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近頃、SNS動画などで大きな猫たちをよく見かけるようになりました。大きな体で猫らしい可愛らしさで甘える姿に思わず目を細めてしまいますよね。
ビッグサイズとフサフサの毛が特徴のメインクーン。筋肉質のしなやかな体にヒョウ柄模様のサバンナキャット。人懐こくて甘えん坊のラグドール…etc
今回は、日本でも人気が高まっている大型猫種の魅力をお伝えします。
この記事の結論
- たくましくて大きな体と穏やかで愛情深い性格のギャップが大型猫種の魅力
- 一般的に成猫で体重6.8kg以上になる猫種は大型猫種に分類される
- 大型猫種と肥満猫の見分け方はお腹の脂肪の付き具合がポイント
- 1匹の大型猫種が快適に暮らすには最低でも4.5畳ほどのスペースが必要
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大型猫の魅力
大型猫種の人気の理由は、まずその体型と性格のギャップが挙げられるでしょう。
圧倒されそうな大きな見た目に反して、性格は落ち着いていておっとりした大型猫種が多いとか。
特にメインクーンやラグドールは「ジェントルジャイアント」という別名で呼ばれるように、飼い主さんやご家族と穏やかに過ごすことを好みます。
ラグドールやラガマフィンは抱っこされることを好む猫種としても知られ、大きな体で甘える姿は猫好きさんにとってはまさしくギャップ萌えでしょう。
また、大型猫種は時間をかけて大人になるので子猫の時期が長く、一部の猫種は成長がゆっくりなため比較的長寿とされているのも魅力のひとつです。
大型猫の特徴
ではそもそも、大型猫種と小型猫種の違いは何でしょう？実は明確な区分は定められてはいません。
ただし、一般的には体重が2.7kg～4.5kg程度の猫を小型猫種としています。代表的なのはシンガプーラ、アメリカンショートヘアなどです。
例えば、体重約3.6kg～5.4kgのマンクスは、小型～中型に入る猫種となります。
一般的に体重4.5kg～6.8kg程度なら中型猫種とされ、アビシニアンが代表的ですが、ラグドールやペルシャも実は中型～大型猫種です。
体重6.8kg以上なら大型猫種で、メインクーン、サイベリアン、ラガマフィン、チャウシーが代表選手。
サバンナキャットには12kg以上に育つ男の子もいて、近頃では体重9kg以上を超大型猫種と呼んでいます。
肥満ではなく体重が7kg程度、大きいと10kg超え
体重6.8kg以上が大型猫種の目安と書きましたが、気をつけなければいけないのは肥満猫を大型種の猫と勘違いしてしまうことです。
大型猫種はまず骨格からして大型で肩幅が広く、しっかりとした骨太の体格です。筋肉が発達しているため、体重はあっても無駄な脂肪は付いていません。
対して、肥満猫は腹部に脂肪が付き、お腹が垂れ下がっています。
猫の肥満度をチェックするのにボディコンディションスコア（BCS）が用いられますので、下記を参考にしてみましょう。
脇腹が垂れ下がって歩くと揺れるものの、肋骨には触れる程度がBCS4の肥満気味です。
脇腹が目立って歩くと揺れるほどで、肋骨にも触れないならBCS5の肥満と言えます。
肥満によって関節痛、糖尿病、心臓病などのリスクが高まるので、獣医師と相談してダイエットしましょう。
小型猫に比べて穏やかな性格
大型猫種は体型だけでなく、性格もおおらか。もちろん、猫種によって多少の違いはありますが、一般的に以下のような性格が多いと言われています。
| 静かで落ち着いた性格 | メインクーンやラグドールなどは無駄に騒がず、静かに過ごすことを好み、家族や家庭生活にもなじみやすい。 |
| 社交的で人懐っこい | 特にラグドールやラグマフィンは飼い主さんに寄り添うのが好きで、子どもや他のペットとも良好な関係を築きやすい。 |
| 穏やかな遊び好き | ノルウェージャンフォレストキャットやサバンナキャットは遊び好きで適度な運動を好む一方、激しい運動よりも穏やかな遊びを楽しむ傾向がある。 |
| 忍耐強い | 体力があるため忍耐強く、ひとり遊びやお留守番に対しても過度なストレスを抱えない猫種が多い。 |
| 独立心がある | サバンナキャットやチャウシーは比較的独立心が強く、自分の時間を大切にする傾向があるが、必要な時は飼い主さんに寄り添ってくる。 |
| 賢い | 大型猫種は知能が高く、しつけしやすいとされ、特にメインクーンやサバンナキャットはトリック性のある玩具にチャレンジするのが好き。 |
| 安心感を与える存在 | 飼い主さんがリラックスしているときに寄り添ってくることが多く、信頼関係を築くと一層お互いに安心感が増す。 |
大きな猫たちは動作もゆったりしていることが多く、その存在感だけで飼い主さんもおおらかで穏やかな気分になれそうですよね。
成猫になるまで時間がかかる
大型猫種は小型や中型の猫種と比べて、ゆっくりと時間をかけて成長します。
一般的な猫種は生後1年程度で成猫のボディサイズになりますが、大型猫種は通常、成猫になるまでに2年～4年を要します。
メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットはさらにゆっくりと時間をかけて成長するとされ、成猫になる目安は生後3年～4年と言われます。
