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ゴールデンレトリーバーの特徴は?性格や平均寿命、飼い方について

大きな体に穏やかな表情が印象的なゴールデンレトリーバー。人懐っこく、大型犬の中ではトップクラスの人気を誇る犬種です。

本記事では、ゴールデンレトリーバーの性格や特徴、一緒に暮らす際のポイントなどを詳しく解説しています。

これから新しい家族としてお迎えを検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。

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飼い主に忠実で優しい性格のゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーは飼い主に忠実で愛情深く、優しい性格。

垂れ耳と可愛らしい目が印象的で、顔つきもとても穏やかです。

人と一緒にいることが大好きで頭のよい犬種なので、介助犬・盲導犬・セラピー犬としても活躍しています。

犬とたくさん触れ合って一緒に遊びたい人には、ぴったりの犬種だといえるでしょう。

同じレトリーバーでもあるラブラドール・レトリーバーとの違いは、被毛の長さです。

ゴールデンレトリーバーが長毛種、ラブラドールレトリーバーが短毛種です。

ゴールデンレトリーバーの特徴

心優しい持ち主のゴールデンレトリーバーには、どんな特徴があるのか見ていきましょう。

体は大柄ですが、非常に優しく、子どもと一緒に育っていくことにも適しています。

温厚で知的、気配りもできる

主人に気に入られるよう努力するほど

大人しいためあまり吠えない

能力は高くなく、運動不足になりがち

 その他情報

原産国 スコットランド
平均寿命 10歳〜12歳
なりやすい病気 股関節形成不全,耳血腫,甲状腺機能低下症,悪性リンパ腫
参考価格 10万円~30万円

体毛

抜け毛 多い
毛質 ダブルコート
毛色 ゴールド,クリーム

体高

オス58cm~61cm
メス54cm~57cm

体重

オス29kg~34kg
メス24kg~29kg

ゴールデンレトリーバーのサイズ

ゴールデンレトリーバーは大型種に分類されます。

成犬時の体高・体重の目安は以下のとおりです。

体高54cm~61cm
体重24kg~34kg

ゴールデンレトリーバーの被毛・毛色

ゴールデンレトリーバーはダブルコートの被毛を持つ長毛種。

色は名前のとおり、光沢のある美しいゴールドまたはクリーム色です。

レッドやマホガニーといった濃い色は認められておらず、胸元にわずかに入るホワイトのみ許容されています。

胸やお腹・尻尾は特にフサフサで、手足に飾り毛がついているのが特徴です。

ゴールデンレトリーバーの性格・習性

ゴールデンレトリーバーはとても賢く穏やかで、優しい性格です。

また、非常に人懐っこく活発で、飼い主さんと遊ぶのが大好き。社交的で、人間以外の動物にも友好的に接します。

ほかのレトリバー種に比べると精神的に幼い一面があり、嬉しいと興奮してはしゃぎまわることも。

きちんとしつけをすれば、子どもの遊び相手にもなってくれますよ。

ゴールデンレトリーバーの平均寿命

平均寿命は10~12歳。犬全体の平均寿命は14.67歳なので、比較的短命な犬種です。

7歳をすぎるとシニア犬に分類され、さまざまな病気にかかりやすくなります。

特にゴールデンレトリーバーは、がんで命を落とす子が他の犬種に比べて多い傾向にあります。

定期検診を受けるなどして早期発見に努めましょう。

出典:一般社団法人ペットフード協会「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」

ゴールデンレトリーバーがかかりやすい病気やケガの一例

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)股関節がゆるみやすくなり、歩行に異常が出る。
耳血腫(じけっしゅ)耳たぶの内側が大きく腫れる病気。
甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)甲状腺から分泌されるホルモンが減少することで肥満や脱毛などの症状が起こる。
リンパ腫(りんぱしゅ)リンパ組織ががん化し、食欲不振や下痢などの症状が起こる。

特に注意しておきたい病気やケガは上記の通り。

どんな病気であるのか理解しておくだけでなく、体調の変化に気づけるよう日々チェックしてあげましょう。

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)

股関節がゆるみやすくなり、歩行に異常が出ます。

歩くときにふらついたり、普段と違う座り方をするようであれば様子を見て動物病院に連れていきましょう。

ゴールデンレトリーバーは遺伝的に股関節形成不全にかかりやすいといわれていますが、近年は繁殖のコントロールのおかげで減少傾向にあります。

しかし、遺伝性だけでなく栄養バランスや運動環境によって引き起こされる場合もあるので注意が必要です。

耳血腫(じけっしゅ)

