夏の暑さは犬にも大きな影響を与えます。特に暑さに弱い犬種は、熱中症や体調不良のリスクが高くなるため、特別なケアが必要です。
この記事では、暑さに弱い犬をランキング形式で紹介し、各犬種の特徴や夏に気をつけるべきポイントを徹底的に解説します。
室内飼いが基本だったとしても、熱中症になるリスクは屋外だけでなく、室内でも起こり得るものです。
愛犬を守るために知っておきたい情報をチェックして、暑い時期を快適に過ごしましょう。
この記事の結論
- 短頭種や毛量の多い犬種、頭の位置が低い犬種は暑さに弱い傾向にある
- 犬種ごとの特徴に応じて対策をすべきなのでで、犬種ごとの特徴を知ることが重要
- フレンチ・ブルドッグやパグ、ミニチュア・ダックスフンドやサモエドは注意が必要
- 暑さは犬にとって注意すべき環境であり、高温多湿による皮膚トラブルも考えられる
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暑さに弱い犬種の特徴

いくつかの特徴を持つ犬種は暑さに弱いと言われており、特に体温調節が難しく、熱中症にかかりやすいです。
呼吸が苦手な犬種や毛が多い犬、体が小さい犬などは、高温多湿な環境での活動が苦手。体温を下げる機能が低いため、暑い日には涼しい場所で過ごすことが重要です。
飼い主として知っておかなければいけないことは、屋外だけでなく室内であっても暑さの影響は受けるもので、室内であっても熱中症リスクがあるということです。
これらの犬種には、こまめな水分補給や涼しい環境の確保が欠かせません。
短頭種や鼻ペチャ犬
短頭種(いわゆる鼻ペチャ犬)は、呼吸器系が発達していないため、気温が高いと呼吸が困難になりやすいです。
特にパグやフレンチ・ブルドッグ、シー・ズーやペキニーズなどは、気道が狭くて呼吸しづらいため、熱中症になりやすいです。
これらの犬は、過度の運動や長時間の外出を避け、冷房の効いた室内で過ごさせることが大切です。
短頭種に共通する問題とケア方法
短頭種に共通する問題は、鼻腔が狭いため、十分に空気を取り込むことができない点です。
短頭種が暑さに弱いと言われる理由はこれで、これにより呼吸が乱れやすく、特に暑い季節に熱中症を引き起こしやすいからです。
ケア方法としては、炎天下での散歩を避けること、体温が上がらないように涼しい場所で休ませること、そして冷却グッズを利用することが重要です。
毛量の多い犬種
毛量の多い犬種は、暑い日でもコートを着ているようなものなので、被毛によって体温調節が難しくなることがあります。
特にシベリアン・ハスキーやサモエド、ゴールデン・レトリーバーなどは寒冷地に適応した犬種で、暑い季節には毛が熱をこもらせるため注意が必要です。
これらの犬は、適切なシャンプーやトリミングを行い毛量を調整しつつ、夏場は涼しい場所で休ませることが推奨されます。
毛が多い犬に適したケア方法
毛が多い犬には、定期的なトリミングや毛のブラシが必要です。抜け毛を取り除くことで、熱がこもりにくくなり、体温調節を助けます。
日々のブラッシングによる抜け毛除去はもちろんのこと、被毛量や長さを整えるトリミングも重要になります。
また、暑い季節には室内で涼しい環境を整えることが大切です。冷却マットを使う、こまめに水分補給をする、外出時は短時間で済ませるなど、温度管理を徹底しましょう。
短足で頭の位置が低い犬種
短足で頭の位置が低い犬種(例:ダックスフンドやコーギー)は、体温調節に関しても一部の課題を持つことがあります。
足が短いと頭の位置が低い位置になり、頭の位置が地面に近くなるため、地面からの熱が直接体に影響しやすいです。
特にアスファルトは地面に近くなるほど体感温度が上がるため、飼い主が感じる以上に暑さを感じているものです。
運動中や暑い日には熱中症のリスクが高くなるため、涼しい場所で休ませることが重要です。
短足で頭の位置が低い犬に適したケア方法
短足で頭の位置が低い犬には、熱を避けるために涼しい場所で過ごさせ、長時間の運動を避けることが必要です。
特に夏場のアスファルトは高温になりやすいため、アスファルトの散歩ルートは避けつつ、涼しい環境を選べるようにすると良いです。
また、湿度が高い日や暑い日には、冷たい水を頻繁に与え、体温管理をサポートします。足元に冷却マットを敷くことで、さらに快適に過ごせるでしょう。
暑さに弱い犬種ランキング16選
No | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | |
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犬種 | フレンチ・ブルドッグ | パグ | シー・ズー | ペキニーズ | ボストン・テリア | バセット・ハウンド | ミニチュア・ダックスフンド | ウェルシュ・コーギー・ペンブローク | キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル | シェットランド・シープドッグ | ゴールデン・レトリーバー | サモエド | グレート・ピレニーズ | シベリアン・ハスキー | ボルゾイ | セント・バーナード | |
原産地 | フランス | 中国 | 中国 | 中国 | アメリカ合衆国 | イギリス,フランス | ドイツ | ウェールズ | イギリス | スコットランド | スコットランド | ロシア | フランス | アメリカ合衆国 | ロシア | スイス | |
抜け毛 | 多い | 多い | 少ない | 多い | 多い | 少ない | 多い | 多い | 多い | 少ない | 多い | 多い | 多い | 多い | 多い | 多い | |
毛質 | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | スムースコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | ダブルコート | |