生後6か月ぐらいまではぐんぐん成長し、体重がすでに3kg～5kgになることもありますが、まだまだ子猫です。
生後6か月～12か月頃には成長スピードがやや緩やかになり、この時期に骨格がしっかり形成されて筋肉が発達し、体重は6kg～8kg程度に達します。
生後24か月～48か月は成猫の体格になるまでの最終段階と言えるでしょう。超大型猫種は12kg～18kgまで成長することもあります。
体の大きい猫14選
| No | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 画像 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  | |
| 猫種 | アシェラ | サバンナキャット | サイベリアン | ラグドール | ラガマフィン | ベンガル | メインクーン | ターキッシュバン | ピクシーボブ | ノルウェージャンフォレストキャット | ヨーロピアンショートヘア | オシキャット | セルカークレックス | チャウシー | |
| 原産地 | アメリカ合衆国 | アメリカ合衆国 | ロシア | アメリカ合衆国 | アメリカ合衆国 | アメリカ合衆国 | アメリカ合衆国 | 中東 | アメリカ合衆国 | ノルウェー | ヨーロッパ | アメリカ合衆国 | アメリカ合衆国 | エジプト | |
| 抜け毛 | 少ない | 多い | 多い | 少ない | 少ない | 少ない | 多い | 少ないor多い | 少ない | 多い | 平均的 | 少ない | 平均的 | 少ない | |
| 毛質 | ショートコート | シングルコート | トリプルコート | ダブルコート | ダブルコート | シングルコート | シングルコート | シングルコート | ショートコート,ロングコート | ダブルコート,トリプルコート | シングルコート | シングルコート | カーリーコート | ダブルコート | |
| 毛色 | ヒョウ柄 | ブラウン,ブラック,スポテッドタビー,ブラック&シルバー,ブラックスモーク,シルバースポテッドタビー | ブラック,ブラウン,ホワイト,シルバー,ゴールド,クリーム,ブルー,レッド | クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック | クリーム,グレー,ブルー,レッド,チョコレート,フォーン,ライラック,シナモン | ブラウン,スノー,シルバー | ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,シルバー,クリーム | 頭としっぽ以外はホワイト,ブラック,ブラウン,クリーム,ブルー | ブラウン | ブラック,ブルー,ホワイト,ブラウン,シルバー,ブルー,レッド,クリーム,ブラウンタビー&ホワイト,オレンジタビー&ホワイト | ブラック,レッド,ブルー,クリーム,ソリッド,タビー,トーティシェル | タウニー,チョコレート,シナモン,ブルー,ラベンダー,フォーン,エボニーシルバー,チョコレートシルバー,シナモンシルバー,ブルーシルバー,ラベンダーシルバー,フォーンシルバー | ブラック,ホワイト,ブルー,レッド,ラベンダー,クリーム,チョコレート | ブラック,ブラックグルズルドタビー,ブラウンティックドタビー | |
| 毛の長さ | 短毛 | 短毛 | 長毛 | 長毛 | 長毛 | 短毛 | 長毛 | 長毛 | 短毛or長毛 | 長毛 | 短毛 | 短毛 | 短毛or長毛 | 短毛 | |
| サイズ | 体高：男の子 | 40cm前後 | 25cm～45cm | 23cm～25cm | 27cm～29cm | 45cm～60cm | 23cm～30cm | 27cm～30cm | 25cm～40cm | 25cm | 40cm前後 | 30cm～35.5cm | 約30cm | 20cm～25cm | 35.5cm～45.7cm |
| 体高：女の子 | 40cm前後 | 25cm～45cm | 23cm～25cm | 27cm～29cm | 45cm～60cm | 23cm～30cm | 27cm～30cm | 25cm～40cm | 25cm | 40cm前後 | 30cm～35.5cm | 約30cm | 20cm～25cm | 35.5cm～45.7cm | |
| 体重：男の子 | 14kg～15kg | 7kg～13kg | 7.5kg～12kg | 4.5kg～9kg | 4.5kg～9kg | 5kg～8kg | 6kg～8kg | 4kg～8kg | 4kg～8kg | 4.5kg～7kg | 6kg～7kg | 5kg～7kg | 5kg～7kg | 4kg～7kg | |
| 体重：女の子 | 14kg～15kg | 6kg～10kg | 6.5kg～10kg | 4kg～6kg | 4.5kg～9kg | 3kg～5kg | 4kg～6kg | 4kg～7kg | 4kg～6kg | 3.5kg～5.5kg | 5kg～6kg | 3kg～6kg | 3kg～5kg | 3kg～4.5kg | |
| 平均寿命 | 30歳前後 | 17歳～20歳 | 14歳～15歳 | 14歳～16歳 | 10歳～13歳 | 13歳～15歳 | 11歳～14歳 | 12歳～17歳 | 12歳～14歳 | 12歳～13歳 | 15歳～20歳 | 12歳～15歳 | 13歳～15歳 | 10歳～13歳 | |