耳介内の血管が破れることで、耳たぶの内側が大きく腫れてしまう病気です。

外耳炎によるかゆみから耳を引っ掻いてしまったり、頭を激しく降ったりすることで発症します。

ゴールデンレトリーバーは垂れ耳のため通気性が悪く、外耳炎を起こしやすい犬種です。

耳から悪臭がする、赤みが出るなどの症状が見受けられたら、ひどくなる前に動物病院を受診しましょう。

甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺から十分なホルモンが分泌されなくなり、肥満や脱毛などを引き起こします。

ほかにも元気がなくなったり、皮膚が分厚くなることで悲しそうな顔になるといった症状も。

有効な予防法がない病気のため、早期発見・早期治療が重要です。

定期検診の際に血液検査も行い、甲状腺ホルモン数値もチェックするのがよいでしょう。

リンパ腫(りんぱしゅ)

リンパ組織ががんになり、食欲不振や下痢などの症状が現れます。

また、多くの場合体の各リンパ節が腫れるという症状も。

ゴールデンレトリーバーに多く見られる病気であり、遺伝的要素が原因であると考えられています。

数ある治療法の中でも抗がん剤療法の効果が研究されており、早く見つけることができれば予後の可能性が高まります。

ゴールデンレトリーバーの歴史

ゴールデン・レトリバー

ゴールデンレトリーバーの祖先は、ニューファンドランドとウェイビーコーテッドレトリーバーの交配によって生まれました。

2種の交配よって生まれた黄色い長毛犬にウォータースパニエルを交配し、現在のゴールデンレトリーバーがほぼ完成。

1903年に、原産国であるイギリスのケネルクラブには「フラットコートゴールデン」という名前で登録されましたが、すでに「フラットコーテッドレトリーバー」という犬種がいました。