毛色 | フォーン,パイド,ブリンドル,クリーム,ブラック,フォーン&ホワイト,ホワイト&ブリンドル | シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック | ゴールド,ブラック,ホワイト,ブルー,シャンパン,ホワイト&ゴールド,ホワイト&ブラック | ホワイト,ブラック,フォーン,パーティー,クリーム,レッド | ブリンドル,シールブラック,ブラック | ブラック&ホワイト&タン,レモン&ホワイト | レッド,イエロー,シルバー,ゴールド,ブラック&タン,チョコレート&タン,ブラック&イエロー,チョコレート&イエロー | レッド,フォーン,セーブル,ブラック&タン | ブレンハイム,ブラック&タン,ルビー,トライカラー | ブルーマール,セーブル,ブラック&タン,ブラック&ホワイト,トライカラー | ゴールド,クリーム | ピュア・ホワイト,クリーム,ビスケット | ホワイト,グレー,イエロー,ウルフカラー | ブラック,ホワイト,カッパーレッド,シルバー,ブラック&ホワイト,チョコレート&ホワイト,シルバー&ホワイト,レッド&ホワイト | ホワイト,レッド,グレー,ブラック,ブリンドル,フォーン | レッドブラウン,ブラウンイエロー | |
サイズ | 体高:男の子 | 27cm~35cm | 25cm~28cm | 20cm~27cm | 15cm~23cm | 23cm~38cm | 33cm~38cm | 21cm~24cm | 25cm~30cm | 30cm~34cm | 37cm | 56cm~61cm | 54cm~60cm | 70cm~80cm | 53.5cm~60cm | 75cm~85cm | 70cm~90cm |
体高:女の子 | 24cm~32cm | 25cm~28cm | 20cm~27cm | 15cm~23cm | 23cm~38cm | 33cm~38cm | 21cm~24cm | 25cm~30cm | 30cm~34cm | 35.5cm | 51cm~56cm | 50cm~56cm | 65cm~75cm | 50.5cm~56cm | 68cm~78cm | 65cm~80cm | |
体重:男の子 | 9kg~14kg | 6.3kg~8.1kg | 4.5kg~8kg | 3kg~6kg | 6.8kg未満~11.35kg | 25kg~34kg | 3.5kg~4.8kg | 10kg~12kg | 5.4kg~8kg | 10kg前後 | 29kg~34kg | 16kg~30kg | 45kg~70kg | 20.5kg~28kg | 34kg~48kg | 64kg~82kg | |
体重:女の子 | 8kg~13kg | 6.3kg~8.1kg | 4.5kg~8kg | 3kg~6kg | 6.8kg未満~11.35kg | 20kg~29kg | 3.5kg~4.8kg | 9kg~11kg | 5.4kg~8kg | 10kg前後 | 24kg~29kg | 16kg~30kg | 40kg~60kg | 15.5kg~23kg | 25kg~41kg | 54kg~64kg | |
平均寿命 | 10歳~14歳 | 12歳~15歳 | 12歳~15歳 | 12歳~15歳 | 13歳~15歳 | 10歳~12歳 | 12歳~16歳 | 12歳~15歳 | 9歳~14歳 | 12歳~13歳 | 10歳~12歳 | 12歳~14歳 | 10歳~12歳 | 12歳~15歳 | 7歳~10歳 | 8歳~10歳 | |
なりやすい病気 | 軟口蓋過長症,眼疾患,膝蓋骨脱臼,流涙症,外耳炎 | 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎 | 椎間板ヘルニア,尿路結石症,幽門狭窄,乾性角結膜炎,結膜炎,緑内障 | 膝蓋骨脱臼,白内障,短頭種気道症候群,椎間板ヘルニア,幽門狭窄 | チェリーアイ,角膜炎,膝蓋骨脱臼,気管虚脱,アトピー性皮膚炎 | 椎間板ヘルニア,チェリーアイ,緑内障,外耳炎,気管虚脱,皮膚糸状菌症,バセットハウンド血小板障害 | 皮膚病,外耳炎,椎間板ヘルニア,腫瘍,眼疾患,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),進行性網膜萎縮症(PRA) | 変性性脊髄症,白内障,椎間板ヘルニア,外耳炎,フォン・ヴィレブランド病 | 僧帽弁閉鎖不全症,脊髄空洞症,乾性角結膜炎,外耳炎 | 膝蓋骨脱臼,コリーアイ症候群(コリー眼異常),皮膚疾患,白内障,てんかん | 股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫 | 白内障,緑内障,股関節形成不全,関節炎,糖尿病 | 股関節形成不全,骨肉腫,胃拡張捻転症候群,熱中症 | 白内障,緑内障,進行性網膜萎縮症(PRA),膝蓋骨脱臼,股関節形成不全 | 胃拡張捻転症候群,外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全 | 拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎,白内障 | |
参考価格 | 30万円~50万円 | 30万円~40万円 | 15万円~30万円 | 20万円〜40万円 | 20万円~40万円 | 20万円~50万円 | 30万円前後 | 30万円前後 | 30万円~50万円 | 30万円前後 | 10万円~30万円 | 50万円~130万円 | 30万円~40万円 | 20万円~50万円 | 30万円~40万円 | 15万円~30万円 | |
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No.1 フレンチ・ブルドッグ