| なりやすい病気 | 尿路結石症,腎不全,心筋症 | 巨大結腸症,緑内障,甲状腺機能亢進症 | ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,猫風邪,肥大型心筋症,慢性腎臓病 | 肥大型心筋症,尿路結石症,熱中症,皮膚炎 | 肥大型心筋症,毛球症,尿路結石症,皮膚病 | 特発性多発神経根障害,進行性網膜萎縮症（PRA）,ピルビン酸キナーゼ欠乏症 | 股関節形成不全,ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,肥大型心筋症,慢性腎臓病 | 肥大型心筋症,皮膚糸状菌症 | 肥大型心筋症,多指症,尿路結石症,特発性膀胱炎 | 糖尿病,白内障,毛球症,熱中症,グリコーゲン貯蔵症,眼瞼内反症,尿路結石症 | 下部尿路疾患 | 尿路結石症,肥大型心筋症,進行性網膜萎縮症（PRA）,糖尿病 | 多発性嚢胞腎,腎不全,脂漏性皮膚炎,外耳炎 | 慢性腎臓病,尿路結石症 | |
| 参考価格 | 300万円前後 | 60万円～300万円 | 10万円～90万円 | 10万円～70万円 | 10万円～35万円 | 10万円～70万円 | 10万円～30万円 | 15万円～40万円 | 10万円～20万円 | 20万円前後 | 30万円前後 | 20万円前後 | 10万円～30万円 | 40万円～50万円 | |
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No.1 アシェラ
アシェラは比較的新しい猫種で、アフリカン・サーバルとアジアン・レオパード・キャットにイエネコを掛け合わせて誕生しました。
非常にエキゾチックでワイルドな外見が特徴で、斑点や縞のある野生猫のような模様が印象的です。
世界最大の家猫の一種とされており、非常に大きな体は筋肉質で引き締まり、足が長く、優雅でしなやかな体つきをしています。
性格は社交的で知的。飼い主さんやご家族と強い絆を築くことができます。好奇心旺盛で身体能力が高く、新しいおもちゃや遊びに対して興味を示します。
体長は鼻先から尾の先まで最大で約120cmに達することがあり、体重は通常14kg～15kg程度です。
大人しく人懐っこい
見た目に反して懐きやすい
友好的で鳴きづらい
運動能力は高い
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | - |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 30歳前後 |
| なりやすい病気 | 尿路結石症,腎不全,心筋症 |
| 参考価格 | 300万円前後 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | ショートコート |
| 毛色 | ヒョウ柄 |
| 毛の長さ | 短毛 |
No.2 サバンナ
サバンナ（サバンナキャット）は、野生のアフリカン・サーバルとベンガルキャットやエキゾチックショートヘアなどを交配して誕生しました。
アフリカン・サーバルの遺伝子を受け継いでいるため、非常にワイルドでエキゾチックな外見で、大きな耳と長い脚、スリムな体型が特徴です。
被毛にもアフリカン・サーバルに似た黒い斑点や縞模様が入っています。
見た目通りの活発でエネルギッシュな猫種で遊び好き。ジャンプが得意で高い所に登りたがるので、高めのキャットタワーがおすすめです。
知的でしつけしやすく、頭を使う遊びも大好き。社交的で新しい環境や人に対しても好奇心旺盛です。ただ、中には少し警戒心が強い子もいます。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～100cmに達することがあり、体重は遺伝的な背景や世代によって異なりますが、通常は6kg～13kg程度です。
人懐っこく甘えん坊
とてもよく懐く
あまり鳴かない
運動能力がとても高い
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 17歳～20歳 |
| なりやすい病気 | 巨大結腸症,緑内障,甲状腺機能亢進症 |
| 参考価格 | 60万円～300万円 |
被毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | ブラウン,ブラック,スポテッドタビー,ブラック&シルバー,ブラックスモーク,シルバースポテッドタビー |
| 毛の長さ | 短毛 |
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No.3 サイベリアン
サイベリアンはロシア原産の大型猫種で、フワフワの被毛とどっしりした体格が特徴です。
寒冷な気候に適応するため、季節に応じて密度や長さが変わる三重構造の防水性のある被毛を持っています。
筋肉質でがっしりとしたボディは胸が広く、短めで力強い足と大きな骨格が特徴です。
性格は非常に愛情深く人懐っこいうえに、他のペットや子どもとも良好な関係を築けます。
知的で遊び好き。ジャンプや木登りも得意で、釣りひもや猫じゃらし、キャットツリーで遊ぶのが大好きです。忍耐強く、環境適応能力も高いとされます。
