猫種

ヨーロピアンショートヘアの特徴や飼い方は?性格、歴史、寿命など

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アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘア、オリエンタルショートヘア…、ショートヘアと名のつく猫種は数々います。

いずれも名前の通りショートヘア = 短毛の猫たちで、今回の主人公・ヨーロピアンショートヘアもその仲間。

ところで、アニコム損害保険株式会社が毎年発表する「猫の名前&人気猫種ランキング」の2024年版で、契約猫種が1匹のみというレア猫が3種類いたそうです。

その中の1種類が、実はヨーロピアンショートヘア。日本ではまだまだ珍しい猫ですが、人間との付き合いは2000年以上に及ぶ、その魅力をご紹介します。

この記事の結論

  • いわゆる猫らしい猫の顔かたちと筋肉質のボディを持つ大型の猫
  • 人間との暮らしは紀元前にまで遡り、長年、ヨーロッパで家猫として親しまれてきた
  • 昔はネズミ退治に活躍し、運動神経抜群で、性格はやさしく穏やかでフレンドリー
  • 比較的病気にかかりにくい猫種であるため、平均的に長生きしてくれやすい
  • 日本国内には専門ブリーダーがいないため、お迎えはかなりハードルが高い

nademo編集部

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目次

ヨーロピアンショートヘアの特徴

動物番組を制作・放映する米国の民放テレビ局アニマルプラネットによると、ヨーロピアンショートヘアは「欧州の普通の家猫に血統書が付いたもの」。

ヨーロッパで生まれて昔から家庭で親しまれてきた猫を1品種にまとめるという発想から分類された純血種、それがヨーロピアンショートヘアなのです。

今もなお専門ブリーダーによって改良が重ねられており、「ヨーロッパとともに進化し続ける猫」とも呼ばれています。

同じショートヘアの名を持つアメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアとも似ており、ヨーロッパに起源を持つ猫種として知られています。

とても賢く遊び好き

社交性がとても高い

警戒心はあるものの、鳴くことは少ない

活発で運動好き

 その他情報

原産地 ヨーロッパ
猫種公認団体 FIFe
大きさ 中型
平均寿命 15歳~20歳
なりやすい病気 尿路結石症,ピルビン酸キナーゼ欠乏症,肥大型心筋症,多発性嚢胞腎
参考価格 30万円前後
       

被毛

抜け毛 平均的
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,レッド,ブルー,クリーム,ソリッド,タビー,トーティシェル
毛の長さ 短毛

体高

男の子30cm~35.5cm
女の子30cm~35.5cm

体重

男の子6kg~7kg
女の子5kg~6kg

ヨーロピアンショートヘアの身体的特徴

ボディは筋肉質でがっしりとした骨太。四肢は力強くて足先が丸く、しっぽは根元が太く、先端へ行くほど細くなっています。

頭は丸くて大きめ、あごや頬は引き締まっていて、鼻筋はまっすぐです。耳も丸みを帯びていてやや離れ気味に直立し、目も大きくて真ん丸。

瞳の色は被毛の色と呼応し、ブルー、グリーン、アンバーなど多彩で、白い毛色の場合は片目それぞれがブルーとアンバーといったオッドアイもいます。

ヨーロピアンショートヘアのサイズ(体高・体重)