特徴と暑さに弱い理由
パグと同様の短頭種であり、呼吸による体温調節が非常に苦手です。また、皮膚の皺が多く、蒸れやすいことも暑さに弱い要因のひとつです。
対策
夏場の散歩は、早朝や夕方の涼しい時間に短時間で済ませましょう。アスファルトの照り返しにも注意が必要です。室内の温度管理を徹底し、エアコンを活用してください。皮膚の皺の間を清潔に保ち、蒸れないようにケアしましょう。
穏やかで思慮深い、安定した性格
主人との時間を大切にするほど懐く
気にしない性格なので無駄吠えは少ない
多すぎない、適度な運動量が適している
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 10歳~14歳 |
なりやすい病気 | 軟口蓋過長症,眼疾患,膝蓋骨脱臼,流涙症,外耳炎 |
参考価格 | 30万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | フォーン,パイド,ブリンドル,クリーム,ブラック,フォーン&ホワイト,ホワイト&ブリンドル |
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No.2 パグ

特徴と暑さに弱い理由
代表的な短頭種であり、鼻腔が狭いため呼吸による体温調節が非常に苦手です。肥満になりやすい体質も、熱中症のリスクを高める要因となります。
対策
夏場の散歩は、早朝や夕方の涼しい時間に短時間で済ませましょう。激しい運動は絶対に避け、日中の外出は控えるべきです。室内の温度管理を徹底し、エアコンを適切に利用してください。肥満予防のために食事管理をしっかりと行いましょう。
明るく陽気だが、とても落ち着いた性格
人との時間は大切だが、マイペースな面も
警戒心が少なく、ほとんど吠えない
太りやすいため、適度な運動が必要
その他情報
原産地 | 中国 |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・カルベ・ペルテス病,乾性角結膜炎 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック |
No.3 シー・ズー

特徴と暑さに弱い理由
短吻種であり、呼吸による体温調節が苦手です。また、長く豊かな被毛は熱をため込みやすく、日本の夏の暑さは非常に苦手です。
対策
夏場の散歩は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、短時間で済ませましょう。アスファルトの照り返しにも注意が必要です。被毛が長い場合は、短くカットすることも有効ですが、皮膚を保護するためにある程度の長さを残しましょう。室内の温度管理を徹底し、エアコンを活用してください。
活発なときと、大人しいときの両面がある
人懐っこいが、マイペースでもある
比較的、吠えることは少ない
一般的な運動量と能力
その他情報
原産地 | 中国 |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,尿路結石症,幽門狭窄,乾性角結膜炎,結膜炎,緑内障 |
参考価格 | 15万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ゴールド,ブラック,ホワイト,ブルー,シャンパン,ホワイト&ゴールド,ホワイト&ブラック |
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No.4 ペキニーズ

特徴と暑さに弱い理由
短吻種であり、呼吸による体温調節が苦手です。また、長く豊かな被毛は熱をため込みやすく、地面に近い体高も暑さを感じやすい要因となります。
対策
夏場の散歩は、早朝や夕方の涼しい時間帯を選び、短時間で済ませましょう。被毛が長い場合は、適度にカットすることも有効ですが、皮膚を保護するためにある程度の長さを残しましょう。室内の温度管理を徹底し、エアコンを活用してください。
温和でマイペースな性格
飼い主さん以外に懐きにくい
吠えることが少ない
活発ではないので、多くの運動量は必要ない
その他情報
原産地 | 中国 |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,白内障,短頭種気道症候群,椎間板ヘルニア,幽門狭窄 |
参考価格 | 20万円〜40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト,ブラック,フォーン,パーティー,クリーム,レッド |
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No.5 ボストン・テリア