また、サイベリアンは遺伝性疾患が少なく、15歳程度が平均寿命と言われています。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～80cmほどに達し、体重は男の子で約7.5kg～12kg、女の子は6.5kg～10kg程度です。
愛情深く、飼い主に従順
好奇心旺盛で人によく懐く
あまり鳴かない
優れた運動能力を持つ
その他情報
| 原産地 | ロシア |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 14歳～15歳 |
| なりやすい病気 | ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,猫風邪,肥大型心筋症,慢性腎臓病 |
| 参考価格 | 10万円～90万円 |
被毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | トリプルコート |
| 毛色 | ブラック,ブラウン,ホワイト,シルバー,ゴールド,クリーム,ブルー,レッド |
| 毛の長さ | 長毛 |
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No.4 ラグドール
ラグドールは抱っこされると、まるでぬいぐるみのように力を抜くことから、その名が付けられたと言います。
柔らかくてシルクのような質感の半長毛も、いつまでも撫でていたくなるなめらかさ。
筋肉質でしっかりとした体格ですが、全体的にバランスが取れており長くてフサフサした尾もエレガントです。特に魅力的なのが美しいブルーの目。
性格も穏やかで愛情深く、飼い主さんに対してとても従順で人懐っこく、他のペットや子どもとも仲良くできます。
大きな声で鳴くことがない静かな猫なので、集合住宅での生活にも向いています。
遺伝的な疾患は少ないので、適切なケアをすれば15歳程度の平均寿命を全うすることが期待できます。
体長は鼻先から尾の先まで約90cm、体重は男の子で約4.5kg～9.0kg、女の子で4.0kg～6kg程度です。男の子は特に大きくなる傾向があります。
穏やかで従順な性格の持ち主
優しく人慣れしてくれる
無駄に鳴くことはない
運動神経はあまりよくない
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 14歳～16歳 |
| なりやすい病気 | 肥大型心筋症,尿路結石症,熱中症,皮膚炎 |
| 参考価格 | 10万円～70万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | クリーム,ブルー,レッド,チョコレート,シナモン,シール,フォーン,ライラック |
| 毛の長さ | 長毛 |
No.5 ラガマフィン
ラガマフィンは、ラグドールとよく似た特徴のある大型猫種です。毛色以外にほとんど違いはありません。
大きな目は表情豊かで親しみやすく、耳も大きめです。長くて密な被毛は非常に柔らかく、シルクのような質感。尾も長くてフサフサしています。
筋肉質で骨格がしっかりしていて、胸が広くがっしりとした体格ですが、全体的にバランスが取れています。
非常に穏やかで愛情深い性格で、飼い主さんやご家族に対して従順です。抱っこやスキンシップを好み、常に人と一緒にいたがります。
他のペットや子どもともうまく付き合える社交的な性格で、新しい環境や人にも適応しやすく、好奇心が強いので家の中を探索するのが好きです。
あまり大声で鳴くことはないので、集合住宅や静かな環境にもなじみます。
遺伝的な疾患は少ないものの、平均寿命はやや短めの10歳～13歳程度だと考えられています。
体長は鼻先から尾の先まで約80cm～100cm、体重は男女共に約4.5kg～9.0kg程度です。
温厚でおとなしい性格
甘えん坊で人懐っこい
ほとんど鳴かない
比較的運動量は控えめ
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,GCCF |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 10歳～13歳 |
| なりやすい病気 | 肥大型心筋症,毛球症,尿路結石症,皮膚病 |
| 参考価格 | 10万円～35万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | クリーム,グレー,ブルー,レッド,チョコレート,フォーン,ライラック,シナモン |
| 毛の長さ | 長毛 |
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No.6 ベンガル
ベンガルはエキゾチックで野性的な外見と、活発な性格で人気のある大型猫種です。
被毛には野生のヒョウやジャガーに似た斑点や縞模様があり、ワイルドな印象を与えます。毛の質感は光沢があり、なめらかです。
全体的にスリムですが、筋肉質で引き締まったボディは見るからにアスリート体型。長い脚としなる背筋で、力強い跳躍力を発揮します。
見た目通り性格も非常にアクティブでエネルギッシュ。遊びや探検が好きで、キャットタワーやおもちゃで遊ぶのが大好きです。