平均的な体重は以下のとおりですが、7kgを超えることもある大型の猫です。女の子より男の子のほうが大きくなる傾向があります。

体高30cm~35.5cm
体重男の子:6kg~7kg
女の子:5kg~6kg

6種類に分類されている猫のボディタイプでは、コビーに次ぐ大きさのセミコビータイプで、コビーより胴・足・しっぽが長めでスラリとした印象です。

ヨーロピアンショートヘアの毛色・被毛

バラエティ豊かな毛と瞳の色がヨーロピアンショートヘアの魅力。ブラック、レッド、ブルー、スモーク、シルバー、クリームなどの毛色が存在します。

模様のパターンはサバトラ、キジトラ、ジンジャーなどのタビーが多く、斑点のスポットやハチワレ、単色などの子もいます。

名前の通り短毛で、下毛のないシングルコート。被毛は密集していて、光沢があり、なめらかな手触りです。

ヨーロピアンショートヘアの運動能力

かつては家庭のネズミ捕りとして重宝されていたというくらい、非常に機敏で身体能力に優れたアスリートです。

ハンターとしての本能を刺激する動くオモチャが大好きで、キャットタワーやキャットステップを駆け上がるのも得意。

ほかの猫や犬などのペットとも仲良く遊べますが、比較的縄張り意識が強いので、多頭飼いするならベッド、トイレ、食器は別々に用意しましょう。

ヨーロピアンショートヘアの平均寿命

ヨーロピアンショートヘアの平均寿命は15歳~20歳とされているので、比較的ご長寿な猫種と言えるでしょう。愛猫にできるだけ長生きしてもらうには、以下がポイントとなると言われています。

  • 事故や迷子のリスクが少ない室内飼育
  • 栄養管理
  • 誤飲・誤食の防止
  • ストレス回避
  • 適切な時期の不妊手術
  • 定期的な健康診断 など

ヨーロピアンショートヘアの注意したい病気

ヨーロピアンショートヘアは遺伝性の疾患が少なく、比較的丈夫で健康な猫種とされています。

しかし、運動不足や食べ過ぎで肥満化すると糖尿病になる恐れがありますし、猫の便秘を見過ごすと外科手術を要する肥大性結腸症(ひだいせいけっちょうしょう)になる場合もあります。

種族に関わりなく猫が発症しやすい尿路結石症(にょうろけっせきしょう)は、ヨーロピアンショートヘアも例外ではなく、注意が必要な病気です。

尿路結石症尿道や膀胱に結石ができる病気
ピルビン酸キナーゼ欠乏症ピルビン酸キナーゼという酵素が足りなくなることで赤血球が破壊され、貧血を引き起こす
肥大型心筋症心筋が分厚くなることで心機能が低下し、循環不全を引き起こす心臓病
多発性嚢胞腎腎臓に多数の嚢胞ができることで、腎機能が少しずつ低下していく病気

