大きい目と深いシワ、ブサ可愛いさがたまらないパグ。近年人気が高まっている犬種です。
優しくて親しみやすい性格の犬ですが、特徴的な顔つき・体つきゆえに注意しなければいけないこともあります。
この記事では、パグの特徴や性格、飼う上での注意点などについて詳しく説明しています。
パグに興味のある方、パグの飼い方でお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。
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もくじ
小柄で愛くるしい見た目が人気のパグ

小さな体や垂れた耳、深いシワに埋もれた鼻や口も愛おしいパグ。
優しく無駄吠えが少ないため、家庭で飼いやすい犬としても人気が高まっています。
とても可愛い見た目ですが、どのような特徴を持つ犬種なのでしょうか?
特徴やサイズを見ていきましょう。
パグの特徴

パグは短頭種と言われる鼻の短い種類の小型犬です。
短頭種にはフレンチブルドッグやシー・ズー、ボストンテリアなどがいます。
鼻が短いためゼーゼーと音を立てて呼吸します。
眠っているときはいびきもかきますが、愛らしい寝顔との相乗効果で、より可愛く見えてしまうのもパグの魅力です。
明るく陽気だが、とても落ち着いた性格
人との時間は大切だが、マイペースな面も
警戒心が少なく、ほとんど吠えない
太りやすいため、十分な運動が必要
その他情報
原産国 | 中国 |
平均寿命 | 12歳~15歳 |
なりやすい病気 | 水頭症,壊死性髄膜脳炎,短頭種気道症候群,洞不全症候群,間擦疹,レッグ・ペルテス病,乾性角結膜炎 |
参考価格 | 30万円~40万円 |
体毛
抜け毛 | 多い |
毛質 | ダブルコート |
毛色 | シルバー,アプリコット,フォーン,ブラック |
パグのサイズ
体高 | 25cm~28cm |
体重 | 6.3~8.1kg |
パグは小型犬に分類され、体高は25cm~28cm。体重は6.3~8.1kgです。
オスとメスであまり体重が変わらず、筋肉質で四角い体つきが特徴。
しっぽは、くるんと巻かれた形をしていてお尻の上にちょこんと乗っています。
パグの性格や習性
陽気でフレンドリーな性格のパグ。攻撃性も少ないため、子どもや他のペットとも遊んでくれます。
無駄に吠えることも少ないので、戸建てだけではなく集合住宅でも飼いやすいでしょう。
ただし、親しみやすい性格の反面、寂しがり屋でもあります。
お留守番には向いていないので、長時間家を空けるときは注意しましょう。
パグの寿命や病気
パグの平均寿命は12~15歳ほど。小型犬の平均寿命とほぼ同じです。
個体差はありますが、年齢的に10歳を超えた頃から寝ている時間が増えたり、歩き方が変わってくるなどシニア期の変化が顕著に見られます。
パグに長いあいだ健康でいてもらうには、ストレスや健康管理に気を配ってあげることが重要。
パグは鼻が短いため体温調節が苦手で、暑いところや寒いところでは身体に負担がかかります。
また、顔の構造上シワの間にも炎症が起こりやすく、定期的なケアが必要です。
パグがかかりやすい病気は以下の通り。
外耳炎 | 耳の汚れから炎症を起こして痒みを引き起こす |
乾性角結膜炎(かんせいかくけつまくえん) | 角膜や結膜の水分量が足りなくなり炎症が起こる |
短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうほうぐん) | 短頭種に多い呼吸器系の病気 |
間擦疹(かんさつしん) | 皮膚のたるみが作るシワなどの部分に炎症が起こる |
膝蓋骨脱臼(パテラ) | 膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう |
外耳炎はパグによく見られる症状で、耳が垂れ下がっているため通気性が悪く、炎症を起こしやすい構造をしています。
頭を振ったり、痒そうにしているなど違和感を感じたらすぐに動物病院に行きましょう。
短頭種気道症候群(たんとうしゅきどうしょうほうぐん)は、他の犬より鼻が短いため気道が狭い傾向にある短頭種によく見られる先天的な呼吸器系の病気です。
加齢と共に悪化していくため、いつもより呼吸が荒かったり、安静時や暑くないときでも口呼吸をしていたり、いびきが多い場合は呼吸困難になるの可能性もあり注意が必要です。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は後ろ足の膝の皿が本来の位置からズレてしまう小型犬によく見られる病気です。
予防が難しい病気ではありますが、飛び跳ねないように気をつけるなど、足に負担がかからない生活を心がけましょう。
パグの歴史