しかも、知的で好奇心旺盛。パズルやトリックを覚えるのが得意で、飼い主さんとゲームを楽しむこともできます。
人懐っこく友好的で、新しい人やペットにも比較的適応しやすいですが、あり余る好奇心を発揮しすぎることもあります。進行性網膜萎縮症やピルビン酸キナーゼ欠乏症などに注意が必要で、平均寿命は13歳～15歳程度。
体長は鼻先から尾の先まで約70cm～90cmで、体重は男の子で約5.0kg～8.0kg、女の子で3.0kg～5.0kg程度です。中型～大型に分類されます。
温厚で甘えん坊な性格
人懐こく遊ぶことも大好き
大きな声で鳴くことがある
運動神経は抜群で能力がとても高い
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 13歳～15歳 |
| なりやすい病気 | 特発性多発神経根障害,進行性網膜萎縮症（PRA）,ピルビン酸キナーゼ欠乏症 |
| 参考価格 | 10万円～70万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | ブラウン,スノー,シルバー |
| 毛の長さ | 短毛 |
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No.7 メインクーン
メインクーンは世界で最も大きな猫種の代表格で、大きな体躯とフレンドリーな性格で大型猫種の人気を牽引してきました。
厚くて防水性のある被毛を持つ長毛種で、長くフサフサした尾も寒冷地での生活に適しています。
筋肉質でがっしりとした骨格が特徴で、脚も長く、安定感のある体型です。全体的にエレガントで力強い印象を与えます。
顔は四角いシルエットをしていて、大きな耳の先端に房毛があり、大きな目が特徴的です。
非常にフレンドリーで愛情深くて人懐っこく、飼い主さんやご家族と強い絆を築きます。
体型通りのおおらかで穏やかな性格なので、他のペットや子どもとも上手に付き合えます。
知的で遊びや探索を楽しむのが好きなので、家族と一緒にアクティビティに参加することを好みます。
遺伝的な心臓病の肥大型心筋症や関節疾患に注意すれば、11歳～14歳の平均寿命を全うできます。
体長は鼻先から尾の先まで約90cm～120cmで、体重は男の子で約6.0kg～8.0kg、女の子で4.0kg～6.0kg程度です。
温厚で従順な性格
適応力が高く人懐こい
あまり鳴かない
優れた運動能力を持つ
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 11歳～14歳 |
| なりやすい病気 | 股関節形成不全,ピルビン酸キナーゼ欠乏症,尿路結石症,肥大型心筋症,慢性腎臓病 |
| 参考価格 | 10万円～30万円 |
被毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | ブラック,ホワイト,レッド,ブルー,シルバー,クリーム |
| 毛の長さ | 長毛 |
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No.8 ターキッシュバン
ターキッシュバンは古代から存在する猫種で、猫にしては珍しく水遊びを好むことで知られています。
半長毛の被毛はなめらかで軽く、シルクのような質感です。尾は長くてふさふさしています。
「バンパターン」と呼ばれる毛の配色が特徴的で、体は白く、頭部と尾にカラーポイントがあります。
全体がバランスよく発達した筋肉質のボディは力強く、骨格がしっかりして安定感があり、優雅なシルエットです。
非常に活発で遊び好き。「スイミングキャット」とも呼ばれるほど水に興味を示し、足を使って水を掻きながら器用に泳ぐこともできます。
知的で好奇心旺盛。探索やパズルのような遊びも好きで、新しいことに対するチャレンジ精神もあります。
愛情深く飼い主さんによく懐き、他のペットや家族とも仲良くできる社交的な性格です。
遺伝的疾患は少ないので、適切なケアをすれば12歳～17歳程度の寿命を全うすることが期待できます。
体長は鼻先から尾の先まで約70cm～90cm、体重は男の子で約4.0kg～8.0kg、女の子で4.0kg～7.0kg程度です。中型～大型に分類されます。
優しく落ち着きがある
飼い主に従順で自由奔放
綺麗な声で鳴く
活発で遊びが大好き
その他情報
| 原産地 | 中東 |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 12歳～17歳 |
| なりやすい病気 | 肥大型心筋症,皮膚糸状菌症 |
| 参考価格 | 15万円～40万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ないor多い |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | 頭としっぽ以外はホワイト,ブラック,ブラウン,クリーム,ブルー |
| 毛の長さ | 長毛 |
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No.9 ピクシーボブ
ピクシーボブは洋梨を逆さにしたような個性的な頭部と、非常に短いしっぽが特徴の大型猫種です。
短毛と長毛がいますが、どちらもフワフワした柔らかい被毛でタビー模様が多く、毛色は非常に多様で単色やパーティーカラーの子もいます。