特徴と暑さに弱い理由
短頭種であり、呼吸による体温調節が苦手です。活発な犬種であるため、運動による体温上昇にも注意が必要です。
対策
夏場の激しい運動は避け、涼しい時間帯の散歩に留めましょう。散歩中もこまめに休憩を取り、水分補給を促してください。室内の温度管理を徹底し、エアコンを活用しましょう。興奮させすぎないように注意し、落ち着いた環境で過ごせるように心がけてください。
とても賢く、快活な性格
非常に懐きやすい
ほとんど吠えることはない
運動はあまり好まない
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 3G:テリア |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 13歳~15歳 |
なりやすい病気 | チェリーアイ,角膜炎,膝蓋骨脱臼,気管虚脱,アトピー性皮膚炎 |
参考価格 | 20万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブリンドル,シールブラック,ブラック |
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No.6 バセット・ハウンド

特徴と暑さに弱い理由
短足胴長で地面からの熱を受けやすく、皮膚の皺が多く通気性が悪いため熱がこもりやすいです。また、比較的呼吸器系が弱い個体もおり、暑さは呼吸をさらに苦しくさせる可能性があります。
対策
夏場の散歩は涼しい時間帯を選び、日中のアスファルトは避けましょう。地面に近いお腹を冷やせるように、クールマットなどを活用してください。皮膚の皺の間を清潔に保ち、蒸れないように注意しましょう。室内の温度管理を徹底し、快適な環境を維持してください。
忍耐強く、勇敢な性格
懐きやすいが相性の悪い子もいる
吠え声が大きいため、しつけが重要
平均的な運動量
その他情報
原産地 | イギリス,フランス |
犬種グループ | 6G:嗅覚ハウンド |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 椎間板ヘルニア,チェリーアイ,緑内障,外耳炎,気管虚脱,皮膚糸状菌症,バセットハウンド血小板障害 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | スムースコート |
毛色 | ブラック&ホワイト&タン,レモン&ホワイト |
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No.7 ミニチュア・ダックスフンド

特徴と暑さに弱い理由
短足胴長で地面からの熱を受けやすく、比較的被毛も密な個体もいます。椎間板ヘルニアなどの疾患を抱えやすい犬種でもあり、暑さによる体調不良はさらに負担となる可能性があります。
対策
夏場の散歩は涼しい時間帯を選び、アスファルトの照り返しを避けましょう。地面に近いお腹を冷やせるクールマットを用意したり、保冷剤を包んだ服を着せるのも効果的です。室内の温度管理を徹底し、高い場所への昇り降りは避けるなど、腰に負担のかからない生活を心がけましょう。
好奇心旺盛でいたずら好き
人懐っこく甘えたがり
頑固で警戒心が強く、吠えることも多い
頭と体の両方を動かすことが好き
その他情報
原産地 | ドイツ |
犬種グループ | 4G:ダックスフンド |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~16歳 |
なりやすい病気 | 皮膚病,外耳炎,椎間板ヘルニア,腫瘍,眼疾患,副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群),進行性網膜萎縮症(PRA) |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | レッド,イエロー,シルバー,ゴールド,ブラック&タン,チョコレート&タン,ブラック&イエロー,チョコレート&イエロー |
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No.8 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

特徴と暑さに弱い理由
短足胴長で地面からの熱を受けやすく、活発な犬種のため運動による体温上昇も起こりやすいです。比較的被毛も密で、換毛期には特に熱がこもりやすくなります。
対策
夏場の激しい運動は避け、涼しい時間帯の散歩に留めましょう。地面に近いお腹を冷やせるクールマットを用意したり、保冷剤を包んだ服を着せるのも効果的です。室内の温度管理を徹底し、風通しの良い環境を保ちましょう。こまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことも重要です。
頭が良いので物覚えも早い
初めて会う人でも仲良くできる
警戒心がとても強く吠えやすい
筋肉質なので運動神経が良い
その他情報
原産地 | ウェールズ |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 変性性脊髄症,白内障,椎間板ヘルニア,外耳炎,フォン・ヴィレブランド病 |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | レッド,フォーン,セーブル,ブラック&タン |
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No.9 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

