち着いて指導できる人が理想的です。
スタンダード・シュナウザーの飼い方

スタンダード・シュナウザーはいくつかのポイントを押さえておけば、飼育も難しくありません。
中型サイズとはいえ頭の良い犬種であるため、正しいお迎え方法を知っておけば悩むことも少ないでしょう。
遊び好きで好奇心旺盛なので、しっかり運動時間を確保する

スタンダード・シュナウザーは遊び好きで、好奇心旺盛な性格をしており、新しいことに興味を持ち、探検したり新しいおもちゃを試したりするのが大好きです。
そのため、飼い主と一緒に遊ぶ時間を作ることで、より深い絆を築くことができます。
また、知的な遊びを取り入れることで、退屈を防ぎ、問題行動を抑えることができます。
ボール遊びやフリスビー、トリックの練習などを取り入れると、楽しみながら学ぶことができるでしょう。
1日2回、それぞれ30分~1時間の散歩を基本とし、ボール遊びやドッグランでの自由運動も取り入れると良いです。
特にアジリティやフリスビーなどの知的な刺激を伴う運動が適しています。
運動不足になるとストレスを感じ、無駄吠えや破壊行動につながることがあるため、日々の運動を欠かさないようにしましょう。
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独立心が強く頑固な一面もあるので、一貫性のあるしつけが必要

賢い一方で、自立心が強く、自分の意志を持つ傾向があります。
そのため、しつけの際には一貫性が求められ、甘やかしすぎると言うことを聞かなくなることもあります。
時には頑固な一面を見せることがあり、特に信頼関係を構築できていない飼い主には反抗することもあります。
しつけの際は明確なルールを決め、毅然とした態度で接することが重要です。
しかし、厳しくしすぎると逆効果になるため、ポジティブな強化を用いたトレーニングが効果的です。
また、子犬の頃から多くの人や動物と触れ合う機会を作ることが重要です。
ドッグランや散歩中に他の犬と遊ばせたり、さまざまな環境に連れて行くことで、社交的な性格を育てられます。
適切な社会化を行うことで、不必要な吠えや攻撃的な態度を防ぐことができます。
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毛が絡まりやすいので週に2~3回程度のブラッシングを行う

スタンダード・シュナウザーの被毛はワイヤー状で硬く、絡まりやすいため、定期的なブラッシングが欠かせません。
週に2~3回はスリッカーブラシやコームを使って、しっかりと毛のもつれを防ぎましょう。
また、口ひげ部分は汚れが溜まりやすいので、食後は拭き取る習慣をつけると清潔に保てます。
2~3か月に1回はトリミングが必要で、カットを施すことで見た目を整え、被毛の健康を維持できます。
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良質なバランスの良い食事がおすすめ

高エネルギーなスタンダード・シュナウザーには、バランスの取れた食事が必要です。
高品質なドッグフードを選び、タンパク質や脂質のバランスに注意しましょう。1日2回の食事を基本とし、間食の与えすぎには注意が必要です。
肥満になると関節や心臓に負担がかかるため、食事量を適切に管理し、運動と組み合わせて健康的な体型を維持することが大切です。
運動不足の子や肥満気味の子には、低カロリードッグフードを中心とし、必要に応じてサプリメントでの補助もおすすめします。
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かかりやすい病気と目や皮膚のトラブルに注意
スタンダード・シュナウザーは比較的健康的な犬種ですが、膵外分泌不全や白内障などの遺伝的疾患に注意が必要です。
定期的な健康診断を受け、異常がないかチェックしましょう。特に目の病気や皮膚の状態には気を配り、早期発見・治療を心がけることが大切です。
また、ワクチン接種やフィラリア予防、ノミ・ダニ対策も欠かさず行い、健康な生活をサポートしましょう。
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十分な愛情とコミュニケーションをとる
スタンダード・シュナウザーは飼い主への愛情が深く、常に一緒にいたがる傾向があります。
長時間の単独での留守番が続くとストレスを感じやすく、問題行動につながることもあるため、可能な限り一緒に過ごす時間を確保しましょう。

孤独な時間が続くと分離不安症になることもあり、余計なトラブルや事故につながるような可能性もあります。
スキンシップをとったり、遊びを通じてコミュニケーションを深めることで、信頼関係を築くことができます。
できるだけ一緒に過ごす時間を確保し、愛犬とのコミュニケーションを大切にすることが大切です。
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スタンダード・シュナウザーの誕生の歴史

スタンダード・シュナウザーの歴史は非常に古く、中世ドイツにまでさかのぼります。
この犬種の祖先は、南ドイツ地方でネズミ捕りや護衛犬として活躍していた牧畜犬やテリア系の犬と考えられています。
当初は「ワイヤーヘアード・ピンシャー」と呼ばれ、主に農場で害獣駆除を行う役割を担っていました。
その後、家畜の番や荷馬車の護衛、家を守る番犬としての役割も果たし、多目的な作業犬として広く活用されました。
18世紀から19世紀にかけて、現在のシュナウザーの原型が確立されました。この過程で、より特徴的な硬い被毛と口ひげを持つ犬が選ばれ、シュナウザーの名前が定着しました。
「シュナウザー(Schnauzer)」という名称はドイツ語で「口ひげ」を意味し、この犬の特徴的な顔立ちに由来しています。
19世紀末には、ドイツで公式に犬種として確立され、愛好家たちによって標準化が進められました。
第一次世界大戦と第二次世界大戦の間には、軍用犬や警察犬としても活躍し、その知性と忠誠心の高さが評価されました。
現在では、家庭犬としての人気が高まり、特にアメリカやヨーロッパで多く飼育されています。
こうした歴史的背景を持つスタンダード・シュナウザーは、実用性と美しさを兼ね備えた犬種として世界中で愛され続けています。
この記事の執筆者
nademo編集部
編集部
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