がっしりとした筋肉質の体格で、骨格がしっかりしています。全体的に力強く、コンパクトながらも筋肉がよく発達しています。
ピクシーボブの名の通り、短い尾が一番の特徴です。
性格は非常に活発で遊び好き、エネルギッシュに家の中を動き回ります。知的で好奇心旺盛なので、飼い主さんと宝探しやかくれんぼするのも大好きです。
社交的で愛情深く、飼い主さんと強い絆を築き、他のペットや家族とも良好な関係を築くことができます。
肥大型心筋症や多指症に注意が必要で、平均寿命は12歳～14歳程度と言われています。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～80cmで、体重は男の子で約4.0kg～8.0kg、女の子で4.0kg～6.0kg程度です。中型～大型に分類されます。
とても賢く、社会性も高い
飼い主に懐く
あまり鳴かない
適度な運動を好む
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 12歳～14歳 |
| なりやすい病気 | 肥大型心筋症,多指症,尿路結石症,特発性膀胱炎 |
| 参考価格 | 10万円～20万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | ショートコート,ロングコート |
| 毛色 | ブラウン |
| 毛の長さ | 短毛or長毛 |
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No.10 ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットは寒冷な北欧の気候に適応した大型猫種で、美しい被毛と力強い体格が特徴です。
長毛で防水性のある被毛は寒冷地に適した二重構造で、密集したアンダーコートは体温を保持し、オーバーコートは水を弾く性質があります。
大きな体は力強い骨格としっかりとした筋肉で構成され、全体的にバランスが取れています。
歩くときに安定感がある脚は長くて強靭。フサフサした尾も長く、バランスの良い歩行や寒冷地での保温に役立っています。
顔は三角形で広い額と丸みを帯びた目が特徴、耳の先端には房毛があります。
非常に穏やかで愛情深く、飼い主さんやご家族にとっても親しみやすい性格です。
滅多に鳴かず、静かに過ごすことが多いですが、遊びや探索も大好き。知的で独立心が強く、ほどよい距離を保ちながら家族と一緒の生活を楽しむことができます。
糖尿病、白内障、、熱中症などに注意が必要で、平均寿命は12歳～13歳とされています。
体長は鼻先から尾の先まで約80cm～100cmで、体重は男の子で約4.5kg～7.0kg、女の子で3.5kg～5.5kg程度です。
臆病だが甘えん坊
とても人懐っこい
たまに鳴く程度
駆け回るほど運動能力が高い
その他情報
| 原産地 | ノルウェー |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 12歳～13歳 |
| なりやすい病気 | 糖尿病,白内障,毛球症,熱中症,グリコーゲン貯蔵症,眼瞼内反症,尿路結石症 |
| 参考価格 | 20万円前後 |
被毛
| 抜け毛 | 多い |
| 毛質 | ダブルコート,トリプルコート |
| 毛色 | ブラック,ブルー,ホワイト,ブラウン,シルバー,ブルー,レッド,クリーム,ブラウンタビー&ホワイト,オレンジタビー&ホワイト |
| 毛の長さ | 長毛 |
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No.11 ヨーロピアンショートヘア
ヨーロピアンショートヘアは、イギリスの児童小説「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のモデルと言われる大型猫種です。
密度の高い短毛では手触りがなめらかで、毛色は非常に多様。中型～大型のボディサイズで、しっかりとした骨格の筋肉質です。全体的に均整が取れ、力強い印象を与えます。
体型は比較的四角い形をしており、胸部が広く足は短めでしっかりしています。
丸い顔に大きな目、発達した顎と広い額が特徴です。耳は中くらいの大きさで、まっすぐ立っています。
ファミリー向けの猫と言われており、穏やかでバランス感覚のある安定した性格です。
探検や遊びを楽しむ知的好奇心旺盛に溢れ、環境に適応しやすく新しいことにも興味を示します。
遺伝的な疾患は少なく、適切なケアをすれば15歳～20歳程度の長寿を全うすることが期待できます。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～80cmで、体重は男の子で約6.0kg～7.0kg、女の子で5.0kg～6.0kg程度です。中型～大型の部類に入ります。
とても賢く遊び好き
社交性がとても高い
警戒心はあるものの、鳴くことは少ない
活発で運動好き
その他情報
| 原産地 | ヨーロッパ |
| 猫種公認団体 | FIFe |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 15歳～20歳 |
| なりやすい病気 | 下部尿路疾患 |
| 参考価格 | 30万円前後 |