猫クラミジア感染症、猫コロナウイルス、猫エイズといった伝染性の疾病にも気をつけなければいけません。

猫のワクチン接種は法的に義務化されてはいませんが、特に多頭飼育や外猫の場合は定期的に接種することで命に関わる重症化を防げます。

少しでも愛猫の様子がおかしいと思ったら、すぐに動物病院へ。相談しやすく信頼できるかかりつけ医をお近くに見つけておきましょう。

ヨーロピアンショートヘアの見分け方

ヨーロピアンショートヘアは、かつてブリティッシュショートヘアと同類にグルーピングされていたこともあり、とても似た外貌をしています。

しかし、よく見るとヨーロピアンショートヘアのほうが顔が長めであごも小さめ、体全体もややスリムな印象です。

平均的な体高が約30cm~35.5cmのヨーロピアンショートヘアに対して、ブリティッシュショートヘアは体高約23cm~25cmとひと回り小さいボディサイズです。

やはり似た者同士のアメリカンショートヘアも体高は約24cm~25cmですので、ヨーロピアンショートヘアのほうがひと回り大きい体格となっています。

ヨーロピアンショートヘアの性格・習性

ヨーロピアンショートヘアは俊敏で得意技はネズミの捕獲と聞くと、攻撃的な狩人を想像してしまいますが、意外にも性格はやさしくフレンドリー。

元気が良くてアクティブな体育会系ではありますが、温和で人に慣れやすく、賢く順応性に優れた猫です。

ヨーロッパで20世紀以上もの長い間、人間と一緒に暮らすうちに磨かれていったキャラクターかもしれません。

人懐っこく社交的

ヨーロピアンショートヘアと人間の関係は、紀元前に建国された古代ローマ帝国の時代からと言われています。

それだけの長きに渡って一緒に暮らしてきただけあって、ヨーロピアンショートヘアは人間好きで、飼い主さんとの信頼関係を築きやすい猫です。

環境の変化にも割合フレキシブルに対応でき、訪問客に対しても持ち前の友好的な性格を発揮することができます。

飼い主さんと遊ぶのが大好き

飼い主さんに対して愛着心を持ち、コミュニケーションやスキンシップを積極的に取ろうとしたり、家族を喜ばせようとしたりする愛すべき性格です。

アクティブに遊べる猫じゃらしや釣りひも、ボールなどのおもちゃはもちろん、頭を使うのも好きなのでトリーツボールなどの知育玩具も大喜びします。

1日15分~25分、1回5分でも良いので、愛猫と遊ぶ時間を作ってあげられる飼い主さん向きです。

環境や子供・ほかのペットへの適応力が高い

ヨーロッパの家猫代表という名誉な勲章通り、子どもやお年寄りにもすぐ慣れ親しむファミリー向きの猫です。

ほかの猫やペットとも仲良くできる適応性もありますが、テリトリー意識が強いので、中には多頭飼育向きではない子もいます。

また、もともとはネズミ捕りに活躍していた猫ですから、モルモットハムスターなどと一緒に生活させるのは慎重になったほうが良いでしょう。

ヨーロピアンショートヘアの誕生の歴史

ヨーロピアンショートヘア

ヨーロピアンショートヘアと人間との出会いは、紀元前27年に即位した皇帝アウグストゥスを始祖とする帝政ローマ時代に遡ります。

ローマ軍兵士の食糧をネズミなどの外敵から守る役割として重宝され、ヨーロッパ遠征にも連れられて各地を巡りました。

ネズミ駆除能力は中世ヨーロッパの農耕社会でももてはやされ、現代に入りスウェーデンへ定住するようになり、特にスカンジナビアで人気を博します。

そのため、セルティック(ケルト人の)ショートヘアと呼ばれていたこともあり、またブリティッシュショートヘアと同種とされていた時期もありました。

1982年、世界的な純血種・家庭猫の血統登録機関であるFIFe(Federation International Feline)が、ヨーロピアンショートヘアという別品種として登録。

正式猫種としてのヨーロピアンショートヘアのスタンダードが定められ、現在ではローマ帝国時代の外見をなるべく変えずに保存する努力がされています。

ヨーロピアンショートヘアと繋がりのある・似ている猫種

ヨーロピアンショートヘアはローマ帝国軍のヨーロッパ大陸侵攻の際に伴われて欧州各地へ広がり、とりわけスウェーデンやフィンランドに定着しました。

一方、やはりローマ帝国の軍隊がグレートブリテン島に攻め入った際に持ち込まれ、イギリスに定着したショートヘア族がいます。

それが英国原産のブリティッシュショートヘアで、ルーツはヨーロピアンショートヘアと同じと考えられています。

ブリティッシュショートヘア

以前はヨーロピアンショートヘアもブリティッシュショートヘアにグルーピングされていたくらい、とてもよく似た猫種です。

ただし、ブリティッシュショートヘアのほうが体はひと回り小さく、体型や顔かたちもヨーロピアンショートヘアに比べずんぐりとした印象です。

また、ブリティッシュショートヘアは、「アメショ」の愛称で日本でも大人気のアメリカンショートヘアの先祖でもあります。

常に笑顔のような表情から、ルイス・キャロル作「不思議の国のアリス」のチェシャ猫はブリティッシュショートヘアがモデルであるとされています。

愛情深くて寛容な性格

飼い主には懐くことが多い

ほとんど鳴かない

運動能力はとても高い

 その他情報

原産地 イギリス
猫種公認団体 CFA,FIFe,GCCF,TICA
大きさ 中型
平均寿命 15歳~20歳
なりやすい病気 肥満,尿路結石症,肥大型心筋症,新生子溶血,糖尿病,皮膚病
参考価格 6万円~40万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 ダブルコート
毛色 ブルー,ブルータビー,ブルーソリッド,ブルーゴールデンシェーデッド,クリーム&ホワイト
毛の長さ 短毛