特徴と暑さに弱い理由
やや短吻で、絹のような被毛は美しく密生しています。心臓疾患を抱えやすい犬種でもあり、暑さによる負担は心臓にも影響が出やすいと考えられます。
対策
散歩は涼しい時間帯を選び、休憩を挟みながらゆっくりと行いましょう。興奮させすぎないように注意し、落ち着いた環境で過ごせるように心がけてください。室温管理を徹底し、必要であればエアコンを活用しましょう。定期的な健康診断で心臓の状態を把握し、獣医師の指示に従った暑さ対策を行いましょう。
とても賢くて穏やかな性格
協調性が高いため、他人にも懐く
基本的には吠えない子が多い
お散歩やおもちゃ遊びなど、適度な運動能力
その他情報
原産地 | イギリス |
犬種グループ | 9G:愛玩犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 9歳~14歳 |
なりやすい病気 | 僧帽弁閉鎖不全症,脊髄空洞症,乾性角結膜炎,外耳炎 |
参考価格 | 30万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブレンハイム,ブラック&タン,ルビー,トライカラー |
No.10 シェットランド・シープドッグ

特徴と暑さに弱い理由
長く豊かなダブルコートを持ち、牧羊犬として活発な犬種です。被毛が密なため熱がこもりやすく、運動による体温上昇も起こりやすいです。
対策
こまめなブラッシングで抜け毛を取り除き、通気性を確保しましょう。夏場の激しい運動は避け、涼しい時間帯の散歩に留めます。冷却グッズを利用したり、日陰を選んで散歩するなど工夫しましょう。室内ではエアコンを使用し、快適な温度を保つことが大切です。
快活でとても賢く、感受性が高い
家族が大好きでとても懐く
警戒心から吠えやすい
頭と体の両方使う運動を好む
その他情報
原産地 | スコットランド |
犬種グループ | 1G:牧羊犬・牧畜犬 |
大きさ | 小型 |
平均寿命 | 12歳~13歳 |
なりやすい病気 | 膝蓋骨脱臼,コリーアイ症候群(コリー眼異常),皮膚疾患,白内障,てんかん |
参考価格 | 30万円前後 |
被毛
抜け毛 | 少ない |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブルーマール,セーブル,ブラック&タン,ブラック&ホワイト,トライカラー |
No.11 ゴールデン・レトリーバー

特徴と暑さに弱い理由
ダブルコートで比較的被毛量が多く、活発で運動好きな犬種です。そのため、運動による体温上昇と、被毛による熱のこもりやすさが暑さに弱い要因となります。
対策
日中の激しい運動は避け、涼しい時間帯の散歩にしましょう。散歩中もこまめに水分補給を行い、休憩を挟んでください。クールマットや冷却ベストなどの冷却グッズも有効です。室内の温度管理を徹底し、ブラッシングをこまめに行い抜け毛を除去しましょう。
温厚で知的、気配りもできる
主人に気に入られるよう努力するほど
大人しいためあまり吠えない
能力は高くなく、運動不足になりがち
その他情報
原産地 | スコットランド |
犬種グループ | 8G:7グループ以外の鳥猟犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫 |
参考価格 | 10万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ゴールド,クリーム |
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No.12 サモエド

特徴と暑さに弱い理由
白くふさふさとしたダブルコートは非常に美しく魅力的ですが、断熱性が高く熱を非常にため込みやすいです。寒冷地原産の犬種のため、日本の夏の暑さは大の苦手です。
対策
サマーカットは推奨されません。換毛期には特に念入りなブラッシングを行い、アンダーコートを徹底的に除去することが重要です。室内ではエアコンを常に使用し、涼しい環境を保ちましょう。保冷剤を入れたバンダナやクールマットなども活用し、体温上昇を防ぎましょう。
賢く知的で、穏やかな性格
警戒心はあまりなく、懐きやすい
あまり吠えない
活発なため、やや多めの運動が必要
その他情報
原産地 | ロシア |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 12歳~14歳 |
なりやすい病気 | 白内障,緑内障,股関節形成不全,関節炎,糖尿病 |
参考価格 | 50万円~130万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ピュア・ホワイト,クリーム,ビスケット |
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No.13 グレート・ピレニーズ

特徴と暑さに弱い理由
厚く白いダブルコートが特徴の大型犬です。寒さには非常に強いですが、この密な被毛は熱を閉じ込めやすく、日本の高温多湿な夏は非常に苦手です。
対策
サマーカットは皮膚の保護機能を損なう可能性があるため推奨されません。こまめなブラッシングでアンダーコートをしっかりと取り除き、通気性を確保することが重要です。涼しい場所に自由に移動できるよう、日陰や風通しの良い場所を用意しましょう。室内ではエアコンを使用し、涼しい環境を維持してください。
防衛能力が高く、独立心が強い
家族のみ懐きやすい
警戒心が強く、吠えやすい
運動能力がとても高い
その他情報
原産地 | フランス |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 10歳~12歳 |
なりやすい病気 | 股関節形成不全,骨肉腫,胃拡張捻転症候群,熱中症 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト,グレー,イエロー,ウルフカラー |
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No.14 シベリアン・ハスキー