パグの歴史は古く、もともとはチベットでペットとして飼われていたのが始まりと言われています。
その後、紀元前400年頃には中国の文献や美術品にも登場するようになり、中国王室から寵愛を受けます。
パグは東インド会社を経由して中国からヨーロッパにわたり、人々に愛される存在に。オランダでは王家のシンボルにもなりました。
1700年代にはフランスでナポレオンの妻ジョセフィーヌもとても可愛がっていたという逸話も伝わっています。
1800年代に入るとイギリスの王室や貴族の間で流行し、1885年に正式に犬種として認定されました。
パグの飼い方

パグは朗らかな性格なので親しみやすい反面、頑固でプライドが高い一面もあります。
ここではパグと一緒に楽しく暮らしていく上で、大切なポイントや注意点について解説します。
子犬のうちからしっかりしつける
子どものうちにしっかりとしつけましょう。
頑固でマイペースなところがあるので、大きくなってからではしつけが難しくなってしまうことも考えられます。
ただし、厳しくしすぎるとすねてしまうので、上手にできたときはしっかり褒めてあげましょう。
褒めると伸びるタイプなので、大げさに褒めるぐらいでも大丈夫です。
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ブラッシングは週1~2回が目安
パグのブラッシングは週1~2回が目安ですが、時期によっては毎日のブラッシングが欠かせません。
短毛種なためトリミングの必要はありませんが、年に2回毛が生え変わるダブルコートの犬種なため、しっかりブラッシングしてあげる必要があります。
また、パグはダブルコートの中でも抜け毛の量が多いほうです。
換毛期はこまめなブラッシングを
換毛期には大量の毛が抜けますが、この時期のブラッシングは特に大切。
抜け毛をそのままにしておくと雑菌が繁殖し、皮膚料の原因になることもあります。
パグは皮膚病にもなりやすい犬種です。
日頃からブラッシングで抜け毛をケアし、血行を良くしてあげましょう。
シャンプーは月1~2回行う
パグは皮膚が弱いため、定期的にシャンプーをしてあげる必要があります。冬は月1回、夏は月1~2回を目安に行いましょう。
長い期間シャンプーをしないとシワの間で雑菌が繁殖してしまうため、優しく丁寧に全身を洗ってあげましょう。
肛門腺など、自宅でシャンプーするのが難しい場合はペットサロンを利用するのも良い方法です。
また、パグは目が大きいのでシャンプーが目に入らないよう、ガーゼで拭いてあげるなど工夫するのも良いでしょう。
汚れが溜まりやすい顔のしわや耳はしっかり拭く
パグの顔のシワやペタンとたたまれた耳は蒸れやすく、汚れが溜まりやすいのでしっかりとお掃除してあげましょう。
抜け毛の多いダブルコートの犬種でもあるため、毛と汚れをそのままにしておくと犬にとってもストレスになります。
脂っぽいシワや耳の間を、地肌の汚れを落とすことを意識して丁寧に拭き上げましょう。
パグは皮膚病になりやすい犬種なので、日頃から愛情を持ってお手入れしてあげることが大切です。
フードは高タンパクで低脂肪・低カロリーがおすすめ
パグはとても太りやすい犬なため高タンパクで低脂肪・低カロリーのドッグフードがおすすめ。
良質な肉と魚を使った高タンパクのフードを選ばないと、筋肉質のたくましい身体もブヨブヨになってしまうことも。
健康な身体を保つためには、しっかり食べてしっかり運動してもらうことが大切です。
また、フードを選ぶ際は消化の良いものを選ぶのも大事なポイント。
脂質が多いフードだと消化するのに負担がかかってしまい、腸内環境が悪化してしまうことがあります。
脂肪分が少ないもの、消化を助ける酵素や乳酸菌が含まれているフードを選んであげると良いでしょう。
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散歩は1日30分~1時間が目安
時間 | 1回につき15分~30分 |
---|---|
距離 | 1~2kmほど |
回数 | 1日2回 |
太りやすいパグには1日2回の散歩は欠かせません。
リフレッシュにもなるので、色んなニオイを嗅がせたり、触れさせてあげましょう。
散歩は1~2kmほどが目安ですが、距離よりも質が大事。
散歩道は何パターンか用意しておき、途中で公園によって遊ぶなど、犬が飽きない工夫を心がけましょう。
夏は熱中症対策を徹底する
パグは散歩が大好きな犬種ですが、短頭種なため体温調節が苦手。熱中症対策は徹底しましょう。
暑さ対策として濡らしたタオルを首に巻いてあげたり、犬用の保冷剤を使うのもおすすめです。
夏は早朝や夕方など涼しい時間帯を選んで散歩し、水分補給はこまめにしましょう。
早朝は夏でもアスファルトがまだ熱くなっていないので散歩に向いていますが、夕方は道路がまだ冷めていないときもあります。
地面に触れて、熱すぎないか確かめてから出かけましょう。
犬は人間よりも道路からの距離が近いため、暑さを感じやすい生き物です。犬の目線に立って考えてあげることが大切です。