体高

男の子23cm~25cm
女の子23cm~25cm

体重

男の子4kg~7kg
女の子3kg~5kg

アメリカンショートヘア

1620年、英国から北米へ向かうメイフラワー号のネズミ退治のため、ピューリタンの人々が同船させたブリティッシュショートヘアが先祖とされています。

その後、アメリカで交配が繰り返され、愛玩用の家庭猫として誕生したのがアメリカンショートヘアです。

ヨーロピアンショートヘアもブリティッシュショートヘアもルーツを遡れば同種の可能性が高く、アメリカンショートヘアも祖先は同じと考えられます。

普通の猫らしい顔やしなやかな体つきのアメショのほうが、むしろブリティッシュショートヘアよりヨーロピアンショートヘアに似ているかもしれません。

活発でフレンドリーな性格

適応力が高く人懐こい

鳴き声は基本的に小さい

すぐれた運動能力を持つ

 その他情報

原産地 アメリカ合衆国
猫種公認団体 TICA,CFA
大きさ 中型
平均寿命 12歳~13歳
なりやすい病気 肥大型心筋症,尿路結石症,糖尿病
参考価格 6万円~40万円
       

被毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 シルバータビー,ブラウンタビー,レッドタビー,ブルータビー,クリームタビー,カメオタビー,パッチドタビー,バイカラー,トッティー
毛の長さ 短毛

体高

男の子24cm~25cm
女の子24cm~25cm

体重

男の子4kg~7kg
女の子3kg~6kg

ブラジリアンショートヘア

その名の通りブラジル原産のブラジリアンショートヘア。アメリカンショートヘアとは見分けが困難なくらいよく似ていますが、ブラジリアンショートヘアのほうがややスレンダーです。