特徴と暑さに弱い理由
寒冷地原産のダブルコートを持つ犬種で、その被毛は日本の高温多湿な気候には適していません。熱を非常にため込みやすく、熱中症のリスクが高い犬種です。
対策
サマーカットは皮膚の保護機能を損なうため推奨されません。換毛期には徹底的にアンダーコートを取り除くことが重要です。室内ではエアコンを常に使用し、涼しい環境を維持しましょう。散歩は涼しい時間帯を選び、激しい運動は避けてください。冷却マットや保冷剤付きの服などを活用し、体温上昇を防ぎましょう。
陽気で穏やか
友好的で人懐っこい
吠えやすいのでしつけが大事
運動好きでスタミナがある
その他情報
原産地 | アメリカ合衆国 |
犬種グループ | 5G:原始的な犬・スピッツ |
大きさ | 中型 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 白内障,緑内障,進行性網膜萎縮症(PRA),膝蓋骨脱臼,股関節形成不全 |
参考価格 | 20万円~50万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ブラック,ホワイト,カッパーレッド,シルバー,ブラック&ホワイト,チョコレート&ホワイト,シルバー&ホワイト,レッド&ホワイト |
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No.15 ボルゾイ

特徴と暑さに弱い理由
長い脚と細身の体型をしていますが、密なダブルコートを持っています。そのため、被毛が熱をため込みやすく、体温が上昇しやすい傾向があります。
対策
こまめなブラッシングで抜け毛を取り除き、通気性を確保しましょう。夏場の激しい運動は避け、涼しい時間帯の散歩に留めます。日陰を選んで散歩したり、冷却グッズを利用するのも有効です。室内ではエアコンを使用し、快適な温度を保つことが大切です。
穏やかで友好的な性格
非常に懐きやすい
ほとんど吠えることはない
スタミナと狩りの能力が高い
その他情報
原産地 | ロシア |
犬種グループ | 10G:視覚ハウンド |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 7歳~10歳 |
なりやすい病気 | 胃拡張捻転症候群,外耳炎,進行性網膜萎縮症(PRA),股関節形成不全 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | ホワイト,レッド,グレー,ブラック,ブリンドル,フォーン |
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No.16 セント・バーナード

特徴と暑さに弱い理由
大型で筋肉質、そして厚いダブルコートを持つ犬種です。体重があるため体温が上昇しやすく、厚い被毛が熱を閉じ込めるため、暑さには非常に弱い犬種です。
対策
夏場の運動は極力避け、涼しい室内で過ごさせましょう。エアコンを適切に利用し、室温を快適に保つことが重要です。冷却マットや冷たいタオルなどで体を冷やしてあげるのも効果的です。散歩は早朝や夕方の涼しい時間帯に短時間で済ませましょう。
優しく穏やかな性格
飼い主に懐きやすい
攻撃性が低いので吠えにくい
運動量が多いので十分な散歩が必要
その他情報
原産地 | スイス |
犬種グループ | 2G:使役犬 |
大きさ | 大型 |
平均寿命 | 8歳~10歳 |
なりやすい病気 | 拡張型心筋症,胃拡張捻転症候群,股関節形成不全,外耳炎,皮膚炎,白内障 |
参考価格 | 15万円~30万円 |
被毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | レッドブラウン,ブラウンイエロー |
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犬の暑さ対策とケア方法