被毛
| 抜け毛 | 平均的 |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | ブラック,レッド,ブルー,クリーム,ソリッド,タビー,トーティシェル |
| 毛の長さ | 短毛 |
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No.12 オシキャット
オシキャットは密度が高く、光沢のあるなめらかな短毛に、野生のヒョウのような斑点模様が特徴の大型猫種です。
スリムで引き締まった体型ですが、体全体がバランスよく発達した筋肉質に覆われ、がっしりとした骨格です。
手足は長くスタイリッシュな印象、顔は長めで目はアーモンド型、耳は先端がわずかに尖っています。
非常に活発で遊び好きな性格で、エネルギッシュに動き回ります。キャットタワーやおもちゃで遊ぶのが大好きです。
知的で好奇心旺盛なため、パズルや知育玩具にも興味を示します。
社交的かつ愛情深い性格で、飼い主さんと一緒に過ごすことを好み、他のペットや家族とも良好な関係を築くことができます。
肥大型心筋症や進行性網膜萎縮症（PRA）、糖尿病などに気をつけて適切なケアをすれば15歳程度の寿命を全うすることが期待できます。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～80cmで、体重は男の子で約5.0kg～7.0kg、女の子で3.0kg～6.0kg程度です。体格は中型～大型部類に入ります。
人懐っこく甘えん坊
社交性がとても高い
あまり鳴くことはない
活発で運動好き
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,FIFe,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 12歳～15歳 |
| なりやすい病気 | 尿路結石症,肥大型心筋症,進行性網膜萎縮症（PRA）,糖尿病 |
| 参考価格 | 20万円前後 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | シングルコート |
| 毛色 | タウニー,チョコレート,シナモン,ブルー,ラベンダー,フォーン,エボニーシルバー,チョコレートシルバー,シナモンシルバー,ブルーシルバー,ラベンダーシルバー,フォーンシルバー |
| 毛の長さ | 短毛 |
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No.13 セルカークレックス
セルカークレックスは独特の巻き毛が特徴の猫種で、非常に愛らしい外見の大型猫種です。
毛の巻き具合は個体によって異なりますが、カーリーな被毛は感触もフワフワ。
筋肉質でしっかりとした骨格の体は均整が取れており、全体的に力強く、健康的な体型をしています。
顔は丸くて目は大きく、優しい表情をしています。耳は中くらいの大きさで、わずかに丸い形をしています。
性格は非常に穏やかで愛情深く、ファミリー向けの猫です。社交的で他のペットや子どもとも仲良くでき、飼い主さんや家族に親しみを示します。
多発性嚢胞腎や脂漏性皮膚炎、外耳炎などに注意して、平均寿命は13歳～15歳程度です。
体長は鼻先から尾の先まで約60cm～80cmで、体重は男の子で約5.0kg～7.0kg、女の子で3.0kg～5.0kg程度です。
愛情深く、人懐っこい
社交性は平均的で懐く
あまり鳴くことはない
とても大人しく、あまり動かない
その他情報
| 原産地 | アメリカ合衆国 |
| 猫種公認団体 | CFA,GCCF,TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 13歳～15歳 |
| なりやすい病気 | 多発性嚢胞腎,腎不全,脂漏性皮膚炎,外耳炎 |
| 参考価格 | 10万円～30万円 |
被毛
| 抜け毛 | 平均的 |
| 毛質 | カーリーコート |
| 毛色 | ブラック,ホワイト,ブルー,レッド,ラベンダー,クリーム,チョコレート |
| 毛の長さ | 短毛or長毛 |
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No.14 チャウシー
チャウシーは野生のヒョウに似た外見を持つ大型猫種で、エキゾチックな見た目が魅力。毛は密度の高い短毛は光沢があり、なめらかな質感です。
毛色は野生のヒョウを思わせるタビー模様が一般的ですが、バリエーション豊富で単色やバイカラーなどもあります。
大型のボディは力強い骨格と発達した筋肉で構成され、全体的に引き締まっていて、野生的な印象です。脚は長く、尾も長くて太め。
顔は長く広い額と大きなアーモンドアイが知的な印象で、耳は先端が尖っています。
見た目通り活発でエネルギッシュな性格で、運動や遊びが好き。キャットタワーやキャットウォークはお気に入りの場所になるでしょう。
知的で好奇心旺盛なので、パズルや知育玩具にも興味深々。毎日テリトリーを探索します。
独立心の強い面もありますが、飼い主さんには忠実。社交的なので、他のペットや家族とも良好な関係を築くことができます。
特定の遺伝的疾患は少ないものの、健康的な生活でも平均寿命は10歳～13歳程度と言われています。