2種を区別するために、ゴールデンレトリーバーまたはイエローレトリーバーと名称変更された後、1920年にゴールデンレトリーバーに統一。

ラブラドールレトリーバーの長毛版と思われがちですが、成り立ち・原産種は異なります。

ゴールデンレトリーバーの飼い方

ゴールデンレトリーバーと一緒に暮らすポイントを紹介します。

賢く飼い主に従順な性格のためしつけにそれほど苦労はありませんが、お迎えする前に注意点等を押さえておくのがよいでしょう。

子犬のころからきちんとしつけておく

子犬のころからしっかりとしつけをすることは非常に重要です。

ゴールデンレトリーバーはとても賢く飼い主に従順なため、しつけは比較的ラクだといえるでしょう。

社交的な性格は長所ではありますが、その反面コミュニケーションが不足していると人やほかの動物に吠える・飛びかかるなどの問題行動を起こす場合があります。

ゴールデンレトリーバーは体が大きいので、飛びかかると相手にケガをさせてしまうなど思わぬトラブルにつながることも。

飼い主さんがしっかり遊んであげたり散歩中にほかの犬と触れ合ったり、子犬のうちから社会性を身に付けさせることが重要です。

こまめなブラッシングが必要

出典:Amazon

ゴールデンレトリーバーの美しい被毛を保つためには、こまめなブラッシングが欠かせません。

ダブルコートのため、換毛期は特に抜け毛が多くなります。

毛が長いためお尻・尻尾・耳まわりや脇の下など、毛が擦れやすい部分には毛玉ができてしまいます。

毛玉を放置すると皮膚の炎症にもつながるので、毎日ブラッシングをして毛玉や毛の絡まりを取り除いてあげましょう。

クッション性のあるブラシを使うとマッサージ効果にも期待できますよ。

シャンプーやトリミングは月1~2回を目安に

月に1~2回を目安にシャンプーやトリミングをしてあげましょう。

ゴールデンレトリーバーは皮膚疾患にかかりやすい傾向があるので、適切な頻度でのシャンプー・トリミングが必要です。

湿度の高い梅雨や夏の暑い時期など皮膚や被毛のベタつきが気になるときには、シャンプーなどの回数を増やしてみるのもよいでしょう。

ですがシャンプーのしすぎは必要な皮脂まで取り除いてしまうので注意してくださいね。

定期的に体重を量り適切な体型・体重を保つ

犬のボディコンディションスコア

定期的に体重測定を行い、利用的な体型・体重をキープしましょう。

ブラッシングの際に体全身に触れ、太りすぎ・痩せすぎではないかチェックしてあげてください。

ゴールデンレトリーバーは関節に異常が出やすいため、肥満には特に注意が必要です。

毎日2時間は散歩に連れて行く

ゴールデンレトリーバーは活発で運動量も多いので、十分に散歩の時間を確保する必要があります。

1日の適切な散歩の時間・距離などは以下のとおりです。

時間1回につき1時間ほど
回数1日2回
距離約3km~5km

ゴールデンレトリーバーは好奇心旺盛な性格であり、毎日単調な散歩を繰り返すだけでは飽きてしまって満足しない場合も。

もともと狩猟犬だった背景もあり、散歩のほかにボール投げ・ロープの引っ張り合いなどの遊びや服従関係の要素を入れてあげるとストレス解消につながるでしょう。

暑い日は室内温度に気をつける

梅雨や夏などの温度・湿度の高い時期は、室内温度に注意しましょう。

ゴールデンレトリーバーはダブルコートの被毛を持つため寒さには強いですが、暑さにはとても弱いです。

適切な室温・湿度は以下のとおりです。

快適な室温23~26℃
快適な湿度50%前後

夏場の室温コントロールはもちろんですが、冬場も暖房を強くしすぎると室内が暑くなってしまうので注意が必要です。

ケガをしにくい環境を整えておく

出典:Amazon

室内を、愛犬がケガをしにくい環境に整えておきましょう。

ゴールデンレトリーバーは関節トラブルが起こりやすい犬種です。

体の大きいゴールデンレトリーバーがツルツルと滑るフローリングの床を駆け回っていると、関節に大きな負担がかかります。

歳をとってくると筋力が落ち、より関節への負担が大きくなります。

愛犬の足腰への負担を軽減するために、生活スペースには滑りにくいようカーペットを敷いてあげるのがおすすめです。

ゴールデンレトリーバーにおすすめのドッグフード3選

ゴールデンレトリーバーにおすすめのフードを紹介します。

日常的に与える主食には、バランスのよい総合栄養食がよいでしょう。

アカナ(ACANA)アダルトラージブリード

新鮮な鶏肉・ニシン・カレイなどを使用しており、タンパク質が豊富に含まれる成犬用フード。

エネルギー消費量が多い子に適した高タンパク・カロリーとなっており、血糖値や関節にも配慮された成分です。

グレインフリーのため、アレルギー対策にもおすすめですよ。

対象年齢 アダルト
内容量 11.4kg
原産国 カナダ
主原料 新鮮鶏肉(13%)、鶏肉ミール(12%)、七面鳥肉ミール(11%)
添加物 ローズヒップ添加物(1kg中):添加栄養素:亜鉛キレート:100 mg、畜産学的添加物: 腸球菌フェシウムNCIMB10415: 600x10^6 CFU
100gあたりのカロリー 337.5kcal
1日あたりの価格 326円
定期販売 Amazon定期便あり
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ネルソンズドッグフード 中・大型犬向け

出典 :https://www.amazon.co.jp/

参考価格 9,284円

原材料の50%がチキンでできた、グレインフリーのドッグフード。

タンパク質が豊富に含まれ、子犬からシニア犬まで幅広く食べられます。

中粒サイズなので、お口の大きい大型犬でも噛みごたえ抜群。

大容量のためコストパフォーマンスが高いのも、嬉しいポイントです。

対象年齢 全年齢対応
内容量 5kg
原産国 イギリス
主原料 チキン 50%、サツマイモ、バターナッツスカッシュ
添加物 酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、パルミチン酸アスコルビル、クエン酸)
100gあたりのカロリー 368kcal
1日あたりの価格 278円
定期販売 【5kg】7,293円、【10kg】14,586円、【15kg】20,592円

オリジンオリジナル

動物性タンパク質を85%配合しているドッグフード。七面鳥・天然魚・平飼い卵といった、高品質の動物性タンパク質となっています。

肉類の3分の2は生肉を使用しており、新鮮な素材にこだわって作られています。

大粒のフードなのでしっかりと食べ応えがありますよ。

対象年齢 全年齢対応
内容量 2kg
原産国 アメリカ合衆国
主原料 新鮮鶏肉(13%), 新鮮七面鳥肉(7%), 新鮮全卵(7%)
添加物 酸化防止剤:天然成分から抽出したトコフェロール、添加栄養素(1kg当たり):亜鉛キレート: 100mg、添加腸球菌:エンテロコッカスフェシウムNCIMB10415
100gあたりのカロリー 394kcal
1日あたりの価格 369円
定期販売 Amazon定期便あり
フード目的 総合栄養食
フードの種類 ドライ

ゴールデンレトリーバーの価格相場

ゴールデンレトリーバーの価格相場は平均40万円前後。最低価格は約20万円、最高価格は約70万円と振れ幅が広いです。

性別やどこで出会うかによっても価格は変動しますが、血統によって大きく価格が異なります。

ゴールデンレトリーバーは大きく分けて、ペットタイプとショータイプの2種がいます。

ショータイプはドッグショーでのチャンピオンの血を継いでおり、価格も高くなることが多いです。

血統にこだわらず、家族として暮らすペットタイプであれば20万円から30万円でお迎えできる場合もありますよ。

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