暑さに弱い犬種(短頭種、肥満犬、老犬、子犬、心臓病や呼吸器系の疾患を持つ犬など)は、特に注意深い暑さ対策とケアが必要です。
室温管理は最も重要で、エアコンを活用し、日中はもちろん夜間も25℃前後を目安に保ちましょう。湿度管理も大切で、除湿機などで適切な湿度を維持します。
屋外では、日中の散歩は避け、早朝や夕方の涼しい時間帯を選びます。アスファルトの照り返しは高温になるため、芝生や土の上を選んで歩かせ、靴を履かせるのも有効です。
暑さ対策に欠かせないアイテム
犬の熱中症は人間よりも進行が早く、命に関わる危険性もあります。そのため、暑さ対策は万全に行う必要があります。
まず、水分補給は最も重要です。いつでも新鮮な水が飲めるように複数箇所に用意し、散歩中も持ち歩きましょう。
冷却グッズも効果的です。保冷剤を包んだクールマットや、水で濡らして使う冷却ベスト、ひんやりとした素材のバンダナなどを活用しましょう。
日差し対策として、散歩の時間帯を選び、日中の暑い時間は避けることが大切。アスファルトの照り返しにも注意し、靴を履かせるのも有効です。
また、通気性の良い犬小屋やケージを用意し、風通しの良い場所に設置しましょう。長毛の犬種は、定期的なブラッシングで抜け毛を取り除くことで、体温の上昇を抑えることができます。
冷却グッズや専用服の選び方
冷却グッズや専用服を選ぶ際には、安全性と犬の快適性を最優先に考えましょう。
クールマットは、犬が自由に場所を選んで涼めるように、ケージやベッドに設置します。保冷剤を使用するタイプは、犬が直接口にしないようにカバー付きのものを選びましょう。
冷却ベストや服は、通気性が良く、吸水性・速乾性に優れた素材を選ぶことが重要です。サイズが合っていないと動きを妨げたり、皮膚を締め付けたりする可能性があるため、愛犬の体に合ったサイズを選びましょう。
初めて着用させる場合は、嫌がらないか様子を見ながら、徐々に慣らしていくことが大切です。
また、冷却効果だけでなく、UVカット機能のあるものを選ぶと、紫外線対策にもなり一石二鳥です。
屋内でできる暑さ対策
室内での暑さ対策も油断は禁物です。エアコンを活用して室温を適切に保つことが最も効果的です。
一般的に犬が快適と感じる温度は25℃前後と言われています。ただし、冷えすぎも体調不良の原因となるため、温度設定には注意しましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させるのも有効です。窓を開けて換気する際は、犬が脱走しないように注意が必要です。
日差しが強い窓には、カーテンやブラインドを取り付け、直射日光を遮りましょう。フローリングは熱がこもりやすいため、クールマットやブランケットなどを敷いて、犬が涼める場所を作ってあげましょう。
室内で快適に過ごすための工夫
室内で犬が快適に過ごすためには、温度管理だけでなく、湿度管理も重要です。高すぎる湿度は熱中症のリスクを高めるため、除湿機などを活用して50~60%程度の適切な湿度を保ちましょう。
また、新鮮な水をいつでも飲めるように、複数個所に水飲み場を用意しましょう。遊び好きな犬には、氷を入れたおもちゃを与えたり、凍らせた犬用おやつを与えるのも喜ばれます。ただし、急激な温度変化は体調を崩す原因となるため、冷たいものを与えすぎないように注意しましょう。
適度な運動も大切ですが、室内で遊ぶ際は激しい運動は避け、休憩を挟みながら行いましょう。
愛犬の様子を常に観察し、少しでも体調に異変が見られたら、早めに獣医師に相談することが重要です。
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暑さによる犬の健康リスクとその予防法