人懐っこく飼い主さんに愛情深い性格は、ヨーロピアンショートヘアと共通しています。

ただし、ルーツはアメリカンショートヘアやヨーロピアンショートヘアとはまったく異なり、1500年頃にポルトガル人が持ち込んだ猫とブラジル土着の猫が祖先。

リオデジャネイロで最初のキャットクラブを設立したパウロ・サミュエル・ラスキ氏の尽力により、1988年、国際的に公認されたブラジル初の猫種です。

非常に愛情深く、寂しがり

とても人懐っこい

寂しがりなので鳴くこともある

運動神経がよく、遊びを好む

 その他情報

原産地 ブラジル
猫種公認団体 WCF
大きさ 大型
平均寿命 14歳~18歳
なりやすい病気 慢性腎臓病,尿路結石症
参考価格 10万円~20万円
       

被毛

抜け毛 少ない
毛質 シングルコート
毛色 ブラック,グレー,ホワイト,フォーン,チョコレート,ブラウン
毛の長さ 短毛

体高

男の子30cm~35cm
女の子30cm~35cm

体重

男の子5kg~9kg
女の子3kg~7kg

ヨーロピアンショートヘアを飼うのに向いている人の特徴

人間との暮らしが長いため人懐こく、愛情深くてフレンドリー、元気で遊び好きなヨーロピアンショートヘアは、初心者にも飼いやすい家庭向きの猫です。

今の日本では非常に希少な猫種ですが、ヨーロピアンショートヘアの魅力を知ると、「一緒に暮らしたい!」と思う方も多いことでしょう。

愛猫の終生に渡ってお世話する覚悟はもちろん必要ですが、ヨーロピアンショートヘアの飼い主さんになるのにあまり難しい条件はありません。

一緒に過ごす時間を確保できる人

ヨーロピアンショートヘアは人懐っこい分、寂しがり屋な一面もある猫種です。

ひとりで過ごす時間が長かったり、かまってもらえないと寂しさからストレスが溜まり、問題行動を起こしてしまうこともあります。

そのため、愛猫と一緒に過ごす時間をしっかり確保できる人が飼うのに向いているといえます。

猫と一緒に遊ぶのが好きな人

ヨーロピアンショートヘアの飼い主さんになるための特別な必須条件と言えば、唯一、遊ぶ時間を確保することかもしれません。

体を動かすことが好きなスポーティキャットですから、運動不足はストレスになり、体調不良や問題行動を起こす原因となってしまいます。

1日に最低でも15分、1回5分でも良いので、愛猫と一緒に遊ぶ時間を作れる飼い主さん向きです。

飼い主さんとのコミュニケーションやスキンシップも大好きな猫なので、すり寄ってきたら話しかけながら抱っこしたり撫でたりしてあげましょう。

猫をお世話するのが初めての人

人間との暮らしにすぐ慣れるヨーロピアンショートヘアは、猫飼いビギナーさんにもおすすめです。

ただし、ペットの飼い主さんすべてに言えることですが、飽きっぽい人や面倒くさがりの人、何事も思い通りにならないと気が済まない人には向きません。

毎日ほぼ決まった時間にごはんを用意し、トイレや寝床を清潔かつ快適に保って健康管理をします。ただ、それでも生き物ですから愛猫が体調を崩すこともあります。

爪切りやブラッシングなどのお手入れも欠かせませんし、言うことを聞かなかったりイタズラや粗相することもあります。

そんな愛猫を最期までお世話し続け、愛し続ける覚悟のある方なら、ヨーロピアンショートヘアはあり余る喜びを飼い主さんに返してくれることでしょう。

ヨーロピアンショートヘアの価格とお迎え方法

ヨーロピアンショートヘアは日本国内にまだ専門ブリーダーがいないため、ペットショップ、譲渡会や里親募集でめぐり会えるチャンスはほぼありません。

海外では50ドル~150ドルが相場のようですが、個人輸入するには用意すべき書類も多く、手続きはかなり複雑です。

指定地域以外から猫を輸入するにはマイクロチップ装着が必要で、また日本到着後、検疫検査のために最大180日間係留されることもあります。

輸入代行業者に依頼することもできますが、空輸費用+輸入代行費用+通関支払い手数料などで100万円近く要する場合もあるようです。

現在の日本では、ヨーロピアンショートヘアの飼い主になるにはハードルが非常に高いと言わざるを得ません。

海外のブリーダーからの輸入

日本でヨーロピアンショートヘアをお迎えする最も現実的な方法は、海外(主にヨーロッパ)のブリーダーから輸入することです。しかし、これには時間、費用、そして複雑な手続きが伴います。

輸入方法の概要

  1. 信頼できるブリーダー探し:
    • Fédération Internationale Féline (FIFe)などの国際的な血統登録団体のウェブサイトや、ヨーロピアンショートヘア専門のブリーダーリスト(ヨーロッパ各国のブリーダー団体など)から、実績があり、健康管理を徹底しているブリーダーを探します。
    • ブリーダーとのコミュニケーションは英語が基本となるため、語学力が必要です。
    • 可能であれば、現地を訪問してブリーダーの環境や猫の様子を直接確認するのが理想的ですが、現実的には難しい場合が多いでしょう。
  2. 契約・支払い:
    • 猫の選択、価格交渉、輸送方法、健康保証などについて詳細な契約を交わします。
    • 支払いは国際送金となることが多く、手数料や為替レートに注意が必要です。
  3. 輸出手続き・輸送手配:
    • ブリーダーが輸出国(現地)の検疫手続きや書類作成(健康証明書、ワクチン接種証明書など)を行います。
    • 猫の輸送は、専門のペット輸送業者を通じて手配するのが一般的です。直行便があるルートを選ぶなど、猫への負担を最小限に抑える工夫が重要です。
  4. 日本の輸入手続き・検疫:
    • 日本到着後、動物検疫所に書類を提出し、必要な検疫を受けます。猫の健康状態や予防接種歴によって、隔離期間が必要になる場合があります。
    • 農林水産省の動物検疫所のウェブサイトで最新の輸入条件を必ず確認してください。