季節によって室内温度を調整をする
夏 | 25℃ |
冬 | 20℃~23℃ |
パグは暑がりで寒がり、室温を一定に保つことが大切です。
夏は25℃、冬は20℃~23℃ぐらいが適温です。
夏はエアコンで室温を調節してあげるほか、カーテンで日陰を作ったり、冷感マットを敷いてあげるなどして、犬が自分の好みで過ごせる環境を用意してあげても良いでしょう。
冬は服を着せてあげると暖かいだけでなく、抜け毛対策にもなっておすすめです。
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パグにおすすめのドッグフード3選
コノコトトモニこのこのごはん
袋を開けるとかつお節の香りがふんわり漂う、このこのごはん。
人間でも美味しそうに感じてしまう、栄養だけでなく素材の美味しさにこだわったドッグフードです。
鶏肉のささみやレバー、鹿肉、まぐろ肉などをバランス良くブレンドしているため、高タンパク質で低カロリーでパグのお食事にぴったり。
消化を助けるお米由来の乳酸菌や青パパイヤなどを配合しているので、排便やニオイが改善されたという口コミも多く見られます。小粒で食べやすいのも良いですね。
対象年齢 | 全年齢対応 |
---|---|
内容量 | 1kg |
原産国 | 日本 |
主原料 | 鶏肉(ささみ、レバー)、大麦、玄米 |
添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 341.8kcal |
1日あたりの価格 | 917円 |
定期販売 | 【初回 1袋】3,278円、【2回目以降 2袋】7,406円 |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
ピッコロチキン&サーモン シニア
体力が落ちてきたシニア犬でも美味しく栄養をとれる、ピッコロのチキン&サーモン シニア。
脂質控えめのヘルシー設計だけでなく、シニア期の健康を維持するグルコサミンやコンドロイチンも配合。
シニア犬になっても飼い主と元気に駆け回れるようサポートしてくれます。
フードの材料も厳選されており、ピッコロで使用されている骨抜きチキン生肉と骨抜きサーモンは、人間でも食べられる基準で加工されたヒューマングレードのもの。シニア期でも安心して食べられるドッグフードです。
対象年齢 | 7歳以上 |
---|---|
内容量 | 1.5kg |
原産国 | イギリス |
主原料 | 骨抜きチキン生肉(29%)、骨抜き生サーモン(20%)、乾燥チキン(13%) |
添加物 | なし |
100gあたりのカロリー | 355kcal |
1日あたりの価格 | 324円 |
定期販売 | 【1袋】3,852円、【2袋以上】1袋あたり3,638円、【5袋以上】1袋あたり3,424円 |
フード目的 | - |
フードの種類 | ドライ |
ライトハウスソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育成犬用
オーガニックとグレインフリーにこだわったライトハウスのソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育成犬用。
食品添加物や農薬などを使わない安全性に配慮した、安心して与え続けられるドッグフードです。
グレインフリーで犬の身体に優しい素材でできているので、食物アレルギーを心配している方にもおすすめのフードです。
対象年齢 | アダルト |
---|---|
内容量 | 900g |
原産国 | アメリカ合衆国 |
主原料 | オーガニックチキン生肉、乾燥チキン、オーガニック乾燥豆類 |
添加物 | 酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
100gあたりのカロリー | 350kcal |
1日あたりの価格 | 468円 |
定期販売 | Amazon定期便あり |
フード目的 | 総合栄養食 |
フードの種類 | ドライ |
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パグの価格相場

パグの価格相場は30~40万円程度です。
パグは頭が大きく腰が細い体つきなため難産になることが多く、価格は高くなりがちです。
ペットショップかブリーダーかでも値段は変わってきますし、パグの中でも色や性別によって価格は違うため、目安として把握しておくと良いでしょう。
人気の高まってきている犬種なため、事情により保護されている場合もあります。
そのため、保護犬から引き取るというのもおすすめの選択肢のひとつです。
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nademo編集部
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