体長は鼻先から尾の先まで約70cm～90cmで、体重は男の子で約4.0kg～7.0kg、女の子で3.0kg～4.5kg程度です。
知能が高く、愛情深い
とても人懐っこい
ほとんど鳴くことはない
運動神経がよく、遊びを好む
その他情報
| 原産地 | エジプト |
| 猫種公認団体 | TICA |
| 大きさ | 大型 |
| 平均寿命 | 10歳～13歳 |
| なりやすい病気 | 慢性腎臓病,尿路結石症 |
| 参考価格 | 40万円～50万円 |
被毛
| 抜け毛 | 少ない |
| 毛質 | ダブルコート |
| 毛色 | ブラック,ブラックグルズルドタビー,ブラウンティックドタビー |
| 毛の長さ | 短毛 |
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大型猫をお迎えする際の注意点
大型種の猫は一般的に穏やかな性格で、非常にフレンドリーです。
落ち着いて過ごすことが多いですが、肥満防止のためにも遊びや適度な運動は必要。体が大きい分、より広い生活スペースを必要とします。
また、大きなボディを維持するには多くの栄養とカロリーを必要とし、食欲も旺盛で適切な食事管理が必要です。
体格や遺伝的背景により、関節や心臓の健康管理も重要となってきます。
生活スペースを広めに確保する
以下は環境省が公表している資料によるスペースの基準ですが、家庭で猫と暮らす広さの目安にもなります。
運動スペｰスとケージとを分けて飼育する場合、ケージの広さの目安は次の通りです。
| 環境 | 飼育スペース | ケージ等の基準 | 棚の数 |
|---|---|---|---|
| A | 運動スペースとケージとを分けて飼育する場合 | 縦（体長の2倍以上）×横（体長の1.5倍以上）×高さ（体高の3倍以上） | 1つ以上の棚を設けて2段以上の構造 |
| B | 運動スペースと一体になった場所で平飼いする場合 | 床面積（分離型ケージサイズの2倍以上）×高さ（体高の4倍以上） | 2つ以上の棚を設けて3段以上の構造 |
例えば、メインクーンの男の子で体長120cm+体高30cmなら、A環境のケージは縦240cm×横180cm（約2.4畳）の広さと90cmの高さが必要ということになります。
B環境のケージなら、約4.8畳の広さと3.6mの高さが必要ということになります。
メインクーン1匹が快適に暮らすには、その子の生活&運動スペースとして4畳半程度の空間を確保してあげた方が良いということです。
参考：環境省 動物取扱業における犬猫の適正な飼養管理に係る基準省令の概要
トイレやケージのサイズを大きめにする
猫用のトイレは、愛猫の体がすっぽり収まって、砂掻きしやすいサイズが必要です。
トイレのサイズ選びは、愛猫の胸からお尻までの長さ×1.5cmが目安となります。
その分、猫砂も大量に必要となりますし、ペットシーツも大きめのものを用意しましょう。
また、ベッド代わりのケージを用意するなら、幅60cm×奥行き60cm×高さ60cm程度が最低限のサイズ。
猫がゆったりと横になり、立ち上がったり回転したりできるスペースを確保してあげましょう。
大型猫の飼い主さんが苦労するのが、動物病院へ連れて行くとき。愛猫の具合が悪いとハーネスやリードで歩かせる訳にもいかないのでなおさらです。
往診してくれる獣医師を見つけておくなど、お迎えする前に対策しておきましょう。
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成長期が長く、フードの切り替え時期を間違えない
日々の給与量は基本的にキャットフードのパッケージ記載量を目安にしますが、大型猫種で難しいのが子猫用から成猫用に切り替えるタイミングです。
というのも、大型猫種は成長がゆっくりなので、体は大きくてもまだ子猫ということがあるからです。
子猫と成猫では必要とする栄養素は同じなのですが、子猫は成長のためにより多くのカロリーを必要とします。
そのため、成猫になっても子猫用フードを与え続けていることで、カロリーオーバーになって肥満のリスクが高まってしまいます。
猫種にもよりますが、子猫用フードから成猫用フードに切り替えるタイミングとしては、1歳半～2歳くらいの頃を目安にすると良いでしょう。
最近では猫種別のフードも市場にたくさん出ていますので、大型猫種用のフードを選ぶことをおすすめします。
7歳を過ぎたら、大型猫種もそろそろシニア期です。高齢猫用のフードに切り替える目安となります。
肥満か、体が大きいだけかの違いを理解する
体が大きい猫種は大型猫種だからなのか、肥満なのか区別がつきにくいことがありますね。
注目すべきポイントはお腹の脂肪です。愛猫のお腹の肉が垂れ下がっていないか、歩いているときにお腹の脂肪が左右に揺れていないかチェックしましょう。
抱いたときに、ある程度あばら骨を感じるかどうかもチェックポイントです。
大型猫種は骨格がしっかりしていて筋肉質の猫種が多いので、日頃からよく観察していれば飼い主さんなら肥満かどうかすぐに分かるでしょう。
定期的に体重測定をして、獣医師の健康診断を受けることも大切です。
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この記事の執筆者
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