輸入にかかる費用目安

輸入にかかる費用は、猫本体の価格に加えて、輸送費、検疫費用、各種手続き費用などがかさみます。

  • 猫本体価格: 30万円~70万円以上(血統やブリーダーによる)
  • 輸送費用(航空運賃、輸送ケージなど): 10万円~30万円(距離、航空会社、ペット輸送業者による)
  • 検疫・書類作成費用(海外・日本国内): 数万円~10万円
  • その他(獣医の診断書、マイクロチップ、予防接種など): 数万円

合計50万円~100万円以上となることが一般的です。

輸入のハードル

  • 高額な費用: 猫本体だけでなく、輸送や手続きに多額の費用がかかります。
  • 時間と手間: 準備からお迎えまで数か月を要することがあります。
  • 言語の壁: ブリーダーや輸送業者とのやり取りに語学力が必要です。
  • 健康リスク: 長距離移動による猫へのストレスや、環境変化による体調不良のリスクも考慮する必要があります。

日本で保護猫として出会う可能性

日本国内でヨーロピアンショートヘアが保護猫として飼い主を募集しているケースは、極めて稀です。

可能性が低い理由

ヨーロピアンショートヘアは日本では一般的な血統猫として普及しておらず、純血種として流通している数が圧倒的に少ないためです。

保護される猫のほとんどは、ミックス猫や国内で一般的な猫種(日本猫など)です。

出会うためには

特定の血統猫を専門に保護している団体や、猫種に特化した里親募集サイトをこまめにチェックする方法も考えられますが、ヨーロピアンショートヘアに特化した団体はほぼ存在しません。