暑さは犬にとってさまざまな健康リスクを引き起こします。最も警戒すべきは熱中症です。
初期症状として、激しいパンティング、よだれ、ぐったりする、落ち着きがないなどが見られます。進行すると、嘔吐、下痢、ふらつき、意識不明などを起こし、命に関わることもあります。
熱中症を予防するためには、前述の暑さ対策を徹底することが最も重要です。
また、高温多湿な環境は皮膚病のリスクを高めます。蒸れによる細菌や真菌の繁殖、ノミやダニの活動が活発になることが原因です。
予防のためには、適切な頻度でのシャンプーと丁寧な乾燥、定期的なブラッシング、ノミ・ダニ予防が大切です。紫外線による皮膚や被毛へのダメージも無視できません。
熱中症の症状と早期発見の重要性
犬は人間のように汗腺が全身にないため、体温調節が苦手です。高温多湿な環境下では、体内に熱がこもりやすく、熱中症を引き起こす危険性があります。
初期症状としては、激しいパンティング(口呼吸)、よだれ、ぐったりする、落ち着きがないなどが挙げられます。
進行すると、嘔吐、下痢、ふらつき、意識の混濁、痙攣といった重篤な症状が現れ、最悪の場合、命に関わることもあります。
早期発見と適切な処置が非常に重要であり、これらの症状が見られた場合は、すぐに涼しい場所に移動させ、体を冷やしながら動物病院へ連絡しましょう。
自己判断での対応は症状を悪化させる可能性があります。日頃から愛犬の様子をよく観察し、わずかな変化にも気づけるように心がけましょう。
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熱中症を防ぐための基本対策
熱中症を予防するためには、日常生活における基本的な対策が不可欠です。
まず、日中の暑い時間帯の散歩は避け、早朝や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。散歩中もこまめに休憩を取り、新鮮な水を必ず携帯し、水分補給を促します。
車内は短時間でも高温になるため、絶対に犬を車内に残してはいけません。
室内では、エアコンや扇風機を活用して室温を適切に保ち、風通しの良い環境を整えましょう。直射日光が当たる場所は避け、日除け対策も忘れずに行います。
また、肥満の犬や短頭種の犬は特に熱中症のリスクが高いため、より一層の注意が必要です。定期的な健康診断を受け、獣医師からのアドバイスも参考にしましょう。
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暑さで引き起こされる皮膚や毛のトラブル
高温多湿な環境は、犬の皮膚や被毛にとっても悪影響を及ぼします。湿度が高くなると、細菌や真菌(カビ)が繁殖しやすくなり、皮膚炎を引き起こす可能性があります。
また、蒸れによって皮膚のバリア機能が低下し、ノミやダニなどの外部寄生虫が繁殖しやすい環境になります。
さらに、強い紫外線は被毛の乾燥や変色、皮膚へのダメージの原因となります。長毛の犬種は特に熱がこもりやすく、皮膚トラブルのリスクが高まります。
これらのトラブルを放置すると、犬は強い痒みや痛みに苦しみ、生活の質が著しく低下してしまいます。
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皮膚トラブルを防ぐためのケア方法
暑さによる皮膚トラブルを防ぐためには、日頃の適切なケアが重要です。
定期的なブラッシングは、抜け毛を取り除き、風通しを良くすることで蒸れを防ぎ、皮膚の健康を保ちます。
シャンプーは、皮膚の清潔を保つために有効ですが、洗いすぎは皮膚のバリア機能を低下させる可能性があるため、適切な頻度で行いましょう。シャンプー後は、しっかりと乾燥させることが重要です。
紫外線対策として、犬用のUVカットスプレーを利用したり、通気性の良い素材の服を着せるのも有効です。
散歩後や外出後には、体を拭いて清潔に保ち、ノミやダニの予防薬を適切に使用しましょう。
もし皮膚に赤みや痒み、脱毛などの異常が見られた場合は、早めに獣医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
暑さに弱い犬種のよくある質問
暑さに弱い犬種にはどのような犬種がいる?
一般的に、短頭種と呼ばれる鼻の短い犬種(フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグ、パグ、シー・ズーなど)は、呼吸による体温調節が苦手なため、暑さに非常に弱いです。
また、被毛が厚い犬種(シベリアン・ハスキー、ゴールデン・レトリーバー、サモエドなど)や、心臓や呼吸器系の疾患を持つ犬、高齢犬や子犬も体温調節機能が未発達または低下しているため、暑さに注意が必要です。
これらの犬種は、特に高温多湿な環境下では熱中症のリスクが高まります。
短頭種の犬は、夏の散歩で特にどのような点に注意すべき?
短頭種の犬は呼吸がしづらいため、夏の散歩は特に慎重に行う必要があります。日中の暑い時間帯は避け、早朝や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。
アスファルトの照り返しは非常に高温になるため、できるだけ芝生や土の上を選んで歩かせるようにしましょう。
散歩中はこまめに休憩を取り、必ず水を携帯して水分補給を促してください。激しい運動は避け、愛犬のペースに合わせてゆっくりと歩きましょう。
少しでもパンティングが激しくなったり、呼吸が苦しそうに見えたら、すぐに散歩を中止し、涼しい場所に移動させてください。
厚い被毛を持つ犬種の夏の暑さ対策として、サマーカットは有効?
厚い被毛を持つ犬種のサマーカットは、一概に有効とは言えません。
被毛は断熱材のような役割も果たしており、短く刈りすぎると直射日光が直接皮膚に当たり、かえって熱中症のリスクを高める可能性があります。
また、皮膚病の原因になることもあります。もしカットをする場合は、皮膚を保護するためにある程度の長さを残し、専門のトリマーに相談することをおすすめします。
それよりも、こまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことや、冷却グッズを活用する方が効果的です。
室内で暑さに弱い犬種が快適に過ごすための工夫はある?
室内での暑さ対策も非常に重要です。エアコンを活用して室温を25℃前後に保ち、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させましょう。
ひんやりとしたクールマットや、保冷剤を入れたベッドを用意するのも効果的です。直射日光が窓から入る場合は、カーテンやブラインドで遮りましょう。
いつでも新鮮な水が飲めるように、複数箇所に水飲み場を用意してください。
また、氷を入れたおもちゃを与えたり、凍らせた犬用おやつなども喜ばれますが、与えすぎには注意が必要です。
暑さに弱い犬種が熱中症になった場合の応急処置はどうすれば良い?
愛犬が熱中症の疑いがある場合は、すぐに涼しい場所に移動させ、体を冷やすことが最優先です。
冷水や保冷剤で体を冷やし、特に首、脇の下、股の間を重点的に冷やしましょう。
意識がある場合は、少量の水を与えてください。ただし、無理に飲ませる必要はありません。自己判断せずに、できるだけ早く動物病院へ連絡し、指示を仰ぎましょう。
熱中症は進行が早く、手遅れになると命に関わるため、迅速な対応が非常に重要です。
まとめ
暑さに弱い犬種には、それぞれに合った対策が必要です。
特に夏は犬の健康に大きな影響を与えるため、飼い主が積極的にケアを行い、愛犬を守ることが重要になります。
どういった理由で暑さに弱いのか、という犬種ごとの特徴を理解することで、適切なケアを行えるようになるもの。
適切な暑さ対策を実施し、楽しく安全な夏を過ごすためのヒントを実践して、愛犬と快適な時間を過ごしましょう。
この記事の執筆者
nademo編集部
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