もし保護施設などで「ヨーロピアンショートヘア」と表記されていても、純血種であるかを確認するのは非常に難しく、ミックス猫である可能性が高いでしょう。

ヨーロピアンショートヘアの飼い方

ヨーロピアンショートヘアは初めて猫と暮らす人にも飼いやすいので、心得として必要なポイントは飼い主さんとなるためのいわば基本のキばかりです。

典型的な家猫としての気質や習性を身につけていて、ファミリー向けの猫と言われるくらいですから、小さなお子さんやお年寄りのいるご家庭にもなじみます。

ほかの猫種との違いを特筆するとしたら、体はやや大きめで運動能力に長け、よく遊び頭も良く、長生きする可能性があるということでしょう。

上下運動できるスペースを確保する

猫の運動不足対策の室内レイアウト

愛猫に長寿をまっとうしてもらうには、交通事故やほかの猫とのトラブル、伝染病に罹患するリスクの低い完全室内飼いが推奨されます。

ただし、ヨーロピアンショートヘアは運動好きなので自由に動き回れるスペースを確保し、上下運動できるキャットタワーやキャットウォークの設置をしましょう。

駆け回ったり飛んだり跳ねたりするので、滑って怪我しないようフローリングなどの床には滑りにくいカーペットやマットを敷いておくと良いです。

ブラッシングは週に1回以上を目安に

犬と猫のブラッシングの正しいやり方

アンダーコート(下毛)のないシングルコートの短毛なので、長毛種ほど抜け毛が多くないのもヨーロピアンショートヘアが飼いやすい理由のひとつ。

ただし、ヨーロピアンショートヘアは毛づくろいをマメにするので、飲み込んだ毛がお腹の中で球状になる毛球症を防ぐためブラッシングは必要です。

ブラッシングの頻度は週1回程度が目安ですが、換毛期の春(3月頃)・秋(11月頃)には週2回~3回を目安に行いましょう。

毎日数分は時間を作って一緒に遊ぶ

繰り返しになりますが、ヨーロピアンショートヘアは遊び好きの猫なので、1日15分~25分は一緒に遊んであげましょう。

もともとネズミを捕まえるのが得意だったので、動くおもちゃを追いかけるような狩りごっこ遊びが大好きです。

遊びの最後には獲物を捕まえさせてあげると、達成感を味わえて満足してくれます。

本来、猫は薄明薄暮性という生活周期であり、明け方と日没直後に活発になって狩猟を行う習性があるので、朝夕のごはん前に遊んであげると良いでしょう。

真夜中の運動会を防止するには、就寝前にたっぷり遊んであげるとよく寝てくれるようですよ。

爪切りは1か月に1~2回のペース

猫の爪を切らずに放置すると、何かの拍子に引っ掻かれて飼い主さんやご家族が怪我するだけでなく、猫自身もカーテンなどに引っ掛けて怪我をします。

子猫は1週間~2週間に1回、 成猫は3週間~1か月に1回、高齢猫は巻き爪になりやすいので2週間に1回の目安で爪切りしましょう。

猫の爪は半透明でピンク色に見える部分には血管と神経が通っていますので、深爪して切らないよう注意が必要です。

うまく切れない場合や逃げ回って切らせてもらえない場合は、動物病院やトリミングサロンで爪切りをお願いしましょう。

猫の爪とぎは爪の生え変わりに必要な行為なので、壁やソファを傷つけられたくなかったら、爪とぎボードや爪とぎポールの設置をおすすめします。

小さい頃から歯磨きを習慣化する

猫は虫歯になることはありませんが、歯周病になりやすいとされています。

歯周病の治療には、歯石を取り除くため全身麻酔が必要となります。当然、全身麻酔ともなれば体への負担も考えられます。

愛猫の歯に付着した歯垢を放っておくと次第に硬くなり、唾液に含まれるミネラルやカルシウムなどと結合して歯石になります。

歯周病を予防するには、歯磨きで歯垢を落とすしかありません。できれば永久歯が生え揃う頃から始め、毎日もしくは週に2回~3回を目安に行いましょう。

多頭飼いの場合は先住猫に配慮を

猫の多頭飼いのメリット・デメリット

社交的でほかの猫やペットとも仲良くできるヨーロピアンショートヘアですが、多頭飼育するのは慎重になったほうがいいかもしれません。

と言うのも、個体によっては縄張り意識や独立心が強いヨーロピアンショートヘアもいるからです。

一緒に育った仲良し子猫やきょうだい猫を同時にお迎えするならともかく、時期を違えて多頭飼いする場合、先住猫を優先するのは基本中の基本。

先住猫の生活ペースを乱すことなく今まで通り飼い主さんが接し、お世話することが大切で、直接対面させるまでに十分時間をかける必要があります。

特に先住猫がヨーロピアンショートヘアの場合は、新参者にテリトリーを侵されたと感じさせてしまわないよう配慮が肝心です。

ライフステージに合わせてフードを選定する

猫のライフステージ

猫はライフステージによって必要とするエネルギーの量が異なりますので、毎日の食事であるキャットフードはライフステージに合わせて選ぶことが大切。

子猫期は成長のためにたっぷりとカロリーが必要になりますし、成猫期には維持するために摂りすぎも少なすぎも注意しなければいけません。

主食には総合栄養食や総合栄養食基準で作られている一般食を選び、子猫用や成猫用など年齢に合わせてフードを切り替えましょう。

運動が大好きな子には動物性タンパク質中心の食事が理想的で、大人しい子は肥満になりやすい穀物類をできるだけ避けたものがおすすめです。

ヨーロピアンショートヘアにおすすめのキャットフード・アイテム

おすすめキャットフード!

グランツ

キャットフード 無添加 グレインフリー 全年齢用 チキン&サーモン味

おすすめブラシ!

BEBON

ラバースリッカーブラシ ゆめごこち

おすすめキャットタワー!

FEANDREA

キャットタワー

ヨーロピアンショートヘアの理解度チェック

ヨーロピアンショートヘアの理解度チェックで、深く理解しよう!

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